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【新事実】妊娠中の虫歯はカルシウム不足が原因ではなかった!

2015/02/05

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「妊娠すると赤ちゃんにカルシウムを取られて歯がボロボロになる」という話を良く聞きますよね。しかし、本当に赤ちゃんがカルシウムを取っていってしまったことが原因でお母さんは虫歯になっているのでしょうか?

実は、妊娠中に虫歯になりやすい原因は、カルシウム不足によるものではなかったのです。 妊婦さんが虫歯になりやすい本当の原因を正しく理解し、正しいケアをして妊娠中の虫歯ゼロを目指しましょう!

妊娠すると赤ちゃんにカルシウムが取られて歯が弱くなる?

妊娠すると体は通常よりカルシウムをたくさん必要とします。しかし、妊娠中にカルシウムが不足しても、すぐに歯のカルシウムが使われるわけではなく、先に骨のカルシウムが使われます。

さらに、虫歯菌は最初に歯のエナメル質を溶かしますが、エナメル質はカルシウムをほとんど含んでいない無機質でできています。よって、体内のカルシウムが不足したからと言って、突然わたしたちの歯を脆くしてしまうことはありえません。

赤ちゃんにカルシウムを取られて歯が弱くなるというのは迷信と言えます。

妊娠中の本当の虫歯の原因は何か

つわりによる歯の不衛生

妊娠をすると、多くの方がつわりを経験します。つわりには個人差がありますが、歯ブラシを口の中にいれることがだめになってしまったり、歯磨き粉の味やにおいがだめになってしまったりしてしまいます。

それに加えて、食べつわりという常に何かを口に含んでいないと気持ち悪くなってしまう種類のつわりになってしまう可能性もあり、常に口のなかに食べカスがたまっているという大変不衛生な口内環境となってしまうのです。

唾液の成分の変化

妊娠中は、唾液が酸性に変化します。唾液が酸性に変化すると、虫歯菌が出す酸を殺す力が弱まってしまい、結果的に口内が不衛生になります。よって、虫歯や歯肉炎になりやすくなってしまいます。

妊娠中の正しい口腔ケア方法

こまめに歯磨きをしましょう

前述のとおり、つわりによって歯磨きがつらいと感じる方も多いと思いますが、妊娠中だからこそ口内を衛生的に保つことが大切です。

できれば食事を終える度に歯を磨くように習慣づけましょう。どうしても歯磨きがつらい場合は、水をのんだり、うがいをするようにしましょう。

歯肉炎にかかってしまったら

歯肉炎にかかると、歯磨きをするだけでも血が出てきてしまいます。出血してしまうと磨くことを控えてしまう人もいますが、出血しても磨くようにしてください。

歯肉炎は、歯肉と歯の間にプラークが炎症を起こしている状態なので、磨かないと良くなりません。

歯科検診を受けましょう

妊娠中は積極的に歯科検診を受けましょう。妊娠中でも歯の治療をすることはできます。レントゲンも一定の条件のもとでなら可能ですし、麻酔も局部麻酔を使うのでおなかの赤ちゃんに影響はありません。

つわりが落ち着いてきた安定期の5ヶ月から7ヶ月の間に受けるのがおすすめです。妊娠後期ではあまりにおなかが大きくなりすぎているため、長時間仰向けの姿勢で治療をすることが難しくなります。

自治体にもよりますが、母子手帳をもらう際に歯科検診の費用を助成する受診券がついてくる場合も多いので、妊娠歯科検診受診券を活用しましょう。

ゆったりとした気持ちで過ごしましょう

妊娠中は、精神的にも不安定になりやすいです。あらゆることに余裕が持てずにイライラしてしまうと、もちろん口腔ケアも怠りがちになってしまいます。リラックスをする方法などを探し出して、できるだけゆったりとした気持ちで過ごすこと虫歯予防につながります。

出産中に歯痛があると、うまく息むことが出来なくなってしまいますので、妊娠中の虫歯のケアは安産のためにも大切です。また、出産してから虫歯のケアをしようとしても、赤ちゃんの世話があり、定期的に歯医者へ通うことが難しくなってしまいます。

虫歯のケアは妊娠中に済ませ、出産・産後に備えましょう!

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