日本脳炎ワクチンは、副作用を知った上で接種検討を!

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2016/03/07

ワクチン接種をする子供
日本脳炎は、蚊が媒介する病気です。蚊が媒介する病気は世界の暑い地域で流行することが多いのですが、実は日本脳炎は日本でも西日本を中心に感染が報告されています。

日本脳炎はワクチンで防ぐことができるため、予防接種を受けることが厚労省からも勧められています。

日本脳炎ワクチンは一時副作用の関係で定期接種がストップしていました。現在でも不安を覚えるママは少なくありませんよね。

そこで、気になる副作用・副反応についてを織り交ぜつつ、日本脳炎ワクチンの上手な接種の仕方、現在のワクチンの安全性、日本脳炎という病気自体についてなどを調べてみました。


日本脳炎ワクチンの気になる副作用・副反応…安全性の高いワクチンに!

日本脳炎ワクチン接種で、多くのパパママがもっとも注目しているのが副反応・副作用についての問題点ではないでしょうか。

一時日本脳炎ワクチンは副反応・副作用に問題があって積極的な接種がストップしていたという経緯もあるため気になりますよね。

現在は、問題となったマウス脳由来のワクチンは使用されていません。新しく開発された安全性が確認されたワクチンが使用されているので、以前問題となった脳炎の一種については心配ありません。

現在使用されている日本脳炎ワクチンは2種類あり、それぞれ副反応が異なります。

ジェービックV
発熱・咳・鼻水・接種部位が赤くなる
エンセバック皮下注用
発熱・咳・接種部位が赤くなる・腫れる

いずれも軽いもので3日程度で自然におさまります。

ごくまれにアナフィラキシーショックを起こしたり、脳症やけいれんなどが発生する場合があるという報告がありますが非常に少ない数です。

平成24年に日本脳炎ワクチン接種後に亡くなった人が2人出ましたが、その後調査が行われ日本脳炎ワクチンとのはっきりとした因果関係は認められませんでしたので、他の要因で亡くなったと考えられています。

日本脳炎ワクチンの副反応・副作用は軽度なものが多く、重篤なものは非常にまれです。厚生省でもこれらの状況をふまえた上で、定期接種を奨励しています。

地球温暖化の影響で日本脳炎感染の増加が不安視されていることも事実です。日本脳炎の危険性をよく理解し接種するかの検討をしっかりとしましょう。

日本脳炎ワクチンを接種しよう!3歳スタート&4回接種が基本

日本脳炎ワクチンは、多くの自治体で3歳から接種がスタートします。全部で4回接種する必要があるワクチンです。

多くのママが気になるワクチンの切り替えやタイミングとスケジュールの組み方、上手な接種の仕方についてご紹介します。

日本脳炎ワクチンの変化…安全性の高いワクチンへの切り替え

日本脳炎ワクチンは、日本脳炎という蚊が媒介して感染する病気を防ぐための予防接種です。

インドやフィリピンといった東南アジア諸国で流行する病気です。

パパママが子どものころは、日本脳炎はポピュラーな予防接種のひとつだったのではないでしょうか。しかし一時定期接種がストップしていたということはご存知ですか?

1995年に、それまでの製法で作られていたマウス脳由来ワクチン接種後に脳炎の一種の重症例が発生したため、積極的な接種が一時見合わせとなりました。

しかし、近年になって安全な製法が開発され、定期接種になりました。

   

   

日本脳炎ワクチン 詳細説明
接種の種類
(定期/任意)
定期
ワクチンの種類 不活化ワクチン(接種後は中6日、1週間後から他の接種が可能)
同時接種について 同時接種可(おたふくかぜワクチン・水痘(水ぼうそう)ワクチン・インフルエンザワクチン等)
接種推奨年齢 3歳~
接種回数 1期(幼児期)3回
2期(9~12歳)1回
間隔の説明 1期(幼児期)

  1. 1回目…3歳
  2. 2回目…1回目接種後1~4週間後
  3. 3回目…2回目接種の約1年後(4歳)

