赤ちゃんが誕生して1年はお祝い行事がいっぱい!妊娠中から計画を!

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2017/03/09

赤ちゃんが生まれると、初めの一年にはたくさんのお祝い行事が待っています。

どれも赤ちゃんの誕生や健やかな成長を願うためのとても幸せな行事なのですが、赤ちゃんの初めの一年のお祝い行事をしっかりと慣行してあげるためには、しっかりと準備が必要です。

なぜなら、いざ赤ちゃんが生まれると、ゆっくり調べ物をしたり必要物品を買い揃えに出かけることすらままならない日々がスタートするからです。

よって、赤ちゃんの初めの一年のお祝いごとについては、産後にリサーチや準備をおこなうのではなく、妊娠中からしっかりと準備をしておくことが、慌てずお祝いを楽しむことができるポイントとなると言えるでしょう。

この記事では、赤ちゃんの初めの一年のお祝い行事について、事前に用意しておきたい事柄も踏まえてまとめています。

意味やお祝いの方法を知り、計画的に準備をおこない、みんなで赤ちゃんを祝ってあげてくださいね。

赤ちゃんを迎えて初めてのお祝い行事は「お七夜」という命名式!

まず、上でお伝えした、生後7日目にしてやってくるお祝い行事「お七夜」についてです。

「お七夜」の意味

「お七夜」は、「おしちや」と読み、このお祝いは平安時代から行われている伝統のある「赤ちゃんの最初のお祝い行事」です。

家族や地域の方などに、また歴史的には、その土地の産神(うぶがみ)に赤ちゃんが生まれたことを報告する行事です。

生まれてきた赤ちゃんと、その子の名前を披露する日であるため、現代では「命名式」とも呼ばれます。

赤ちゃんが無事に生まれてきたことに対する感謝と、これからの長い人生においての無病息災を祈願する行事とも言われています。

「お七夜」が行われるようになった背景

現代でこそ、ほとんどの場合は、無事に生まれてきた赤ちゃんは病院や助産院などで適切な処置や管理を行ってもらい、元気に生後7日目を迎えられることが多いのですが、昔はそうではありませんでした。

昔は現代のように医療も発達しておらず、環境面や食料面などさまざまな面で、赤ちゃんにとって生後1週間は、生死をさまよう期間とも言われていたのです。

その特に厳しい生後7日目を無事に迎えられたということは、とてもめでたいことで、その日が赤ちゃんの誕生を祝う日となったと言われています。

またこの日を、昔は「枕引き」「枕下げ」などとも言い、ママが床上げをする日とも言われていましたが、現代では産後ママの体が回復をするためには少なくとも1ヶ月ほどは休養が必要という考え方が広まり、こちらの風習は今はほとんど受け継がれていません。

このような背景があり、現代では、赤ちゃんが「無事に7日目を迎えた」という意味合いよりも、「赤ちゃんが無事に生まれた」という意味合いで、以下のようなお祝いの目的が合わさっているものが「お七夜」という認識が強くなっています。
  • 赤ちゃんのお披露目会
  • 赤ちゃんの命名式
  • ママの出産・退院祝い

両家のおじいちゃん・おばあちゃんくらいまでの、近い身内だけでお祝いを行う場合が多いようです。

「お七夜」はいつ行うの?

「お七夜」を行うのは、一般的には赤ちゃんが生まれて7日目にあたる日です。

赤ちゃんの「生後○日目」という数え方は、私たちが日頃ものの数等を数える際の認識とは、少し違っています。(スタートが「1つ」等「1」から始まりますよね。)

生まれたその日は、「生後1日目」ではなく、「生後0日目」であり、「0」からカウントが始ります。生まれた翌日を「生後1日目」とカウントするのです。

なので、「お七夜」の正式な日取りは、「赤ちゃんが生まれた日に7を足した日取り」であると覚えておくのが良いでしょう。

7月1日に生まれた赤ちゃんの「お七夜」は、「1+7=8」なので7月8日です。

しかし、厳密にその日に「お七夜」の祝いを行わなければならないという決まりはありません。

帝王切開での出産や、産後の経過が思わしくなくママ自身がまだ退院をしていなかったり、体を起こすことすら辛い場合もあるでしょう。

また、出生届は生後14日以内に出さなくてはならないと決まっていますが、逆に言うと生後7日の段階ではまだ赤ちゃんの名前が決まっていない場合もあります。

赤ちゃんやママの状況に応じて、また親戚の方などの都合とも合わせながら「お七夜」の日を相談しながら決められると良いでしょう。

また、近年は親戚等へのお披露目はまだこの段階では行わず、パパとママ(や上のお子さん)だけでお祝いをする家庭も増え、行事としては縮小している傾向があります。

生後7日周辺に、赤ちゃんとママの負担とならず楽しめる祝い方でお祝いをしてあげるのが、現代的な「お七夜」と言えるかもしれませんね。

「お七夜」の祝い方

では、具体的な「お七夜」の祝い方を見ていきましょう。

おじいちゃん・おばあちゃん等近い身内を呼んで「お七夜」を祝う例を紹介します。

命名式を行う
赤ちゃんの名前を書いておいた命名書(後に説明します)を来てくれた方にお披露目します。

パパやママが、両親に赤ちゃんの名前の由来や思いを伝えます。

おじいちゃん・おばあちゃんとなったパパ・ママの両親が、孫を初めて名前で呼ぶ機会になることも多いでしょう。

食事会を行う
赤ちゃんを囲んで(実際にはベビーベッドの横で、等になりますが)食事会を行います。

ママの体調もまだ戻っていない時期なので、出来合いのものや出前で済ませることが一般的となってきていますが、自分たちで頑張りたい場合にはパパが積極的に動くようにしましょう。

メニューに決まりはありませんが、“初めてのお祝い”に、また“伝統的行事”であることにふさわしいよう、和食を祝い然とすることが一般的です。

形式にこだわりたい場合は、以下の二つを用意できれば確実でしょう。

  • 尾頭付きの鯛
  • お赤飯
体をいたわりたいママも食べやすく、赤ちゃんのためとなる母乳にも良い栄養がたくさん含まれていることも、和食が現代でも主に選ばれ続けている理由のひとつかもしれませんね。
記念の手形・足形や記念写真を撮る
赤ちゃんのお披露目をした記念に、記念の手形・足形を取る家庭も増えています。

