子供の水疱瘡は初期症状を見逃すな!早期治療が軽快のカギ

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2016/03/24

水疱瘡の子供

かゆいプツプツが全身に広がる水疱瘡(みずぼうそう)は、小さな子どもに流行しやすい感染症のひとつです。

パパ・ママも子どものころにかかったという経験をお持ちの方が多いでしょう。ほとんどの人が幼児期に感染を経験します。

実はワクチン接種で防げる病気ですが、近年まで任意接種だったためまだまだしばらくは流行が続くだろうと予想されます。

水疱瘡は早めに気付き、早めに治療をスタートすることで軽く済ませることができます。しかしまれに重症化し、命にかかわるケースもある病気です。

子どもたちをつらい水疱瘡や危険な重症化から守るために、初期症状の見抜き方や早期対処のコツなどをご紹介します。

水疱瘡の症状…発疹の出方などをチェック!水ぶくれが次々増える

水疱瘡は「水痘帯状疱疹ウイルス」というウイルスが引き起こす感染症です。水痘とは水疱瘡のことで、子どもたちの間でよく流行します。

水疱瘡の初期症状と完治までの期間

水疱瘡は、発熱のあとで発疹や水ぶくれなどの皮膚症状が出る病気です。主な症状を順を追ってみてみましょう。

  1. 37度~38度くらいの発熱
  2. 発疹(丘疹という虫刺されのようなポツポツ)
  3. かゆい水ぶくれ
  4. かさぶた

ウィルスの潜伏期間


イラスト内データの参考元
水痘とは | 国立感染症研究所
水痘 | 東京都感染症情報センター

発熱は高熱になることは少なく、38度前後の微熱というケースが多いようです。熱は3日から5日ほど続くのが一般的です。

ただし重症になると高熱が出るので注意が必要です。

発熱とほぼ同時に、全身に発疹が出始めます。一度に出るのではなく、最初はプツプツからスタートして次第に増えていきます。

発疹は1日くらいでどんどん水ぶくれに変化していきます。この時期が非常にかゆく、小さな子どもはかきこわしてしまうこともあります。

水ぶくれの時期が最もつらいのですが、水ぶくれは3~4日かけてかさぶたに変わっていきます。

最初の発疹が出てから4~5日目には発疹・水ぶくれ・かさぶたが入り混じります。

すべての水ぶくれがかさぶたになれば、病気も終わりを迎えます。かさぶたは待てば自然に剥がれ落ちます。

すべてのかさぶたが消えるまで、3週間と言われています。

発熱・発疹・かゆい水ぶくれが重なる最初の5日ほどは病気のピーク時で、つらい時期です。特にかゆさを我慢できない小さな子どもは注意してあげたいですね。

発疹の出方は体の中心から!ブツブツが出やすい場所をチェック

発疹はお腹など体の中心部分から出始めることが多いようです。

蚊に刺されたようなプツプツが2~3個出始め、半日から数日かけて増えていきます。

水疱瘡の発疹は、いろいろな場所に出ます。出やすい場所をご紹介しましょう。

水疱瘡の発疹が出やすい場所

  • 髪の毛の中
  • まぶた・まぶたの裏側
  • 口の中
  • 手足
  • 背中
  • お腹
  • 肛門
  • 陰部
  • かぶれなどの炎症がある場所

