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妊婦の虫刺され対策!妊娠中に安心して使える薬

2016/10/27

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妊娠中だと、どんな薬を使うにしても赤ちゃんへの影響が気になって、虫刺され一つにも悩まされてしまいますね。

しかし、だからといって薬を使わず放っておくと、どんどんかゆくなってストレスになるだけでなく、皮膚病の心配もある虫刺され。

寝不足になったり、さらに体調を崩してしまったりしては、薬を避けたところでせっかくの妊娠生活がぼろぼろになってしまいます。

妊娠中の正しい虫刺され薬の使い方をチェックしておくとともに、安心して使える薬を探しておきましょう。

そのままにできない虫刺され!我慢しない・できない痒み

痒いだけだから、と痒み止めを使わずに我慢したとしても、ついつい掻いてしまうのが虫刺されです。

掻いてしまうと症状は確実に悪化します。だからこそ、しっかり対処していきたいものですよね。

虫刺されの種類、症状の強さによってはすぐに皮膚科を受診して

一口に虫刺されと言っても、色々な虫がいるもので、それぞれ症状も対処も違ってきます。虫に刺されたときには、虫刺されの種類を見極めることが大切です。

また、「普通の蚊とちょっと違うな」、あるいは、「症状がひどい」、「痒みがひかないな」と思ったら、きちんと皮膚科を受診してください。

お腹の赤ちゃんの様子がおかしい、お腹が苦しいといったことであれば産婦人科を受診することも考えられますが、虫刺されのことが中心であれば皮膚科を受診してください。

もちろん、妊娠していることをきちんと説明したうえで薬も処方してもらいましょう。赤ちゃんのことが心配であれば、産婦人科の受診が必要かどうかも聞いてみるとよいでしょう。

皮膚科では、それぞれの虫・症状に対応した薬を処方してもらえます。市販薬では効かないこともありますので、受診したほうが治りは早いですよ。

病院では、いつどこで刺されたか、受診するまでにどんな症状が出たかなどを細かく伝えることが大切です。虫刺されの種類の特定にも繋がります。

掻くことで症状が悪化…痒疹(ようしん)やとびひになってしまう

単純な蚊による虫刺されでも、痒みが長引いて掻いてしまったりすると症状が悪化します。妊婦さんは特に次の2点で注意が必要です。

  • 体質が変わったり免疫が落ちたりして虫刺されも治りにくい
  • 薬を使わずにいようと努めて痒みが長引く

掻かずにいようと思っても無意識に掻いてしまうことがあったり、長期間に渡ることで掻くことも多くなってしまいます。すると、次のような皮膚トラブルが起きてしまうことに。

痒疹(ようしん)
掻きすぎて皮膚が固くしこりのようになってしまう症状です。一度こうなってしまうと、薬を使っても酷い痒みが長期間に渡ります。
とびひ
引っ掻くことで手についた黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌といったばい菌が傷口から入り、炎症を起こして虫刺されがとびひに重症化します。感染するため、必ず医療機関(皮膚科)を受診してください。とびひは専用の抗菌薬を使った治療が必要になってきます。
※とびひの薬は抗生剤(抗菌剤)を処方されます。妊婦は特に安定期前までは抗生剤を避けたいものです。お医者さんにしっかり相談して、安全な処方をしてもらいましょう。

とにかく虫刺されは掻かないことが大切なのです。そのためには痒みなどの症状をどうにかしなければなりません。

虫刺され薬の基本は抗ヒスタミン剤とステロイド外用薬、用途によって使い分けて

虫刺されの薬には、治療の目的に合わせて基本的に2つのタイプがあります。

  • 痒みを抑える→抗ヒスタミン剤
  • 炎症を抑える→ステロイド外用薬

とにかく痒みに対処したい場合は抗ヒスタミンが配合された薬を、肌が腫れたりただれたりしている場合はステロイドが配合された薬を使うことが肝要なのです。

市販薬は抗ヒスタミン系かステロイド系か見分けるのが難しい

市販薬は、配合成分の欄に「ステロイド」「抗ヒスタミン」という物質名では書かれていません。以下を参考にして下さい。

【 ステロイドの種類 】

  • プレドニゾロン
  • ベクロメタゾン
  • ベタメタゾン
  • フルチカゾン
  • デキサメタゾン
  • ヒドロコルチゾン

【 抗ヒスタミンの種類 】

  • ジフェンヒドラミン
※抗ヒスタミンにはもっと種類がありますが、痒み止めの薬に使われているのは主にジフェンヒドラミンです。

また、同じ銘柄でも配合成分に違いがあります。例えば有名なムヒでも、液体ムヒS2aには「デキサメタゾン酢酸エステル」というステロイドが配合されていますが、軟膏のムヒSにはステロイドは配合されていません。

ウワコーワクールにはジフェンヒドラミン塩酸塩という抗ヒスタミン剤が入っていますがステロイドは配合されておらず、ウナコーワエースには上記に加えプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルというステロイドが配合されています。

多くは「炎症があるときに」「痒みに」という用途を表記してくれていますので、それをもとに選んで成分を確かめてみるとよいでしょう。

もちろん、薬局やドラッグストアで店員さんや薬剤師さんに聞くのが手っ取り早く確かですよ。

抗ヒスタミン剤とステロイド、妊婦の体への影響をどう考える?

虫刺され薬の二大要素、抗ヒスタミン剤とステロイドはそれぞれ人体への影響が強く懸念されている化学成分でもあります。

母体にも胎児にも影響が無いように、きちんと薬を使うためには、どのような点に気をつけて何を選べば良いでしょうか?

