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「仕事中も眠い…」妊婦を襲う眠気のナゾとうまく乗り切るコツ

2014/12/31

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もしかして妊娠したかも?と思い始める頃からどうすることも出来ないほどの眠気を感じる妊婦さんは多いですよね。

体のことを思うとしっかり睡眠をとった方がいいことは分かっていても、仕事があったり上の子の世話に追われていたりするとなかなかそうもいきません。

なぜ妊娠中ってこんなに眠いのか?またその眠気とどう付き合っていけばいいのかをみていきましょう!

妊婦はみんな眠いの?

妊娠すると眠くなるとは聞くけれど、本当にみんな眠くなっているのでしょうか?実際の妊婦さんたちの声を集めてみました。

妊娠初期の場合

  • つわりの吐き気と同時に眠気に襲われた
  • 仕事をしていたがつい居眠りをしてしまい男性上司に注意され、理解されないことを不満に感じた
  • 寝ていると吐き気がましなので、眠くなると寝るようにしていると夫に「また寝てるの?」と言われカチンときた

特に初期には一番眠かったという方が多いですね。吐き気もある場合には何も食べられずひたすら眠るという辛い生活になってしまいますね。

眠気も睡眠薬でも飲んだかのように気付かないうちに寝てしまうような強烈なものだったという声が多くありました。

妊娠中期の場合

  • つわりが治まっても眠気だけは残っていた
  • 仕事中や運転中も眠くてボーッとしてしまうことが多かった
  • 午前中は上の子と遊んで体を動かし、お昼ご飯の後に一緒に昼寝をしていた

中期には体調が良くなってくる時期なので初期ほど眠くない場合が多いようですが、それでも夜の睡眠だけでは日中を乗り切れないという声が多いです。

妊娠後期の場合

  • 夜何度も目が覚めてしまい眠りが浅い感じで日中も眠い
  • とにかく体がだるくて疲れやすく、横になると眠ってしまう
  • 夫を送り出した後、いつも昼まで眠っていた

後期には眠気と同時に体がだるい、腰が痛い、夜中に脚がつって目が覚めるといった様々なトラブルが起こり、体調管理が大変だという声が多くありました。

どうしてこんなに眠いの?

妊婦さんたちが眠気に悩まされているのが分かったところで、次にその眠気の理由をみていきましょう。

ホルモンバランスの影響

一番大きな原因がこのホルモンバランスが大きく変わることにあります。妊娠・出産で女性の体はたった1年足らずのうちに劇的に変化していきます。

それを促している大切な役割をしているのが女性ホルモン。実はこの女性ホルモンは睡眠に対しても大きな影響力を持っているんです!

鍵を握る女性ホルモンはこの2つ。

  • エストロゲン
    妊娠の準備をするための女性ホルモン。発情ホルモンや美容ホルモンとも言われています。
  • プロゲステロン
    妊娠を維持するための女性ホルモン。眠気を引き起こす作用があります。

まず妊娠初期には妊娠を維持するために大量にプロゲステロンが分泌されます。まさに睡眠薬として体の中で働くため、強烈な眠気に襲われるんですね。

妊娠6か月ごろにはプロゲステロンの分泌が徐々に減り始めるため、中期にはそれほど眠気を感じず活動的になれる妊婦さんが多いというわけです。

妊娠後期になると逆にエストロゲンが増えてきます。そのため夜ベッドに入ってもなかなか眠れなかったり、眠りが浅いと感じてしまいます。十分な睡眠を取れないため日中に眠くなってしまうというわけです。

エネルギーを大量に使う

次に挙げられるのは妊娠中は胎児を育てるために大量のエネルギーを消費するからという理由。

生命を維持するために必要な基礎代謝は妊娠中は10%、後期になると20%以上もUPするんです。つまり何もせずに寝ていても妊娠前の1.1~1.2倍ほどのエネルギーを使っているということ。

