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日本における子育ての風習はどう映る?アメリカ人から見た子供達

2014/09/22

国によって子育てに対する考え方が、似ているところもあれば、異なるところもあります。日本における子育ての風習は、どのように映っているのでしょうか。日本で暮らすアメリカ人ママさん達に、お話を伺ってみました。

日本は育児先進国?

近年、アメリカでブームとなっている「アタッチメント・ペアレンティング」という子育て方法をご存じでしょうか。シアーズ博士夫妻が考案した「アタッチメント・ペアレンティング」は、アメリカでこれまで主流だった子育てとは大きく違うことから、とても注目を集めました。

「アタッチメント・ペアレンティング」では、以下の5つを推奨しています。「赤ちゃんとの絆づくり」「赤ちゃんからのサインを受け取る」「母乳育児」「母子が密着して生活する」「添い寝」

日本人からすると「何が目新しいの?」と首をかしげてしまう内容ばかり。日本の子育てて実践されていることばかりですよね。でも、アメリカでは子供の自立を促す事が大切とされ、上記にあげたような育児方法は取られていませんでした。

ご主人の転勤で、日本にいらしたアメリカ人ママさんは、日本の子育てに驚いたと言います。アメリカでは全く新しい育児方法として騒がれていた「アタッチメント・ペアレンティング」を、日本のお母さん達は当然の事として行っていたからです。

「日本はテクノロジーだけでなく、子育ても進んでいるのね!」と思ったのだとか。せっかく日本にいるのだし、2人目の子は「アタッチメント・ペアレンティング」で育てようと決めているそうです。

日本人はマナーに厳しい

日本に来てから、スーパーやレストランでの子供の振る舞いに、目を光らせるようになったというアメリカ人ママさんがいます。お話を伺っている時に彼女からこんな事を聞かれました。「どうして日本の子供達は、あんなに行儀がいいの?」

すると、そばにいた日本人のお母さんが私の代わりにこう答えくれました。「行儀のいい時だってあるかもしれないけれど、騒いで大変な時だってもちろんあるわよ」

いつも大人しく、笑顔で親の言うことを聞くようなお子さんはなかなかいないのではないでしょうか。でも、アメリカ人ママさんからすると、スーパーやレストランで買い物や食事をしている子供達がそのように映るようです。

また、「日本人は細かいところまでしっかり子供を注意している。私達が許容するラインよりも明らかに厳しい」と述べていました。そのため、外食する時はとても気を使うのだそうです。

日本の子供達はルールを大切にする

日本に住んで5年になるアメリカ人ママさんは、日本語が堪能なこともあり、お子さんを日本の幼稚園に通わせています。彼女が日本の幼稚園に子供を預けようと思ったのは、日本人のある教育方針に感動したからだそうです。

その教育方針とは、「子供であってもルールをしっかりと守らせること」。アメリカでは、日本よりも自由に育てるそうです。この点において、ある日旦那さんと口論になったことがあるのだとか。

幼稚園の遠足に付き添いで行った時のこと。その日は、旦那さんの仕事がお休みだったので2人一緒に参加しました。幼稚園の先生が「さあ、みなさん並んでください。これから親子ダンスをしましょうね」と声をかけます。

でも彼女のお子さんは気分がのらないのか、ダンスをしようとはせず、座り込んでしまいました。彼女が注意すると、旦那さんは「踊りたくないなら、踊らなくたっていいだろう。座らせておけばいい」と言ったそうです。

この旦那さんの発言を柔軟ととるか甘いととるかは、人ぞれぞれだと思います。でも、彼女の思う教育方針とは違っていたようです。「他の日本人の子供達はしっかりやっている。うちの子だって、ちゃんとできるのよ!甘やかさないで!」と反論したのがきっかけで、口論となってしまいました。

自由に育てることは勿論大事だけれども、自由=ルールを守らなくてもいいというのは間違い。アメリカでは、そこを勘違いしている人がいる。子供に小さい頃からルールを守らせるのは大変だけれども、必要なこと」と彼女は最後に話してくれました。

日本における子育ての風習

今回取材させてもらったアメリカ人ママさん達は親日家だったこともあり、日本の子供達の振る舞い、そしてそのお母さん達の教育方針に高い関心を寄せているようでした。もちろん彼女たちの意見が全てというわけではありません。でも、こうして日本における子育ての風習に共感してもらえるのは、日本人としてとても嬉しいことではないでしょうか。

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