生後間もない頃の小さな手や足の形を残すことは、赤ちゃんの成長を感じたり将来の思い出を残すことにも繋がりますね。

インクと紙で取るのが一般的でしたが、最近では赤ちゃんの手足を汚さない透明インクを用いたキットや、粘土のように立体的に手形・足形を残せるキットも販売されています。

赤ちゃんが落ち着いていて手形・足形が取れそうであれば、挑戦してみたいですね。(びっくりして手を力強く握りしめ泣いている場合などは、また時間や日を改めてくださいね。)

また、赤ちゃんと命名書を囲んで、記念写真も撮っておきましょう。
パパ・ママが両親への感謝を述べる
「お七夜」は、夫婦が初めてパパ・ママになった節目の行事でもあります。

形式的に行う、自由に楽しい感じで行う等は決まりはありませんが、自分たちの両親に対して、以下のようなことを述べる機会と捉えましょう。

  • 赤ちゃんの誕生を祝いに来てくれたことへの感謝の言葉
  • 親となってのこれからの抱負
  • これまでの感謝と「これからもよろしく」といった挨拶の言葉

両親の前で改まることは少し緊張するかもしれませんが、両親にとっても自分たちの息子・娘が成長し親となっての抱負を聞けるとても嬉しい機会になるため、きちんと思いを伝えてあげてくださいね。

上で述べたとおり、近年の「お七夜」は歴史的なそれとは意味も少し異なり、規模も縮小されてきています。

また、昔は一族の長が赤ちゃんの名付けを行う「名付け式」的な風習があったようですが、現代はパパやママが名づけをすることが一般的になりましたね。

なので、時代の変化や簡素化も加味しながら、一般的な流れを押さえた上で、各ご家庭で楽しい「お披露目会」を計画してくださいね。

「お七夜」の際に準備をしておきたいもの

「お七夜」を行う場合には、以下のものを用意しておきましょう。

命名書
命名書とは、赤ちゃんの名前を書きお披露目をするための用紙です。

さまざまな様式がありますが、一般的には以下のようなことを書きます。

  • 命名(はじめにこれを書きます)
  • 親の名前・続柄
  • 赤ちゃんの名前
  • 生年月日

形式に従って半紙に筆で書くのも良いですし、命名書はベビー用品店や文房具店やインターネットショッピングサイトでも販売されています。

また、無料でテンプレートをダウンロードしたり、育児情報誌の付録等で手に入れることも可能な場合もあります。

無地のシンプルなものから、かわいいキャラクターがついたものまで、パパやママの好みでさまざまな様式のものから選ぶことができます。

筆記具(筆・筆ペンなど)と合わせて、お気に入りの命名書を妊娠中から用意しておきたいですね。

名前を決めている場合は、出産前から命名書を書いておき、赤ちゃんが生まれたら早速病院のベッドサイドに飾っておき、お見舞いに来てくれた方々にお披露目するというママも増えているようです。

(個室か相部屋か、病院のルールによって可否は異なるので、希望する場合は病院に確認をしておきましょう。)

手形・足形を取るためのキット
上で紹介した、手形・足形を取るためのキットも、ベビー用品店等で販売されています。

一般的なインクで取ることも可能ですが、赤ちゃんの肌のことや手を舐めてしまうことを考えると、手形・足形取りを希望する場合は事前に専用のものを用意しておく方が良いでしょう。

服装
「お七夜」に服装の決まりはありませんが、初めてのお祝い行事として写真に残ることを考えると、以下のような服装が望ましいです。
  • パパ・ママ…カジュアルで良いが、ジャケット等を用意しておきましょう
  • 赤ちゃん…退院時にセレモニードレスを着用していた場合は、それを着用するのも良いでしょう。無い場合は、少しオシャレなベビー服を用意しておいてあげると、お祝いに相応しい格好になりますね。

このように、「お七夜」に関しては、特別必要なものと言えば「命名書」(希望する場合は手形・足形を取るキット)くらいになりますが、赤ちゃんが生まれてからバタバタと準備をするには日もありませんので、妊娠中から余裕をもって準備しておきましょう。

また、「お七夜」で命名披露を行い、親戚の接待や初めての行事が無事終了した安堵感から、肝心の出生届を出し忘れてしまいそうになり焦った、という先輩パパ・ママは意外と多いようです…!

出生届は、命名書とはまったくの別物です。こちらは生後14日以内に役所に出すことが必須です。

命名書を書いて安心せず、きちんと出生届も書いて届け出をするよう覚えておきましょう。

氏神様に誕生を報告する「お宮参り」で外出デビュー!

生後約1ヶ月を迎えた赤ちゃんは、パパ・ママそしておじいちゃん・おばあちゃんと一緒に氏神様に誕生を報告しにお出かけをします!

「お宮参り」の意味

「お宮参り」とは、赤ちゃんの誕生をその土地の氏神様のところへ報告しにいく行事です。

また、赤ちゃんの健やかな成長を祈願するために、初めて赤ちゃんと一緒にお参りをする行事でもあります。

また、妊娠中に安産祈願に神社等を訪れ、無事に出産を終えることができたママが赤ちゃんを連れこのように報告をしに行くことを「(安産)お礼参り」「お初参り」などと言うこともあります。

「お礼参り」「お初参り」の場合は、赤ちゃんの誕生を報告するとともに、安産祈願の際授けてもらったお守りや腹帯をお返しするのも一般的です。

お寺や神社をはじめ、どこに参るのかや、地域によって「お宮参り」の名称はさまざまですが、赤ちゃんの元気な姿を氏神様に報告し、これからの健康を祈願するという考え方は統一しています。

「お宮参り」が行われるようになった背景

さまざまな説がありますが、現代に近い「お宮参り」の形ができはじめたのは、室町時代頃からだと言われています。

土地ごとに「産土神(うぶすながみ)」という神様がおり、産土神に誕生を報告することで赤ちゃんは「氏子(うじこ)」として神様からの祝福を受けられるため、赤ちゃんが生まれるとお参りをするという習慣ができていきました。

また、「お宮参り」では(後に詳しく書きますが)、ママではなく父方のおばあちゃnが赤ちゃんを抱いてお参りをするのが主でした。

これは、産後しばらくのママの体は「産みの忌み(うみのいみ)」と言い「死」や「血」が連想される「穢れた体」であるとされていたため、ママには赤ちゃんを抱かせずその家系の一代上の女性であるおばあちゃんが抱く、という考え方があったようです。

しかし、これらの歴史とともに、現代では「産後の女性(ママ)に無理をさせないため」といった考え方が一般的になりました。

よって今でも、一般的には「お宮参り」では主に父方のおばあちゃんが赤ちゃんを抱いてお参りをするという風習となっています。

「お宮参り」はいつ行うの?

