育児で大事なのは愛着形成!アタッチメント育児とは?

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2017/06/02

アタッチメント育児をしているママ

子育て生活、楽しんで過ごせていますか?小さい子どもの育児は、実際にやってみると、思っているよりも大変なものですよね。

  • 子どもへの愛情はあるけれど、上手く子育てが出来ない
  • イライラしてばかりで、育児が全然楽しめない

そう悩んでいるママもいるのではないかと思います。
そこで、今回は親子の愛着を育む育児、「アタッチメント育児」をご紹介します。

アタッチメント育児とは?親子の絆を繋ぐ大切な「愛着」

そもそも、「アタッチメント」って何?という人も多いのではないでしょうか。

アタッチメントとは、「愛着関係」という意味の発達心理学用語です。はじめに提唱したのは、イギリスの心理学者、ジョン・ボウルビィ。

ボウルビィは、赤ちゃんの「泣く」「おっぱいを吸う」「抱っこを欲する」という行動を、「アタッチメント行動」と呼びました。

赤ちゃんは空腹や不安を感じるたびにアタッチメント行動を取ります。それにママが応えていくうちに、赤ちゃんとママとの間には愛着関係が生まれ、またママの中にも、赤ちゃんに対するアタッチメントが育まれていくのです。

こうして、ママと赤ちゃんとの間には、アタッチメント関係が形成されていくのです。

なお、日本アタッチメント育児協会では、アタッチメント育児を、親は親らしく、子どもは自立した大人に成長するために必要な、大切なものであると提唱しています。

ママも赤ちゃんのお世話をしていくうちに、「ママ」になっていくということですね。

アタッチメントの形成過程

ボウルビィは、アタッチメントの形成には、4つの段階があると考えました。

  1. 誰にでも愛着を求める段階
  2. 中心的に世話をしてくれる人(母親など)に限定して愛着を求める段階
  3. 愛着を求める相手と離れることに不安を感じる段階
  4. 自ら離れ、挑戦することができるようになる段階

各段階がどのような時期に当たるのか、詳しく見ていきましょう。

1.「みてみて!期」(0歳0週~12週)
とにかく周囲の誰にでも、アタッチメントを求める時期となります。

生まれたての赤ちゃんは、必ずしもママでなくても、とりあえず誰かに抱かれていればゴキゲン、ということが見られますよね。

「空腹」や「おむつが濡れた」といった、赤ちゃんにとっての危機的状況も、解決してくれる人はママでなくても問題がないのです。
2.「ママみて!期」(12週~6ヶ月)
ママみて!期は、赤ちゃんがママを認識し始め、場合によっては人見知りを始める頃になります。

誰にでもアタッチメントを求めていた段階から、「いつもお世話をしてくれる人」にアタッチメントを求めるように成長するわけですね。

そのため、その対象が必ずしもママであるとは限りません。主に面倒を見ているのがおばあちゃんである場合、赤ちゃんはおばあちゃんにアタッチメントを求めるようになります。
3.「安全基地みーつけた!期」(6ヶ月~1歳半)
この時期は、ママの困りごとでもある、「後追い」時期です。ハイハイや1人歩きが出来るようになり、ママから離れることも可能となっているけれど、やっぱりママがいた方が安心、という時期です。

「トイレに行くときにドアも閉められない」と、ママがいなくなると泣かれてしまい困る…という経験をしたことのある方は多いことでしょう。

それでも、子どもはこの時期に、安心を感じることで、母子関係を深めていくのです。
親子間でしっかりアタッチメントを形成していくことは、その後の育児に多大なる影響を与えます。

4.「ためしてみよう!期」(3~6歳)
ここまでの間に、ママからしっかりと安心感と愛情を得られた子どもは、自己肯定感を育むことが出来ます。

自己肯定感は勝手に芽生えるものではなく、無条件に愛され、認められた経験を積むことによって生まれてくるものなのですね。

また、この時期になると、子どもは「自分」と「他者」との区別がつくようになっていきます。自我が生まれるわけです。

そのため、他者の気持ちを考える「共感力」を育めるようになり、お友だちと協調性を持って遊べるようにもなってくるのです。

1歳を過ぎたらもう手遅れ?アタッメント育児の開始時期

以上までを見ていると、「じゃあ、アタッチメント育児をするには、1歳を過ぎてしまうともう意味がないの?」と思う方もいるかもしれませんね。

確かに、アタッチメントの形成は、1歳頃までの間に急速かつ濃密に行われます。しかし、アタッチメントは何も親との間だけに形成するものではありません。

友人、恋人、夫婦と、あらゆる人間関係において、アタッチメントの形成は必要なものです。

その基板となるのが、親とのアタッチメントとなります。そのため、「遅すぎる」といったことはないのです。

ストレスと不安だらけの現代育児

そもそも、今なぜわざわざ「アタッチメント」を意識した子育てが必要なのでしょうか。

その答えに、親が自動的に親になれない時代であるということが理由として挙げられます。

昔の日本は、村社会で大家族が普通でした。そのため、子育ても多くの人が共同で行い、親だけが担わなければいけないということもなければ、親も親になっていく余裕があったといえます。

しかし、今は核家族で、子育ての重責はすべて親にのしかかっています。さらに、ネットが発達したおかげで、子育てにまつわる情報が、良いものも悪いものも溢れています。不安に押しつぶされそうになったという経験をお持ちのママもいるでしょう。

また、子どもを産む人数も減っているため、1人の子どもにかける愛情や子育てへのプレッシャーも、昔の親よりも強まっているともいえます。

現代は親がストレスと不安でいっぱいで、当たり前のように親に勝手になれる時代ではなくなっているのです。

そのため、親子の絆を確かなものにし、子どもにしっかりとした自己肯定感を養い、自立した人間を育てるためにも、アタッチメント育児が必要なのです。

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