文字に興味がなくて心配…何歳までに読めるようになれば大丈夫?

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2015/07/23

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文字の読み書きについては個人差があると言われているものの、周りのお友達がどんどん読んだり書いたりするのを見ると焦るもの。

早い子だと幼稚園に入る前からひらがなを読める子もいますが、一方、年長さんで自分の名前がやっと読めるだけという子もいます。

「小学校に入ったら授業で習うから大丈夫だよ」と周囲から言われても我が子のことを思うと焦っちゃうのも当然。

そこで、本当のところ、何歳までに文字を読めるようになればいいのか、子供が文字に興味を持つようになる親ができることなどをご紹介します。

一般的には「何歳から」読めるようになると言われているの?

まずは、周りの子が何歳からひらがなを読めるようになるのか数字で見て行きましょう。

3,4歳で読む力は大きく伸びる!

ベネッセのこどもちゃれんじ「発達段階調査」によると、6歳までに9割の子がひらがな全部を読めるようになるという結果が出ているようです。

3歳までに2割ほどがひらがなを読めるようになり、4歳になると6割の子がひらがなの読みをマスターし始めるとあります。つまり、3~歳にかけて読む力は大きく伸びるということが伺えます。

ちなみに2歳で”ひらがな全てが読める”のは1割にも満たないようです。

書けるのはもう少し先です

ちょっと余談ですが、読みの次に気にな言われているるのが書くこと。こちらもベネッセのこどもちゃれんじ「発達段階調査」によると、6歳の時点でひらがなが書ける子は約7割という結果となっているようです。

4歳に読める子が増えますが、4歳の時点でひらがなを書ける子は2割。5歳になると約6割の子が書けるようになってくるようです。

では「何歳まで」に読めるようになるの?

個人差がある文字の読み書きですが、小学2年生には解消されるという研究結果があります。つまり、8歳までには文字の読みに問題がなくなる、ということです。

以前PTAの研修会の講話でこんな話をして下さった方がいらっしゃいました。

「私は幼い頃、幼稚園の年長の時点で、自分の名前をやっと読める程度で書くなんて全然できなかった。けれど、今は”先生”という職に就いている。」

先生になるには元々頭がいい人が就くものだと思い込んでいたので、驚いたのと同時に文字の読み書きは何とでもなるんだなぁと思ったエピソードでした。

どうして小2で文字の読みが解消されるのかということについて、子供の幼稚園の園長先生(元小学校の校長先生)に聞いてみました。先生はこう答えてくれました。

「小学校に入ると授業で必ずノートを使いますよね。最初のころはひらがなの授業です。”か”を丁寧に何回も書いて、”か”のつくモノを書きましょう、という感じです。」

「そこで、一生懸命書いて、先生に『よくできました』や『がんばったね!』と花まるをもらうと、さらに一生懸命にやり始めます。それが1年以上コツコツ続くと読めるようになると思いませんか?」

もし現在今幼児の時点で全然文字が読めなくても気に病むことではありません。小学校の授業で十分に追いつけるので子供の伸びる力を信じましょう。

早く読めるのはいいことなのか?について

中には2歳ぐらいからひらがなが読める子もいます。早くから文字を読めることはいいことのように思えてきますが、一概にいいとは言えずちょっと違うようです。

文字が早く読めるようになると、例えば、絵本の読み聞かせのときに文字ばかりを読んでしまい、絵本の絵や絵本の内容が頭に入ってこないと言う専門家の方もいらっしゃいます。

文字が読めるようになったとしても、言葉の意味を理解することは別、ということです。文字で読むのではなく、話を聞くことで想像力が豊かになるとも言われています。

しかし、1歳でも2歳でも子供自身が文字への興味がある場合は、「まだ読まなくていいのよ!」と止める必要もないと思います。

子供自身が文字に興味を示す以外に大人のほうから「これは何て読むの!?」などと必要以上に幼児教育を施してまで、早くから文字を読ませようとしなくてもいい、ということをお伝えしたいです。