水疱瘡になりやすい箇所

すべての場所に出るわけではありませんが、重症になると全身いろいろな場所にブツブツが出ます。

肛門や陰部・目の中などぎょっとするところに出ることもありますので、薬を塗るときは注意が必要になります。

水疱瘡の潜伏期間は2週間!感染者との接触は要注意

水疱瘡は早めに対処することが大切です。そこで早めに受診できるように、水疱瘡の潜伏期間や初期症状の見抜き方などのコツをつかみましょう。

兄弟や親しいお友達の感染・園での流行を見て判断しよう

水疱瘡の潜伏期間は約2週間です。ウイルスに感染してから発熱・発疹が出るまで2週間程度かかります。

潜伏期間にはあまり症状は出ませんが、後から「そういえば食欲が落ちた」「だるかった」などの前駆症状に気付く場合もあります。

また、潜伏期間中にすでに人にうつしてしまう可能性もあります。発症する1~2日前から他人に病気をうつす感染力が強くなります。

一緒に暮らしている兄弟では、先に症状が出た子が発症する前からほかの兄弟にも感染していることもあります。

水疱瘡の潜伏期間は約2週間ということを頭に入れておき、幼稚園で流行していたり一緒に遊んだお友達が発症した場合などは注意して経過を見守りましょう。

幼稚園や保育園はお休みです!すべてかさぶたになったら登園

水疱瘡は流行性が高いとされる第2類学校感染症です。感染がわかったら、感染拡大を防ぐために幼稚園や保育園・学校をお休みしなければなりません。

登園許可が下りるのは「すべての水ぶくれがかさぶたになった」状態です。だいたい発症から1週間ほどで登園可能になるでしょう。

症状の重い・軽いによっても異なります。診察を受けた際に、医師にどのくらいかかりそうか訊いておくとよいでしょう。

また幼稚園や保育園によっては、医師の登園許可書がなければ登園可能にならない場合もあります。園に問い合わせ、必要があれば再診しましょう。

感染経路と流行の注意点…あっという間に広がる強烈な感染力

水疱瘡は非常に感染力の強い病気です。家庭内で誰かがかかれば、兄弟にあっという間に広がるといわれています。実際、我が家もほぼ同時に兄弟全員が感染しました。

水疱瘡の感染経路…空気感染でもどんどん広がる強い感染症

感染経路は3つあります。

空気感染

空気中をウイルスが漂い、それを吸い込んだことで感染する

飛沫感染

患者さんのウイルスを含んだ咳やくしゃみを吸い込んで感染する

接触感染

患者さんの手についたウイルスが周囲にくっつき、それに触れた手で鼻や口などの粘膜に触れることで感染する

非常に感染力が強く、いろいろなルートから体の中にウイルスが侵入してきます。特に接触が濃厚な保育園・幼稚園・家庭内はあっという間に感染してしまいます。

水疱瘡が流行しやすい年齢と時期…集団生活スタートに注意

水疱瘡は子どもに多い病気です。

もっともかかりやすいのは集団生活がスタートする1歳から5歳くらいまでの子どもです。

しかし早期に保育園に入ったり兄弟からの感染で0歳の赤ちゃんが感染してしまうこともあります。感染したことが無ければいつでもかかる危険がある病気です。

感染力が強くてすぐに広がるため、90%の人は10歳までに感染を経験するといわれています。そして、年齢が高くなるほど重症化のリスクがあるとされています。

流行しやすいのは春先と言われています。新入園・新入学などで集団生活がスタートするためです。

しかし季節性の病気ではないため、いつでも流行の危険はあります。

水疱瘡の初期症状を知っておき、見逃さずすぐに病院へ!

水疱瘡に感染したら早期治療が有効です。「様子を見ようかな…」とのんびり構えずに、とりあえずすぐに受診しましょう。

初期症状をチェックし、「おかしいな」と感じたら受診を!