「お宮参り」の時期は、一般的に赤ちゃんが生後1ヶ月を迎える頃です。

“男の子は生後31.32日目、女の子は生後32.33日目が良い”とされている説もありますが、地域や考え方によってさまざまです。

よって、実際には、生後1ヶ月を迎える頃に「お宮参り」をするという家庭が多いようです。

また、「お宮参り」のタイミングに厳密な決まりはありませんが、以下のように考えお参りをする方が多いようです。

  • 真夏の猛暑、真冬の極寒の時期は避ける
  • 産後のママの体調が回復することを優先する
  • 六曜(主に大安)にこだわって日を選ぶ
  • 天候の良さそうな週末(パパのお休みの日)を選ぶ
生後間もない赤ちゃんが、「お宮参り」のタイミングで初めて遠出や長い時間のお出かけをする、というケースも多いです。

あまり日取りや形式にこだわった計画をしてしまうと、「ここだ!」と思った日に赤ちゃんの調子が思わしくなく延期(…そしてまた大安の休日などを探す)など、パパ・ママの理想からどんどんかけ離れタイミングを失ってしまう可能性も出てきます。

遠方から来てくれるおじいちゃん・おばあちゃんとの予定を合わせること等も大切ですが、「気候が良く、赤ちゃんとママの体調が良い日に行こう」というくらいの心構えがちょうど良いと言えます。

また、おじいちゃん・おばあちゃんが遠方であったり予定を合わせにくい場合には、「お宮参り」の日取りをずらし、次に紹介する「お食い初め(おくいぞめ)」一緒に行う家庭も増えているようです。

「お宮参り」の流れ

「お宮参り」当日(神社へお参りをし、ご祈祷をしてもらう場合)の一般的な流れを紹介します。

お参りの準備(着替え・道中)
誰と行くかに決まりはありませんが、一般的には、赤ちゃん、パパ・ママ、父方のおじいちゃん・おばあちゃんで行くことが多い「お宮参り」。

神社には更衣室などはほぼないと考えた方が良いため、パパとおじいちゃん・おばあちゃんはお参りにふさわしい正装(後に紹介します)で現地に向かうのが良いでしょう。(他に同行者がいる場合はその方々も同様です。)

ママも、可能であればそうした方が後に着替えで時間を取ることもないので楽ですが、道中や神社で授乳をすることを考えた場合、正装服が授乳をしづらいつくりのものである場合には直前に着替えた方が良い場合もあります。

フォーマルの授乳服であれば、そのまま行っても問題ないですね。

赤ちゃんには、「お宮参り」の最中はフォーマルウェアを着せてあげるのが一般的ですが、道中での授乳や吐き戻しや便等で汚れてしまう可能性が高いので、現地についてから着替えさせてあげると良いでしょう。

また、道中(車、駅等)や現地で早めに授乳・おむつ替えを済ませておいた方が、後で焦らずに済みます。

「お宮参り」のスポットとして有名な神社であれば、ある程度のおむつ替えスペース等がある場合が多いです。

しかし、特に休日や大安の日ともなると、「お宮参り」や他の多くの参拝者で神社全体が混み合うことが予想されます。

受付をする前に、余裕をもって赤ちゃんの支度をしてあげましょう。

なお、「お宮参り」の最中に赤ちゃんが寝てしまっていても、なにも問題はありません。

ママは安心して、母乳やミルクを事前にあげておいてくださいね。
お参りの準備(受付~ご祈祷を行う部屋に入室)
神社に着いたら、受付に行き「お宮参り」に来た旨を伝えましょう。「お宮参り」専用の受付がある神社もあります。

ここで、初穂料(はつほりょう:後で説明します)を渡します。

予約をしている場合には名前を告げるだけでスムーズに案内をしてもらえます。

事前予約をしておいた方がスムーズなのでおすすめですが、上で紹介したように、生後間もない赤ちゃんの行事において予定を立てるのが難しい場合もありますよね。

そんな場合でも、当日受付が可能な場合もあります。

ちなみに、当日受付の場合だと、午前中に来たのに空いている枠が夕方であったり、そこも埋まっている場合祈祷をしてもらえない可能性も考えられます。

当日受付をする場合でも、出発前に事前に空き状況を確認しておいた方が良いでしょう。

受付を終えたら、指定された場所でしばらく待ちます。(空き時間が発生する場合は、席を外していても指定時間までに戻ってくれば大丈夫です。)

いずれの場合も、指定の10分ほど前には指定の場所にいた方がスムーズです。

ご祈祷開始時間になったら、係の方の案内をよく聞いて、ご祈祷をしてもらう部屋に入室します。

急に厳粛な雰囲気となったことで泣いてしまう赤ちゃんも多く、賑やかになることが予想されますが、座る席の指定や注意事項が伝達される場合もありますので、しっかりと案内を聞いておいてくださいね。

ちなみに、筆者が息子の「お宮参り」で訪れた場所では、赤ちゃんと赤ちゃんを抱いた方(我が家では父方のおばあちゃん)だけが前方席に座り、筆者(ママ)をはじめその他の方々は皆後ろの席と決まっていました。

その時間帯のご祈祷をしてもらう方々の入室が完了すると、すぐにご祈祷が始まります。

少し緊張する場面でもありますので、パパやママたちも事前に水分補給やお手洗いを済ませておくようにしましょう。

ご祈祷をしてもらう
いよいよご祈祷が始ったら、礼をする場面等をしっかりと聞きながら、進行に従いましょう。

神社によって方法はさまざまですが、筆者の訪れた場所では以下のような内容がありました。(「お宮参り」にご祈祷をしてもらうスポットとしては有名な場所で、代表的な流れのものだと思います。)

  • お祓いを受け、祝詞(のりと)をあげてもらう
  • 赤ちゃんの名前を読み上げてもらう
  • 赤ちゃんの健康を祈願しながら授与品を受け取る
初めと終わりの話を含め、30分程度でご祈祷は終了となりました。

この場では、パパやママが進んでなにかをする必要はありません。案内と流れに沿って、我が子の誕生の報告と健康の祈願をするのが良いでしょう。

なお、ご祈祷の間は写真撮影はできないことが多いと思います。

神社でのお参りをする
ご祈祷と、この神社でのお参りをどちらを先に行うかですが、ご祈祷の時間やそれぞれの希望に応じてどちらから行っても大丈夫です。

(ご祈祷をしてもらわない場合は、このステップだけでOKです。)

