妊娠後期の検診内容!知っておくと病院でも慌てずに済むので安心

コメント0
2017/05/01

妊娠後期に入ると、いよいよ出産も近くなってきて赤ちゃんと会える日が待ち遠しくなってきますね。

妊娠後期、もしくは妊娠末期と言われる時期は、妊娠8ヶ月(28週目)から妊娠10ヶ月(36週6日)までのことをさします。

胎内の赤ちゃんは新生児とほぼ同等なくらいに器官が完成に近づいており、客観的に見ても出産がそう遠くない時期です。

これまで毎月受けていた妊婦検診の内容も、出産に向けての内容になってきます。また、持ち物などもより出産に直結した準備が必要になる場合もあります。

いざという時に慌てないようにするためにも、妊娠後期に受診する妊婦検診の検診内容や留意するべき点について確認していきましょう。

妊婦健診頻度は2週に1度!多種多様な内容

妊婦健診は、病院や医療機関、自治体によって多少の差はあるものの、大まかな検査内容は共通しています。

特に妊娠後期に入ってくるとより出産準備に関わる検査が増えてきます。これまでの健診と同じ内容の検査だけでなく、初めての検査があり戸惑うこともあるかもしれません。

そこで、妊娠後期に受ける検査内容についてどのようなものがあるか、事前に知っておくと心構えが出来焦ることもありません。

  • 妊娠中期までの同じ内容の検査
  • 妊娠後期の内診
  • 膣培養検査
  • ノンストレステスト
  • 超音波検査

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

妊娠中期までの検査も継続…異変があれば必ず相談

妊娠後期だからといって特別な検査ばかり行うのではなく、妊娠中期までと同じ内容の検査も並行して行われます。内容は以下の通りです。

尿検査
尿蛋白検査、尿糖検査を行います。それぞれ陰性と陽性で判断され、陽性の中でさらに量によって区分されます。基本的に陽性の場合は注意が必要で、場合によっては医師からの指摘やアドバイスがあります。
体重測定
妊娠前から体重がどの程度増えているかをチェックします。好ましい体重増加の目安は、BMIが18.5未満の方で10~12kg、BMIが18.5~25未満の方で7~10kg、BMIが25以上の方で5~7kgです。
妊娠後期は特に体重が増えやすいですが、1週間に500g以上増えないように注意しましょう。
血圧測定
妊娠中に最も望ましい血圧(至適血圧)は、120/80mmHg未満です。ただし、130/80mmHg未満であっても正常範囲内となるので問題ありません。これ以上の場合は注意が必要です。
腹部の触診
異常なお腹の張りやしこりがないかをチェックします。
腹囲・子宮底の計測
腹囲が100cm以上の場合は羊水過多や妊娠高血圧症候群などの可能性がありますが、腹囲と子宮底は測る人により誤差が生じる場合が多いため、医師の指摘がない限りは心配しなくて大丈夫です。
胎児の心音聴取
腹部エコーと一緒に行われることが多いですが、赤ちゃんの心音から異常がないかどうかを調べます。
浮腫の観察
母体への負荷の影響を見たり、尿検査と合わせて病気のリスクを判断します。

妊娠後期になると、尿蛋白が出やすくなっていたり尿に糖が出る方も少なくありません。妊娠糖尿病のリスクが高い妊婦さんの場合は、糖水を飲んだ後に血糖値を計る糖負荷試験が行われることもあります。

妊娠後期は特に体重管理に苦労される方も多く、血圧が高めだったり体重の増え方が極端であったりすると、医療機関側から指導が入ることもあります。

妊婦さんも大変ですが、これは妊娠高血圧症候群のリスクを軽減するための指導です。また、一般的に太りすぎない妊婦さんの方が安産傾向にあります。

また、妊娠後期になると体全体がむくみやすい状態になっています。あまりにむくみが酷いと妊娠高血圧症候群が疑われますので、脛などに医師や看護師が指をあててむくみの程度を観察する診察が行われることが多いです。

