その口グセが子供の才能をダメにする!子どもの能力の伸ばし方

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2015/06/04

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愛するわが子のため、つい口うるさくガミガミ…。その上、なぜかお母さんの口ぐせは否定的なものが多いですね。気づかないうちに、子どもをへこませる言葉が口グセになっているかも。

ダメ出しや、子どもにとって嫌なことばかり言うお母さんと、どんどんやる気がなくなっていく子どもの脳との悪循環で、せっかくの才能が台無しになっていませんか。

お母さんの「ありがち口ぐせ」

かわいいわが子を、いい子にしたい!という気持ちや、子どもを自分が支配しているような気持ち…。知らないうちに、子どもとの向き合い方が、口ぐせに出ているかもしれません。

お母さんの、ありがちな口ぐせを集めてみましょう。

  • ダメでしょ!
  • やめなさい!
  • 何度言ったらわかるの?
  • ○○できたら□□(ごほうび)あげるからね
  • 言うこと聞かないと□□(ごほうび)あげないよ
  • ちゃんとして!
  • もう知らない。好きにすれば。
  • 置いてくよ!
  • お兄ちゃん、お姉ちゃんでしょ!
  • 早くして!
  • いい加減にしてよ!
  • どういうつもり?
  • サイアク~
  • また何回も同じことしないで!
  • 返事は?
  • 聞いてんの?
  • 私がやるからもういい
  • あなたには、まだムリ
  • だから言ったでしょ
  • △△だったら、◇◇になっちゃうよ

集めると、まだまだ出てきそうですね。自分も身に覚えのある言葉がいろいろと。あらためて書き出して目で見ると、イヤな気持ちになります…。

ちょっと、言われた子どもの身になってみましょう。どうしようもないというか、へこんでやる気がなくなっても仕方ないような。頭ごなしで一方的で、交渉の余地もない。

おどしと否定とご褒美をあやつり、対象を自分の意のままに操ろうとするなんて、悪い権力者みたいですね!

そんなつもりじゃないですか?

子どもを口先だけで思い通りにしたり、自分の都合のいいように動かしたりしたいと思うことは?子どもと同じ目線で考えた言葉を使っていますか?

同じような心の動きや、子どもとの向き合い方をしている言葉をまとめながら、困った口ぐせについて、考えていきましょう。

言ってくれなきゃわかんないよ

「ちゃんとして!」「いい加減にしてよ!」「何回も同じことしないで!」これらの言葉は子どもからすると、お母さんがものすごく怒っているのはわかるけど、どうすればいいかわからない…。こんな感じにしか受け取れません。

これらの言葉は、具体的に説明する会話を省略してしまっています。お母さんの「このぐらい、言わなくてもわかるでしょ。」という思い込みが見えてきますね。

「ちゃんとして!」の「ちゃんと」のところが、子どもはわからないのです。物事の良し悪しや、マナーを教えるのは周りの大人の役目です。その状況で「ちゃんとする」というのは、具体的にどうすることなのか教えてあげてください。

「いい加減にしてよ!」も同じですね。何をいい加減にしてほしいのか、何に怒られているのか、子どもはわかりません。

また、「わかるでしょ?」という言葉もナゾの省略です。言ってくれなきゃわからない。でも、大人だってこう言われて「わかりません。」と言うのは勇気がいりますね。

わかっていてもうまくできないことは、たくさんあります。わかったことが全部できれば、誰も苦労はしません。

具体的に「ここをこんなふうにしたらいいんじゃない?」とアドバイスしたり、子どもが自分で方法を発見するまで、サポートしながら見守ってあげてください。

言葉で教えるのが難しければ、お母さんが一緒にやってみるのもいいですね。耳から入ってくる言葉を理解するには、ずいぶん訓練が必要ですから。小さい子どもは、まだまだ聞くのが苦手なものです。

何回言っても、同じことばかりつまづく。こんな時は、たいてい理由があるものです。この、子どもが同じことで何回もつまづいてしまう、理由を見つけるお手伝いをしてあげてください。

「あれ?これって、そうやるんだっけ?」と問いかけて、自分で考えさせるのもいいですね。

なかなか答えが見つからず苦戦しているようなら、お母さんがやってみせるのもいい方法です。仕事をしないで、口先ばっかりで部下を動かす上司みたいに子育てしてはいけません。