神社で「お宮参り」をする際には、一般的な神社でのお参りと同様で、「二礼・二拍手・一礼」という流れを覚えておくと良いでしょう。

お賽銭をあげ、赤ちゃんが無事に生まれたことの報告と健やかな成長を祈願しましょう。

筆者は、こちらでお参りをした後に、横にあったお守りや腹帯を納める場所に、安産を成就させてくれたそれらをお返ししてきました。

「持って行ったのにお返しするのを忘れてしまった」または「持って行くのをわすれてしまった」という先輩ママも多いようです。

お守りや腹帯を「お宮参り」でお返ししようと思われる場合は、事前に持ち物としてリストアップし、忘れないよう心がけましょう。

また、上で述べたとおり、ご祈祷の際には写真撮影ができない場合も多いですが、神社では写真撮影OKな場合が多いので、「お宮参り」に来た記念に、ぜひ写真を撮っておき(撮ってもらっておき)ましょう。

写真館にて写真撮影を行う
多くの方は、神社での「お宮参り」を終えると、写真館で記念撮影をされるようです。

写真館は、事前に予約をしておくことが必須である場合が多いので、予めスケジュールを組んでい無かった場合や、写真館での撮影を希望しない場合は、このステップはとばします。

また、赤ちゃんが疲れてグズってしまうことも考えられるため、お宮参りの前に写真館に行ったり、写真館での撮影は別日でスケジュールを組むという方も多いようです。

いずれの場合も、写真館での撮影を希望する場合は、早めの計画・申込みをわすれないようにしましょう。

食事会を行う
「お宮参り」もしくは写真館での写真撮影が終わったら、食事会を行うのが一般的な流れです。

料亭やレストランを予約しておいても、「お七夜」同様自宅へ戻り食事会を行うという方法でも良いです。

なお、料亭やレストランにて食事会を行う場合は、この日は生後間もない赤ちゃんにとってとても刺激的で疲れが出やすい日であることも踏まえ、静かな雰囲気で個室を借りられるお店などを選んでおくことをおすすめします。

赤ちゃんが横になれるよう大き目の座布団やベビー布団を用意してくれるお店もあるので、赤ちゃんが落ち着ける環境があるお店を調べておきましょう。

どこで食事会を行う場合も、「お宮参り」の際には特にこれを食べると良いといった決まりや習慣はありません。

記念日の食事会にふさわしくなるよう、家族で楽しむことが一番です。

「お宮参り」の際に準備をしておきたいもの

「お宮参り」の際に準備しておきたいものに加え、しておきたい“予約”についてもまとめておきます。

一般的な例であり、どれも絶対というわけではありません。

「お宮参り」は、特に地域や祖父母の考え方などによっても大きくやり方や準備物が変わってくる行事であることを前提とし、参考にしてください。

赤ちゃんの服装
「お宮参り」の際の赤ちゃんの正装は、和装の祝い着です。

  • 女の子は、花をモチーフにした友禅模様(ゆうぜんもよう)のもので、色は赤やピンク等の華やかなカラーが人気
  • 男の子は、鷹や鶴等のおめでたい熨斗目模様(のしめもよう)のもので、色は黒・ブルー等の他にシルバーも人気

伝統を重んじる場合は、このような柄や色を選択すると良いでしょう。

しかし、赤ちゃんの体温調節が難しいことや、初めてのことが続き多くの刺激を避けるためにも、洋装やフォーマル仕様のベビー服で「お宮参り」を済ませる場合も増えているようです。

洋装の場合は、退院時のベビードレスなどでも可ですが、サイズアウトしていたり、新しく用意をしたい場合には、「お宮参り」専用のものが人気です。

「お宮参り」用の洋装のドレスは、「セレモニードレス」とも呼ばれ、白のフードとドレスがセットになったもの(オプションで靴下やスタイ等一式がセットになっているものも)が主流です。

過不足なくセットになったものが、百貨店等でラインナップも豊富に取り扱いがありますが、 和装・洋装に限らず、「お宮参り」の晴れ着は、購入ではなくレンタルをされる方も多いです。

季節や、どのような「お宮参り」を希望するかによって、赤ちゃんの晴れ着を選んであげてくださいね。

ママの服装
「お宮参り」の際のママの服装は、ひと昔前は着物が主流でした。

しかし近年では、体が回復途中にあるママは、少しあらたまった格好でOKという考え方に変わってきているようです。

ママの服装は、赤ちゃんが和装でも洋装でも、それに合わせる決まりはありません。

  • 伝統を大切にしたい場合は、着物(色無地の紋付や色留袖等)
  • 動きやすさや赤ちゃんのお世話を優先したい場合は、ワンピースやスーツ等

いずれの場合も、「お宮参り」は産後のママにも負担の大きい長時間の外出になるため、負担の少ない着方を考えてみてくださいね。

おばあちゃんの服装
「お宮参り」の際に、主に赤ちゃんを抱く父方のおばあちゃんは、現代でも着物を着るケースが多いです。

しかし、ママ同様に、訪問着等少しあらたまった格好であれば、問題ありません。

男性の服装(パパ・おじいちゃん)
赤ちゃんや女性陣の服装に関わらず、スーツでOKです。

なお、服装全般に関して、「お宮参り」に両家が参加する場合等には、事前に話し合うなど大人の服装にバラつきが出すぎないよう、注意をしておきましょう。

「お宮参り」では、それぞれの役割に応じて衣装の準備が多様となるため、各役割ごとにまとめました。以下、「お宮参り」に必要な準備物の紹介となります。

初穂料
初穂料(はつほりょう)とは、神社に対して祈祷やお祓いをしてもらうお礼として渡す金銭のことです。

「初穂」とは、その年初めて収穫をしたお米を指し、昔は収穫物を神社に捧げていましたが、現代ではお礼として金銭を捧げるという考え方にて、この言葉が使われています。

一方、同じ金銭でも「玉串料(たまぐしりょう)」と呼ばれる場合もあります。

「玉串」は、神道において神様に捧げる榊のことを指しますが、この二つは神社によって使い分けた方が良いようです。

事前に訪れる予定の神社について調べ、熨斗袋を用意するようにしましょう。

熨斗袋は、紅白の蝶結びの水引のものを用意し、表面上に「御初穂料」もしくは「初穂料」、下に赤ちゃんのフルネームを漢字で書きます。

初穂料の相場は、5000~10000円が一般的です。

しかし、中には「お気持ちで」という神社や、金額が決まっている神社もあるようなので、その神社へのお礼の呼称とともに、事前に調べておくと良いでしょう。

お酒やお米など
一部の地域では、お酒やお米を納める風習があるようです。

伝統を重んじる地域にお住いの方などは、事前に調べておくと良いでしょう。

安産祈願の際の腹帯やお守り
「お宮参り」と「お礼参り」を一緒におこないたい場合には、これらを忘れないよう持参しましょう。

ご祈祷をしてもらった場合には、また新たに赤ちゃんの健やかな成長を祈願したお守りがもらえることもあります。

役目を終えたお守り等は、感謝の気持ちを込めて納めてくるようにしましょう。

また、新しく腹帯を購入または持参し奉納することがマナーとなっている神社もあります。その場合には、新しい腹帯も用意しておきましょう。

赤ちゃんに必要なもの
「お宮参り」という行事自体に直接関係のあるものではありませんが、赤ちゃんの初めての長時間の外出となるこの機会に、持参しておいた方が良いものをリストアップします。