内診はお産の進みチェックがメイン

妊娠後期にも内診台に上がっての内診が行われます。妊娠後期の内診は、子宮の出口付近の子宮頚管の長さを計って早産リスクを予見します。

もし子宮頚管が短くなりすぎている場合(25ミリがボーダーライン)は早産の危険性が高いと判断され、自宅での絶対安静か入院を指示されます。

また、予定日が近づいてくると子宮口の状態や開き具合や胎児の降り具合などを確認し、お産の進み具合のチェックや出産までの時間の予測を行います。

さらに、次に説明する膣培養検査のために膣内の分泌液や組織を検査のために採取します。

膣培養検査はGBSの保菌検査

妊娠33週~37週の間に行われることが多い検査がGBS(B群溶血性レンサ球菌)を調べつ膣培養検査です。

GBSは膣内の常在菌で妊婦全体の10~25%から検出されます。常在菌ですので、保菌しているから病気であるなどといったマイナスの事はありませんが、分娩時に赤ちゃんに感染すると重症化することがあります。

そのため出産前の妊娠後期に検査を行い、GBS陽性の場合は分娩中や破水後に抗生剤を投与して母子感染を防ぐ必要があるのです。

また、妊娠初期の時点でクラミジア検査と子宮頸がん検査が行われているのが通常ですが、万が一行われていない場合は後期になってから検査が行われることもあります。

ノンストレステストは赤ちゃんの元気を測定

ノンストレステスト(通称NST)は子宮収縮のないリラックスした状態で胎児の心拍数を調べる検査で、出産が近づいた9ヶ月目以降に行われることが多いようです。

胎児の心拍と子宮収縮をロール紙状の記録用紙に連続的に記録し、胎児の元気の良さ、や胎盤機能をチェックします。

検査する時は、ママの腹部に子宮収縮を計測するベルト状の陣痛計と胎児心拍計を装着します。この時ママがリラックスして横になるのがポイントです。検査中に胎動があった場合にボタンを押すように指示されることもあります。

また、お腹の中の赤ちゃんが検査中寝てしまって胎動が全くない場合は、赤ちゃんが起きるまで待つか、外から助産師さんが刺激を与えて赤ちゃんを起こすこともあります。

検査時間は赤ちゃんの状態に応じて変動しますが、30分前後という場合が多いようです。

超音波検査は赤ちゃんの大きさを確認

妊娠中期でも行われていた方も多いとは思いますが、妊娠後期にも超音波検査でお腹の中の赤ちゃんを実際に見て診察が行われます。

検査する項目は、妊娠35週までの超音波検査と妊娠36週目以降の超音波検査で若干異なります。

妊娠35週目までは、胎児の発育と推定の大きさを測ることと胎児の異常がないかの確認、羊水量の確認、胎盤とへその緒の位置や成熟度の確認が行われ、自然分娩が可能かどうかの判断材料ともなります。

妊娠36週目以降になると、これらに加えて子宮頚管と産道のチェックにも使われ、もしエコー上で何か問題が見つかれば内診でも再検査がなされることもあります。

また、母親の骨盤の大きさや産道の太さに対して、エコー上の赤ちゃんが大きすぎるなど自然分娩が出来るかどうか微妙な場合、骨盤のレントゲンを撮ることもあります。

レントゲンと聞くと赤ちゃんへの影響を心配する方も多いかもしれませんが、妊娠後期であれば赤ちゃんの器官もほぼ完成しているため問題ありません。検査結果次第では、分娩方法の再検討が行われることもあります。

妊娠後期は不安もたくさん…妊婦健診での心構えと注意

妊娠後期になると、赤ちゃんにもうすぐ会えるという期待と同時に、無事に産まれてきてくれるだろうか…という不安な気持ちを抱きやすくなってきます。

また、急に入院を言い渡されるケースも珍しくないため、いつ出産になってもおかしくないという意識が必要となります。

では、妊娠後期の妊婦健診はどのような点に注意しておけば良いのでしょうか。

  • 問診時の注意点
  • 持ち物について

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

気になる事はすぐ相談!心残りのない問診

妊婦健診時の問診の際、お医者様から一言「順調です」という言葉を聞いて、これまで質問しようと思っていたことを飲み込んだり、不安な事を話しそびれたりしたことはありませんか?