アメとムチで自在にあやつる

うまくできたら、ごほうびをあげる。いい子にしてたらアイス買ってあげる。…ごほうびを約束する大人が、この頃とっても多いと感じます。

ごほうびの約束をすれば、子どもはごほうびのためにがんばる。ごほうびをもらった子どもの喜ぶ笑顔をみて、周りの大人もうれしい。

一方、言うこと聞かないとアイス買ってあげないよ。というような言葉もよく聞きますね。

お風呂屋さんで「アイス買ってあげるから。」「アイス買ってあげないよ。」のバリエーションを連発するお母さんと子どもを見ていると、気の毒になります。

気持ちはよくわかります。自分が髪の毛を洗っている間、子どもに危険がないようにそばでじっとしていてほしい。手っ取り早く、おどしてしまう気持ちはよくわかります。

  • ごほうびのために、子どもはがんばってくれる。
  • アイスのために、子どもはお利口にしてくれる。

実はこの、ごほうびとおどしは裏を返せば同じものです。こういうことを繰り返していると、周りの評価ばかり気にする子になってしまいます。

自分で考え判断する力も育たず、達成感も十分に感じることができないまま成長していきます。大切な、これらの脳の機能の発達を妨げてしまうのです。

お金で買った「モノ」では、人間の心は満たされません。自分の力でがんばったという達成感、プレッシャーに勝つ力が子どもを大きく育てます。

なによりも、「がんばったね。」と抱きしめてくれるお母さんのぬくもり、これに勝るものは無いのです。

過剰なごほうびやおどしは、子どもに必要ありません。子どもの自主性を信じてあげてください。

ちなみに私は小学校のクラブ活動のお手伝いに行っているのですが、発表会など、行事が終わった後、「ごほうびは?」と言う子がたちがいて驚きました。何かするたび、いつもごほうびをもらっているんでしょうかね。

子どもの気持ちにおかまいなし

「どういうつもり?」「お兄ちゃんでしょ、お姉ちゃんでしょ。」「返事は?」など、子どもの状態や反応にはお構いなしで、自分の言いたいことを言うだけ。

または、要求を一方的につきつけるのも同じようなことです。どちらも、子どもの気持ちや状況を受け止めようとしていません。

「どういうつもり?」や「返事は?」「聞いてんの?」なども、一見、子どもに問いかけているようです。でも、子どもの気持ちを理解しようとして言っていないのは、言った本人がいちばんよくわかっていますよね。

大人は、子どものことを思うから「早く寝なさい。」と言っているつもりかもしれませんが、ただ言っただけでは子どもの心に伝わりません。

言いっぱなしで終わるのではなく、子どもの言い分も聞いてあげてください。困っているのかもしれないし、嫌だから返事をしたくないのかもしれません。

まずは、子どもの状況や気持ちを受け止める。その後で、アドバイスしたり、話し合いをしたりしてあげてくださいね。

能力を否定したり、疑ったり

「お母さんがやるから、もういい!」「グズなんだから。」「どうせ、すぐ飽きちゃうよ。」こんなことを言われると、誰だってがっかりしてやる気がなくなってしまいますよね。

子どもがどんな才能を持っているかは、誰にもわかりません。やってみないと、どんな才能がかくれているかわからないのです。

親がはまりがちなのが、私はこうだったからこの子も苦手だろう。という、自分を基準にした考え方。その子が、世の中のために役立つどんな素晴らしい人になるか、どんなに人を幸せにできる人になるかは、誰にもわからないのに、です。

不用意な言葉が、子どもの才能をダメにしてしまうのです。やり方を教える、決めつけない、気持ちを聞いてみることが大切です。子どもを信じて待ってみましょう。

それって母の愛?先回りの否定

「やめて!ムリムリ!」「あなたには、まだできないよ。」…まだやってもいないのにダメ出し、というのもよく耳にしますね。「お母さんがしてあげるからね。」頼んでもいないのに、手を出してくる優しいお母さんもいっぱいです。

例えば、ミゾをとびこえたり、いつもより高いところからジャンプしたり、子どもには小さな冒険がたくさんあります。

自分は、どれぐらいの幅ならとびこえられるのか、どのぐらいの高さからならジャンプできるのか。子どもは、毎日毎日成長します。そうやって、いろんなことを勉強していくのです。