水疱瘡の初期症状を知っておくことで、早めに対処できるようになります。「子どもは水疱瘡にかかるもの!」と心得て、常に体調不良をチェックしておきましょう。

水疱瘡の初期症状

  1. 発熱
  2. 発熱と同時に出る虫刺されのようなプツプツ
  3. だるさや機嫌の悪さ

もっとも特徴的なのは発熱とほぼ同時に出るプツプツです。

発熱は微熱のことも多いので見落としがちですが、機嫌の悪さなどをチェックしておきましょう。

熱と発疹、というと突発性発疹などとまぎらわしいですよね。でも突発性発疹は熱も高めですし、熱が引いた後に発疹が出るという特徴があります。

じんましんや乳児湿疹・あせもなどとも紛らわしいのですが、水疱瘡は発疹がすぐに水ぶくれに変わっていきます。

赤ちゃんや小さな子どもは発疹をともなう病気も少なくないのですが、水疱瘡は重症化させないことが大切です。

そこで、周囲の流行に敏感になっておきましょう。幼稚園や保育園では水疱瘡の患者さんが出るとお知らせしてくれるところがほとんどです。

定期健診や公園でのママ友とのおしゃべりで「水疱瘡が流行っているんだって」と耳にしたら、「そろそろうちもかかるかも…」とアンテナを張っておいた方が安心ですね。

あまり虫に刺されない場所に発疹がプツプツ出てきたら、まず検温しましょう。体調不良がなくても微熱が出ていることもあります。

水疱瘡は発症から48時間以内の投薬が大切!早めの受診を

水疱瘡に感染したかもと感じたら、すぐに小児科を受診しましょう。

感染力が非常に高い感染症なので、病院に行く前に「水疱瘡の可能性があります」と伝えておくとよいでしょう。

病院によっては、うつるリスクの高い感染症の患者さんを隔離する待合室がある場合もあります。二次感染を防ぐために、病院の指示に従って受診してくださいね。

受診では以下のことを伝えます。

  • プツプツや熱が出た(気付いた)日時
  • それ以外の症状
  • 幼稚園や兄弟など、周囲の流行の状況

幼稚園や保育園・託児所などでほかに水疱瘡に感染した子どもがいるとわかっている場合は、忘れずに伝えましょう。

また小児科では水疱瘡の流行状態を常に把握しています。

気付かなくても地域で流行している場合もあるので、健診の時など「流行している感染症はありませんか」と訊ねておきましょう。

水疱瘡かどうかは検査ではなく、発疹や発熱・周囲の流行の状況などで診断されます。水疱瘡と診断された場合は薬による治療がスタートします。

抗ウイルス薬

発症から48時間以内に服用することで、ウイルスの増殖や重症化を抑える効果があります。早めに受診しましょう。

かゆみどめ

フェノール亜鉛華軟膏(カチリ)という白い塗り薬が有名です。しかし最近はより優れた抗ヒスタミン薬を処方されることも多いようです。

抗生物質

かきむしりによる化膿をおさえる薬です。

特に抗ウイルス薬は重要です。ワクチンを接種していない子が感染した場合は、重症化を防ぐためにも早めに受診・薬を処方してもらいましょう。

危険!市販の解熱剤は飲ませないで!
水疱瘡やインフルエンザに感染したとき、アスピリンなどを含む市販の解熱剤を子どもに与えると、「ライ症候群」という非常に怖い病気が起きることがまれにあります。

ライ症候群が起きると急性脳症や肝臓障害などが起き、命にかかわることもあります。熱が出たからといって、安易に市販の薬に頼ることは絶対にやめましょう。

水疱瘡は重症化することもある!命にかかわる重症化を防ごう

水疱瘡は子どもに多い感染症で、早めに感染すればたいていの場合はマニュアル通りの経過をたどって治っていきます。

しかし、年齢があがるにつれて重症化の危険が高まります。

7歳~10歳くらいから重症化しやすくなり、大人になって初めて感染すると水疱瘡自体が重症化してしまうのです。

また、免疫力が低い0歳~1歳の赤ちゃんも注意が必要です。ママからもらった免疫が切れてくる生後半年前後くらいから水疱瘡にかかると重症化することがあります。

水疱瘡ワクチンを接種していない場合、400人が感染すると1人の割合で入院が必要なくらい重症化するといわれています。日本では年間4000人が重症化しています。

実は、年間20人前後の人が水疱瘡で命を落としているといわれています。

誰もが通る感染症ですが、実は非常に怖い病気でもあるのです。

一部は重症化し、近年の統計によれば、我が国では水痘は年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されています。

またママが妊娠中に初めて水疱瘡に感染すると成人なので重症化しやすい上、妊娠初期の場合は胎児に重い障害が起きる場合もあります。

出産直前に感染すると、治療をしない場合新生児に感染してしまいます。その場合、30%という高い確率で赤ちゃんが重症化し亡くなるという説もあるそうです。

妊娠初期 みずぼうそうに初めて感染すると、2%の頻度で胎児・新生児に重い障害を起こす可能性があります。(中略)
出産5日前~出産2日後
妊婦がみずぼうそうを発症すると、抗ウイルス薬で治療が行われないと新生児は生後5~10日頃でみずぼうそうを発症し、約30%が死亡するという報告があります。

