初めてだとやっぱり不安…妊活スタートの婦人科検査の実態

コメント0
2015/08/31

加工後 shutterstock_173216819
妊活というと妊娠しやすい体を作るために食事に気をつけたり、運動を始めることが真っ先に思い浮かぶという人もいるでしょう。

確かに体作りも大切なプロセスの一つですが、まずは自分の体には、赤ちゃんを迎えやすい環境が整っているか検査してもらい、自分の体について知ることも同じくらい大事です。

もし赤ちゃんを授かっても、子宮などにトラブルが見られれば妊娠もうまく継続できないということもあるし、早期発見することで完治の可能性も高まります。

何よりも、体に異常がないとわかれば安心して妊活に励めるので、気持ちの持ちようも違ってきますよね。

まず婦人科での検査が必要となりますが、婦人科は内科などと違ってとてもデリケートな診療を行うところなので敷居が高いと思われがちですよね。

しかし、定期的な子宮がんや乳がんなどの検診なども国から推奨されているように、婦人科での検診は特別なことではなくなりつつあります。

それでも初めて受診する人にとっては、具体的にどのような検査を行うのか分からないなど不安な気持ちも大きいものです。

そこで、妊活をスタートさせるにあたり、受けておきたい婦人科検査の内容や費用から病院選びなどを紹介していきます。目を通しながら、是非受診に向けて前向きな気持ちになってもらえたら嬉しいです。

まずは理解しよう!婦人科検査の必要性やタイミング

加工後 shutterstock_181677152
婦人科検診はなぜ受けたほうがよいか、また受診するとしたらいつが良いのかよく分からないという人もいますよね。どこで、検査の必要性やおすすめの受診タイミングを紹介するので参考にしてみましょう。

トラブルの早期発見・治療のためにも検査は必要

特に体に異常は感じないのに、婦人科を受診するというのはちょっと気が引けて何となく行きづらいとういう女性もいるでしょう。

しかし妊娠してから子宮や卵巣などに病気が見つかるというケースもあり、妊娠中に治療しなくてはならなかったり、最悪赤ちゃんを諦めなければならないという辛い経験をした女性もいらっしゃいます。

また妊活を始めたのに、なかなか妊娠できないという場合は、何か体に妊娠しづらい要因があるかもしれません。一度婦人科で検査してもらい、原因を知ることでより早く対処することが可能ともなるのです。

早く赤ちゃんを授かるために、そして赤ちゃんにとって居心地のよい環境を整えてあげるためにも婦人科検査は必要だと言えます。

検査の受診率はまだ低いのが現状

婦人科検診の受診率は、ある製薬会社のアンケートによると20代30代で約35パーセント、40代でも約42パーセントと必要性は高いといえども、実際は受診している人が意外と少ないのが現状です。

確かに、婦人科検査は女性の体のデリケートな部分を調べるため、何となく恥ずかしいとかどんな検査をされるかよくわからないというイメージがありますよね。

更に、どこも体が悪くないのに病院へ行くのは面倒とか、費用が高そう、検査で病気が分かるのが怖いというのも受診を避ける理由となっています。やはり、普段行き慣れていない婦人科は敷居が高いと感じる女性が多いことがわかりますね。

検査を受けるタイミングはできるだけ早めに

婦人科検査を受診するのは、いつ位がよいかわからないという女性もいるでしょう。妊活を始めようと思ったら行けば良いか、または妊活を始めてもなかなか妊娠できない時に行けばよいか迷いがちです。

子宮内膜症などの婦人科系の病気は、30歳を過ぎると発症する確率がどんどん高くなります。もし妊活を始める上で30歳を過ぎていたら、すぐにでも一度検査を受けておくことをおすすめします。

また、日頃から生理痛が重い、生理不順など生理に関するトラブルを抱えている場合は、年齢に関係なく一度受診すると原因が突き止められたり、薬などで対処することで体が少しは楽になる場合もあります。

