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子供の寝相はどうしてあんなに悪いのか?子供の寝相のメカニズム

2014/09/29

子供の寝相って、びっくりするくらい悪いですよね。時には「よくそんな格好で寝られるなぁ」なんて感心してしまうことも。でも、大人になるとそこまでアクロバティックな寝相にはなかなかなりません。どうして子供の寝相はあんなに悪いのか、ちょっと気になりますよね。

子供の寝相の悪さは成長の証!

子供の寝相が悪い理由の1つは、「成長ホルモンの分泌」と言われています。成長ホルモンの分泌量と寝相の悪さは比例関係にあり、成長ホルモンの分泌が活発なほど、寝相が悪くなりやすいと言われます。そのため、大人になって成長ホルモンの分泌が減ると、寝相は自然によくなるというわけです。

成長ホルモンでなぜ寝相が悪くなる?

では、成長ホルモンの分泌が活発だと寝相が悪くなるのはなぜなのか、気になりますよね。成長ホルモンは「体の深部体温が低い状態であるほどたくさん分泌される」という仕組みになっています。

そのため、成長著しい子供たちは深部体温は低い状態でなければなりません。でも、子供の体温って高いですよね。これは、体の深部の熱が体表面に放出されているためで、子供はこの放熱の影響もあって大人より体温が高くなりやすく、また暑く感じやすくなります。

特に成長ホルモンは就寝時に分泌量が増すので、子供の就寝時には体の深部の熱が一気に体表面に放出されます。そのため、子供は寝ている時に暑くなり、布団を蹴り飛ばしてしまうのです。

また、少しでも涼しい場所を探してごろごろ転がったり、体勢を変えてなるべく心地よく寝られるように寝ながら工夫します。その結果、寝相がすごいことになってしまうんですね。寝相が悪い子は布団を掛け直してやるのも大変ですが、その分しっかり成長しているはずなので、温かく見守ってやりましょう。

レム睡眠とノンレム睡眠

また、赤ちゃんの寝相が悪いのは、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが短いため、とも言われています。人の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠という性質の違う睡眠で成り立っており、寝返りや寝言などはレム睡眠時に起きます。

大人の場合、レム睡眠の割合は睡眠全体の20%程度とされますが、赤ちゃんの場合はレム睡眠が全体の50%程度ではないかと考えられています。そのため、赤ちゃんは寝返りの回数がとても多いのです。

寝返りの回数が多くなると、体勢がどんどん変わり、位置もずれていきます。赤ちゃんの体の向きがいつの間にか90~180度回転しているのは、寝返りが非常に多いからなんですね。

寝相は矯正しない方がいい!

子供の寝相はどんなに悪くても、その分きちんと成長している証なので矯正する必要はありません。むしろどんどん動いてほしいくらいですね。寝返りは、長時間同じ態勢で筋肉が凝り固まったり、体が歪むのを防いでいる大切なものなので、無理に矯正するなんてもってのほかです。

それよりもしっかりと寝返りが打てるように、広めの寝具を与えてごろごろさせてください。最近は減っていますが、畳の部屋だとどんなに転がっても大丈夫なのでおすすめ。ただ、ふすまを蹴っ飛ばして下敷きになったりすることもあるので、安全だけは確保してやりましょう。

逆に寝相がよすぎる子は神経系の発達に問題がある場合も。寝相だけを見て一概に言うことはできませんが、寝相の悪さは子供の成長のバロメーターでもあります。

寝相の悪さを残しておく

寝相の悪さはぜひ写真に残しておきましょう。子供が大きくなった時に見せると、その反応はかなり可愛いので。最近は「寝相アート」もブームになっているので、興味のある人は試してみてくださいね。

寝相アートは、子供の寝相を見てテーマを決め、子供の周りに小物を置いたり、飾りつけをしたりして作品を作り写真に収めるというもの。子供が物語の主人公になるのでとっても可愛いんです。

ポイントは子供を起こさないように、子供自身にはあまり触れないこと。着替えさせたり、体勢を変えることはせずに、子供の自然な寝相を利用します。寝相を見てテーマを決めたら準備は素早く。

寝返りを打ってしまったり、転がってしまったりして寝相が変わると、イメージ通りにならず、また一からやり直しです。思いついたものを素早く表現できるか、これはセンスと慣れが必要なので、初めはうまくいかないかもしれませんが、諦めずにチャレンジしてみて。

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