妊婦の虫除け対策!妊娠中におすすめの安心な虫除け製品の選び方や使い方

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2016/10/06

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刺されてかゆいだけでなく、悪化して皮膚病を起こしたり、様々な病気も媒介してしまう虫刺され。一番の予防法は刺されずにすませることです。

しかし、妊娠中は体が変化していたり弱っていたりします。お腹の赤ちゃんのことを考えても、たかが虫除けと言っても人体への影響がとても気になりますよね。

しっかりと虫刺されを防ぎたいけれども、赤ちゃんや妊娠に影響がないものを選びたい!でもどんなものを選んだらいいの?

どんなことに気をつけて選んだり使えばいいのかをご紹介します。

妊婦の強敵・虫刺され。かゆみだけじゃなく、病気も心配

妊娠中の虫刺されが怖い理由は、主に以下の4点です。

  • 妊婦は動けない・体温が高いので刺されやすい
  • 免疫が落ちているのでかゆみが悪化したり、皮膚炎などになりやすい
  • 感染症にかかった際に重症化しやすい
  • 感染症によっては流産や奇形など、胎児に影響がある

ただの虫刺されと思っていたら、いつもと違う症状が出たり、痒みや腫れが酷かったり長引いたりと、妊娠中はトラブルになりやすいのです。詳しく見ていきましょう。

皮膚が弱っているのでなりやすい、痒疹(ようしん)やとびひ

妊娠中だからと薬を我慢していると、無意識のうちに掻いてしまうことも多いですよね。しかし、掻いてしまうと次のような皮膚トラブルを起こしてしまいます。

痒疹(ようしん)
長いこと何度も何度も掻くことで皮膚が固くしこりのようになってしまう症状です。こうなると痒みがいつまでも続き、ステロイド剤を塗っていても治るのに1か月以上かかってしまいます。
とびひ
手についた黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌といったばい菌が傷口から入り込み、化膿してしまう症状です。抗生剤による治療が必要な上、人にうつるため非常に厄介です。