日本ではこれまで年間100万人もの人々が水疱瘡に感染してきました。水疱瘡の重症化は他人事ではありません。

成人の場合は水疱瘡自体が重症化しますが、子どもの場合も危険な合併症を引き起こすケースがあります。

水疱瘡の重い合併症

  • 髄膜炎
  • 脳炎
  • 肺炎
  • 皮膚の重症細菌感染症(アトピー性皮膚炎などを持っている場合)

特に脳炎や肺炎は死に至ることもある危険な病気です。「おかしいな」と感じたら、早めに主治医や救急を受診しましょう。

パパ・ママで感染したことがなく予防接種も受けていない人は、子どもから感染する危険が非常に高いといえます。できるだけ早めに予防接種を受けましょう。

我が家の水疱瘡体験記…早めに気付いて重症化せずに完治

我が家の子どもたちは3兄弟なのですが、お兄ちゃんが4歳後半、双子の弟たちが1歳半くらいのころに一斉にかかりました。

まずお兄ちゃんにプツプツが出ました。「水疱瘡かも」という気がして検温すると、37度後半の微熱がありました。

受診すると水疱瘡と診断され「兄弟もすぐに出るよ。2週間は注意しておきなさい」と言われました。翌日から次々に双子が発症しました。ほぼ同時に感染していたのでしょう。

我が家は発症してすぐに受診できたため、抗ウイルス薬を処方してもらいました。水疱瘡の治療では、抗ウイルス薬がとても大きな役割を果たします。

抗ウイルス薬は発症から48時間以内に服用することで効果を発揮すると先述しました。ウイルスの増殖を抑え、症状を軽くする効果があります。

そこで初期症状を見逃さないことが大切なのです。子どもたちは次々に発疹が出て水ぶくれも出ましたが、数も多くなく体調も崩れませんでした。

服薬と塗り薬は使用しましたが、食欲も通常通りで幼稚園を休む以外は普通の生活を送りました。3人とも比較的軽く済みました。

ほとんど発熱も症状もなかったのに、なぜ私は「水疱瘡かも」とすぐに気づくことができたのでしょうか。判断ポイントをお伝えしますね。

  • 春先に虫刺され状のプツプツが出た
  • 主治医や祖母に「そろそろ水疱瘡にかかる年頃」と注意された
  • 数日前に水疱瘡患者の子どもとの接触があった

あせもや虫刺されシーズンではない春先に、お腹周辺にいきなりプツプツが現れました。そこで「あれ?なんだろう」と感じたのです。

また予防接種などで病院に行ったときに主治医からそろそろ気を付けるよう注意されていました。私自身年長さんで発症したので、祖母にも「そろそろね」と言われていました。

さらにプツプツを見た瞬間、数日前の出来事を思い出したのです。本屋さんで子どもと絵本を選んでいたとき、となりで一緒に絵本を眺めている子どもがいました。

その子のママが携帯電話で会話中だったのですが「うちの子今水疱瘡で、髄膜炎かもしれないって言われて焦っちゃったわ」と言ったのです。

よく見ると、その子は手や顔にプツプツが出ていました。慌ててお店から出て手洗いうがいをしましたが、おそらくそこで感染したのでしょう。

水疱瘡は集団生活でもらってきやすい病気で、集団感染も多い病気です。1歳を過ぎたら「そろそろかも」と発疹や流行に敏感になっておきましょう。

水疱瘡をお家でケアしよう!かきむしらないように注意して

受診して薬をもらってきたら、しばらく園はお休みです。様子を見ながらお家でケアしてあげましょう。

上手な薬の塗り方!水ぶくれをつぶさないよう慎重に塗ろう

早めに治すコツはしっかり薬を使用することと、かきむしらないことです。特に水ぶくれやかさぶたはかゆいので、小さな子どもは注意してあげましょう。

水疱瘡とわかったら、爪は短く切ってあげます。かきむしりや雑菌による感染を防ぐように、手は清潔にしておきましょう。

上手な薬の塗り方
薬は水ぶくれをつぶさないようにそっと塗りましょう。小さな子どもは塗った薬をなめてしまうこともあるので、なめないように言い聞かせてあげましょう。

水ぶくれに触れた手で薬の容器に触れると雑菌が入ってしまいます。綿棒を使うなどして雑菌を広めないように塗りましょう。

水ぶくれは頭皮や陰部など、見えにくい場所にもできます。蒸れやすい場所なので、見逃さないように薬を塗ってくださいね。

水疱瘡は水ぶくれ状態がもっともかゆいのですが、自然にかさぶたになるまえにつぶしてしまうと化膿したり跡が残ることもあります。特に顔周辺は注意してつぶさないようにしましょう。

水疱瘡の時、お風呂って入っていいのかの疑問におこたえ!

