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子供が嘘をついた時…親はどう対応すれば良いのでしょうか?

2014/10/03

子どもは、よく嘘をつきます。それに気づいているか、いないかは別として…。子どもの嘘にはいくつかの種類があり、理由もそれぞれです。生活の中でのちょっとした嘘に、親が気づいてしまったら…「なんで嘘つくの!」って怒鳴りますか?

A君の嘘

A君は学校から帰ると、今日あったことをお母さんに話してくれます。「今日は体育の時にかけっこして、ボクが1番になったんだよ」「先生が、ボクだけ褒めてくれたんだよ」…と得意そうに話します。

お母さんも最初の頃は、「凄いね!良かったね」と、一緒に喜んでいたのですが、他のお母さんたちと話しているうちに、『嘘』だと気づいてしまったんです。過ぎたことは何も言いませんでしたが、その後も明らかにありえない嘘をつくA君です。

「何で、この子はこんな嘘をつくんだろう」と、お母さんは心配になってA君に聞くと「嘘じゃないもん」との返事。とうとうお母さんは「嘘でしょ!1番じゃなかったでしょ!」と声を荒らげてしまいました。

確かに嘘をついていたA君ですが、一生懸命考えて嘘をついたわけではありません。「かけっこで1番になりたい!」「先生に褒めてもらいたい!」という願望が、きっとそんな言葉で表現されてしまったんですね。

まだまだ間に合います。A君の話をたくさん聞いてあげましょう。嘘だと分かったら、「嘘でしょ!」と怒るのではなく、「1番になりたいよね」「すごく頑張ったんだよね」「今度は1番になれるといいね」と、願望を受け止めてあげましょう。

B君の嘘

5年生B君は野菜が苦手です。学校の給食にはいつも野菜があって、なかなか全部は食べられません。お母さんは、献立表を見ては「今日も給食残したの?」と聞きます。B君は「残したけど、ボクだけじゃない。みんなも残してたよ」と。

「給食はちゃんと食べてね」「野菜も頑張って食べるんだよ」と、お母さんがいつも言っているのかな?そう言われ続けていれば、「全部食べた!」って言いたくなる気持ちも分かりますよね。

B君が嘘をついたのは、お母さんによく思われたいからなのでしょうね。「野菜もちゃんと食べなさい」って、いつも言われているから、食べられなかったら、「ダメな子」と思われるのが辛いんです。

自分はそれなりに頑張ったのだけれど、どうしてもできないこともありますよね。そんな時に「頑張って食べなさい…って言ったでしょ!」なんて言われると、嘘をついてでもお母さんに認めてもらいたくなるんです。

「野菜は苦手だもんね。少し食べられたら、それでいいよ」って、言ってあげましょう。そして、少しでも食べられたら「頑張ったね!えらい!」と認めて褒めてあげます。肩の荷が降り、B君も楽になって、つまらない嘘もつかなくなることでしょう。

C君の嘘

C君は6歳です。時々「頭が痛い…」と、つらそうに訴えます。お腹が痛いと言う時もあります。風邪をひいているわけでもないのに、フッといきなり言うようです。お母さんが心配して、熱を測ったりお腹をさすってあげたりすると、すぐに治るとのことでした。

これは、お母さんにかまってもらいたくて、ついている嘘なのでしょうね。「自分の大事な物がなくなった」と大騒ぎすることも、結構あるようです。その度にお母さんは一緒に探してあげるのですが、すぐに見つかるのです。

こういったパターンは、C君に限らずよくあります。中には、コップのジュースをわざとこぼして、「こぼれた~!」とお母さんを呼んだり、洋服のボタンをちぎって、「取れたから直して」と言ってみたり…。明らかにかまって欲しいのが分かります。

C君の場合は、下に1歳の妹がいて、お母さんは目が離せない妹について歩いている事が多いようです。そこで、C君は寂しくなると、こんな嘘をついてお母さんを呼び戻そうとしているのでしょう。

特に病気の症状でなければ、かまって欲しいサインです。しっかり抱きしめてあげ、「寂しかったんだね」「一緒に散歩に行こうか」と、誘ってあげましょう。きっと笑顔になりますよ。

このように、嘘にもパターンがありますが、どの場合でもそれなりに理由があります。かと言って「何で嘘をつくの?」と問いただしても、答えられないし、「嘘をついたらダメでしょ!」と叱っても、嘘に嘘を重ねていく事につながる場合もあります。

嘘はいけない!と教えたいのであれば、まず親が子どもに嘘をつかないことです。子どもにわざわざ嘘をつくことは、あまりないと思いますが、子どもと約束をしたことを忘れちゃったことって、ありませんか?

そんな時に、ごまかした言い方をすると、子どもも「ああ、そう言えばいいんだ…」と、変な学習をしてしまいます。忘れてたら、ちゃんと「ごめんね。忘れてた。お母さんが悪かったよ」と言います。間違っても「お母さんだって忙しいんだからね。忘れることもあるよ!」なんて開き直らないでくださいね。

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