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少しの注意で「酔わないお出かけ」を実現!子供の乗り物酔い対策

2015/10/02

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大人になっても乗り物酔いしやすくてお出かけの時には薬が欠かせない、自分なりの対策があるという方も多いことと思います。でも子供たちはまだ、自分自身で酔わないように気をつけることができないもの。

楽しいお出かけのはずが気持ち悪くなってしまった嫌な思い出にならないように、しっかり「酔わせない」対策をしていきましょう。

乗り物酔いは内耳が受けた刺激が自律神経を乱して起こる

乗り物酔いはどのようにして起こってしまうのでしょうか?

耳にある内耳の三半規管や前庭がが刺激されると、バランスが取れなくなり、自律神経や平衡感覚が乱れます。乗り物などに乗ると、ここが刺激されやすいので、乗り物酔いの様々な症状となって出てきてしまいます。

乗物の揺れ、特に不規則な加速・減速の反復が内耳の三半規管や前庭を刺激することによって起こる自律神経系の病的反応です。
内耳への刺激が、自律神経系や平衡感覚の乱れを引き起こし、その結果、顔面蒼白、冷汗、頭痛、吐き気、嘔吐といった乗物酔いの症状があらわれます。

乗り物だけでなくクルクルと回り続けたり、ブランコに乗ったりという日常の遊びの中でも起こりうるものです。

私自身酔いやすい体質ですが、高校生の頃阪神大震災で被災した時に長時間続く余震で酔ってしまったという経験があり、揺れが続くことがやはり大きな原因となるようです。

また3Dの映像もちょっと見ているだけでも気持ち悪くなってきます。目からはリアルな映像が入ってくるのに、体は全く動いていないので脳が混乱してしまうんですね。

普段は酔わない程度の揺れでもちょっと本を見たり地図を見たりした途端に調子が悪くなることも多く、目からの情報も酔う原因となることが分かります。

温度・体調・不安…まずは、乗り物酔いしやすい条件を知ろう

対策を見ていく前に、まず乗り物酔いしやすいのがどんな時なのかを知っておきましょう。

・暑い、日差しがとても強い日。または暖房が効いている
・お腹が空いている、あるいはお腹がいっぱい
・睡眠不足や疲れがたまっている
・山道などとてもカーブが多いところを走る
・バスや船などあまり乗らない乗り物に長時間乗る
・いつもと違う人が運転する
・「酔ってしまうのでは」と不安がある
・平衡機能が発達し始める小学生が最も酔いやすい

このような条件がいろいろ重なってしまうと、ますます注意が必要です。

また車は大丈夫だけど船はダメという人は結構多いですよね。大きな揺れがずっと続くというのは本当に酔いやすいもの。遊園地のバイキングなんかも私は一瞬でアウトです…。

一度酔ってしまった経験があると、同じ場所へ向かう時や同じ乗り物に乗る時に「また酔ってしまうかも」と不安になることが、さらに酔いやすくしてしまう原因ともなっている可能性もあります。

乗る前からの準備が大切!事前にできる対策

ここからは具体的に乗り物酔いを防ぐための対策をご紹介します。まず乗る前にできることから見ていきましょう。

寝不足・疲れは厳禁!前日はぐっすり眠らせて

「明日はお出かけ!」とテンションが上がってしまったり、お出かけの準備でたっぷり遊べていなかったりして寝るのが遅くなってしまうと疲れを残してしまうことに。

疲れていると、体調万全と言えないため、いつもなら酔わないような場合でも、酔ってしまうかもしれません。

朝早く出かける場合には少なくとも前々日から早く起こすようにして、寝る時間も早くできるように生活サイクルを調節しておくといいですよ。

空腹・満腹は避けて消化のよいものを食べておく

朝ごはんも食べずに出発してしまう、逆にお腹いっぱいの状態で乗ることは避けましょう。

胃が空っぽの状態ですと、もし乗り物酔いをして吐き気が…となった時に、吐く物がないため、とても苦しい思いをします。逆にお腹いっぱいの状態ですと、すぐに吐いてしまう可能性があります。