皮膚が炎症を起こしてしまうと、普通なら数日で消えてしまう虫刺されが、何週間も何か月も続くトラブルになってしまうのです。

命を奪いかねない感染症はお腹の赤ちゃんへの影響も心配

虫が媒介する感染症には、以下のようなものがあります。

  • 蚊が媒介する感染症…ジカ熱、デング熱、日本脳炎など
  • ダニが媒介する感染症…SFTS、日本紅斑熱、ライム病、回帰熱など

虫刺されから必ず発症するわけではありませんが、いずれも妊婦は重症化しやすいリスクがあります。

また、そのうち以下の感染症は特に妊婦が気をつけなければならず、胎児への影響も深刻です。

ジカ熱
南方の国々を中心に感染が広がっており、日本国内の感染はないものの渡航して感染した例が報告されています。

妊婦が感染すると胎児に大きな影響があり、小頭症を発症してしまいます。

デング熱
国内で70年ぶりに感染が報告され、東京の大きな公園だったことからも話題になりました。

妊婦が感染すると重症化しやすいのですが、重症化すること自体がまれで、今までに国内での死亡例は報告されていません。

日本脳炎
まだ毎年感染が報告されています。妊婦が罹患すると流産や胎児に異常を起こす可能性があります。

幸いにもワクチンが開発されていますから、お子さんにはしっかり接種させたいですね。

ライム病

感染すると風邪に似た症状と発疹に始まり、重症化して脳や神経の機能不全を引き起こします。

経口抗生物質で治療が可能ですが、妊婦の場合は罹患すると胎児にも感染します。流産の恐れがあり非常に危険です。

そのほかの感染症も、重症化のリスクは言うまでもなく感染するだけで様々な症状をもたらしますから、妊娠生活に良くないことは明らかです。

虫刺されや感染症を防ぐには、何よりも虫に刺されないことが大切

妊娠中はなるべくストレスフリーに過ごしておきたい。睡眠をしっかりとって体力をつけておくためにも、かゆみ一つにも悩まされたくないものです。

また、母子二人の命を守るためにも、感染症などはもってのほかです。虫刺されによるトラブルを防ぐためには、何よりも虫に刺されずに過ごすのが一番です。

虫除け製品を選ぶ際は成分に注目!妊婦が使わないほうが良いNG成分について

とはいえ、虫除けも薬剤が中心。その人体への影響がどうしても気になりますよね。

既製品を選ぶとき・使うときには、次の点に気をつけてみてください。

  • 殺虫成分より忌避成分主体のものを選ぶ
  • ディート入りのものは避ける
  • 大量・頻繁に使いすぎない
  • 直接吸引しない、肌に直接塗布しない

それぞれどんなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

殺虫成分より忌避成分なら弱め…でもディートには気をつけて

市販されている虫除けスプレーなどは、基本的に二つのタイプに分けられます。

  • 虫を殺す殺虫成分を含むもの
  • 虫が嫌がる忌避成分を含むもの

当然、虫を殺すだけの力を保っている殺虫成分のほうが、効能も力も強いということになります。忌避成分系ならば薬剤としても弱いので、やや安全だと言えるでしょう。

しかし、市販の虫除けスプレーにはだいたい昆虫忌避剤ディートという成分が含まれており、これが人体に影響があると言われています。

有害成分についての問題視が強まり、国によっては子どもへの使用を厳重に禁じているところもあります。

妊娠中の人が使用した場合、胎児に影響があると報告があったわけではありませんが、影響が懸念されていることは確かです。

長期間連続使用や濃度が高いと危険性が上がる…頻度や直接塗布は避けて

気をつけて使えば問題なさそうですが、その際にも使いすぎは危険です。

ディートは使えば使うほど危険性が上がります。

長期間連続してずっと使い続けることや、一日に何度も使うことは極力避けましょう。製品によってディートの濃度も違いますからよく確認してください。

吸引しやすい部位を避け、できるだけ服の上から使いましょう

直接吸引すると薬害を強く受けてしまいます。顔などに近いところにはスプレーしないように気を付けましょう。

また、肌に直接塗布すれば効果は高いですが、かぶれることも。

基本的に肌の露出が少ない服を着ることは虫除けの第一ですから、その上で服の上から虫除けスプレーを噴霧するようにしましょう。

日焼け止めとの併用もこのようにすれば大丈夫です。日焼け止めは肌に直接塗り、虫除けは服の上からかけることで重ならずに済みますよ。

ディート不使用の製品も…代替品はイカリジン。薬局などでも購入可能

最近では、ディート以外の防虫効果を持つ化学成分として、イカリジンというものが発見されました。

ディートに比べ薬効は弱いものの、副作用が少ない点で評価されています。

日本にもイカリジンを使った虫除けスプレー製品があります。ドラッグストアや薬局でも購入できるので、お店の人に聞いてみましょう。

ディート不使用の製品は、インターネット上でも最もたくさん見つけることができますよ。

妊婦にも安心な虫除けは、古くからの知恵とオーガニック

化学成分だけでなく、自然のものの中にも虫を寄せ付けない効能をもったものは色々あり、昔から虫除けに活用されてきました。

また、薬品が開発される前にも人間は虫除けを色々と工夫してきました。その中には、今でも使えるものがたくさんあります。

  • 蚊帳
  • 蚊取り線香
  • アロマオイル・ヒバ油・ハッカ油
  • タイガーバーム
  • 虫除け植物(鉢植えなどで)
妊娠中で薬害がどうしても気になる時期は、こういった昔ながらのもの、オーガニックなものを活用してみてはいかがでしょうか。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

