母乳育児で乳腺炎に…痛いしこりを改善する方法と簡単予防法

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2015/06/30

加工後 shutterstock_125774276出産して新米ママが頑張るようにと指導されることのひとつに、「母乳育児」があると思います。

母乳は出産したらすぐに沢山出るものではなく、何度も何度も吸わせているうちになんとか出てくるようになるので、いつ母乳だけの育児が出来るようになるのかは個人差が大きいです。

さらに母乳のみの育児がみんな出来るか、と言われればそれも違い、いくら頑張っても完全母乳だけで育てられないというママもいます。母乳育児はミルクと比べてお金はかかりませんが、母乳育児ならではのトラブルや悩みもあります。

その中でも母乳育児で多いトラブルが「乳腺炎」。しこりが出来て「乳腺炎」と診断された場合の対策は、どう行えば良いのでしょうか。

乳腺炎って何?どんな種類があるのかまず知っておこう!

乳腺炎というのはなんなのか、について解説します。

乳腺炎
これは乳腺に炎症(細菌などの影響/無菌性もありますが)が起こり 発熱・発赤・疼痛を伴い、「抗生物質」や「切開排膿」などが必要となる事あります。

以下の3種類がありますが殆どが、最初の2つで「乳管閉塞が原因」です。
最後に挙げる「肉芽腫性乳腺炎」は比較的珍しい。

鬱体性乳腺炎 授乳中の乳管閉塞により起こる。
乳輪下乳腺炎(膿瘍) (授乳とは関係なく)陥没乳頭などで乳管が閉塞することで起こる。

(比較的稀)肉芽腫性乳腺炎 免疫異常が関連していると思われる。

乳腺炎には3つの種類があるのですが、ここで取りあげている乳腺炎というのは、鬱体性乳腺炎についてです。

授乳中に起きるトラブルですので、診察してくれる場所は胸のトラブルに対応出来る場所で、乳腺外科というよりは助産院などにある母乳外来となります。

もしもトラブルが発生したら個人で行う母乳マッサージから、産院にある母乳外来まで様々ありますので、自宅に来てもらうほうが良いですとか、自宅に近い場所に行きたいなど、ご自分の理想にあうところを調べて問い合わせをしてみましょう。

母乳育児だとできやすい「しこり」が出来る原因は主に3つ

母乳をあげていてしこりが出来た、という経験はかなりの方が実感しているものだと思います。私には子供が三人いますが、一人につき一度はしこりが出来ました。

特に最初の子の場合には、初めての母乳育児ということもあり、おっぱいトラブルがたくさんありました。しこりが出来る原因にはいくつもあって、さらに人によって出来ない人と出来る人とがあるのです。

私は母乳がたくさん出るタイプでしたので、しこりも出来やすいほうでした。しこりが出来る原因として考えられる原因はこちらです。

  • 母乳をしっかりとあげられていない
  • 授乳時間のあけすぎ
  • おっぱいが詰まりやすい食事を摂取

できるだけ早く対策!しこりが出来てしまった場合すべきこと

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しこりが既に出来てしまったとき、もっとも良い方法は先ほど書きましたようにプロにお任せすることです。

しこりが痛くて授乳が困難になるケースをはじめ、しこり部分が熱を持つとそこから全身に発熱という経験をすることがあるので、対策は出来るだけ早く行うのが望ましいのでしょう。

乳腺炎が疑われた場合はプロのマッサージがいい

マッサージはどうしても素人が行ってもちゃんと出来ないことが多いので、やはり一番いいのはプロに診療してもらうことです。

初乳から授乳が安定するまで(出産後1-4 ヶ月)、最も乳腺炎が多くみられますし、発熱・痛みが始まってから数時間~1 日で乳腺炎は出来上がってしまいます。

しこり、発熱、痛み、発赤を乳房に発見したらできるだけ早く助産師と相談し、乳腺炎ならできるだけ早く乳房マッサージを開始し、症状が取れるまで乳房マッサージを止めないようにしましょう。

