ダイエットや食べ過ぎは不妊原因に…妊活中のダイエットのポイント

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2017/06/01

不妊の原因を調べてもなかなかわからないというケースは実はたくさんあります。

検査ではわからない原因の一つが、ダイエットや食べ過ぎといった食生活の問題によって起こっている不妊です。

ダイエットと食べ過ぎは正反対のことと思われがちですが、この二つに共通することに不妊の原因が隠れている可能性があります。

その原因について解明していきましょう。

8割の女性が栄養不足気味…ダイエットも食べ過ぎも栄養不足を招く!

日本は不妊に悩む女性も先進国の中では最も多いと言われています。

子どもを希望しているのになかなか妊娠できない理由の一つに、日本の女性は先進国の中でも栄養が不足している人が多いためとも言われているのは知っていますか?

女性の場合、約8割は潜在的な栄養不足の状態になっているといわれています。これだけ飽食の時代なのに信じられないと思うかもしれませんが、じつはここ数年で30代女性の栄養不足は深刻化しています。

女性の栄養不足と不妊、そして少子化には実は関係性があったんです。

女性が栄養不足になってしまう理由は下記の2つがあるといわれています。

  • ダイエット
  • 食べ過ぎ

正反対のこの2つ、実は根本的にはどちらも栄養不足を招きます。それではその理由と対策を考えていきましょう。

「ダイエット」妊娠できない体づくりにつながる

女性がダイエットをするときに、多くの方が摂取カロリーを抑えるという方法を考えますよね。食べる量を減らし、摂取カロリーを減らせばそれだけ体重を落とすことが出来るためです。

確かに低カロリーの食事をとり続ければ運動などをしなくても痩せることが出来ますし、ダイエットの中では最も効果が出やすい方法ということもできます。

短期ダイエットをするには、低カロリーの食事をするのは王道です。

特に30代女性は栄養摂取量が少ない…

ですが、食事をカロリーベースで考えるとどうしても必要な栄養が不足しがちになります。栄養バランスなどを考えずにカロリーだけを気にして食事をコントロールすることが多いためです。

厚生労働省が行っている平成28年11月に発表した平成27年国民健康・栄養調査の結果を見てみると、30代女性の平均的なエネルギー摂取量は1,652kcalです。これはほご70歳以上の平均値に近い数字です。

同じ調査では栄養の摂取量についても調べています。この調査結果では次のようなことが分かっています。

たんぱく質と炭水化物についてはすべての年代の女性に比べて30代女性は最も少なく、脂質、食物繊維、カルシウム、カリウムの摂取量についても20代女性に次いで30代女性は非常に少なくなっています。

どの調査結果を見ても、40代以上の女性に比べても非常に少ない量しか摂取できていないことが分かります。

カロリーベースで考えるダイエットをしがちな女性は、どうしても低栄養状態で体がボロボロになってしまっていることが多いという事になってきます。

極端なやせ願望によって体を細くすることに一所懸命になりがちですが、低栄養状態になればどうしても妊娠できる身体とはいいがたくなります。

妊娠すればおなかの中の赤ちゃんに沢山の栄養を運ぶ必要がありますよね?低栄養状態の体では、とてもではありませんが赤ちゃんに栄養を運ぶことが出来ません。妊娠出来る体の準備が出来ていないという事になります。

栄養をしっかりと取ることが出来ない過激なダイエットは、ホルモンバランスを崩してしまいうことにつながり、生理不順なども引き起こしてしまいます。妊娠しにくい体になってしまうんです。

最近では酵素ドリンクを使ったファスティングなども人気があるダイエット方法ですが、この方法ではたんぱく質の摂取量が非常に少なくなりますので、妊活中の方にはあまりお勧めできません。

食べ過ぎも栄養不足になるのはどうして?

食べ過ぎ傾向にある人は十分な栄養が取れていると思っている人も多くいます。ですが、実は食べ過ぎ傾向になる人も栄養が取れているとは言いがたい状況にあります。

血糖を上げるために糖分を取りがちて必要な栄養を食べる機会を失っている…

おなかがすくのは、血液の中に含まれている糖分が減り、身体が低血糖の状態になった時です。脳の中の視床下部という部分で低血糖になっていると感じると、糖質を補給しなさいという指令が送られます。

頭をすごく使ったときや、沢山運動をした後などに無性に甘いものが食べたくなることがありますが、これは低血糖の状態になり、視床下部が糖質を補給しなさいという指令を送るためです。

