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幼児が肥満になる原因は家庭にあり?!気をつけたい食習慣の話

2015/04/26

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文部科学省の2014年度学校保健統計調査によると、幼稚園から高校3年生までの子供の肥満傾向児(身長別の標準体重から算出した肥満度が20%以上)の割合が、3年連続で10%以下となったとのこと。

これは、生活習慣を気にする親の世代の食生活意識の高さによるものと考えられています。

事実、私たちが子供の頃はクラスに数人はいたと思われる肥満傾向の子供も、最近ではそれほど見かけなくなっています。

体力低下が懸念されている中で、肥満傾向が減少しているのは喜ばしいことです。ただし、これはあくまでもデータ上での話。

これを機に、子供たちの健康について考えてみましょう。

母乳とミルク

一般的に、母乳とミルクとでは、ミルクの方が太りやすいと言われています。その理由は、母乳には消化酵素が含まれており、消化しにくい乳脂肪消化吸収を助けてくれるから。

同時に、母乳の方が消化が良いため母乳を飲んでいる子は比較的短時間でお腹が空きやすいのも事実。授乳頻度も高くなりがちで、ミルクの子に比べて頻繁に目を覚ますことも多いのでママは大変ですね。

母乳育児中のママも「朝までぐっすり寝てほしいから。」と、夜間だけミルクに変えるといった方法を取ることもあります。

成長に必要な栄養素が豊富に含まれ、メリットも多いミルクですが、赤ちゃんがちょっと太り気味の場合は要注意。ミルクの与え方を見直してみましょう。

ミルクの与える時の注意点

赤ちゃんが飲みたい量だけ飲むしくみになっている母乳と違い、ミルクは月齢や体重によってあげる量を調整します。

ミルクの場合は飲む量が目に見えて分かるので、あげる方も「作った量は飲んでほしい。」と思いますし、「このくらいは飲ませないといけない」と、ついつい考えがち。

でも、ここで忘れてはならないのが、赤ちゃんの飲む量には個人差があるということです。赤ちゃんが「お腹がいっぱい」と感じても哺乳瓶が空っぽになるまで飲むのが習慣になっていると、飲み過ぎの場合もあります。

たとえ哺乳瓶にミルクがまだ残っていても、赤ちゃんが満足したようなら無理に飲ませるのは控えましょう。

間違った方法

赤ちゃんが太り気味の場合に、「ミルクを水で薄めて飲ませる」ことをしていたママがいますが、これは大きな間違い!

必要な栄養素が摂れないだけでなく、不必要な水分を排出させるために未熟な赤ちゃんの腎臓に負担をかける恐れもあります。

ミルクの量は成長と共に変化しますし、「満腹感」を感じるようになって飲む量が落ち着いてくる場合もありますので、ミルクの量を必要以上に減らしてしまうことにも注意しましょう。

この時期は、飲む量を減らすことよりも、体を動かす遊びを増やすなどに目を向けることをおすすめします。

子供の肥満

子供の肥満は、多くの場合病気などが原因ではなく、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回っている状態です。

消費しきれなかった余分のエネルギーが、脂肪として体内に過剰に蓄積されている状態と考えられます。とは言っても、

子供は発育期・成長期にあるため、体に多くの栄養素を必要とします。肥満だからと言って、成人と同じような方法での減量などに容易に走ってしまうことは大変危険です。

では、子供の肥満にはどのような対応をとればいいのでしょうか?

幼児期が大切な理由

幼児期、特に3歳までがその後の肥満に大きな影響を及ぼすと言われるには理由があります。それは、3歳までの間のこの時期に、脂肪細胞がどんどん増えていくからです。

この時期までに糖分や炭水化物などのエネルギーを過剰に摂り過ぎることによって、太りやすくやせにくい体が出来上がってしまうと言われています。

そうならないためにはどのような点に気をつけたらいいのでしょうか?

気をつけたい食習慣

まずは、肥満対策の基本、食習慣から…。

おやつの時間

小さな子供にとっておやつの時間は一日の中でもとっても楽しみな時間。ですが、おやつの目的は、もともとは3度の食事だけでまかなえない栄養素を補うためのものです。

食事だけで足りているならおやつは要りませんし、また、おやつでお腹がいっぱいになってしまって夕飯が食べられなくなってしまうというのも本末転倒です。

「おやつはいっぱい食べるのに、ご飯は全然食べなくて…。」と悩んでいるママたち、「この子の体はおやつでできているわ。」などと、冗談交じりに言っているママたち、その子にとっておやつは本当に必要でしょうか?

ご飯を食べないようなら、子供がいくら「お腹が空いた」と言ってきたとしても、一度おやつをあげるのを控えてみてはどうでしょう?

おやつをあげなければ次の食事の時間には、とってもお腹が空きます。そしてお腹が空けばご飯を食べるようになる。本来なら、これはとても自然なことです。

ジュースの習慣

熱中症にはお茶よりもスポーツ飲料!水よりも吸収が良く、何だか体にもよさそうに思えますが、注意すべきはそこに含まれる糖分です。

激しい運動にはスポーツ飲料が適しているとは言え、普段から習慣的に飲んでいると糖分の摂り過ぎが心配。

また、「100%ジュースなら加糖していないから安心」と思っても、果糖が含まれていることを忘れずに!(ちょっとシャレみたいですが…(笑))

普段の水分補給には水や麦茶などにして、スポーツ飲料やジュースは決められた時間に飲む習慣をつけておくと安心ですよ。

体を動かそう!

消費エネルギー量を上回るカロリー摂取も肥満の原因。テレビやゲームなど、室内でじっとして遊ぶ時間が多い子の場合、「食べる量はそんなに変わっていないのにちょっと太ってきた?」と親が感じることも…。

絶対的に運動量が不足していることが多々あります。

その上、肥満気味の子の場合、自分の体が重たいため運動が苦手になりやすく、苦手だから余計に運動をしたくない。という悪循環に陥る場合も多くなります。

鉄棒や縄跳び、かけっこなど体重が重いと容易ではありません。また、少し動いただけで汗をかきやすいためすぐに喉が渇き、ジュースやアイスを欲しがるので、より一層太りやすくなってしまうという心配も。

そんな肥満気味の子供たちにおススメなのがプール!水の中では浮力のおかげで体重の重さも気になりませんし、かえってよく浮くので泳ぎが得意な子も多いと言います。

汗も気にならずにいられて一石二鳥!体を動かすことを億劫がる子供は、ぜひプールに誘ってみましょう。

沢山食べても運動量が足りていると太りません。食べる量を減らすのを嫌がる子には運動をさせるのが一番ですよ!

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