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妊娠中は市販薬や漢方薬を飲んでも大丈夫?薬による赤ちゃんへの影響

2014/04/24


妊娠中はお酒やたばこを中心として、少しでも体に負担のある物は赤ちゃんの為にも避けなければなりませんが、薬もその一つです。特に、妊娠してから4週目から15週目である妊娠初期は、赤ちゃんは薬の影響を大きく受けやすいので安易に薬を飲むととても危険です。

妊娠初期というのは、赤ちゃんはお母さんのお腹の中で中枢神経や様々な器官が発達する時期ですので、万が一奇形の原因となる成分が薬に入っていると、赤ちゃんが奇形児となってしまう事もあるのです。

もちろん、薬全てに危険性があるわけではなく、コンビニやドラッグストアで簡単に手に入る薬のほとんどは何も問題はありません。しかし、妊娠中に飲んでも問題ないと医師も認める薬を飲んで、100人の妊婦が問題なかったとしても、ある人は何らかの影響が出る事もあります。過剰な心配をする必要はありませんが、100%安全という事は決してありませんので、市販薬を服用する際にも、必ず医師に相談しておきましょう。

身近な薬と赤ちゃんへの影響

妊娠中に服用した薬によって赤ちゃんに奇形が発生するような市販薬、漢方薬はまずありませんが、薬によっては赤ちゃんに影響を及ぼすものもあります。

例えば、鎮痛剤や解熱剤は薬の用法、用量を正しく守って服用していれば、妊娠中に飲んでも問題はありません。しかし妊娠後期では、鎮痛剤や解熱剤に含まれるインドメタシンを大量に摂取してしまうと、赤ちゃんの動脈管が収縮し、胎児心不全や全身が浮腫む胎児水腫を引き起こす恐れがあるのです。

また、便秘薬も基本的には問題ありませんが、人によっては薬が効きすぎる事もあり下痢をしてしまう事があります。お母さんが下痢をしてしまうと子宮は収縮してしまいますので、切迫早産や自然早産のリスクが高まり、収縮力が強すぎれば赤ちゃんへの酸素供給が極度に減少し、胎児機能不全を引き起こす恐れもあります。

この他にも、妊娠中は皮膚が敏感になっているので、塗薬や貼り薬を使う事でお母さんの体の皮膚がかぶれてしまったり、栄養補給としてビタミン剤を飲むと、水に溶けない脂溶性ビタミンであるビタミンAやビタミンDが体内に溜まってしまい、赤ちゃんに悪影響を及ぼす事があります。

このように、コンビニやドラッグストアで簡単に手に入り、かつ私達の身近にある薬でも妊娠中は問題が起る事もありますので、どんな薬でも服用する前には必ず医師に相談しておきましょう。

副作用のないと言われる漢方薬も同様で、人によっては体質的に合わない場合や、効能が出すぎる事もありますので、自己判断で服用する事のないよう注意が必要です。

持病を抱えて妊娠した場合

妊娠中の薬の問題で一番注意が必要なのは、持病を抱えて妊娠した場合です。持病を抱えている人は、抗がん剤や高血圧、リウマチといった薬を使う事が多いのですが、これらは赤ちゃんに影響を及ぼすとされる危険の強い成分が含まれています。

しかし、薬を使わなければ病気によって母体と赤ちゃんにダメージを与え、病気を抑える為に薬を使うと薬によって母体と赤ちゃんに影響を与えてしまうという、どっちをとってもリスクのある状態になりやすいのです。

持病を抱えたまま妊娠するというのは、とてもリスクの高い事でもありますので、「妊娠しても大丈夫かどうか」、「妊娠した場合は赤ちゃんに影響を与えず治療していく事は出来るかどうか」、妊娠前に医師と相談しておくようにしましょう。

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