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妊娠中のNGな行動と「もしかして」の兆候を知って流産を防ぐ!

2014/12/30

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妊娠初期は「赤ちゃんができた!」という喜びと同時にちょっとした自分の体調の変化にも「赤ちゃん大丈夫かな?」と不安になってしまう時期ですね。

流産には胎児自身に原因があってどうしようもない場合が多いのですが、中には早く対処することで防げるものも。流産を招かないように普段の生活習慣を見直し、また「もしかして…!」の兆候を知っておきましょう!

流産の基礎知識

ではまず「流産とは何か?」ということについてみていきましょう。妊娠するまではなかなか知ることの少ない知識かもしれませんが「自分には関係ない」と思わず知っておきたいですね。

何を流産というの?

妊娠22週未満で胎児が何らかの理由で死亡してしまったり、子宮の外に出てきてしまうことを「流産」といいます。

「切迫流産」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは出血や腹痛などの症状がある場合に使われるもので多くの場合妊娠は継続できるため「流産」とは別ものと言っていいでしょう。

意外と多い流産

流産の確率は何と15%と言われていて、妊娠が分かっても早い段階で流産してしまうことは全く珍しいことではありません。

受精直後の受精卵は40%が異常卵で、さらに着床出来るのは25%ほどなんですね。妊娠検査薬の性能が良くなり、まだ着床がうまくいって妊娠が成立していないのに陽性反応が出てしまうこともあります。

ちょうど生理予定日ごろに妊娠検査薬を使って陽性だったのに、数日後普通の生理のように出血があったような場合を「化学的流産」と呼びますが、医学的には流産の中には含まれません。

まだ妊娠が成立していない状態なので流産ではないよ、ということなんですね。でも妊娠を待ち望んでいる人ほど早く検査薬を使い、化学的流産に気付きショックを受けるというケースが増えています。

このような超初期の段階も併せれば流産はとても多く、他人事ではないと思ってしまいますね。

食い止められる流産って?

特に妊娠12週未満の流産は受精卵自体に問題がある場合がほとんどなので、その時にはいくら安静にしても薬を使ってもどうすることもできません。悲しい気持ちは当然ですが誰にでも起こりうることなので自分を責めることはありません。

でも原因によっては食い止められる可能性のあるものもあるんです!

クラミジアへの感染による流産
母体が感染しクラミジアが子宮まで上がってくると炎症により子宮内の膜が破れ羊水が外へ出てしまいます。また感染により子宮収縮が促されて流産しやすい状態に。

早く感染に気付き子宮口を消毒、抗生物質・抗菌剤と子宮収縮抑制剤を投与することによって流産を回避できる可能性があります。クラミジア感染の有無をちゃんと調べてもらうこと、お腹の張りに気を付けることが大切です。

クラミジアは不妊症の原因にもなりますし、妊娠後期に感染すると早産や分娩時に赤ちゃんに感染することもありますので注意が必要です。

子宮筋腫による流産
子宮筋腫とは子宮にできる良性の筋腫のこと。成人女性の2~3割は持っていると言われているように珍しいものではありません。

ただこの筋腫の組織がが妊娠中に変性してしまうと子宮収縮や炎症による激しい痛みがあり、流産してしまうことがあります。いつもと違う張りや痛みに気付き、早目に子宮収縮抑制剤や炎症を抑える薬を使うことで食い止められる可能性があります。

子宮筋腫の大きさや場所によっては不妊の原因となっていることも多いんです。妊娠する前に定期的に子宮の状態もチェックしておきたいですね。

子宮頸管無力症による流産
子宮頸管は本来しっかりと閉じているものなのですが、妊娠中期に子宮収縮もないのに子宮頸管が開き子宮口も開いて流産してしまうというもの。

自覚症状が無いので発見できないことも多いのですが、早目に気付くことができれば処置をすることで流産を食い止められることもあります。

他にも「何かいつもと違うかも?」と感じたら早目に受診することで、原因によっては流産せずに妊娠を続けられるかもしれません。「出血」「お腹の張り」といった兆候を見逃さないことが重要です!

覚えておきたいこと

避けられない流産が多いことが分かっていただけたと思いますが、だからといって流産は仕方ないから妊娠中の生活に気を付けなくていいというわけではありませんよね。

母子ともに健康で妊娠を継続していくためにどんなことを心がけていけばいいのでしょうか。

NGなことって何?

ここからは「何だ、そんなことか」と思ってしまうような当たり前のことばかりになってしまうかもしれませんね。でも母親になるためには何がNGかは必ず頭に入れておきたいですね。

  • 飲酒・喫煙・自己判断で薬を飲む
  • 体を冷やす
  • 体に大きなストレスのかかるような激しい運動
  • 妊婦検診を受けない
  • 心配し過ぎ・逆にちょっと異常を感じても「自分は大丈夫」と受診しない

上の4つに関しては今さら書くようなことでもないかもしれませんが、最後のものは心に留めておいていただきたいです。

「ちょっと走ってしまったけど赤ちゃん大丈夫かな…」と不安になり過ぎて普段の生活にもストレスを感じてしまうのは良くありませんよね。逆に少し出血があっても「このくらい大丈夫。赤ちゃんも元気なはず」と根拠のない自信を持ってしまうのも問題です。

災害などの時に「自分は大丈夫」という心理が働き逃げないことで結局命を失うことにな
ることが多いそうですが、それと似ている部分がありますね。

結果的に何の問題もないかもしれませんが、いつもと違うなら「異常」である可能性があります。大丈夫かそうでないかはお医者さんが判断すること。手遅れになる前に受診する勇気も持ちたいですね。

心がけていきたいことって?

これは先ほどのNGなことをしないようにということになりますね。さらに栄養面で心がけておきたいことをご紹介します。

  • 葉酸を摂取する
    妊娠初期に必ず摂るべき栄養素。胎児の神経系の先天異常を防ぐ役割をします。
  • ビタミンAを摂る
    ビタミンAの不足は胎児の奇形の原因となり流産も起こりやすくなります。
  • サプリメントに頼り過ぎない
    手軽でつわりの時には頼ってしまうサプリですが、栄養素の過剰摂取が流産の原因となることも。病院で相談してみましょう。

妊娠初期には胎児にとって必要な栄養はそれほど多くありませんから、つわりで食べられなくてもほとんど問題ないと言われていますが、水分も摂れないようなら必ず受診しましょう。

心身ともに健康に!

「流産」なんていう言葉は女性にとって本当に聞きたくないものですが、意外と多くの人が経験し、辛い思いをしているものなんですね。

どうすることもできない場合が多いんですが「私が悪いんだ!」と自分を責めず後悔しないためにも、リラックスして自分の体の声に耳を傾けて心身ともに母子ともに健康な妊婦生活を送りたいですね!

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    ビタミンAで奇形の可能性があるのは不足じゃなくて過剰摂取です。命に関わることで間違った情報を掲載しないよう御確認ください。

  • 無記名さんさん

    「ビタミンAで奇形の可能性があるのは不足じゃなくて過剰摂取」本当にその通りですよね。私もそこが気になってコメントを残しにきました。妊娠中に普通のビタミン剤が摂れないのもこのビタミンAが理由です。

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