周りの子がどんどん文字を読むことができるようになると焦って「こんな簡単な字も読めないの!?」とイライラしてしまいますが、今は文字に興味が少ないと思って様子をみましょう。

文字に興味を持たせるためにサポートできる事

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「様子をみましょう」と言ったものの、「読めたらいいのになぁ」と思うのが親心。子供が文字に興味を示すために親がさりげなくできることがあります。

定番!お風呂に貼るタイプの文字表

定番中の定番、お風呂の壁にひらがなのポスターを貼るタイプはやはり役に立ちます。最初はただ貼っているだけでOK。

最近のひらがな表には必ずそれぞれの文字にイラストが描かれています。そのイラストからだんだんと「これ、ねこの”ね”?」などと子供から言ってくるので、「そうだよ」と返事をしてあげましょう。

いつまで経ってもポスターに興味を持たなそうなら、「これとこれ似ているね」などとさりげなく文字に目が行くように話かけてみて下さい。

「○○ちゃんも名前みいつけた!」というのも子供の反応が結構いいですよ。逆に「これは”あ”だよ、”あ”!」などと強く教えるように言ってしまうと逆効果なので、そこだけ注意して下さいね。

親から子供へ「お手紙」をひらがなだけで書いてみる

おうちの人がお子さんに対してお手紙を書いてみるのもいいでしょう。もちろんオールひらがなで。

お手紙をもらうと大抵の子は喜びますし、「何て書いてあるの?」と興味が湧いてきます。「○○ちゃん、だいすき」でも「きょうはかれーだよ」など、どんな内容でもいいので是非書いてあげて下さい。

それから、遠方におじいちゃんやおばあちゃんがいる場合は「一緒にお手紙書いてみよう」と誘うのも1つの手です。

また、幼稚園や保育園でも年少や年中ごろからお手紙交換が流行り出すことが多くなります。それをきっかけにドンドン読み書きができるようになったということもあるので、お手紙作戦を是非お試し下さい。

同じものを何十回も!絵本の読み聞かせをしてみましょう

ここでのポイントはただ絵本を読むのではなく、お気に入りの絵本を何十回も読み聞かせをしてみましょう。

絵本から文字が読めるようになったという先輩ママさんの話を聞くと、その子のお気に入りの絵本がきっかけという方が多かったですし、筆者の子供もそうでした。

3歳ぐらいになるとお気に入りの絵本が2,3冊出てきます。絵本がボロボロになるほど、また、親のほうが絵本の内容を丸暗記しちゃう勢いで、何十回も読み聞かせをするのは効果があるようです。

ドリルやワークで取り組んでみる

これは正直少数派ですが、市販の幼児用のドリルやワークから文字を覚えたというケースもあります。

幼児用のドリルやワークには1ページできるごとにシールを貼ったり、親御さんにはなまるを書いてもらったりするものが多いので、それが楽しくてやる気になる子もいます。

ただ、勉強っぽい感じになるので、親も力が入ってしまい逆効果になることもありますし、ドリルはその子によって向き不向きがはっきり分かれるので、無理強いしないように気を付けましょう。

子供の興味がどこにあるのかを大切に!焦らないことがポイント

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子供が文字に興味を持つように色々してあげられることはありますが、それでも文字に興味を示さない場合は、今はまだ文字以外のことに興味が向いているということです。

ここで「これが”あ”だよ!」と教えても頭に入りませんし、逆に文字が嫌いになってしまします。

今現在子供に興味があることを大切にしてそれに付き合ってみて、次の機会を待ちましょう。

また、文字を教えるのは親の役目ではなく、小学校の先生の役目です。今度小学校入学なのに読むことすらままならない…と焦らなくても学校の先生が何とかしてくれます。

我が子が文字を読めないというプレッシャーに負けず、やれるだけのことはやったけど、もう無理!と諦めて、ドーンと先生にお任せします!という心構えも大切ではないでしょうか。

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