断定はできないけれど、避けられるなら避けたいステロイド外用薬

ステロイド剤は効能が強い分、副作用があることも知られています。そのため、なるべくなら使いたくないと言う人も多いです。

現在まで、ステロイド系の薬剤によって胎児に影響が出た、という報告は一例も上がっていません。

そのため、赤ちゃんに影響が出ますと断定できるわけではないのですが、今まで出ていないからと言ってこれからも出ないとは言い切れません。

使用を禁止などはされていませんが、使うときは十分に注意して、そしてできれば避けていきたいと考えるものですよね。

抗ヒスタミン剤もステロイドも、医師や薬剤師の指導のもとに使うこと

痒みを抑える抗ヒスタミン剤も、炎症を抑えるステロイドも、きちんとした指導を受けて使用することが重要です。

妊娠していることをきちんと説明した上で、医師や薬剤師に処方してもらいましょう。

市販薬を使うときは、配合成分に気をつけて。ステロイド系を使うときは基本的に、使う部位と期間を次のように限定して使用することで安全を確保しましょう。

  • 3~5日に集中して使用すること
  • お腹から近い部位ほど使用を避ける

妊婦おすすめの市販薬は、注意書きがないものやベビー用を選んで

ステロイドや抗ヒスタミンだけでなく、人体に優しい配合の市販薬もあります。妊婦さんは積極的にこちらを使いたいですね。

基本的には注意書きに妊婦さんお断りの文言がないものが良いでしょう。また、多くの会社が出している赤ちゃん向け製品も使えます。

  • ムヒS
  • ムヒベビー
  • ムヒパッチ
  • こどもムヒソフト
  • オロナインH軟膏
  • ウナコーワもろこしヘッド
  • レスタミンコーワ軟膏

どこの薬局やドラッグストアでも扱いがありますので、探してみてくださいね。

安心安全を求めて!妊婦でも使える民間療法の痒み止めを活用しましょう

できれば強い薬剤は避けたい、でも、悪化を防ぐためにも、妊娠中でも痒みをしっかり抑えたいし早く虫刺されを治したいですよね。

一般的な市販薬以外で、妊婦でも使える、優しい成分の痒み止め・炎症をおさえる薬を探してみました。

赤ちゃんにも使われている「よもぎ」の痒み止めパワー

よもぎ

どこにでも生えているよもぎ。

案外知られていないようですが、そんなよもぎが、痒み止めになるのは知っていましたか?

乾燥させたよもぎを煮出して直接塗布するような民間療法も昔から行われていたようです。現在は、よもぎの中の痒み止め成分であるアルテニーニを配合した製品が販売されています。

よもぎを配合したアルテニーニ製品、ローション・クリーム・石鹸

アルテニーニ製品には、ローションやクリームのほか、石鹸など、色々な種類があります。痒みのある部位やその範囲、使ってみての実感をもとに、自分に合ったものを探してみましょう。

また、これらの製品は虫刺されだけでなく、アレルギーや湿疹などの痒みにもききますので、何かと肌トラブルの多い妊娠中には、重宝すること間違い無しです。

アロマを活用した痒み止めを手作りしてみる

アロマオイルを活用して、痒み止めを作ることもできます。

製品化されているものもありますが、お家で手作りすることもできますよ。

アロマのエッセンシャルオイルには、妊娠中には使用を避けた方が良いとされるものが結構あります。

その中でも、安全に使えるオイルで虫刺されに効果があるものをご紹介しますね。

  • ティートリー
  • レモングラス
  • ラベンダー

軟膏の材料は、ドラッグストアや100円ショップで手に入れることができます。

  • 蜜蝋 3g
  • ホホバオイル 15ml
  • アロマエッセンシャルオイル 5滴

容器は、遮光性のあるガラス瓶を使い、クリームは1ヶ月以内に使い切るよう心がけてください。

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  1. 蜜蝋を湯煎する
  2. ホホバオイルを加えて混ぜる
  3. 少し冷まして固まり始める前にエッセンシャルオイルを加え、かき混ぜる
  4. クリーム容器に移し替えて、常温で固まるのを待つ

湯煎がちょっと面倒ですが、意外に簡単に作れてしまいますよ。ぜひお試しあれ。

アロマは自己責任、量に気をつけて、異常を感じたらすぐに中止を

アロマはそのときの体調などによっても効能が大きく変わってきます。

医療ではないとされているけれども、おだやかながら効能があり、人体に影響があることは間違いありません。

基本的には自分が好きだな、心地よいな、と思う香りを中心に選びましょう。

注意したい点として、妊娠中には特に影響が出やすいものもあり、どのオイルを使うかに関しては、しっかりと専門家に確認しましょう。また、直接肌に塗布するトリートメントや、オイルを濃いめに使うことを避けていくことも大切です。

少しでも気分が悪くなったり、調子を崩したりしたときは、すぐに使用を中止してください。

赤ちゃんにも使えるものを選んで、快適な暮らしに役立てて

薬剤が弱いものなら、赤ちゃんが産まれてからも、赤ちゃんといっしょに使い続けることができ、大変助かりますよね。

ですが、妊婦さんも赤ちゃんも本当にお肌が弱く、たとえ自然のものを使ったとしても、薬効の影響を受けやすい存在です。

例えばアロマオイルを使うときも、普段の半分くらいのオイルの量で調節するなどして、使い過ぎには気をつけましょう。

優しい香りに包まれて、健やかな妊娠生活を送れると良いですね!

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