まずは、赤ちゃんに必要なものです。

  • オムツ
  • おしりふき・ウェットティッシュ
  • ゴミ袋
  • オムツ替えシートかバスタオル
  • ミルク・哺乳瓶・調乳用のお湯・湯冷まし(ミルク育児の場合)
  • 授乳ケープ・母乳パット(母乳育児の場合)
  • 着替え(「お宮参り」前後はフォーマルではなく楽な服装が理想です)
  • 季節に応じた羽織もの等

また、パパやママの持ち物として、「お宮参り」をはじめ、これからのお祝い行事も含め、外出の際には以下のものを持参されることをおすすめします。

  • ベビーカー・抱っこ紐(赤ちゃんの様子に応じて使い分けられるよう、両方持参した方が良いでしょう)
  • 母子手帳・赤ちゃんの健康保険証(乳幼児医療証)
  • カメラ・ビデオカメラ
  • 日傘・雨傘(突然の天候の変化からデリケートな赤ちゃんをまず守るため)
  • 大きめのエコバック等(出先でのいただき物や買い物、赤ちゃんの汚れ物など、何かと荷物が増えます)

特にお祝い行事など長めの外出の際には、これらをまとめておくとスムーズです。

お祝いのための予約
最後に、「お宮参り」の際に必要な(しておいた方が良い)予約についてです。

  • 神社でご祈祷をしてもらう場合
  • 写真館で写真撮影をする場合
  • 衣装をレンタルする場合(写真館でレンタルをする場合も含む)
  • 食事会を料亭やレストランでおこなう場合

神社や衣装など、記念となる行事でこだわりを持たれているパパ・ママも多いと思います。評判や料金等、楽しみながら調べてお気に入りの所を探してみてくださいね。

「お食い初め」は赤ちゃんの可愛いプレお食事姿のシャッターチャンス!

赤ちゃんの目の前に、初めての立派なお膳が登場!生後100日目頃のお祝い行事、
「お食い初め」について見ていきましょう。

「お食い初め」の意味

「お食い初め」は「おくいぞめ」と読み、その字の通り、赤ちゃんに初めて食べ物を与える儀式のことを言います。

「お食い初め」は、赤ちゃんが生まれて100日目頃に行うのが一般的で、「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、赤ちゃんにお祝い膳を用意してあげます。

とはいっても、この時期の赤ちゃんはまだ離乳食も含め食べ物を食べることができません。

なので、「お食い初め」では、赤ちゃんの口元に食べ物を近づけ、食べる真似をさせるというやり方がとられています。

またこの頃は、早い赤ちゃんは歯も生えはじめる頃であり、「お食い初め」の祝いには「赤ちゃんが歯が生えるほど成長した」と、親族で成長を喜び合う意味・目的も含まれています。

「お食い初め」を「歯固め」「箸初め」「箸ぞろえ」などと呼ぶ地域もあるようです。

「お食い初め」が行われるようになった背景

「お食い初め」は、古くは平安時代からおこなわれていました。意味合いは現代とほぼ同意で、赤ちゃんが一生食べ物に困らないよう願う儀式でした。

平安時代頃は生後50日頃に、赤ちゃんの父か祖父が赤ちゃんの口に餅を近づける形でおこなわれていたようです。

しかし、江戸時代頃には、生後120日頃に、ご飯や魚、餅、酒、吸い物などをお膳で揃え、赤ちゃんに食べさせる真似が行われていたようです。

このように、「お食い初め」そのものも、地方ごとにさまざまな伝わり方をしていく中で変化をしていき、お祝いの目安(歯の生える時期等も考慮)として生後100日頃に儀式が行われるようになりました。

お祝い膳として並べられるものにも、地域によってさまざまな歴史や背景があるようですが、以下のもの(とその理由)は現代にも残っていて、主流となっているようです。

  • 吸い物…吸う力が強くなるように
  • 歯固めの石…歯が丈夫に育つように

なお、地域による差の一部の例ですが、「歯固めの石」の代わりに関西では「タコ」、他一部の地域では「クリの実」を歯にあてる真似をすることもあります。

また、時代とともに変化をしていく流れの中で、「お食い初め」を赤ちゃんにこのようなお祝い膳を用意する形式的な機会としてではなく、「母乳やミルクから離乳食へ」と切り替えるタイミングとして捉える場合もあります。

その場合は、お祝い膳の代わりに離乳食を赤ちゃんの前に置き、切り替えのきっかけを儀式とするようです。

離乳食を実際に始める場合は日取りも元来の「お食い初め」とは大きく異なりますし、近代的な考え方も含め、このように幅広い捉え方があるのが「お食い初め」と言えるでしょう。

「お食い初め」はいつ行うの?

上のように、実際に離乳食を与え始めるころを「お食い初め」と捉える考え方もありますが、ここでは一般的な、お祝い膳を用意しての「お食い初め」について見ていきます。

「お食い初め」は、生後100日頃とされていますが、具体的には以下に示す頃に執り行う場合が多いです。

女の子は生後100~110日目、男の子は生後100~130日目が目安となります。

女の子の方が少し早いのですが、これには、「女の子は早く台所仕事をするように」という意味があるようです。

しかし、現代では、「お七夜」や「お宮参り」同様、赤ちゃんの調子や親族の都合を合わせること等を優先し、あまり形式にとらわれずそれぞれのタイミングで行うケースが一般的となっています。

生後100日前後から、赤ちゃんの首がある程度しっかりとすわる頃の吉日を見込んで予定する方が多いようです。

(自宅でベビーラック等リクライニングの姿勢が取れるチェアで行う場合には首すわりの状況はあまり関係ないですが、抱っこや料亭で儀式を行いたい場合には、首が不安定な赤ちゃんには少しきつい体勢となってしまいます。)