お風呂は発熱があるうちは避けます。熱が下がったら、水ぶくれがかさぶたに変わるまでシャワーで体を清潔に保ちましょう。

湯船は水ぶくれがなくなるまで控えましょう。またかゆみがある間は、熱いお湯につかることは避けてくださいね。

熱いお湯はかゆみをアップさせるので、ぬるめのシャワーがおすすめです。特に皮膚がやわらかいお尻や陰部はブツブツができるとつらいので、清潔に保ちましょう。

おむつをしている時期の子どもは、おむつの中にできた水ぶくれが擦れてかゆいのでとてもつらいです。こまめにおむつ替えをして、おむつかぶれやとびひを防ぎましょう。

水疱瘡に感染している間は、おむつ替えのたびに市販のお尻拭きよりは、カット綿を充分ぬるま湯で湿らせたもので流すように洗ってあげる方がおすすめです。

そのあとそっと水分をふき取り、しっかり乾燥させてからおむつを当てるとおむつかぶれを防ぐことができますよ。

口の中に発疹が出来ることも!痛くてつらいときの食事ケア

水疱瘡の発疹が多いと、口の中にまで発疹が出ることがあります。肌に出た発疹はかゆいのですが、口の中にできると口内炎のように痛みます。

食欲は落ちることの少ない病気ですが、口内に発疹が出るとガクッと食欲が落ちます。その場合は、無理に食べさせず水分補給で様子を見ましょう。

口の中に発疹ができたときのおすすめ食べ物

  • ヨーグルト
  • 卵豆腐や冷ました茶碗蒸し
  • プリンやゼリー
  • ぬるめのスープ

こうした食べ物がおすすめです。熱いもの・刺激物は痛みを増すので控えましょう。口の水ぶくれが治って痛みがやわらげば、いつも通りの食事で大丈夫です。

水疱瘡の予防はワクチン接種が一番!1歳のお誕生日を迎えたらすぐに受けよう

水疱瘡は感染力が非常に強く、接触が濃厚な時期の子どもに多いため日常生活では予防が難しい病気です。しかしワクチンなら防ぐことができます。

水疱瘡ワクチンは平成26年10月から定期接種になりました。接種期間は1歳のお誕生日から3歳のお誕生日の前日までになります。

接種の詳細
接種回数 2回
接種の間隔 1回目…1歳の誕生日以降
2回目…1回目の接種から3ヶ月以降
接種期間 1歳の誕生日から3歳の誕生日前日まで

予防接種には定期接種と任意接種があります。定期接種は四種混合やBCGのように期間内ならほぼ無料で受けられる予防接種です。

任意接種はインフルエンザワクチンのように希望者のみ有料で受ける予防接種です。定期接種も期間を過ぎると有料になってしまいます。

水疱瘡はママからもらった免疫が切れ始める生後半年くらいからかかりやすくなります。成長とともにほかの赤ちゃんや子どもとの接触も増えていきますよね。

そこで早めにワクチンを接種することが大切です。また1歳になると予防接種ラッシュが到来します。忘れずに、1歳のお誕生日を迎えたらすぐに予防接種を受けましょう。

水疱瘡ワクチンは水痘ワクチンとも呼ばれます。時期を逃さないよう、MR(麻疹・風疹)ワクチン・おたふくかぜワクチンと同時接種することがおすすめです。

水疱瘡ワクチンを接種していると水疱瘡にかかりにくくなるだけでなく、万一かかってしまったときも軽く済むという利点があります。

パパ・ママでまだ水疱瘡に感染していない人は、任意になりますができるだけ早くワクチンを接種しましょう。大人は重症化のリスクがあります。

今後妊娠の予定があるママは特に早めに接種してくださいね。妊娠中の女性はワクチンを接種することができません。

水疱瘡が定期接種になったのは近年のことなので、まだ接種していない子どもがたくさんいます。幼稚園や保育園・学校ではまだまだ流行の危険があります。

