妊娠中にお酒がやめられない…ストレスをためずに控えるコツ

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2015/12/04

赤ちゃんを愛おしく思う女性
昔と違い女性が外でお酒を飲んでいてもおかしくない時代。女性もお酒を飲む機会が多くなった事もあって、お酒が大好きという声もよく耳にします。そういう女性が妊娠して困るのが「お酒とどう付き合ったらいいのか」ではないでしょうか。

飲まないほうがいいとわかっていても我慢出来ない…。そんな悩みにどう向き合えばよいのかを考えます。

なぜ妊婦さんはアルコールを飲んだらダメなのか?

妊娠前からなんとなく「妊婦さんはアルコールを飲んだら良くないかもしれない」と考えている方は多いのではないでしょうか。

ただし中には「たくさん飲んだらダメだろうけれど、少しくらいならばいいかもしれない」なんて判断する方もいるかもしれません。確かに一昔前までは妊婦さんに対して「絶対に禁酒」と徹底していなかったのも事実です。

胎児にアルコールが移行するのはわかってはいたものの、それがどこまで影響するのか明確ではありませんでした。事実13年前の妊娠中は「妊娠初期は禁酒で、それ以降特別な日などに少し嗜むくらいならば問題はありません」と言われていました。

ところが妊婦さんが飲酒することで胎児が病気になる事があるとわかり、医学界からもアルコールを販売している会社からも「妊娠中は飲まないように」と忠告されるようになったのです。

医学的に妊婦とアルコールはどんな結びつきがあるのか

妊婦さんのへその緒を通じて胎児には、栄養もですが悪いものも伝わると言われています。時に胎盤を通じる事もありますが、いずれにしても良い面も悪い面も胎児に流れてしまうのは事実です。

アルコールは一般的にはタバコと違い全面的に悪いとは言われていませんので、適量を飲んで週に数日飲まないようにすればそう体に悪くはないと思われています。

しかし妊娠するとそうも言っていられなくなるのです。へその緒を通じ、妊婦さんが飲んだアルコールが胎児へも繋がりますので、軽く胎児が酔っぱらう可能性だってあるでしょう。

それはアルコールの強さや量、その時の体調はどうなのかなども関係して胎児へ伝わります。一概に「これくらい飲んだらこれくらい伝わる」とは言い切れないのです。

ただ、医学的には妊婦が飲酒すると胎児が病気になる可能があるため「飲まないようにしましょう」と積極的に指導していくことになったのです。

妊婦に与えるアルコールの悪い部分

アルコールを妊娠中に飲むとどう胎児に悪い影響を与えるのでしょうか。まずは先天性の病気になる可能性がある、という点です。

妊娠中に胎児が何らかの影響を受けてしまう、という原因はいくつかあり、その中には妊婦さんが好まなくても取り入れてしまうケースがあります。

たくさんリスクがある中で飲酒が原因の場合もあり、飲酒が原因ならば妊婦さんが飲まないだけでそのリスクを回避出来る事になります。

実際にどんな悪影響が考えられるのかと言いますと、胎児性アルコール症候群というアルコールを飲んだ事が原因で胎児が病気になる事がわかっています。この病気は頻度が多いわけではないのですが、飲むと赤ちゃんの脳を中心に影響が出る事があります。

脳への影響なので出産して赤ちゃんが大きくなるうちに何らかの問題が生じ、原因は何か探る中で「妊娠中のアルコールかもしれない」という結論に至るというわけです。胎児の脳は妊娠全般にわたって発育しています。

特に妊娠後期は胎児もぐっと大きくなり、脳の成長もさらにパワーアップします。今ではMRIを使って一滴も妊娠中に妊婦さんがアルコールを飲まなかった子と飲んだ子の違いもわかってきていると言われています。

飲んだらへその緒を通じて胎児へ…胎児の体にもアルコールは移行する

へその緒は妊婦さんの栄養を胎児へ届けてくれる、という大事な役目を持っています。でも良い仕事ばかりではありません。妊婦さんが空気の汚れた場所に長時間いたら、胎児にもへその緒や胎盤を通じて汚れた空気を届けてしまいます。

タバコも然り。もちろんアルコールも同様です。飲んだ量のアルコールがダイレクトに繋がるだけではありませんが、何パーセントかが必ず胎児にも流れていきます。

アルコールは現状20歳にならないと飲んではいけない、と決まっていますよね。それは19歳までは成長する過程なので、体に良くないという考えがあるからだと思います。

脳や体が成長している時期にアルコールを飲んでしまう事は良くないのでそう決められているわけですから、胎児が飲んだらより良くないという事はおわかりいただけると思います。

胎児は19歳の子どもより細胞分裂は活発ですし、これからどんな人間になるのかをお腹の中で作っている時期です。人生で一番大事な時期だと断言しても過言ではないでしょう。

その大切な時期に、成長に全く必要なくむしろ悪影響しかないアルコールを取り入れる必要などないのです。

では妊婦さんはお酒とはどうつきあっていけばいいの?

妊娠中は禁酒が基本だと思います。医師は「飲まないほうがいい」とは言うものの、アルコールが好きな妊婦さんが禁酒するストレスを考えるとどちらが良いのか迷う事もあります。これはタバコも同様のようです。

確かに1杯だけアルコール飲んでいたとしても、妊娠前は大酒飲みならば飲んだうちには入らないと考える方もいると思います。

しかし少量程度ならば絶対に安全だ、という根拠はありません。しかし、飲んだからといってみんながみんな先天性の病気を持った子どもを出産しているわけでもないのです。

だからこそ妊娠中も飲んでしまう方がいるのではないでしょうか。私のようにアルコールがなくても問題なく暮らせる方は特別の日だろうとなんだろうと、妊娠中に一切飲まないほうがベストでしょう。

そして妊娠したらお酒が嫌いになったという方もいるので、そのタイプもアルコールを口にしない事が簡単にできる方だと思います。

問題はお酒が大好きなタイプです。まずお腹の赤ちゃんとどう向き合うほうがいいのか、を考えてみませんか?