この指令が出ると、人は自然と血糖値を上げるものを食べたいと思い、ごはんやパン、麺類といった炭水化物や、チョコレートや甘い飲み物など糖分を取ることが多くなります。

これらは手っ取り早く血糖値を上げることが出来て、さらにおいしいのでついパクパクと食べ過ぎてしまう事につながります。そしておなか一杯になるので、ほかのものが食べられない状態になります。

血液中に糖分が補給されれば視床下部も満足して食事をしなさいという指令を出さなくなりますので、栄養がある食事を食べる機会を失ってしまいます。

食べ過ぎ傾向がある方は一度自分が一日になにをどのくらい食べたかを記録してみてください。主食や甘いものが多くはありませんか?他の栄養はちゃんと取れていますか?

ハンバーガーなどのファストフードを食べ過ぎていたり、手っ取り早く食べることが出来るお菓子などを食べ過ぎていたりしていないでしょうか?

残念ながらこのようなものは栄養価は低く、糖質や脂質がとても多くなってしまいます。

戦時中の栄養失調は食べるものがなかったために起こったものですが、現代版の栄養失調は食べるものは豊富にあるのに、糖質が多い食事をとることで栄養が足りてないということで起こっていることも多いんです。

食べ過ぎの方も栄養不足になってしまっていることが多いというのは、このような理由からなんです。

糖質はカロリーが多く、どうしても肥満にもつながりやすくなります。肥満は不妊の原因の一つとも言われているため、栄養不足と共に不妊をもたらすことになります。

妊活中のダイエットのポイントは消費カロリーのUP

妊活中で不妊に悩んでいる場合で、ダイエットをしているという方の場合には、まず低カロリーの食事でダイエットを行う事は避けて、身体にとって必要な栄養素をしっかりと取入れ、消費カロリーを増やすダイエットを心がけましょう。

太り気味の方でダイエットをするという場合にも、栄養バランスはしっかりと考えて、運動を生活の中に取り入れるダイエットを心掛けていきます。

筋肉を鍛えてあげることで寝ている間でも筋肉がカロリーを消費する基礎代謝を上げていくことが出来ます。無理のない範囲で腹筋運動をしてみたり、スクワットなどを取り入れてみたりすることがお勧めです。

普段歩くことが少ない方は、一日7500歩を目安にウォーキング習慣をつけてみましょう。ヨガなどの有酸素運動を取り入れることで体重を落として筋肉をつけていくことが出来ます。体が柔軟性を取り戻し、妊娠・出産にとってもメリットが高くなります。

縄跳びも消費カロリーが大きくおすすめできる運動です。縄跳びは全身運動でもあり有酸素運動でもあるので、短時間で沢山のカロリー消費が可能です。

妊活中に絶対に不足させたくない5つの栄養素

ダイエットや過食によって不足しがちな栄養素はとても多くありますが、中でも妊活中に絶対に不足させたくない栄養素が不足していることが多くみられます。

そこで絶対に不足させたくない5つの栄養素について簡単にまとめてみました。

栄養素 不足させたくない理由 こんな風に食べてみてください
たんぱく質 細胞を作るために必要 ・脂肪分の少ない赤みのお肉や白身魚を食べましょう
鉄分 黄体ホルモンの分泌に必要 ・牛肉と青菜の炒め物
・スムージーには小松菜をプラス
亜鉛 受精卵を育てるのに必要 ・牡蠣のチャウダーは体も温めます
・牛肉のランプステーキは噛みごたえがありダイエット中におすすめ
ビタミンB群 妊娠に必要な葉酸やビタミンB12も含まれる ・緑色の野菜を積極的に食べて
・のりや卵にも沢山あります
ビタミンE 卵子の老化を予防する強い抗酸化作用がある ・アーモンドなどのナッツ類は噛みごたえもあり過食を抑える効果もありますよ。

もちろん、そのほかの栄養素もしっかりとバランスを取って取り入れていくことがとっても大切です。これだけと決めずにいろいろな食材を食べて栄養をたっぷりと取り入れましょう。

▼妊活中におすすめの食べ物についてはコチラも参考にしてみて!

脱栄養不足で妊娠力の高い体へ!

バランスの良い食事をすることは、妊活中だけではなく、健康的に暮らしていくためにも大切なことになります。

栄養バランスのとれた食事をとるという事は、意外に意識をしていかなければ難しいのが現代の食卓事情になっています。

とくにタンパク質、鉄分や亜鉛のようなミネラル類、ビタミンB群やビタミンEといったビタミン類やは不足しがちなので、意識をして食事の中に取り入れていきましょう!

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