産後の回復も遅いし病気も心配…高齢出産のリスクとデメリット

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2015/11/25

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少子化で高齢化になっている日本。皆さんの周りでは独身の方や結婚しても子供がいないカップルもいるのではないでしょうか。高齢出産が不思議ではなくなってきましたが、高齢出産のリスクとデメリットについて考えてみましょう。

知っていますか?高齢出産の定義

高齢出産の定義についてご存知でしょうか。高齢出産は初産の時に35歳以上だと「高齢出産」となります。一人でも既に出産している方ならば二人目以降の出産が35歳を過ぎていても高齢出産とはなりません。

芸能人の方々も晩婚化なりつつあり、高齢出産するケースが比較的当たり前にみられるようになっていて、中には40歳を過ぎてからの妊娠というニュースも珍しくなくなってきています。

政府は22日の閣議で2015年版「少子化社会対策白書」を決定した。女性の平均初婚年齢は13年時点で29.3歳、第1子出産時の平均年齢は30.4歳といずれも1980年からの30年間あまりで約4歳上昇。若年層の所得の伸び悩みや出産後の女性の就労継続が厳しい状況が晩婚化・晩産化の背景にあると指摘した。

昔と比べましたら医学は発達しているので、高齢で出産してもなんとか出産出来る事が多くなっているのと同時に、晩婚化、平均寿命が延びている事から母体もそう年老いていないという事なのでしょうか。

1993年くらいより以前は30歳で高齢出産と言われていたのが、35歳へと変更されたのです。

実年齢と子宮年齢は一致していないことがあるって本当?

私自身、周りに言われた事があるのが「実年齢と子宮の年齢が違う」という言葉です。実年齢が30代の後半だとしても子宮の年齢が若ければ妊娠も出産もリスクは低くなる、という考えらしいのですが、これは全てに同意出来ません。

確かに同じ年齢でも若々しいので実年齢より若く見られる方もいたら、なぜか老けて見えて実年齢より上に見られる方もいるでしょう。ですから子宮の年齢にも個人差があるかもしれません。

しかし、女性の子宮は実年齢と同じ年齢が基本です。男性の精子のように毎日作られるものではなく、既にあるものなので年齢と共に加齢していくのが普通の事なのです。

子宮年齢についてですが、医学的に卵巣年齢のほうに重きを置いている医師も多いようです。子宮だけでなく卵巣も若返る生活を目指したほうが良いでしょう。

卵巣の若返りは婦人科によって積極的に治療をしている所があります。栄養療法などが行われていますので、試したい方は調べて治療を行うと良いでしょう。

医師から処方してもらえるので、ドラッグストアなどで簡単に手に入るサプリと全く異なるようです。試したい方は検索して受診してみる事をお勧めします。

ちなみに昔と比べると、今の女性の子宮の状態はあまり良くないそうです。なぜなら、出産する回数が減っていることや、初潮が早くなって生理の回数が多くなっていますので、子宮を酷使しているからのようです。

年齢よりも子宮の状態が悪い場合があるかもしれませんから、今の女性はもう少し子宮を気にかけて生活するのが良いと思います。

一人でも出産していると高齢出産にならないのは何故か

高齢出産の定義には初産と書かれているのですが、なぜ一人でも出産していると35歳を過ぎても高齢出産にならないのでしょうか。

WHOの定義ですと40歳以上の出産が経産婦さんの場合に高齢出産となるようです。

35歳までに一度出産をしていると、産道も開いていた、子宮も大きくなったことがある、子宮口も開きやすいという事が考えられ、難産になりにくいと判断されているのでしょう。

ただし帝王切開の方だと該当しない事も多々あるので、私にはあまり納得出来ませんでした。一応高齢出産には該当しなくても、母体の年齢が上がっているので胎児(赤ちゃん)や母体のリスクが上がっているのは事実です。

いくら一人出産していても、あまり油断しないほうが無難だと思います。また前回の出産から10年経過するとゼロに戻るという話も聞きますので、若い時に出産して10年経過して次の妊娠、という方も気を付けたほうが良いでしょう。

高齢でならではの出産リスクをしっかりと知っておこう

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高齢出産するとどんなリスクがあるのでしょうか。母体側と胎児側のリスクを分類してご紹介します。

【胎児】異常が出やすく、流産しやすい

高齢出産は、残念ながら流産や早産の可能性が高くなると言われています。高齢であれば卵子は当然同じように年齢を重ねているので、時に劣化している事も考えられます。そうなれば妊娠しにくくなりますし、妊娠しても初期で流産する可能性が高くなります。

もちろん全員が該当するわけでもないので、ケースバイケースなのは事実です。

が、年齢が高くなれば妊娠しにくい、妊娠しても流産しやすい、早産する可能性も高くなると思っておくほうがいいでしょう。

早産などには一部予防が出来るかもしれませんが、胎児の遺伝子レベルに問題があるとすると母体側が助けてあげる事が難しくなります。

無事に出産できても、ダウン症などの可能性がぐっと増える

高齢で妊娠すると一番心配されるのが、このダウン症のリスクかもしれません。今は高齢の妊婦さんに対して検査を選択出来るようになっていますし、実際に検査を受けている方もいらっしゃるようです。

それだけダウン症のリスクが世間に知られる時代になったのだと思います。

20代の方が妊娠すると0.1パーセント未満なのに、35歳以降となれば0.3パーセント。40代に入ると1パーセントの確率で胎児がダウン症になってしまっているという結果が出ているようです。