医師にとっては順調であるのかもしれなくても、ママ自身が「なぜ順調だと言えるのか」を理解していないと、後から不安な気持ちに押しつぶされてしまいそうになります。

もし検診前に不安に思ったり疑問に思ったりしたこと、日々の生活の中で赤ちゃんについて気になる事があれば、問診のタイミングで遠慮なく相談するようにしましょう。

また、赤ちゃんについてだけでなく自分の体調についても何か変化があれば些細な事でも伝えるように心がけましょう。

妊娠後期の問診では、赤ちゃんの健康状態だけでなくお母さん側の健康状態も見ています。例えば頭痛だけでも、妊娠高血圧症候群の前兆である場合もありますし、貧血は分娩の際にもかかわってくる症状です。

妊娠後期になっても、切迫流産などの流産の心配、お母さんの体調や体重管理についてなどなど、心配なことはたくさん出てくるものです。

「これくらいで相談なんて…」と自己解決するのは止めましょう。聞けばよかったと後悔するより、聞きすぎくらいでちょうど良いと言う産婦人科医もいるくらいです。

検診以外での受診のポイントやタイミングについても、出来れば問診の時点で確認が取れていると安心です。

さらに、妊娠後期は分娩方法について相談できる最終時期でもあります。

ママと赤ちゃんの安全が最優先ではありますが、バースプランなどを通して病院側に「こんなお産がしたい」という希望を伝えておくことは大切です。

いざ出産当日になって「こんなはずではなかった…」とならないように、分娩にかかわる希望は伝えておきましょう。分娩時の希望は出来るだけ具体的に伝えることがポイントです。

例えば、「会陰切開はどうしても必要でない限りはしないでほしい」「無事出産するまで親族への連絡はしないでほしい」といった具合です。

妊娠後期に入ったら入院準備

妊娠後期の健診では、陣痛が来ていなくても子宮頚管が短くなっていたり張りが強くなっていたりするとそのまま入院して出産を迎える…というケースが珍しくありません。

また、検診時に「次回の妊婦健診の際は入院荷物を持ってきてください」と言われることもあります。

妊娠後期に入ったらいつでも入院できるように、出産のための入院準備を完了しておきましょう。

出来ればボストンバッグなどにひとつにまとめて、玄関先など家族が見ても分かる場所にいつでも持ち出せるように置いておくと安心です。

入院準備品については病院によって内容が異なりますので、病院での入院説明会や個別でも入院相談で確認したり、入院手続き時の案内をもう一度読み返すなどして確認しましょう。

入院準備について不明な点があれば、出産する病院に必ず確認をとるようにしましょう。

出産グッズについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

また、安産に効果的なハーブティーとしてラズベリーリーフティーが俄かに注目を集めています。

母乳にも良い効果があるとされているハーブティーですので、出産準備品の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

より詳しい情報はこちらの記事でご紹介しています。

▼安産に効果的なラズベリーリーフティーについてはコチラも参考にしてみて!

赤ちゃんにもうすぐ会える!健診は必ず受診

これまで見てきたように、妊娠後期の検査は出産に直接的にかかわる内容がとても多いことが分かります。

妊娠後期というのはそれだけ出産に直結しており、赤ちゃんにもうすぐ会えるからこその健診内容であるともいえます。

ママにとっては、体の負担も大きい中で期待と同時に不安も大きくなるデリケートな時期ですが、赤ちゃんがお腹の中にいる状態で過ごせるのもあと少しです。

残り少ないマタニティライフを有意義に過ごし、妊婦健診を不安なくもれなく受診して出産に備えられると良いですね。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