昨日は失敗したけど、今日はできるようになったかもしれない。今日もやってみよう!子どもを見ていると、そういう経験の多い子ほど失敗を修正してく能力が高いような気がします。

お母さんが先回りしてダメ出ししたり、手を貸してばかりだと、いつまでたっても自分の力で考えたり判断したりできなくなってしまいます。

頭の中だけでは、だめなのです。身体をはって経験したことは、どんなに小さなことでもその子の貴重な財産になってくれるはず。想像と、実際にさわったり匂いをかいだり、痛い思いをしたりするのとは、全然違います。

大人になってからでもそう思うことがたくさんあります。現実は、本を読んだり映画を見たりで想像していたことの、100万倍ぐらいリアルに迫ってくるのです。

先回りして子どもを助けたい。危ないことや、辛い思いをさせたくないお母さんの気持ちから出る言葉が、子どもをダメにしてしまいます。子どもは、思ったより強いし、回復も早いです。開発すればするほど、脳の機能は開花していきます。

お母さんは、絶対に追いつけない。そのぐらいの速さで進化します。子どもを信じて、見守ることができれば、ですが。

「切り捨てゴメン」で突き放す

「勝手にしなさい!」「もう知らない。好きにすれば。」わがままを言っていつまでも泣き続けたり、よかれと思って言っているのに言う事を聞かなかったり。

子どもは、本当に頑固ですよね。誰に似たのやら。

こうして突き放してしまうのも、親子の間で気持ちを伝えあえていない時に出てくる言葉ですね。親は、絶対に言葉通りのことを思っていないでしょうから。どちらかというと、すごく怒っているのではないでしょうか。

これらの言葉が、じゅうぶん話し合ってお互いの気持ちを理解していて言われたのなら別ですが。

思っていることと全然違う言葉を子どもに投げつけて、背中を向けてしまう。これでは、子どもが不安になるだけです。

本当は、親も子も相手の考えていることを理解したいんですよね。それなのに、わからないから、自分の気持ちがわかってもらえないから、怒ってしまう。

子どもは、周りの人達、特に、親のコミュニケーションの取り方をまねしながら、学んでいきます。突き放されてばかりいたら不安だけが残ります。そして、相手に考えを伝えたり、相手の思っている事を想像したりできなくなってしまいます。

子どもに、考えていることや思っていることを言ってほしいなら、まずは、お母さんが思っていることを素直に伝えましょう。「勝手にしなさい!」ではなく、心配なのだったら「こういうことが心配なの。」と言えばいいのです。

それからゆっくり、子どもの思いや考えていることを聞いてあげてくださいね。

感情をぶつけるだけではダメ!

とは言っても、子育てをしていると毎日毎日同じことを言ってるのにできないとか、期待通りに動いてくれないとか、イライラすることがたくさん。

実は、子どものためと言いながら、お母さんの気持ちをただぶつけているだけ、ということが多いのではないでしょうか。私も、落ち着いているときは「あれ?それでいいんだっけ?」とか優しく言えるんですが、怒ってしまったときは全然ダメです。

追い詰めるようなことを言ってしまったり、事情を聞かずに決めつけてしまったり。そういえば、先日「お母さんは知らないくせに、決めつけないで!」と反論されました…。

成長の証ですね。「違うの?ごめんごめん、お母さんが悪かった。」と、素直に謝りました。すると「お母さん、この間もこう言ったでしょ。」と、さらに責められてしまいました。反省しなきゃ。