また、赤ちゃんの「お食い初め」を地域一帯でお祝いしてくれるケース等、その地ならではの日取りがある場合もあるようです。

「お食い初め」の流れ

料亭など、「お食い初め」用のプランがあるお店も増えています。

そのようなプランを申し込むと、お祝い膳をはじめ必要な物の用意や流れの説明をすべてお店の方がしてくれるのでスムーズですが、ここでは、自宅で行う場合等(サポートがない場合)の流れを紹介します。

「お食い初め」の準備
テーブルの中心に一汁三菜のお祝い膳を用意します。(「お食い初め」にふさわしい食器や食べ物は「準備をしておきたいもの」の項目で紹介します。)

お祝い膳の前に赤ちゃんを座らせてあげましょう。(儀式を始める前の、お祝い膳が手つかずの段階で記念写真を撮っておくのも良いでしょう。)

「お食い初め」では、その場にいる年長者が赤ちゃんの口に食事を運ぶ儀式を行うのが一般的です。

誰を招くか等の決まりはありませんが、両家のおじいちゃん・おばあちゃん等を招いている場合は、その中で一番年長の方に赤ちゃんの隣に座ってもらいましょう。

年長者と赤ちゃんが並び、反対側の赤ちゃんの隣にはママが座っておくと、赤ちゃんのお世話がスムーズにいくのでおすすめです。

パパとママだけでお祝いをする場合は、年齢順に従っても、二人で交互に行っても、二人の納得のいく方法でされると良いでしょう。

ベビーラック等の椅子を用意していない場合は、ママ(か他の誰か)が赤ちゃんを抱っこしておいてあげましょう。

「お食い初め」では、特にあらたまった挨拶等は不要なので、お祝い膳と赤ちゃんを囲む親族の準備が整ったら、和やかに次の流れに進みましょう。
「お食い初め」の儀式(箸の進め方)
お祝い膳と親族の準備が整ったら、いよいよ「お食い初め」のスタートです。

「お食い初め」では、以下の順番で箸を進めていきます。(箸を進めるとは、年長者が箸で食べ物を順に取り赤ちゃんの口元まで運び、食べさせる真似をすることです。)

  1. ご飯(赤飯)
  2. お吸い物
  3. ご飯(赤飯)
  4. 魚(鯛)
  5. お吸い物

煮物等を用意している場合は、ご飯とお吸い物の間に挟むようにします。

この順番で、同じように3回繰り返します。

赤ちゃんが食べ物への関心がとても強い場合には、「ひとつぶなめ」と言い、お米を一粒だけ食べさせても良いとされています。

歯固めの儀式
上の3回が終わったら、次は歯固めの儀式を行います。

箸で歯固めの石(地域によってはそれに代わるもの)に触れ、その箸を赤ちゃんの歯茎にちょんちょんと軽くあてます。

「石のように丈夫な歯が生えるように」という願いを込めて行う儀式です。
大人で食事をいただく(食事会)
歯固めの儀式で、「お食い初め」の儀式は終了となります。

赤ちゃんを寝かせるなど、楽な体勢にさせてあげましょう。

儀式を行ったお祝い膳は、周りの大人が感謝をこめていただきます。

大人のお膳も用意しておき(一般的にメニューは自由です)、ここで食事会とするのも良いでしょう。

なお、繰り返しになりますが、地域や年長者の方の考え方等によって、流れが変わってくる場合もあります。

次に紹介する料理の内容等にも関わることなので、地域の考え方等を重んじる年配の方を招待する場合等には、事前に相談をしておいた方が良いでしょう。

「お食い初め」の際に準備をしておきたいもの

服装
「お食い初め」の際には、赤ちゃんは正式には色付きの小袖(着物)を着せることになっています。

生後100日までは白い産着を着ていた赤ちゃんが、初めて色付きの着物に袖を通す日として、「お食い初め」はの日に「色直し式(いろなおししき)」と呼ばれる儀式も昔は行っていたようです。

しかし、近年ではそこまで考えるケースは減り、カジュアルでOKという風潮になってきています。

写真を撮る場合が多いため、赤ちゃんに可愛い・格好良い服を着せてあげると良いとは思いますが、普段より少しオシャレなカバーオールといった服装で良いでしょう。

大人にも、上の「お宮参り」のようにフォーマルが良い等の服装の指定はありません。

しかし、たくさんの親族が集まったり、料亭等に出かける場合には、気持ちフォーマルに近づけるくらいの服選びをされておくことをおすすめします。

お祝い膳の献立
お祝い膳は、一汁三菜を基本とします。

用意したい献立と、意味は以下の通りです。

  • 尾頭付きの鯛…「めでたい」ことの象徴です
  • お赤飯…昔は赤には魔除けのパワーがあると信じられていました。また、赤いご飯を太陽、小豆が星に見立て、宇宙の恵みを受けるという意味もあります
  • 蛤のお吸い物…蛤は昔から縁起物として用いられていました
  • 煮物(レンコンやにんじん等お好みの野菜で、昆布を入れておく)…「喜ぶ(よろこんぶ)」というめでたい意味があります
  • 香の物

最近では、「お食い初め」用の献立そのものや食材をまとめて購入できる通信販売のセット等もあるため、自宅でも効率よくお祝い膳を用意することができます。

また、食べに行かなくとも、出前で「お食い初め」用のお祝い膳を頼むことのできるサービスもあります。

赤ちゃんのお世話をしながら、これだけの献立を少量ずつ用意をすることは、ママには大きな負担となることもあるため、このようなサービスも積極的に利用されると良いでしょう。

歯固めの石
上の献立に加え、歯固めの石を用意します。地域によってはタコなど食べ物で代用されることもあるため、その場合は献立のリストに加えておきましょう。

歯固めの石は、どんなものが良いのかといった決まりはありませんが、以下の方法で入手される方が多いようです。

  • 河原等できれいな石を拾い、洗って使用する
  • 神社で借りる、「お宮参り」の際に授かる
  • 購入する(インターネット通販でたくさん出ています)

正式な決まりはありませんが、2~3個用意しておくと良いようです。

ちなみに、インターネット通販等での歯固めの石は、赤ちゃん用スプーン等とセットとなっているものも多数見られます。

やはり、「お食い初め」をこれからはじまる離乳食への「食のスタート」と捉える考え方も一般化してきているのですね!