うつ乳のみで軽い乳腺炎になっている場合には乳房マッサージのみで痛み、しこりは消えてしまいます。乳腺炎が完全によくなるまで繰り返し乳房マッサージを受ける ことで完全に回復することも多いのです。

私の場合、入院中に乳腺炎になりかけて助産師にマッサージをしてもらったら、痛かった胸の張りがなくなってすっきり軽くなった経験があります。

ただし母乳に関するプロの助産師でないと、マッサージ自体が痛くてたまらないこともあるので、注意が必要です。また、場合によっては抗生物質で治療することもあります。

また、母乳外来のマッサージについては、すぐに診察してくれるほど余裕がないことが多く、数日後の受診という場合があります。それまでになんとか自分で対策出来ることはないのでしょうか。

治療に頼る前に自分でできる事

ここからは私が実際にネットでやった乳腺炎になりそうなときにやった対策をご紹介します。軽い乳腺炎程度ならば、こちらを実践するだけでずいぶんと症状が落ち着きますので、参考になさって下さい。

  • 冷やす
  • 自分で母乳を搾乳する
  • しこりのある方から授乳させる
  • 授乳感覚を見直す

まずは冷やす!しこりは熱をもつ場合があります


しこりが出来て熱を持つ場合には、冷やすことが大事です。それも氷などの冷え過ぎたものではなく、出来ればケーキなどについてくる保冷剤でしたらタオルを巻いてソフトな冷たさに調整します。

キャベツの葉で包んであげるのもいいのですが、私は「いも湿布」というものを産院にいるときに教わりました。これで産後1か月の母乳がたくさん出ている時期に冷やしていました。ネットなどにも作り方が載っているので、是非試してみてください。

これで冷やすと熱を持たないので、母乳の量をコントロール出来ますし、乳腺炎にもなりにくくなります。

しこりが出来たら自分で母乳を搾る

母乳を自分で搾り、しこりが小さくなるようにします。母乳を自分で出すというのは、結構難しいのがデメリットです。手のひら全体で押してあげると、母乳は出やすいと思います。

赤ちゃんにしこりのあるおっぱいから先に飲んでもらう

赤ちゃんに授乳するのが最も簡単にしこりや痛みをなくすことが出来ます。しこりがあるほうのおっぱいから授乳させて、飲ませている間にしこりを押して詰まっている母乳を出すやり方を繰り返すと、しこりが小さくなっていきます。

授乳間隔を見直す

しこりが出来た原因は授乳の時間があいてしまった、という場合が考えられます。しこりが出来ている間は授乳の頻度を意識して少し多くすれば、しこりが大きくなることを防ぐことができるかもしれません。

再度「しこり」が出来ないようにするには

プロに治してもらった後に、もう一度しこりを作らないようにすするにはどうしたら良いのでしょうか。助産師さんからアドバイスや指導があると思いますが、簡単にこちらでポイントをご紹介しましょう。

  • 授乳の時間は最高でも3時間程度にする
  • 授乳のスタイル(例えばフットボール抱きや縦抱きなど)を常に同じにしない
  • 母乳が詰まりやすい食べ物を避ける(高カロリーのもの)
  • 水分の取り過ぎに注意する
  • 右側から授乳などと決めず、都度最初に授乳するおっぱいを替える

授乳の位置が変わらないと、まんべんなくおっぱいから母乳をあげられないので詰まりやすくなります。いつも右側からと決めてしまう場合には、途中で寝られて左側をあげないことが続いたりすれば、左側の母乳が残ってしまいしこりが出来やすくなるからです。

食べ物に関しては皆さんご存知かもしれませんね。水分に対しては摂ればそれが母乳に繋がるので、母乳がたくさん出るタイプの方はあまり過剰に摂らないようにして下さい。

これらを出来る限り意識するだけでしこりは出来にくくなります。美味しいおっぱいをあげるためにも、しこりを作らないように頑張りましょう。

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