でも、もっと幼い頃は反論もできずにさぞ悲しい思いをしていたのだろうなと思うと、申し訳ない思いで胸が痛みます。

自分の都合や感情をぶつけてしまうのは、性格もあるのでなおすのは難しいかもしれません。でも、せっかくですから、自分の口ぐせを振り返ってみましょう。

少しずつでもいいから、言い方を変えてみましょう。「早くしてよ!」では、伝わらないのですから。

早くしてほしいのは、時間の都合なのか、親の都合なのか。どちらにしても、早くしなければいけないのだったら間に合うような具体的な方法を伝えましょう。

一緒に考えられたら、もっといいですね。全部を自分で考えるのは難しいでしょうから、例えば

  • しなければいけないことを、伝える
  • どうして、それをするのか教える
  • 目標まで、どうすればたどりつけるか相談する。

など、サポートしてあげられるといいと思います。自分で考えられるような質問や提案をしてあげるのです。

うまく言えないようなら「今言ったことって、こういうこと?」などと、補足してあげてください。考えているあいだは、なるべくせかさずに。

知ってますか?子どもって、意外といいこと思いつくんですよ!それから、こういう時に思ってもみなかったような理由がわかったりして、びっくりすることもあります。

幼い子どもも、小さな頭で一生懸命いろんなことを考えてるんです。それを邪魔しないであげてくださいね。

同じことを何度も教えるのが親

ああ、うんざり。ものごころついてからいつも言ってるのに、しかも、私以外の家族も言ってるのに、なんでいまだにできないの?

何回言えばわかるの?ダメって言ったのに、また同じことをしてる。

うんざりですが、ここは気長にきっぱり覚悟しましょう。同じことをできるようになるまで教えるのが、親の努めです。

はっきり言って子どもは1回ではできません。家族の仕事は、できるようになるまで何回でも優しく教える、ということ。いつできるようになるかはわかりません。

子どもは、何回も同じことを繰り返しながら、必ず、何かを学んでいます。気長に教え続ければ、気がついたらできるようになってた、というふうになると思います。できるようになっているのに気づいたら、ほめてあげてくださいね。

言葉で子どもが成長するとき

園で、息子がけんかしました。ふざけているうちに本気のたたき合いになり、思い余った相手が息子を棒でたたいてしまいました。

先生にたたかれた頭を冷やしてもらいながら、「どうしたの?」と聞かれた息子は、泣きながら、でも、勝ち誇ったように「○○くんに、棒で叩かれた。」と宣言しました。

先生に「そっか。それは○○くん、だめだよね。人をものでたたのは良くないことだよね。あなたは?あなたは何もしてないの?」と聞かれ「うん、僕は何もしてない。」と小さな声で答えた息子でしたが。

「そっか。あなたが何もしてないのに、○○くんは棒で叩いたんだね?」と重ねて聞かれると「……ううん。本当は、僕が○○くんを先にたたいたの。」と言いました。

あなたなら、ここで子どもになんて言いますか?「嘘をつくなんて、だめでしょ。」「なんで、先生に嘘つくの!?」「あなたも悪いんじゃない!さきに、たたくなんて!」でしょうか。

正直、私は、自分だけが被害者ヅラをしてしれっと嘘をついた息子の様子がショックでした。先生と息子が話している時間だから口を挟みませんでしたが、2人だけだったら怒っていたかもしれません。

でも、先生はこう言ったのです。「そっか。偉かった。ちゃんと言えたね。すごいよ!前は言えなかったのにね。ちゃんと言えた。偉いよ。」そして、頭をぐるぐるなでてくれました。

その時の息子の顔を見て「ああ、こういうことなのか」と思いました。今日、息子は、自分の失敗を修正することができたのです。

相手が先生でなく私だったら。先生が、問い詰めて責めるようなことを言っていたら。

息子は成長するのではなく、それどころか、もっとうまく嘘をつくようになったかもしれません。

子育ては大変です。でも、どんな子どもでも無限の才能を持っています。それをどこまで伸ばせるかどうかは、周りの大人の影響が大きいのです。

いちばん一緒にいるお母さんの言葉は、子どもの心にずっと残ります。「ねぇねぇ、お母さんの口ぐせって何かな?」って子どもに聞いてみてください。子どもの口ぐせは何かな、と思い出してみてください。

自分の口ぐせを振り返ってみましょう。

そして、子どもが間違えたり失敗したりしても「大丈夫だよ。」と受け止めてあげてください。そうすると、子どもは、自分の気持ちを伝えやすくなりますよ。

子どもと同じ目線になって子どもの話を聞けるようになれば、一方的な押さえつけや、否定の言葉は少なくなるはず。

すべての子どもがのびのびと、持っている才能をのばしていけたらいいですね。

言葉は、祈りと同じです。「私は元気で幸せだよ」っていつも言っていれば、元気で幸せな気持ちになってきますから。本当ですよ。

子どもには、ぜひ、お母さんの幸せな口ぐせを聞かせてあげてくださいね。お母さんが笑顔で「幸せだな。」って言えば、家族全員幸せな気持ちになれるんですから。

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