実はとっても有用な蚊帳は万能な上に安心安全

自宅に蚊帳があるお家は、今では珍しくなってしまったと思います。でも、蚊帳は万能の虫除け。しかも、何の薬剤も使われていないので、とても安心です。

特に夜寝ているときなどは無防備ですが、蚊帳を吊っていれば安心ですよね。

さらに、以下に紹介する虫除けを蚊帳に重ねてつけておけば、効能はさらに高まりおすすめです。

よく心配されている蚊取り線香は、換気を良くして使えば安全

昔ながらの蚊取り線香に含まれているのは、除虫菊から生成された「ピレトリン」という天然植物由来の物質で、実は妊婦にも優しいです。

ただ、ピレスロイドという殺虫成分も含まれており、こちらは人体に影響がないとは言い切れないので、使う場合は締め切った部屋などを避け、換気を良くしてください。

青森ヒバのヒバ油やハッカ油も虫除けになる

昔から使われていた虫除けのなかには、ヒバからできているヒバ油や、ハッカ油があります。

ヒバ油の虫除けスプレーなども開発されているので、お試しになってはいかがでしょうか。

ハッカ油は、お値段も手頃です。ブヨやムカデなどの強力な虫もこの匂いを嫌うので、効果も抜群です。

  • 精製水 45ml
  • 無水エタノール 5ml
  • ハッカ油 約5滴
これらをスプレー容器に入れて混ぜると、ハッカ油の虫除けスプレーができます。(ポリエチレン容器はエタノールに溶けるので、ポリエチレンでない容器を選んでください)

ドラッグストアや100円ショップで揃う材料ばかりなので、手作りしてみてはいかがでしょうか。

入手困難なタイガーバームも虫除けに使える

外国のお土産として昔から有名なタイガーバームは、現在日本では流通していませんが虫除けに使えます。

元来虫の多い南国で虫除けに使われていたもので、その効能は折り紙付きです。

強烈な香りから薬剤が強いのかと思われがちですが、成分は天然由来!外国からのお土産や輸入に頼るしかありませんが、手に入る方はお試しあれ。

アロマは妊婦に使えるものを選べば安心安全な虫除けスプレーに

アロマでも、虫除けスプレーを作ることができます。

  • 水 45ml
  • ホホバオイル(無水エタノール) 5ml
  • エッセンシャルオイル 5滴ほど

アロマのエッセンシャルオイルは、虫除けに効果があるとされている以下のオイルから、自分が好きだなと思う香りのものを選んでブレンドしてください。

  • ゼラニウム
  • ラベンダー(妊娠3・4ヶ月以降)
  • レモングラス

他の精油をブレンドしても構いませんが、妊娠中に使っても良いオイルは限られているのでご注意くださいね!

素敵なインテリアとしても…虫除け植物を玄関や窓際に置いて

虫が嫌がる臭いを放ち、置いておくだけで虫除けになってくれる植物がたくさんあります。

ベランダ、玄関、窓際などの虫が入ってくる可能性のある場所を守ってもらいましょう。

【防虫効果のある植物】

  • モスキートブロッカー
  • シトロネラ
  • ゼラニウム
  • レモングラス
  • ペパーミント
  • ニーム
  • 除虫菊

お近くの花屋さんで一般的に調達できる植物も多いです。ぜひ探してみてくださいね。

また、シトロネラなどの妊婦には禁忌のアロマとして紹介した名前が挙がっていますが、鉢植えになれば妊婦さんでも大丈夫です。

妊婦に安全なものは赤ちゃんにも安全、一緒に使って優しい香りで癒されて

アロマなどは、市販の虫除けスプレーほどの強さが無いぶん虫除け効果は劣るものの、安心安全な製品は嬉しいものです。

薬効は基本的に香りが持続しているかどうかで判断できますので、こまめにつけなおして使っていきましょう。

ただし、赤ちゃんにも妊婦さんにも過剰に使うのは危険です。肌が弱い場合などにも、直接塗布することのないように、服の上にかけるなど工夫してください。

優しい香りでストレスも解消されます。ぜひ活用してみてくださいね。

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