お祝い膳の食器
食器は、正式には高足のお膳にのせますが、近年は皆でテーブルを囲んでお祝いをすることが多いため、お盆にのせる方法が一般的になっています。

  • 女の子は内側が赤で外側が黒い食器
  • 男の子は内側・外側ともに赤い食器

赤ちゃんの性別によって、上の色の和食器を揃えてあげると良いでしょう。

しかし、正式な「お食い初め」用の食器はとても高価なものであるため、こちらもレンタルをすることや、離乳食用の食器や大人用の(家にある)和食器で代用することも可能です。

なお、尾頭付きの鯛等の魚は、「お食い初め」用の食器とは別の大き目の皿に入れます。

そちらも、上の食器とアンバランスになりすぎないよう、パパやママが気に入ったお皿を用意しておくようにしましょう。

「お食い初め」は、赤ちゃんの目の前に豪華なお祝い膳が並び、皆で赤ちゃんを囲み実際に食べさせているかのような幸せな光景が演出されるお祝い行事です。

しっかりと写真にも納めておきたいですね!

1歳おめでとう!「ファーストバースデー」は赤ちゃんもママもとびっきりの笑顔で!

いよいよ、赤ちゃんが生まれて最初の一年のお祝い行事の集大成、「ファーストバースデー」です。

1歳のお誕生日のことを、近年では「ファーストバースデー」と呼ぶことが多いです。

「ファースト」は「First・1st」で、「はじめての」という意味ですね。初めて迎えるお誕生日です。

正式には赤ちゃんが生まれて二年目の始まりの日となりますが、激痛に耐え命懸けで産んだ我が子が、グニャグニャだった我が子が、寝返りをし座って間もなく歩こうとしながら1歳を迎える…。

そんな、赤ちゃんの「ファーストバースデー」は、ママにとってもきっととても感慨深く最高の思い出となるイベントでしょう。

「ファーストバースデー」の祝い方

これまで紹介をしてきた歴史のあるお祝い行事とは体質の異なる「ファーストバースデー」は、基本的にはお祝の仕方は自由です。

子どもだけでなく大人でも、毎年身近な方の誕生日を祝うことは日本では習慣となっていて、赤ちゃんの初めての誕生日も、その「年行事の一つ」といった捉え方をすることも可能です。

しかし、やはり親としては我が子の「ファーストバースデー」に特別な思い入れをお持ちの方はきっと多いと思います!

とはいっても、赤ちゃんはまだ1歳になったところなので、食べられるものやできることも限られていますよね。

そこで、「ファーストバースデー」には、以下のようなお祝いをされている方が多いようです。

決まりはありませんので、良いなと思ったものを参考にしてください。そして、また新たなお祝を考えるのも良いと思います。
  • バースデー離乳食プレートを用意する…赤ちゃんが食べられる食材で、献立や盛り付けを普段より豪華にお祝らしいものにする
  • 赤ちゃん用バースデーケーキを用意する…ホットケーキ等赤ちゃんが食べられるものに、ヨーグルトや粉ミルクを濃いめに溶き練ったものを塗り、バナナ等をトッピングする
  • 少し豪華な遊び場へ連れて行ってあげる…室内遊園地や水族館等、赤ちゃんが無理なく楽しく過ごせる場所へ家族でお出かけをする
  • お部屋を華やかに飾りつける…赤ちゃんの写真やウォールステッカー、バルーンなどでお部屋の飾りつけをし、お祝いムードを高める
  • 写真館に記念撮影に行く…「ファーストバースデー」で写真館デビューする赤ちゃんも多いようです。「ファーストバースデー」にふさわしいかわいい衣装やセットも多数あります。
  • 手形・足形を取る…「お七夜」では生後すぐの記念に行った手足のかたどりでしたが、今度は1歳になった時のものを記念に取る方も多いようです。

このように、赤ちゃんとともに一年を過ごしてきたパパやママが、それぞれお気に入りの方法で赤ちゃんを笑顔にしてあげているのがわかります。

「ファーストバースデー」にはやっておきたいことが2つある!

上のように、基本的な当日の祝い方や過ごし方は自由な「ファーストバースデー」ですが、できればやっておきたい伝統的な行事が2つあります。

  • 背負い餅
  • 選び取り

この2つです。順に見ていきましょう。

背負い餅
「背負い餅」とは、1歳になった子どもに、風呂敷に包んだ一升(約1.8kg)のお餅を担いで歩かせるという行事です。

一升餅の「一升」は、赤ちゃんのこれからの「一生」とかかっています。

  • 赤ちゃんが一生食べる物に困らないように
  • 赤ちゃんが一生健やかに生きていけるように
このような願いを込めて、赤ちゃんが一升餅を担いで歩み出すのを見守るのです。

とはいっても、この頃の赤ちゃんはまだ歩けないことも多く、一升餅も重すぎるし、風呂敷を担がせると重心もずれやすく転倒等も危ないですよね。

このような事情も踏まえ、実際には、「背負い餅」は赤ちゃんが1歳になった記念に担がせる「ファーストバースデーと言えば背負い餅」というお祝スタイルの一つとして、自由に行われている風潮が多くなっています。
  • 昔は一升分の丸餅を担いでいたが、今は小分けや分割された餅を用意することも増え、赤ちゃんに負担のない量を背負わせる
  • お餅を風呂敷に包むのではなく、赤ちゃん用のリュックに入れて安定を保つ(このことから1歳の誕生祝はリュック、という風潮も)
  • お餅だけでなくパンやお菓子など、一升分の重さの別のものを用いる場合もある(皆が好きなもの、分けやすいもの等)

上のように、「背負い餅」のルーツを元に、現代では「ファーストバースデー」を迎えた赤ちゃんが、お餅を背負い奮闘する姿を、これからの人生を歩んで行こうと奮闘している姿と映し、その可愛く健気な姿を応援し写真に収める祝い方が一般的となりました。

「背負い餅」が終わった後は、お餅(やそれに代わるもの)を祝いに来てくれた方々と分け合います。皆で分け合うことを踏まえ、近年では少量ずつパックされた丸餅や、小さめのハート形のお餅等シェアしやすいタイプの一升餅が人気のようです。

せっかくのお餅ですが、赤ちゃんはまだもちろん食べられないので、大人が心を込めて期限内にいただきましょう。

選び取り
「選び取り」も、「ファーストバースデー」における日本の伝統行事です。

赤ちゃんの目の前に複数の小物(日用品)を並べて、初めに手に取るもので赤ちゃんの将来の職業や才能を占うというものです。

「背負い餅」より知名度が低く、祖父母世代でも知らない方も多いようで、実際に「ファーストバースデー」に選び取りを行う家庭は少ないようです。

しかし、「何を選ぶか」とドキドキしながら見守るのが楽しい行事で、準備物も家にあるものでOKとお手軽であることから、記念に行ってみるのもおすすめです!

