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当てはまるかをまずはチェック!妊娠高血圧症候群の原因や症状

2015/02/26

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妊娠高血圧症候群は、妊娠中に気をつけたいトラブルの一つだとは聞いたことがあっても、具体的にはどのような症状なのか、どんなリスクがあるかなど詳しくわからないという妊婦さんも多いでしょう。

妊娠高血圧症候群は悪化すると、母体や赤ちゃんの命にもかかわる ので万一医師から診断を受けた時に備え、きちんと知っておく必要があります。

そこで、妊娠高血圧症候群とはどんなトラブルか、リスクや症状、原因などを詳しく説明するので参考にしてみましょう。

妊娠高血圧症候群とは

妊娠高血圧症候群

妊娠20週目以降から血圧が標準値より高い状態が続き、出産後12週目で正常値に戻る場合もしくは、高血圧と尿にたんぱくが出る場合のどちらかに当てはまり、かつこれらの症状は妊娠が原因となっている場合を妊娠高血圧症候群と診断されます。

診断を受けると、出産まで、尿中のたんぱくの量や血圧の上昇を注意深くチェックしていくことになります。血圧が上昇しつづけると、最悪母体や赤ちゃんの命のリスクも高まるほど深刻な状態になります。

妊娠中毒症からの改称

妊娠中期を超えた辺りから、高血圧や尿にたんぱくが出る蛋白尿、むくみなどの症状が続くと妊娠中毒症という病気として診断が行われてきました。

ところがその後、母体や胎児の研究が進んでくると、母体の健康と赤ちゃんの発育を脅かす要因であるのは、主に高血圧であることが判明しました。

むくみや蛋白尿だけでは、母体や赤ちゃんが危険な状態にあるとは言えないため、高血圧の妊婦さんだけを特に注意し、慎重に経過を診ていく必要 が出てきました。

そこで高血圧の症状を強調するために、新たに妊娠高血圧症候群という病名が決まり、妊娠中毒症という以前の呼び方は廃止されることなりました。

新たに蛋白尿だけの場合は妊娠蛋白尿、むくみのみが出ている場合は妊娠浮腫と別名で呼ばれるようになってます。

種類

妊娠高血圧症候群は、症状や症状が見られる時期によっていくつかの種類にわけられています。

  • 妊娠高血圧
    妊娠中期の妊娠20週目から出産を経て、分娩後12週目までの間に高血圧のみもしくは高血圧と蛋白尿の症状が妊娠が要因となって見られる場合
  • 妊娠高血圧腎症
    妊娠20週を超えてから高血圧となり、更に尿蛋白も併発します分娩後12週までには回復する場合
  • 加重型妊娠高血圧腎症
    Ⅰ妊娠前もしくは妊娠20週までに既に高血圧症状があって、妊娠20週を超えてから尿蛋白症状が出た場合

    Ⅱ妊娠前もしくは妊娠20週までに高血圧と尿蛋白両方の症状があって、妊娠20週を超えてから一歩もしくは両方の症状が悪くなる場合

    Ⅲ妊娠前もしくは妊娠20週までに尿蛋白の症状があって、妊娠20週を超えてから高血圧症状が出る場合

  • 子癇
    妊娠20週を超えて妊娠が要因となってけいれんが起きる場合

原因や症状

原因

妊娠高血圧症候群の原因は、今のところはっきりとしたことはわかっていません。

受精卵が子宮内に着床して、母体と胎児をつなぐ胎盤が作られる際に血流をよりスムーズにするために、血管の壁が作り直されます。この際に、血管の壁が上手くできない と血流が悪くなり、母体から赤ちゃんへ酸素や栄養分が十分行き渡らなくなります。

そのため母体から無理に赤ちゃんへ多くの酸素や栄養分を長そうとして、血管に圧力がかかるため高血圧になってしまうと考えられています。

また、母体が胎児を異物として捉えてしまう ため、除去しようとして血管を壊そうとする物質が生成され、血管収縮を起こし血圧が上昇するとも考えられています。

また、遺伝についてもはっきりとはわかりません。しかし、母親が妊娠高血圧症候群の場合子が発症する確率はそうでない人と比べると、5倍も高くなることが分かっているので発症のリスクはあると言えます。