お兄ちゃん・お姉ちゃんでまだ水疱瘡を経験していない子も予防接種を受けておいた方が安心ですね。7歳以上になっている場合は重症化する可能性もあります。

水疱瘡と帯状疱疹…同じウイルスで起きるつらい発疹の病気

水疱瘡ワクチンは帯状疱疹にも効果を発揮します。帯状疱疹のリスクが高まる高齢者にも推奨されています。

水疱瘡のウイルスは「水痘帯状疱疹ウイルス」です。その名前からもわかるように、水疱瘡のウイルスは帯状疱疹も引き起こします。

別の病気ではなく、一度水疱瘡に感染した人の体の中に潜んだウイルスが時を経て帯状疱疹を引き起こします。

水疱瘡は1週間から10日程度で治っていきますが、外目には完治していてもウイルスは体内の神経節というところで生き続けます。病気や疲れで免疫力が低下したり、加齢によって体力が落ちてくると潜んでいたウイルスが再び活動を始めます。それが帯状疱疹です。

お腹や背中などに帯状のブツブツが出ます。また痛み・かゆみをともない、痛みがつらいと訴える人も多い病気です。

我が家の長男も、水疱瘡に感染してから5~6年経って帯状疱疹になりました。また身近な知人・友人にも帯状疱疹になった人がいます。

長男の場合は、多すぎる夏休みの宿題のストレスが原因でした。知人の場合は加齢による免疫力低下と診断されたそうです。

しかし友人は当時30代中盤で、健康そのもの。ストレスや疲れも特に本人は感じていなかったそうです。そういったケースもあるので注意したいですね。

長男を診察してくれた皮膚科の先生は「子どもは意外と出やすく、病気などのきっかけがなくても出ることがある」と言っていました。

帯状疱疹が出たら、すぐに皮膚科へ行きましょう。蕁麻疹に似ていますが痛かゆく、ある程度時間が経過してもブツブツが引かない点が異なります。

帯状疱疹と診断されたら抗ヘルペスウイルスという薬が処方されます。水疱瘡と同様早めに治療することで軽くなり、早く治ります。

「水疱瘡は1度感染したら二度とかからない」病気ですが、形を変えて苦しめられる可能性がある病気です。いつもとは違う肌症状が出たら、早めに受診しましょう。

また、帯状疱疹の症状が出ている人から、「水疱瘡」がうつることがあります。同じウイルスが引き起こす病気なので、水疱瘡に感染していない人は注意しましょう。

帯状疱疹は1度かかると免疫が強化されるため、ほとんど再発することはないとされています。しかし重症化することはあるので、早めに対処しましょう。

初期症状を見逃さない!早めの診察で水疱瘡を軽く済ませよう

水疱瘡は初期の発熱や発疹に気付いた時点で病院を受診することで、抗ウイルス薬を服用し軽く済ませることができます。

周囲の流行やお友達の感染など、情報をしっかりキャッチしておくと良いですね。水疱瘡かもしれないと思ったら、48時間内に薬が飲めるよう早めに受診しましょう。

水疱瘡を防ぐ最大の対策は予防接種です。定期接種になり無料で受けることができますし、副作用の危険もほとんどないとされています。

重症化や帯状疱疹など、水疱瘡にはさまざまなリスクが潜んでいます。「誰でもかかる軽い病気でしょ」と軽く見ず、早期発見&早期治療を心がけてくださいね。

みんなのコメント
  • ♭*☀︎*☁︎さん

    ありがとうございました。私も怪しいので、病院に行ってみます。そうでなければ幸いです。 小6

  • はるママさん

    こんにちは!
    突然すみません。
    子供が昨日水疱瘡と診断されたのですが、水疱にならず湿疹も増えません…
    早めに対処されたお子さんは水疱になりましたか?