日本脳炎に感染してもたいていは症状が出ずに終わってしまうのですが、一部の人に脳炎が起こります。その場合は死亡したり障害が残ることもあります。

そういった危険を回避するために日本脳炎ワクチンが接種されています。

日本脳炎ワクチンの接種スケジュールを確認!自治体でチェック

日本脳炎ワクチンは第1期と第2期にわかれています。
第1期は幼児期の接種で、第2期は9歳から12歳までの間に1回行います。

ここでは第1期について詳しく見てみましょう。

日本脳炎ワクチン接種をスタートできるのは生後6ヶ月からですが、多くの自治体では日本脳炎ワクチン接種時期を3歳にしています。

定期接種なので自治体から接種の通知が来るところが多いと思います。3歳頃にお手元に届くことが多いでしょう。

しかし、それ以降(追加分)に関しては連絡が来ない場合もあるようなので、母子手帳にスケジュールを書き込むなどして、しっかりと接種時期の管理をしておきましょう。

日本脳炎ワクチンは、第1期に3回接種します。

日本脳炎の接種タイミング

    第1期

  1. 1回目…3歳
  2. 2回目…1回目から1~4週間後
  3. 3回目…2回目から約1年後(4歳)
  4. 第2期

  5. 4回目…9歳~12歳に1回

他の予防接種と時期がずれるので、忘れないように注意しましょう。自治体から接種のお知らせが届いたら、なるべく早めに済ませましょう。

他のワクチン接種とのタイミングと、活用したい同時接種

日本脳炎ワクチンは不活化ワクチンなので、接種後1週間(中6日)で他の予防接種を受けられるようになります。

前に受けた予防接種がロタウイルスやMRのような生ワクチンだった場合、日本脳炎ワクチンを受けるまでに4週間(中27日)あける必要があります。

不活化ワクチンの場合は、1週間で受けられるようになります。

日本脳炎ワクチンは同時接種が可能なワクチンもあります。同時接種しても安全性や効果は変化しません。

  • おたふくかぜワクチン
  • 水痘(水ぼうそう)ワクチン
  • インフルエンザワクチン

これらのワクチンと同時接種ができます。時期的に重なってしまう場合、短期間に何度もクリニックに行くのは大変ですし、間隔をあける必要も出てきます。

同時接種したい場合は、主治医にまず相談してください。主治医の許可がおりれば同時に予防接種を受けることができます。問診票はそれぞれの予防接種に対して1枚ずつ書く必要があります。

日本脳炎ワクチン接種の必需品と、事前にチェックしたい体調

日本脳炎ワクチンの予防接種に出かける時に必要なものをピックアップしてみましょう。

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 印鑑
  • 問診票(事前に貰っていた場合)

特に忘れてはならないのが母子手帳です。赤ちゃんのころは常に持ち歩いていた母子手帳も、3歳を過ぎるとあまり持ち歩かなくなってしまいますよね。

母子手帳がないと予防接種を受けることができません。

忘れないように確実に持っていきましょう。母子手帳には生後すべての予防接種の履歴が記録されています。子どもが成長した後も大切な記録になるので、しっかり保管してあげましょう。

日本脳炎ワクチンをはじめ、予防接種は子どもの体調が良いときに行うのが原則です。具合が悪い時は無理をせず、見送りましょう。

  1. 37.5度以上の発熱がある
  2. 急性の重い疾患にかかっている
  3. 前回の小児用肺炎球菌ワクチンでアナフィラキシーショックを起こした
  4. 半年以内にガンマグロブリンを投与された

※ガンマグロブリン(血液製剤の一種)を投与した場合、生ワクチンは効果が出にくくなります。医師によっては1年見合わせる場合もあるので、必ず確認しましょう。

初回の接種の後に、次の接種時期を医師にしっかりと確認して記入しておくと安心です。

日本脳炎ワクチン未接種の人への特例措置について

先に少し触れましたが、日本脳炎ワクチンは、1995年からしばらくの間積極的に接種されていない時期がありました。この間に生まれた人に対しての特例措置が設けられています。

日本脳炎ワクチンの特例措置
対象者:1995年(平成7年)4月2日生まれ~2007年(平成19年)4月1日生まれの人

接種回数:以前に接種している回数によって異なる

  • 1期で1度も接種していない人…1期分3回・2期分1回、合計4回接種可能
  • 1期で1回接種した人…1期分2回、2期分1回、合計3回接種可能
  • 1期で2回接種した人…1期分1回、2期分1回、合計回接種可能

対象となる期間:20歳になるまで

若いパパママは対象者に入っていることもあるでしょう。また歳のはなれた兄弟がいる場合は、やはり対象者となっている可能性があります。

対象者だった場合は、主治医や自治体に相談してみてくださいね。

自分が接種してきた予防接種の記録は、母子手帳にすべて記載されています。自分の接種・子どもの接種がわからない場合は、母子手帳で確認してみましょう。

もしも期間内に接種できなかった場合は自己負担になります。病気療養中など、どうしても受けられない理由がある場合は期間が延長される場合もありますので、自治体に問い合わせてみてください。

知っておいて!日本脳炎の症状や感染経路

新しいワクチンが開発されて再度定期接種となり、奨励されている日本脳炎とはどのような病気なのでしょうか。

ワクチン接種に加えて実践できる予防法は無いのか調べてみました。

感染すると重症化する脳炎を発症することも!日本脳炎の症状

日本脳炎に感染しても、多くの人は症状が出ない不顕性感染と呼ばれる状態になります。症状が出ないままであれば問題ないのですが、100人から1000人に1人くらいの割合で発症する人が出ます。

脳炎を発症すると数日間続く高熱や頭痛に襲われます。続いて嘔吐などさまざまな症状が現れます。

日本脳炎の主な症状

  • 高熱
  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 光への過敏性
  • 意識障害・意識がなくなる
  • けいれん

