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出産にリスクをともないはじめる年齢を意識した妊活をしよう

2014/12/28

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女性の社会進出が活発になり、日本は晩婚化していると言われています。それに伴い、高齢妊娠も増加しているそうです。高齢妊娠による弊害として叫ばれているのが「ダウン症」の増加傾向です。

しかし、高齢妊娠・出産による影響はダウン症の増加だけではありません。他にも、高齢出産によって上がるリスクがあります。それらについて知っておき、自らの妊活に役立てましょう。

過去15年で2倍増!ダウン症で生まれる赤ちゃん

少子化が叫ばれる中、出生数は1995年から少しずつ減少しているのに対し、ダウン症で生まれた子供の数は増減を繰り返しながらも確実に増加し、15年間で2倍にも増加したそうです。背景には、高齢妊娠の増加があります。

ダウン症の発生率は高齢で上昇

ダウン症を始めとする染色体異常を持った子供が生まれる割合は、妊婦さんの年齢が上がるほど高くなるそうです。ダウン症に限れば、20代で0.1%のものが35歳では0.3%、40歳では1%にまで上昇します。

高齢で妊娠すると染色体異常が発生しやすい理由は、卵子の老化が原因の一つではないかと言われています。年齢が上がると細胞分裂の際にエラーが起こりやすくなり、染色体異常となりやすいんだそうです。

もちろん、卵子側だけの問題ではありません。父親由来と母親由来の染色体異常を比べると、およそ父親由来が1に対して母親由来は4と、必ずしも母親側が原因ではないのです。

ダウン症の他にもある、高齢出産のリスク

妊産婦の死亡確率が上昇

染色体異常児の出産ばかりが取り沙汰されていますが、実はそれよりも高齢分娩の最大のリスクといえるのは、妊産婦の死亡率の高さなんだそうです。

アメリカでの報告によると、妊産婦の死亡例が20歳から24歳の妊婦と40歳過ぎの妊婦とを比べると、20倍以上も高まると報告されています。これは、30代、40代と段階的に増えていくそうです。

流産のリスクも年齢とともに上昇

どの年齢で妊娠しても、流産のリスクは抱えていますが、それでも高齢妊娠における流産のリスクは高くなるのが現実です。35歳では20%だったものが40歳では40%、42歳では半数が流産に至ると言われています。

高齢になると妊娠する確率自体が下がる

体外受精をする場合、33歳ごろを境に卵子の力が下がってくると言われています。そこから年齢とともに卵子の力は弱ってきて、それにともなって妊娠する確率も下がってきてしまいます。

20代前半の女性の妊娠する確率は、30代後半の妊娠確率の倍近くもあり、やはりこのことからも、年令によって妊娠する確率と年齢が密接に関係していることが示唆されます。

その他妊娠による合併症も増加する

高齢でも無事妊娠に至った場合、その後の経過に影響が出る可能性もあります。例えば、胎盤から出る糖代謝を阻害するホルモンのせいで、妊娠糖尿病になるリスクが上がると言われています。

また、妊娠高血圧症候群や、胎盤の位置の異常(前置胎盤など)、胎盤剥離や帝王切開なども、高齢になると増える傾向にあるそうです。

自閉症との関係も示唆されている

アメリカの大学による調査では、出産の年齢が5歳あがると、自閉症のリスクが2割近く増えるという結果が出ているそうです。原因はまだ解明されていません。

また、女性の年齢だけではありません。父親が40歳を超えている場合、30歳にみたない父親と比べると自閉症の子供が生まれるリスクが6倍にも上がるんだとか。

「リスクがあがる」と言う事を知っておく

高齢出産が必ずしも危険なわけではありません。40歳や50歳で元気な子供を産む方はたくさんいらっしゃいます。しかし、調査結果から確実にリスクは高いということはわかりますよね。

もし近い将来妊娠を考えているならば、これらのリスクを頭に入れて、どの時期から妊活を始めるか、どういう心構えで妊活に臨むか、パートナーと話し合っておくと良いですね。

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