そして、最近では結婚前に将来の妊娠に備えて、婦人科検診を行うブライダルチェックも話題となっており、結婚が受診のきっかけとなる場合もあります。

やはり少なくとも子供を持つことを考えた時点で、20代であってもできるだけ早めに受診するのが望ましいと言えます。

知っておけば安心!婦人科検査の内容とかかる費用

加工後 shutterstock_76950379
婦人科検査について一番気になるのが、検査内容と費用だと思いますのでこちらについて順に説明していきます。

検査は一般の検査とオプションとなるがん検診があります。また、費用は一般的に保険適用外なので、少し高くなってしまうのが現状です。

問診表を見ながら日頃の体調について質問される「問診」

受付で記入した問診表や基礎体温表を見ながら、医師が月経痛や周期、出血量など月経に関する質問がなされます。

他にも、食欲や排便のリズムなど日常生活についても色々と聞かれます。また、普段から体の不調で気になることがあれば、医師に相談してみましょう。

女性にとってとてもデリケートで答えにくい質問がなされるかもしれませんが、曖昧に答えたり、恥ずかしさから正直に答えないと正確な診察ができません。

体の状態をきちんと把握するために必要な質問ばかりなので、恥ずかしがらずにしっかり答えましょう。

お腹に機器を当てモニターで子宮内を診る「腹式超音波検査」

子宮や卵巣の様子を、モニターに映し出して確認する腹式超音波検査が行われます。まず、診察台にお腹を出した状態で仰向けになり、器具の滑りを良くするために冷たいジェルを塗られます。

それから、お腹に細長い器具を当てて、軽く押しながらお腹の上を動かしていくと、診察台の横のモニターに子宮や卵巣の画像が写し出されます。

白黒なので、自分の目ではよくわからないので、医師に部位を教えてもらいながら一緒にみましょう。腹式超音波検査では、子宮や卵巣に筋腫がないか、位置や大きさは正常かなどをチェックしていきます。

専用器具を使って、膣内をチェックする「内診」

内診室へ移動して脱衣スペースで靴や下着を脱 いで、内診台に座ります。初めてだとちょっと抵抗があるかもしれませんが、勇気を出して座りましょう。

スタッフが声をかけてくれると、内診台がゆっくり上がってから背もたれが倒れます。同時に、足が少し上がって左右に開いた状態で止まります。

ちょうど、お腹のあたりにカーテンがあって、引いてもらうと診察の様子も見えず、医師の声が聞こえるだけなので恥ずかしさも半減します。

それでも緊張して体がこわばってしまう人が多いので、ゆっくりと深呼吸してリラックスしましょう。

内診では、まずお腹の上から子宮を触って、位置や硬さなどチェックしていきます。その後、膣鏡という器具を使って、膣の中に腫れがないかなど異常の有無を調べていきます。

少し違和感があったり痛みがあるかもしれませんが、短時間で終わるのでここはぐっと我慢しましょう。

血液中のホルモン量や細菌などを調べる「血液検査」

採血して、卵巣機能が正常かを見るために血液中に含まれる女性ホルモンの分泌量を調べたり、血液中のヘモグロビン数値をチェックして貧血の有無を確認します。

更に、クラジミアや梅毒などの性感染症や、B型C型肝炎やHIV、風疹などの感染症の有無も合わせて調べます。

体内に腫瘍ができると血液中のたんぱくやホルモン量などが急激に増えることがあるので、腫瘍の可能性もチェックしています。

尿たんぱく量や糖分を調べる「尿検査」と感染症の疑いがないかを調べる「おりもの検査」

採尿して、腎臓機能が正常かを見るために血液中のたんぱく量を調べたり、血液中の糖分量を調べて糖尿病の有無などを見ていきます。

また、膣内のおりものを採取して、細菌の有無を調べて性感染症にかかっていないかなどをチェックします。

レントゲンと超音波2つの検査から選べる「乳がん検診」

乳がん検査はレントゲンを用いるマンモグラフィと、超音波検査の2種類があり、検査方法や費用も異なります。

マンモグラフィは乳房を撮影する専用のレントゲンで、透明の板の間に乳房を入れ、板で挟んで乳房を平ペったい状態にして撮影して、乳腺の異常をチェックします。

体に浴びる放射線量はかなり少ないので、体への影響はほとんどないとされています。乳房に板が押し付けられるため、検査時は痛みがありますが短時間で終了しますし、乳房自体には何も影響がないので心配いりません。

超音波検査は、プローブという器具を乳房に当てて横のモニターに映し出された乳房内の様子をチェックしていきます。主に、乳腺は白く写り、万一腫瘍があれば黒っぽい影が見えます。

ただ、良性の場合も黒く映るので、超音波だけでは区別するのが難しいとされています。検査費用はマンモグラフィの方がやや高いのが一般的です。

子宮入り口付近のがん細胞の有無を調べる「子宮頸がん検査」

子宮頸がん検査は、子宮のちょうど入口に当たる子宮頸部の粘膜にがん細胞がないかを調べます。内診と同じように膣鏡という専用器具を用いて、膣内の様子をチェックし、炎症の有無やおりもの状態などを調べます。

