乳幼児突然死症候群とは何か?赤ちゃんの無呼吸とその対処

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2014/10/03

最近、耳にする機会が増えた乳幼児突然死症候群という病。その名の通り、赤ちゃんが突然亡くなってしまう大変悲しい病気ですが、乳幼児突然死症候群とはいったいどんな病気なのでしょう?今回はそんな乳幼児突然死症候群の原因や対策、気を付けるべきことについて見てみましょう。

乳幼児突然死症候群とは?

「乳幼児突然死症候群」は、英語では「Sudden Infant Death Syndrome」と表記し、頭文字を取ってSIDSとも呼ばれます。この病の特徴は、それまで何の異常もなく元気だった赤ちゃんが、突然亡くなってしまうというもの。

日本でこれを発症し、亡くなった赤ちゃんは平成23年の1年間で、148人。現在の日本では6千~7千人に1人の割合で発症するとされています。

乳幼児突然死症候群は原因不明!

乳幼児突然死症候群の原因はまだ分かっていません。ただ、今までの統計から生後2~8か月までの乳児の発症率が比較的高くなっており、2~8か月までの乳児は特に注意が必要とされています。

また、低出生体重児・早産児・人工栄養児(ミルクのみ)は、そうでない子に比べて乳幼児突然死症候群の発症率が高くなっています。さらに、女児よりも男児の方が発症数が多いのが特徴です。

この症候群の原因ははっきり分かっていませんが、上記に当てはまる赤ちゃんはリスクが高いので、特に注意しておきましょう。母乳で育てられる場合は、できるだけ母乳育児をするということも、乳幼児突然死症候群を回避する手立てになります。

こんな時も発症しやすい

乳幼児突然死症候群は、赤ちゃんの体質等によって発症が左右されますが、環境条件によっても発症リスクが高まることがあります。まだまだ研究段階ですが、この症候群は冬季・早朝から午前中に起こる確率が比較的高いとされます。

そのため、冬の朝は赤ちゃんの呼吸が正常にできているか、こまめに確認するようにしておくといいですね。また、気を付けておきたいのが「うつぶせ寝」。乳幼児突然死症候群はまだまだ分からない部分が多い病ですが、うつぶせ寝の子は起きやすいという因果関係はかなりはっきりしています。

そのため、赤ちゃんのうつぶせ寝は厳禁。少しの間・親がじっと見ている中でなら問題ありませんが、うつぶせにしたまま赤ちゃんの傍を離れないように。さらに、両親が喫煙者・家が分煙でない家庭などでの場合、発症数が増加することから、喫煙(副流煙)も発症に関係しているのではないか、と考えられています。

乳幼児突然死症候群を防ぐには?

乳幼児突然死症候群は、赤ちゃんの呼吸が突然止まってしまい、気が付いた時には手遅れでそのまま亡くなってしまうというものです。そのため、赤ちゃんの呼吸が正常であるかを定期的に確認することが大事になってきます。

保育園などではお昼寝の際には定期的に呼吸の確認を行っていますので、家庭でも気を付けておいて。赤ちゃんのお昼寝中は、つい安心して傍を離れてしまいがちですが、生後8か月までの発症リスクが高い赤ちゃんは、こまめに(できれば15~30分に1回は)様子を見るようにしましょう。

呼吸の異変に気がついたら

乳幼児突然死症候群は、何の前触れもなく発症し、親がどんなに気を付けていても発症を防ぐことができないというケースもあります。ただ、発見が早く、素早く処置ができれば、突然死から赤ちゃんを救うことができます。

赤ちゃんの異変(呼吸停止)に気がついたら、すぐに救急車を呼び、人工呼吸などの心肺蘇生処置をします。ただし、赤ちゃんへの人工呼吸は、大人に行うものとは違い口を鼻の両方を口で覆って息を吹き込みます。

さらに、心臓マッサージも手のひらではなく、指で軽く押し込みます。赤ちゃんの心肺蘇生法は母親学級や地域の講習会などで受講できますので、ぜひ1度受けておいて。きちんと処置の仕方を知っておけば、万が一の事態に備えることができます。

確実な予防法はない

残念ながら乳幼児突然死症候群には確実な予防法はありません。親にできることは発症リスクをできるだけ取り除くということと、早期に発見し、対処できるようにするという2点だけです。

乳幼児突然死症候群を発症する赤ちゃんは稀ですが、誰に・いつ起こるか分からないというのが最も怖い点です。気にしすぎる必要はありませんが、こんな病気があるということも、頭の片隅に置いておいてくださいね。

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