1パーセントと言われたとしてもそう高く感じない方もいると思うのですが、我が子の小学校では学年に一人はダウン症の子がいる計算になります。また私の子供は100人に一人の病気になった事があるので、決して100人に一人は少なくないと認識しています。

羊水検査をするとかなりの確率でダウン症かどうかわかると言われています。しかし羊水検査自体にもリスクがあります。

お腹に針を刺すのでもしかすると胎児に刺してしまうかもしれませんし、切迫流産の方は羊水検査をするだけで流産の確率がアップすると以前医師に言われた事があります。

ダウン症の子の笑顔は天使の笑顔とも言われていますし、重症な合併症がなければ最近は長く生きられる事もわかってきているようです。

しかし高齢出産はママの年齢が高いので、我が子に障害があるとお世話についてのう悩みも出てくるでしょうし、とても複雑な問題だと思います。

【妊婦さん】は妊娠高血圧症候群になりやすい

妊娠高血圧症候群という病気はご存じでしょうか。昔は妊娠中毒症と言われたものです。傾向としては妊娠後期に発症する事があり、高血圧・尿にタンパクが伴うなどの症状で診断が出来るので、妊婦検診で発見されるケースが多いようです。

早く治療をしないと胎児に影響が出る事もありますし、出産後にママが高血圧のままになって投薬治療をしなくてはいけない事もあるので注意が必要です。

妊娠中、治療をしても一向に良くならない場合、最悪は妊娠の継続を止めるよう診断される可能性もあるので、妊娠前から血圧のチェックはしておいたほうが良いと思います。また残念ながらこの病気の完璧な予防は難しいようです。

分娩がスムーズにいきにくく、時に帝王切開になる事も…

赤ちゃんが生まれる前に少しずつ子宮口が開いていき、陣痛があって赤ちゃんの頭が下がりもっと子宮口が開く、というのが流れになると思うのですが、言葉で書くほどスムーズにいかないのも分娩でもあります。

子宮口が開きにくい、陣痛が弱くてなかなか生まれそうにないという事も高齢になるとより影響を受けやすくなると言われています。もちろん若くても出産がスムーズにいかない事はありますが、高齢だとよりスムーズにいきにくくなります。

ただし個人差があるので、身体を鍛えている方などは若い方よりもスピード出産する事もありますし、実際に分娩の段階にならないとどんな分娩になるのかはその時まではわからない…というのも事実です。

産まれてからも大変…ママの体力がついていかない事も

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実は高齢出産で私が一番のデメリットだと思う点がこの”産後のママの体力”です。無事に妊婦生活が過ごせたら高齢でもあまり心配はないのですが、生まれてからの生活は若いママと全く違います。

私も一人目と三人目で7年あいていますが、この7年で衰えをはっきりと感じました。

子育ては体力勝負!圧倒的に若いママより体力がないので大変…

出産すると赤ちゃんに振り回される毎日が続きます。特に初産ですと赤ちゃんとの暮らしがわからないので、余計に疲れるかもしれません。二人目以降も上の子のお世話と赤ちゃんのお世話があるのでやはり大変なのは事実です。

私は赤ちゃんが歩き出したり、走りだしたりする時に高齢出産の方は大変だといつも感じます。中には手を繋がない赤ちゃんだったりすれば、いつ道路に飛び出すかわかりません。

走り出したらこちらもダッシュで追いかける、という日々が来るかもしれないのです。中にはハーネスを使う方もいるでしょうが、公園などの広い場所で赤ちゃんをのびのびさせたいとなれば、ハーネスを使わずに追いかける事もあるでしょう。

私も末っ子のダッシュについていけない事が多々ありました。やはり高齢になるとある程度の体力の衰えは感じると思います。

産後の回復も若いママのほうがスムーズにいく

出産すると子宮はまた小さな大きさに戻ります。子宮だけでなく、心臓や内臓、足などにも負担がかかっていましたが、それが出産を終えるとようやくまたいつもの状態に戻ろうとします。

だいたい1か月で妊娠前の状態に戻ると言われているのですが、高齢になるとどうしても疲れが抜けにくくなるので若いママと比べると復活する時間が必要になる事が多く見受けられます。

25歳のママと35歳のママは見た目だけでなく、体の中にも違いがたくさんあるのです。どうしても高齢になれば、回復力が衰える事を覚悟しなくてはならないでしょう。

40歳を過ぎたら妊娠のハードルが高い!次の妊娠は出来る限り早めに

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高齢出産には様々なリスクがある、という事がお分かり頂けたと思います。

何よりも一番のハードルになるのが、高齢だと妊娠しにくい、という点ではないでしょうか。

高齢だと卵子が劣化している事があると書きましたが、劣化した卵子と受精しない事もありえますし、受精しても途中で流産する可能性があるのです。早い人では40歳になれば軽く更年期の症状が出始めてくる頃です。

生理の回数も減ってくるので当然妊娠するチャンスが減ります。無排卵のケースがあるかもしれません。妊娠はこちらの計算通りにはいかないので不思議ですし、それだけ奇跡だと思うのです。

特に二人目を考えているのでしたら、最初の妊娠はより早いほうがいいでしょう。40歳になると母体の身にもかなりの危険を伴う場合もある…というリスクも浮上すると言われています。

医学が発達しても子宮と卵巣の若返りは私たちで全てコントロール出来ません。早い妊娠が一番のリスクの軽減となります。

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