  • ビュービュー風さん

    参考になりました!
    来月1歳の娘が発熱と、水泡状のぷつぷつができたので今日皮膚科へいってみます。
    ありがとうございました。

  • マリカさん

    保育園で良く蚊に刺されて帰ってきてやはり子供なんでかきむしってしまい少し化膿してたんで、そのとびひかと思い皮膚科に行ったらやはりとびひと言われて、その後に小児科に行ったら、水疱瘡といわれました。

  • ももさん

    保育士をしていますが、水疱瘡は髪の生え際や頭の中、肛門のまわりにできるので区別がつきやすかったです。
    参考までに!!

  • NOAさん

    耳の下にニキビみたいな発疹があったのですが、ニキビと決めつけて様子を見ていたら、次第に身体中に発疹が出て、病院に行ったら水疱瘡になってました。
    やはり、自己判断は禁物ですね(-_-;)

  • めひえさん

    息子にポツポツではじめています^_^;年末のバタバタに追い討ちをかけるように!今日水疱瘡だろうな、と自己判断したので早速病院にGOです!おねえちゃんたちはもうかかっているのでとりあえず、安心です~_~;

  • めぐたんさん

    昨夜から七歳の娘がお腹と背中に発疹があり、1日たって増えました。熱はないのですが、水疱瘡の疑いがあるでしょうか。

  • 無記名さんさん

    金曜日から三個くらいの発疹ができ、赤くないし、かゆくもなさそうです。でもさっきみたらすこしふえたような………水疱瘡の疑いありますかね?

  • ふむさん

    今日娘が水疱瘡の症状みられたので、小児病院へ行ってきました。が、ただの湿疹との事。徐々に頭の中にも出はじめたのですが、皮膚科に行った方が良いのですか?

  • アキリナミ☆さん

    自己判断はやっぱりだめですね。ぶつぶつができたらすぐ病院へ!ですね!

  • ナナシモさん

    微熱と機嫌の悪さ、プツプツが数個見られ水疱瘡かも!と思いましたが、GWだったので次の日に小児科を受診。水疱瘡とのことでした。発症から3日なのですが、気温も高いせいか39度超えの高熱が出ています。大丈夫なのかな

  • 名は今ない!さん

    今、小三の子供が、熱もあり、水疱瘡で水疱瘡は、クラスにはおらす。多分なんにも関わりもないちがうくらすに5人近く居るんですが、そんなにかんせいびょうなんですね.なんで学校不登校で、皆と少し違うとこにいて、給食だけ、クラスにいくんでそれでもらったかな?

  • ちびゴリラさん

    1歳4ヶ月です。38度の熱発で風邪と診断され帰宅。2、3日様子を見ていたら肛門付近に発疹がでてきました。身体をみると足の裏や手のひらもプツプツ赤い部分があります。明日小児科いきます。

  • けんことママさん

    8歳の息子。昨晩お風呂上がりにお腹、胸あたりに湿疹?虫刺され?のようなものを5つほど発見。
    今朝背中にも9つ発疹を発見したため、病院へ受診。
    37度3分の微熱もあり…水疱瘡でした。
    1歳頃に1度水疱瘡の予防接種済みでしたが、かかってしまいました。春休みだし、水疱瘡の友達との接触もなかったのに…
    感染経路はナゾでしたが、早めの受診で軽症で済んだのでよかったです。

  • けんけんさん

    4才の息子が、おそらく水疱瘡と言われました。予防接種もしていましたが、39℃越えの高熱の後に、痛みを伴う発疹が出ました。
    帯状疱疹の症状にも似ている気がします。

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