潜伏期間は6日から16日ほどです。

脳炎を発症した場合は、20%から40%の致死率と言われている非常に怖い病気です。

蚊が媒介する感染症…日本脳炎の感染経路と、家庭でできる予防策

日本脳炎はコガタアカイエカという蚊が媒介しておきるウイルス性の感染症です。ブタなどの動物の体内でウイルスが増え、そのブタを刺したコガタアカイエカに人間が刺されると感染します。

南アジアから東南アジア、そして日本と広い地域に分布している病気です。日本でも沖縄や九州・四国・中国地方を中心に患者が確認されており、寒い地域ではあまり患者が出ません。

しかし温暖化の影響で気温が上昇すると、コガタアカイエカの分布地も広がっていくのではないかと懸念されています。今後も注意していかなければならない病気のひとつです。

蚊が媒介するため、蚊に刺されないようにすることが何よりの予防です。蚊は水田地帯などに多く住んでいて、夕方から夜にかけて活発に活動します。

こういった場所を夜間歩く場合は、虫除けをしたり、長そで・長ズボンを着るなど工夫しましょう。

家の中に蚊を入れないように!が大事です。近年はデング熱なども問題視されています。蚊が媒介する病気を防ぐためにも、虫除け対策をしっかり行いましょう。

安全になった日本脳炎ワクチンで、重症化する脳炎を防ごう

日本脳炎ワクチンを接種した人は、コガタアカイエカに刺されても発症リスクがぐっと低下します。感染したという話をあまり耳にしない病気ですが、発症すると非常に危険な病気です。

特に日本でも温暖な地域に住んでいたり、今後南アジアや東南アジアに出かける予定がある場合は、しっかり接種しておきたいですね。

蚊は人にくっついて移動することもあるので、油断は禁物です。

定期接種になっている病気の場合、子どもが将来「自分は接種しているはずだ」と思い込み、未接種のまま流行地域に出かけると、非常にリスクが高まり危険です。

子どもの未来を守るためにも、リスクをしっかり考えて接種を受けましょう。

みんなのコメント
  • 匿名希望さん

    平成24年に日本脳炎ワクチン接種後に亡くなった人が2人出ましたが、その後調査が行われ日本脳炎ワクチンとのはっきりとした因果関係は認められませんでしたので、他の要因で亡くなったと考えられています。

    という表現は、いかがなものでしょうか
    これからワクチンを受けようと考えている親にとってもそんな無責任なことよく言えるもんだと思います。因果関係が認められないから他の理由で亡くなったと考えられるではありません。因果関係があるとは断定できないというだけであって、死因がはっきりしていないなら子供さんの関係者が見たらどんなにつらい思いをするか考えたことはありますか?因果関係が認められない以上のことを表現する必要は決してないと思う

    • さくらさん

      私も、すごく違和感を感じました。同意見です。

  • AZさん

    政府は、子宮頚がんの予防接種もかなり推奨していましたね。
    現在も副作用で苦しんでいる若い女性たちは将来を奪われました。しかし、因果関係は認められないのですよね。
    昔からこの国は、国民より企業擁護ですから。
    泣き寝入りです。

    • ほのさん

      確かに子宮頸がんの予防接種も因果関係が認められなくても苦しんでいる人がたくさんいますね。私も9才の子がいて予防接種副作用が怖くてこちらを検索しています。やはり、安易に打たせて良いのか、悩みます。そんな副作用で子供を苦しめたくはないので、同感致します。やはり、不安ばかり募る予防接種ですね。

      • 無記名さんさん

        本を紹介します。
        効果ないどころか超有害ワクチンの罠
        もうワクチンはやめなさい!

        この二冊がわかりやすいでしょう。図書館にもありますのでぜひお読みください。

  • サキちゃんさん

    日本脳炎のワクチンで高熱、嘔吐の副反応が出ました。接種の際、「この後に熱が出たとしても、まあ偶然風邪を引いたかでしょう」とわけのわからない事を言われたのが印象に残っています。4週間後にまた2回目の接種がありますが、非常に悩んでいます。

  • さくらさん

    私の子供も、日本脳炎接種後、一週間、高熱が続きました。40度です。医者は、因果関係はないと言いましたが、原因不明の熱が一週間も続くでしょうか。私は、関係あったと判断し、追加接種はしませんでした。別の医院でお母さんの判断は間違ってないと言われました。何が正しいかはわかりませんが、なんかあっても、関係なしにされると、悟った出来事でした。

  • じいじいさん

    私の孫4歳も昨日、日本脳炎ワクチンを接種しその日の夜中に気分が悪いと
    言いと出して嘔吐し熱も次第に上がり40度超えているにも関わらず
    群馬太田の総合病院でワクチンの影響は無いと言われたようですが、
    心配でなりません、今だ40度の熱が下がらず
    京都でヤキモキしている次第です。

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