選び取りに準備をするものと、それを選んだ際の占い結果の一般例をリストアップしてみます。

  • 箸・スプーン…食べることに困らない、料理人向き
  • お金・財布…お金持ち、やりくり上手
  • 筆・鉛筆…芸術家、物書きの才能がある
  • 鏡…美男美女、モデルになる
  • はさみ…手先が器用になる、美容業界向き
  • 辞書・本…勉強家、成績優秀になる
  • ものさし…頭脳明晰、しっかり屋さんになる
  • ボール…運動神経が良くなる、スポーツ選手向き
  • 電卓…計算が得意になる、商売繁盛

他にも、さまざまな見方があるので好きなものを加えてみても良いですし、今では選び取り用のカードも販売されているのでそちらを用いても良いでしょう。

実際に上記のもの等で選び取りを行う際は、はさみや鏡等で、赤ちゃんが怪我や誤飲をしないよう、楽しみながらも注意深く見守ってあげてくださいね。

ちなみに、筆者の息子は1歳になった時点ではまだハイハイをしていましたが、廊下の部屋側にこれらを並べ、玄関側からパパが息子をスタートさせ、部屋側のママ(筆者)が呼びながら息子がこちらに向かってくるスタイルで「選び取り」を実行しました。

長い距離を嬉しそうにハイハイしてくる表情や動き、見慣れないものを興味津々に選んで手に取る姿、その際の私達の会話も良い位置から動画に収めることができ、素敵な思い出となりました。

行う場所や目的物までの距離に決まりはありませんが、個人的には撮影もしたいのであればこの方法はかなりおすすめです!

よく相談をして素敵なプレゼントを!

「ファーストバースデー」では、1歳を迎えた赤ちゃんに心のこもったプレゼントも贈ってあげたいですよね。

しかし、「ファーストバースデー」のプレゼントは、友人等からいただける場合には事前相談は難しいものの、身内の方とは事前に何を贈る予定かを相談しておくことをおすすめします。

というのは、「ファーストバースデー」向けのプレゼントは、結構皆同じようなものをチョイスしてしまうのです。

ベビー用品店やお店側がそう仕向けている感じも否めませんが、1歳になる子どもが使えるもの、記念に形が残るもの、お祝いに相応しいもの等を考えていくと、以下のどれかになるケースが多いようです。

  • リュック…「背負い餅」やこれからお散歩を本格的に始めるこの時期の赤ちゃんにぴったり
  • ファーストシューズ…初めての靴。これから歩きはじめる赤ちゃんに
  • ダイナミックに遊べるおもちゃ…立つことや器用に指先を使うことができるようになるこの時期向けのおもちゃ。種類は豊富なものの、良い口コミや店舗オススメの商品となると被る可能性が出てくる
  • 乗り物…三輪車や室内用の車のおもちゃ等、デザインまで丸被りすることは少ないものの、一台あれば十分なもの
  • ブロックや積み木…自由に組み合わせて遊べる知育おもちゃもプレゼントの定番。複数あっても嬉しいが、種類が違うと組み合わせができない等難点も。

ママが、これは自分で選びたいというものや、避けてほしいと思っているものは、近い身内の方であれば遠慮なく伝えてみて良いと思います

「○○をお願いしたい」と言われる方が嬉しいと感じる方、逆に「○○以外でお願いしたい」と言われる方が嬉しい方がおられると思いますが、日頃の身内の方との関係性によってお願いの仕方も変わってくることでしょう。

まずはパパ・ママが、自分たちが我が子の「ファーストバースデー」に何を贈ろうと思っているかを伝え、やんわりとお願いをしてみましょう。

プレゼントをいただくのに指定をするなんて少し気が引けてしまうかもしれませんね。しかし、「言ってくれる方が気が楽」という身内の方は結構多いようですよ!

ママも一年間お疲れ様!思い出を振り返る時間も大切に

最後に、お祝に来てくれた方々をもてなしながら、伝統行事の遂行に、写真の撮影にと忙しく過ごす、いわゆるパーティータイムとは別に、この日にはもう一つやってみてほしいことがあります。

それは、赤ちゃんとパパ・ママ3人だけで、この一年を振り返る時間をとる、ということです。

写真やビデオを見ながらでも良いですし、話すだけでも構いません。「あの時は○○だったなぁ」と、赤ちゃんが生まれた去年の今日からの一年間を夫婦で振り返ってみてください。

赤ちゃんはもちろんたくさん成長をしましたが、パパ・ママ自身も、さまざまな壁を乗り越え大きく成長した一年だったのではないでしょうか?

赤ちゃんの成長も、自分たちの奮闘ぶりも、振り返ってみるとまだ一年なのにすでに懐かしく感じ、涙が出るかもしれませんね。

特にママは、出産、産後の諸症状、授乳、寝不足…自分の時間も体力も感情も、ほぼすべてを赤ちゃんに懸けてきた一年間だったのではないでしょうか。

赤ちゃんの「ファーストバースデー」は、これまでもこれからも続く長い育児期間の一日ではありますが、ママが一番大変な時期を越えてきた節目の一日とも捉えられるでしょう。

特別なことでなくとも、この日のお祝い計画に、赤ちゃんのことに加えて、パパ・ママは自分たち(お互い)へのケーキやプレゼント等を用意してみても良いかもしれませんね。

赤ちゃんが生まれて一年を迎えるこの日は、家族皆にとっての「ファーストバースデー」なのです。

赤ちゃんの成長と幸せを願って皆でお祝いしよう!

行事にはそれぞれ、行事の歴史や伝統がありますね。

しかし、それ以上に、行事の際には赤ちゃんの周りの方々が赤ちゃんを思い集まり祝ってくれたという、「その赤ちゃんの歴史」が刻まれていきます。

0歳の頃は、祝ってもらったこと、食べたもの等、赤ちゃんはもちろん後々覚えていないことでしょう…。

しかし、我が子がいつか大きくなった時、写真や思い出話で「この頃は…」とお祝い行事を振り返りながら懐かしみ成長の喜びを伝えることができる時間は、きっと親子共に幸せな時間になりますよね。

今回紹介した以外にも、初節句(桃の節句・端午の節句)のお祝いやハーフバースデーのお祝いもあります。(こちらについてはまた別の記事で詳しく紹介しています)

赤ちゃんのハーフバースデー!やっておきたいお祝いのアイデア

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バタバタと忙しく大変な初めの一年間ですが、簡単でも良いので、できる限り皆で赤ちゃんを囲み、素敵なお祝をしてあげてくださいね!

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