更に、子宮頸部の細胞を、小さなヘラなどでごく少量取って顕微鏡でがん細胞の有無を見ます。

子宮内膜のがん細胞の有無を調べる「子宮体がん検査」

子宮体がん検査は、子宮内の子宮内膜にがん細胞がないかを調べる検査です。膣から細長い器具を使って子宮内膜細胞をごく少量採取し、顕微鏡でがん細胞を有無を見ます。

奥の方に器具を入れるので、痛みが伴う場合が多いので麻酔を使ったり、子宮頸部を少し広げる処置を行って採取する場合もあります。しかし検査後の体への影響はないので心配いりません。

検査費用は保険適用外で2万前後と少し高め

婦人科検査は自分で希望して受診するため、人間ドックと同じように健康保険の適用がありません。全ての検査が実費扱いとなります。

受ける検査の内容や、病院によっても費用には開きがあります。例えば、内診が2500円前後、おりもの検査が3000円前後、超音波検査が5000円前後などです。

また、血液検査一つをとっても、調べる項目の数で費用が異なり、感染症ごとに価格設定がなされている場合がほとんどです。例えば貧血検査なら3000円前後、クラジミア検査で3000円前後という感じになっています。

またがん検査の場合、子宮頸がん検査なら4000円前後から1万円前後、乳がん検査もマンモグラフィだと少し高くて4000円前後から8000円前後、超音波検査なら3000円前後から6000円前後が一般的です。

がん検査は自治体で補助を行っているところもあります。年齢によって補助の期間が決まっている場合もあるので、いつでも補助が受けられるわけではないかもしれませんが、問い合せてみましょう。

また、自治体によっては受診する病院を指定している場合もあるので、受診の手順など、もきちんと聞いておきましょう。

婦人科検査は、検査内容によっていくつかの検査を組み合わせたプランを設定している病院もあります。一般的な検査プランだと全部で2万円前後、少し詳しく調べるとなると4万円前後が相場となっています。

ただ、検査を行って見つかった病気や生理不順などの体の不調に対する治療や処置に関しては、診察となって保険の適応となるので、例えば薬の処方などは実費でなくなる場合もあります。

納得できる病院を選んで、検査日の予約をしよう

婦人科ではデリケートな診察となりますので、やっぱり病院は納得のできるところを選びたいという女性も多いですよね。そこで、病院選びの条件から検査の申し込み方法などについて説明していきます・

女性医師がいてくれると安心できる

月経やお通じについてなどデリケートな質問をされたり、内診を受ける場合はやはり異性だと恥ずかしいと思う女性も多いですよね。

男性でも親身になって対応してもらえる医師はたくさんいますが、特に初めて婦人科を受診する場合は異性では、ちょっと抵抗を感じる人もいるでしょう。

同性だと月経の悩みなどがわかってもらいやすいという利点もあります。ただ、勤務年数が長く、経験を積んでいる男性医師だと、納得のいくアドバイスがもらえることもあります。

それでも、やっぱり女性医師が良いと思えば、女性医師のみという病院を選びましょう。または、男性医師が在勤していても診察曜日や時間で医師が変わり、希望する女性医師に診察してもらえるというシステムをとっている病院もあるので探してみましょう。

細かな検査を希望なら設備が充実しているところを!検査プランの希望も考慮しよう

乳がん検査や超音波検査などを行うには、専用の医療機器が必要となります。できれば最新の医療設備が整っていたほうが、検査もスムーズに行えるしより細かな部位まできちんと見てもらえるので安心できます。

婦人科検査といっても、様々な検査があり病院によっていくつかの検査を組み合わせたプランが設定されている場合がほとんどです。

まずは検査内容について詳しく調べ、よく知った上でどの検査を受けようかを自分である程度絞りましょう。 そして自分が受けたい検査を行っている病院を探してみましょう。

産科とは別になっていると検査がスムーズ

産科と婦人科が併設されている病院も多いですよね。気にしないという人もいますが、お腹の大きい妊婦さんに囲まれて待合室で座っているのは周りの目が気になってしまう、抵抗があるという女性もいるでしょう。

また産婦人科の場合は医師が少ないと、急に分娩が入ったら診察が中断してしまう場合もあります。

婦人科のみの病院か、産科と婦人科が分けられていて医師も待合室も別になっているという病院がおすすめです。

病院の雰囲気がよいと緊張感が和らぐ

特に初めての婦人科検査だと、ただでさえ緊張してしまうものです。そのため検査を受ける院内は清潔感があって、緊張感が和ぎそうでどこかリラックスできるような雰囲気の病院のほうが受診しやすいですよね。

実際に行ってみたいと分からないかもしれませんが、ホームページなどで院内やスタッフの写真などを見たり、行ったことがある人がいれば聞いてみましょう。

人に聞いたりネットで調べて評判が良いところを探そう

母親や姉妹、親戚や友人などで婦人科を受診した経験があれば病院の評判について聞いてみるとよいでしょう。周りになかなか聞ける人がいなければ、ネットの口コミなども参考にしてみるとよいでしょう。