自覚症状

妊娠高血圧症候群は妊婦検診で行なわれる血圧測定や、尿検査などで出た数値を見て医師が診断を行いますが、自分でもある程度分かる症状があります。

  • ひどい頭痛
  • 目の前がチカチカする
  • 動悸がする
  • 体重が急激に増える
  • 食べ過ぎて太ったわけではない
  • 足や顔が膨れ上がるなどのひどいむくみ

症状の程度

血圧の値と尿に含まれる蛋白の量により、症状の程度が決まります。

  • 軽症の基準
    血圧が収縮期血圧(上)が140mmHg以上で16mmHg0未満、拡張期血圧(下)が90mmHg以上で110mmHg未満、尿蛋白が+の場合
  • 重症の基準
    軽症の基準となってる各数値の上限を超えた場合、複数回検査していずれも尿蛋白が連続して3+の場合

なりやすい人

妊娠高血圧症候群は原因がはっきりと判明しておらず、妊婦さんなら誰でもかかる可能性はありますが、中でもなりやすい人がいます。

  • 高齢もしく若齢
    いわゆる高齢出産になる35歳以上、更に40歳を超える 妊婦さんはかかる可能性がぐっと高まります。逆に若すぎる15歳以下での妊娠も要注意です。
  • 出産経験がない
    経産婦さんよりも初産の妊婦さんの方が体が妊娠に慣れておらず、また経産婦さんでも上の子の出産から5年以上経っての妊娠の場合かかる可能性が高まります。
  • 肥満  
    妊娠前から少し太りぎみで、体重が55キロ以上の妊婦さんの場合
  • 妊娠前から高血圧症状がある
  • 双子以上の多胎妊娠
  • 尿や歯の感染症にかかっている人
  • 起こりうるリスク

    母体への影響

    • 肺水腫
      血管が収縮し、血流が滞るので水分が血管から染み出てたまりやすくなります。そのため、肺や胸、お腹などの臓器にも水が溜まってしまう病気です。
    • 脳出血
      血圧が高くなることで、脳内に血液が急激に流れ込み、むくんで痙攣を起こすことがあります。脳内のむくみがひどくなると、脳出血を起こし母子ともに命が危険な状態になります。
    • HELLP症候群
      妊娠後期から産後に発症しやすく、血液の中にある赤血球が破壊されて肝臓がうまく働かなくなります。そして、血液が固まりにくくなって、内臓が機能しなくなります。

    赤ちゃんへの影響

    • 胎児発育不全
      胎盤や子宮内の血流が悪くなるので、赤ちゃんへ十分な酸素や栄養分が届かなくなり、赤ちゃんは発育が悪くなります。
    • 低出生体重児
      妊娠週数に見合った大きさまで成長しないので、未熟児での出産となることもあります。
    • 脳や体への障害
      酸素が極端に不足する期間が長いと、脳に酸素が十分行き渡らなくなり、脳自体や体の機能にも障害が残る可能性もあります。
    • 子宮内胎児死亡
      十分な酸素が行き届かず赤ちゃんが呼吸困難に陥り、最悪お腹の中で亡くなってしまうこともありえます。
みんなのコメント
  • まるさん

    肥満  
    妊娠前から少し太りぎみで、体重が55キロ以上の妊婦さんの場合
    とありますが、高身長の方だと当てはまらないのでは?どういう意図があって、55キロ以上?

  • かおりさん

    妊娠前から血圧は高く体重も80キロ以上あり出産して1年経ちますが血圧は下がりません、確かに今は薬等飲んでないですけど減量したら血圧は下がりますか?

  • 無記名さんさん

    2人目妊娠中ですが、169㎝あって妊娠前の体重が55.5㎏です。
    BMIでは標準体重なのに…私って実は肥満だったんですね(笑)
    なにを基準にして55㎏以上が肥満なのでしょうか?

  • 無記名さんさん

    上のコメントの人、いちいち突っかかって面倒臭いなー
    要は太めってことで。

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