前は何ともなかったのに疲れやすくなってしまうというのは、お腹が大きくなって動くのが大変という理由もありますが基礎代謝も大きく関わっています。

夜熟睡できていない

最後は特に妊娠後期になるとエストロゲンの作用と併せて、お腹が大きくなってきていることで熟睡が難しくなってしまい、日中も眠くなってしまうという理由。

寝返りをうつのも大変ですし、日中脚に負担がかかっていることで夜中にふくらはぎがつった経験のある妊婦さんはとても多いんですよ。

また出産が近づくにつれて赤ちゃんに会えるのは楽しみだけど、それと同時に不安な気持ちも膨らんできますよね。夜中に目が覚めて出産のことを考え始めると眠れなくなることも。

眠くなったらどうする?

では妊婦さんは眠くなったらどうすればいいんでしょうか?眠気とうまく付き合っていく方法を考えてみましょう。

できるだけ眠る!

できれば「眠い!」と思ったら横になって眠るようにしましょう。特に初期の眠気には抵抗するのは難しいものがあります。

初期にはつわりが辛い方も多いですよね。葉酸をしっかり摂ると胎児の発育だけでなくつわりにも効きます。私も葉酸を飲み忘れた次の日はつわりがしんどかったのを覚えています。

でもだるい、疲れやすいからとじっとして過ごすのはオススメできません。可能な範囲で体を動かすことで適度に疲れ、質の良い睡眠を取ることが出来ますね。

上手な仮眠の取り方

とは言っても、仕事をしていたり上の子がいたりと忙しく眠いからと寝ていられない場合もありますね。そういう時にはうまく仮眠をとるようにしましょう。

午後に少し仮眠を取ることは無理をして起きているよりも心身ともにスッキリして、その後の仕事の効率が上がるということでお昼寝を推奨している会社もあるほど。

午前中はあまり眠くならず効率よく動けることの多い時間帯なので、できる範囲で用事を済ませます。

昼食を済ませたら20分程度、出来れば横になって眠ってしまわなくてもいいので目をつぶり気持ちを休める時間を持ちましょう。上の子がいる場合は一緒に横になって。

妊娠しているのにゆっくり休めないという状態はストレスも溜まりやすくなっています。お昼過ぎにこうしたゆったりした時間を持つことはストレス解消にも効果的ですね。

眠れない時の睡魔撃退法

ちょうど休憩できる時間に襲ってきてくれないのが睡魔。今寝るわけにはいかない!という時の乗り切り方をご紹介します。

眠気に効くツボ

  • 攅竹(さんちく)…目頭から真っ直ぐ上に上がり眉頭とぶつかるあたり。親指で5秒ほど押します。
  • 晴明(せいめい)…目頭の内側。目が疲れた時に押してしまうところです。
  • 中衝(ちゅうしょう)…手の中指、爪の生え際より少し上の人差し指側
  • 合谷(ごうこく)…手の人差し指と親指の骨がぶつかるところから少し人差し指側。

ツボは痛気持ちいいくらいのちょうどいい加減で押すようにしましょう。

個人的には攅竹が即効性があって目がパッチリしました。妊娠中にツボって大丈夫?と思ってしまうかもしれませんがお腹を押すようなものでない限りツボ押しが妊婦にとって良くないということはないのでご安心を。

他には背伸びをする、ガムをかむ、清涼感の強い歯磨き粉で歯を磨くなど、自分に合ったものを見つけてみましょう。

カフェインはあまり良くないのでコーヒーやカフェイン入りのガム、眠気覚ましの飲料は使えないので気を付けましょうね。

「妊婦は眠い」と知ってもらおう

妊婦さんには「とにかく眠くて辛かった」というものももちろんですが「この眠気を理解してもらえないことが辛かった」という意見が多くありました。

特に妊娠初期には体も心もとてもデリケートな時期。初めての妊娠の場合には特にストレスも大きくなってしまい、周りの理解が大きな助けとなります。

妊娠すると眠いということが当たり前のこととして認識され、適度に横になり休むことに引け目を感じないようになることを願っています。

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