消化の良いものを適量(これが難しいのですが)食べさせて、乗っている最中にもあれこれ食べさせ過ぎないように気を付けましょうね。

酔い止めに頼るのもあり!3歳から飲めるものも

酔ってしまったことがあり不安な場合は、先に薬を飲んでおくといいですね。乗り物に乗る30分前に服用すると効果的です。

子供用に飲みやすい薬もいろいろと市販されています。乗り物酔いし始める3歳から飲めるものもあるので試してみてはいかがでしょうか。

酔い止めそのものの効果ももちろんあると思いますが「コレを飲めば酔わない」という安心感でリラックスして乗れるのも実はとても重要なこと。

もし酔い止めが無い場合にはアメやガムなどでも「これで酔わないんだって」と渡してあげることで、おまじない的な効果が期待できるんです。

「酔うんじゃない?」の一言で酔う!?「大丈夫」と暗示をかけて

「病は気から」というように不安やストレスは体調を崩す大きな原因となります。乗り物酔いも同じです。

「前もダメだったもんね。酔ってしまうかもね」なんて言ってしまうことが子供に「酔うに違いない」という気にさせてしまっているんですね。

私もお盆のお墓詣りの時に必ず酔って何度も吐いてしまった経験があります。「お墓参り=酔う」と自分で決めつけてしまっていたのかも…と思います。

そうならないためには子供の緊張や不安をほぐすように「大丈夫だよ」と暗示をかけてあげることが大切です。パパママが不安を感じていてもそれを悟られないようにしてください。

いざ出発!乗っている最中は温度・視線・揺れに注意

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次に実際に乗っている時に気を付けていきたいことをご紹介します。

暑い時にはエアコンより自然の風を

車の場合はエアコンより自然の風が気持ちいいので、エアコンをつけている時でもこまめに換気するようにしましょう。

船も同様です。揺れが激しいのでどうしても酔いやすくなってしまいますが、船室内にいるよりは外の風に当たると気持ちがいいです。

ただ水が苦手で水面が見えていることでストレスを感じてしまうお子さんの場合は、室内で楽しい雰囲気で過ごす努力をした方がいいかもしれませんね。

できるだけ遠くを見るようにする

近くを見ると見ているものの動きが速く、目の動きが多くなることで酔いやすいので、できるだけ遠くを見るようにしましょう。

我が家の息子は普段は全く車酔いをしないのですが、車に乗って真剣に迷路をやっていて、ちょうど駐車するために何度か切り替えしをしていたために、動きも大きく酔ってしまったことがあります。

細かな目の動きと乗り物の大きな動きが重なると、酔わない人でも危険はあるということです。

「運転手になったつもり」で乗り物の動きを予測できる

乗り物酔いしやすい人でも自分が運転する時は大丈夫なものです。これは次に乗り物がどのように動くかを予測できるから。

子供にも進行方向を見させ、ハンドルを持つふりをして運転手になりきることで自然と遠くを見られますし、体も乗り物の動きに合わせるようになります。

何よりゲーム感覚で楽しめますよね!気分良く過ごすことで酔いにくくなりますので「飽きてきたかも」と感じたらぜひ試してみてください。

急加速・減速など乱暴な運転はやめよう

慎重なママの運転では酔わないけど乱暴なパパの運転だとダメということも多いです。運転する人は急加速・減速をしない、カーブはゆっくり曲がるように気を付けることが大切です。

渋滞の時などはちょっと進んだからとすぐにスピードを上げて、またすぐブレーキを掛けるような運転だと酔いやすいですし、燃費にも良くありませんね。

座る場所一つでかなり揺れが軽減できる

バスの場合は後ろの方が揺れが大きいので前の方に座ること、そしてタイヤの上の席は振動が伝わりやすいので良くないです。

観光バスだとタイヤの上の席がどこかが分かりづらいので、乗る前にどの辺りか確認しておきましょう。

乗用車でも後ろのタイヤのすぐ横に座席がくる場合もあります。3列シートの車の場合は要注意ですよ。

酔い始めているかも!ちょっとしたサインを見逃さない

少し酔い始めた頃に生あくびが出ることが多く、本人が何かおかしいと気づく前に判断しやすいので、注意してみておきましょう。この時点で酔い止めの薬を飲んでもまだ間に合います。

薬に頼りたくなければ早目に休憩する、スッキリするようなガムやアメを食べさせる、たくさん話しかけて楽しい気分にさせるというのが効果的です。1度下りて外の空気を吸うのはかなりリフレッシュになりますよ。

乗り物酔いの対策を積み重ねて!楽しいお出かけを実現させよう

乗り物酔いの対策というと酔い止め薬を飲むのが、もっとも手っ取り早い方法と思いがちです。

しかし、他にも、すぐできる対策が色々とあるのです。子供に合った対策を見つけるために、次に乗り物に乗る機会から是非試してみませんか。

乗り物酔いがない越したことはありません。しかし、急に乗り物酔いをしやすくなてしまったなどの可能性もあります。

せっかくのお出かけを台無しにしてしまわないように、乗り物酔いの対策は万全にしておきましょう!対策をすることだけで、子供に、「乗り物酔いはこれでしないんだ!」という暗示をかけられると思います。

みんなのコメント
  • 何とかなるかもさんさん

    すごくわかりやすかった!!

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