大好きなお酒!まずは買わない事からスタート

お酒があると飲みたくなるのは当然です。自宅の冷蔵庫にお酒があれば飲みたくなりますよね。ですから買わないが原則です。買わなければ自宅にないので、飲むハードルが上がります。どうしても飲みたくなったら「買いに行く」という行動が伴います。

その間に「本当に飲んでいいものか」と冷静に自分と向き合える時間が出来るわけです。私は最終的に自分で決めるべきだと考えていますので、自分が買ってまでリスクが伴うかもしれないお酒を飲みたいのか、という事をまず思い出して欲しいと思います。

飲み会は基本パス!の心構えで

一番飲みたくなる場所は飲み会です。飲み会はアルコールが飲めない方以外はみんなお酒を口にします。お酒が大好きな人が飲み会で飲めない事ほど辛い出来事はありません。お酒が大好きな方はかなり心が強くないと飲み会でお酒は断れません。

それならばどうすればいいのか。やはりお酒を飲む環境に近づかない事が極意です。飲み会のお誘いがあっても、飲みたくなるという自覚があるのならばまずはお断りするほうがいいでしょう。飲みの場所ではどうしてもお酒に手を出したくなるのは当然です。

飲まないためにも基本はお断りがベストです。

夜は早く寝る!起きていると誘惑がやってくるので要注意

お酒はだいたい暗くなってくると飲みたくなる、という方が多いようです。もちろん昼間から飲むお酒は格別に美味しくもあるのですが、暗くなって寝る前に少し酔っぱらってもいい、という状況が一番多いので、この夜をどう乗り切るかが大事になってきます。

夜に起きているとつい飲みたくなる、という気持ちが出てくるのでご飯を食べてお風呂に入り、出来る限り早く寝るに限ります。夜についテレビや映画、ドラマを観ながらお酒に手を伸ばしていた方には特に早寝がお勧めです。

更に遅くまで起きていますと小腹が減って、つい食べ物に手を伸ばしてしまいがちですが、これも妊婦さんには良くありません。

読書しながらのんびりする、という時もお酒に手が伸びそうなので危険です。

二人目以降の妊娠中でしたら、子どもを寝かしつけたまま自分も一緒に寝てしまいましょう。上の子どもがいますと、それだけで肉体的にも精神的にも疲れているはずです。早く寝て早く起きれば、飲みたいという欲望もずいぶんと沈下しますよ。

口さみしい時には「お酒の代わり」贅沢な飲み物を探して味わおう

問題は飲まなくなった時の口さみしさです。ここで食べ物(特に甘いもの)に手を出してしまう妊婦さんは多く、体重増加に繋がるので要注意です。

口さみしくなれば、お酒ではなくなく普段は買わない贅沢な”飲み物”を選ぶのはどうでしょうか。

例えばミネラルウォーター。コンビニやスーパーでよく販売されているものではなく、少しマニアックな海外のものを探して飲んでみるのをお勧めします。ミネラルウォーターならば水ですしカフェインの心配がありません。

しかも海外のものからご当地のものまで探せばたくさん販売されている事がわかるはずです。炭酸水から、硬水、軟水。気分によって飲み分けるとか、自分好みの味を探すのも良いでしょう。

また、他にはノンカフェインのお茶探しもお勧めです。私はルイボスティーを末っ子の妊娠中から飲んでいますが、ルイボスティーも会社になって味が違うためどこが飲みやすいか探すのも楽しかったです。

麦茶とは違ってお茶の雰囲気があるので、比較的飽きがこない飲み物かなと思います。今はオーガニックの物を飲んでいますが、妊娠中の方も無農薬のいつもより少しお値段が高いものを試してみてはいかがでしょうか。

最後に「ノンアルコールのお酒はどうなのか?」という点についてご紹介します。よく「ノンアルコールだから大丈夫じゃない?」と誤解されている方がいますが、ノンアルコール飲料全てが大丈夫、とは言えません。

ノンアルコールと言っても、種類によっては1%未満の微量にアルコールを含むものが販売されています。

つまりきちんとラベルを確認しないとうっかり微量のアルコール入りを飲んでしまう可能性があるのです。

私もノンアルコール飲料は何度か飲んだ事がありますが、あの手の飲料はとても甘いのが特徴です。つまり糖質がたくさん含まれている、という意味です。

妊婦さんに過剰の糖質は禁物です。物足りなくてもお茶・水のほうが体にはお勧めです。

アルコール影響をしっかりと考えて!他の楽しみを見つけてみよう

お酒が好きな方がお酒を控えるというのは、かなりのストレスがたまってしまうかもしれません。ただし、赤ちゃんへの影響を考えるとやはり妊娠中は控えるのがベストです。

お酒が原因で必ず赤ちゃんが病気になってしまう…というわけではなくても、可能性として胎児に影響が出てしまうかもというものがある以上、あえてアルコールを体に取り入れるという行為はやはりおすすめできません。

色々な方法を挙げましたので、その中の1つでも自身に合った方法があればと願います。

また、ご自身で全く別の”好きなこと”や”趣味”などを探していただいて、それに目を向けるというのも一つの手だと思います。

大好きなアルコール。出産後暫くは”授乳”があるので、好きなだけ飲めるという日が来るのはまだ大分先にはなりそうです…が、それでもいつかは飲める日が戻ってきます。

その日を楽しみに、今は”お酒”を楽しむのではなく”マタニティーライフ自体”を楽しんで過ごしてみてはいかがでしょうか。

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