ただ総合病院や大学病院などの大きな病院は、医師が年単位で変わっていくことが多いのであまり昔の口コミだと、現状と異なる場合もあるので気をつけましょう。

希望日をいくつか決めてから、検査日を予約しよう

病院が決まったら、自分のスケジュール調整をして空いている日をいくつかピックアップしましょう。それから病院に電話で問合せをしてみましょう。

いきなり受診しても、都合で医師が不在だったり、他の患者さんの予約が一杯でその日は受診できないということもあります。

まずは、受診したい検査が受けられるかを確認し、検査希望日を上げて検査日を決めてもらいます。また、検査日までの注意点や持ち物なども一緒に聞いておくと安心です。

病院によっては、ネットで受診の予約ができるところもあるので、時間がなければ利用してみるのもよいでしょう。万一都合がつかなくなったら、早めに連絡して検査日を変更してもらいましょう。

当日までに確認を!検査当日に注意すること&服装や持ち物

加工後 shutterstock_152749232
正確な検査結果を得るために、病院に行くまでに気をつけたいことがあります。また検査をスムーズに行うために、当日おすすめの服装や準備しておきたい持ち物などあるので、しっかり目を通しておきましょう。

検査前は体の洗いすぎに注意

内診があると、検査前にシャワーを浴びて下半身もキレイに洗っておいたほうがよいのでは?と思う女性もいるでしょう。

しかし検査前にきちんと消毒がなされるし、あまりにキレイに洗浄すると、膣内の細菌まで洗い流されてしまい、おりもの検査などで正しく結果が出ないこともあるので気をつけましょう。

また、トイレを済ませてから出かけると、病院で尿検査をする際に尿が出なくて困る場合もあるので、指示に従って病院でトイレを済ませるようにしましょう。

服装は脱ぎやすい服&スカートがおすすめ

婦人科検査の内診では、ショーツを脱いで内診台に上がることなります。パンツスタイルだと脱衣スペースから内診台まで、下半身を出したままで移動することになるため、そんなに離れていないといえどもちょっと恥ずかしい思いをするかもしれません。

更にタイトなジーンズやストッキング、タイツ、ロングブーツやガードルなどを履いていくと、着替えに時間がかかってしまいます。

フレアスカートなどゆったりとしたデザインのスカートや丈が長すぎないワンピース、チュニックでいくと、着替えもスムーズですしショーツを脱いでもスカートで隠せるので便利です。

また、乳がん検診で乳房を検査してもらう場合は、上半身だけ脱いでもおかしくない格好がよいでしょう。同じくタイトなデザインのシャツだと、着替えに手間取るので気をつけましょう。

検査費用は早めに準備を!検査時に持っていくとよいもの

婦人科検査は保険が適用されないので現金が必要となるため、早めに準備しましょう。更にトラブルが見つかって治療となった処置は、保険適用となる可能性があるので保険証もあったほうがよいです。

念のため持参したいものを紹介するので、参考にして準備しましょう。

  • 健康保険証 治療となれば保険適用となるので、念のため持参しましょう。
  • 検査費用  大体3、4万円くらいは持参したほうがよいでしょう。
  • ナプキン  内診により少し出血する場合があるので、持参すると安心です。
  • 基礎体温表 日頃から基礎体温の変化を記録していれば医師に見せましょう。

安心して妊活スタートができるよう勇気をだして受診しよう

加工後 shutterstock_78722074
婦人科検査では子宮や膣など妊娠に関わる女性機能を細かく調べるため、思いがけず何かトラブルや病気が見つかる場合があるかもしれません。

しかし、初期の段階で自覚症状がほとんどない疾患もあるため、逆に婦人科検査を受診したことで、早期発見できて治療を進めたおかげで妊娠の可能性をあきらめずに済んだというケースもあります。

思いがけず病気が見つかることは、誰しも怖く不安なことです。でももし婦人科検査を受けなかったら、もっと進行していたかもしれない、もしかすると妊娠しにくくなっていたかもしれないと考えれば、やはり受診してよかったと言えますよね。

また、婦人科検査で異常がないことがわかれば、心おきなく妊活を進めていけるし、いつか近い将来赤ちゃんが授かれるという期待も膨らみますよね。

特に体に不調がないのに、ただでさえ敷居が高い婦人科を受診するのは面倒な気持ちや恥ずかしい気持ちもあるかもしれません。

しかし、赤ちゃんが育ちやすいように子宮の環境を整えるためにも、婦人科検査はむしろ妊活に必要とさえ思えます。

妊活の第一歩を踏み出すという意味でも、勇気を出して是非早めに婦人科検査を受けてみましょう。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