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爪噛み、指しゃぶり、むしる…子供の困った癖を無理なく治す方法

2015/02/21

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人間は誰にでも癖があります。大人でも自分に癖はないと思っていても、実は誰でも7つぐらい癖があると言われています。しかし、指しゃぶりや爪噛みなどのあまり良くない癖は子供が小さいうちに治したいもの。

そこで、指しゃぶり、爪噛み、髪の毛をむしるなどの子供の困った癖について、親も子供もあまりストレスなく、癖を治す方法をご紹介します。

そもそも、どうして困った癖をするの?

赤ちゃんの頃から無意識にやっているから

指しゃぶりなどの行為は大人から見ると、「みっともない」や「困ったこと」に見えますが、子供にとっては無意識にやっていること。その困った癖の多くは赤ちゃんの頃の名残で安心感を求めてやっていることが多いようです。

例えば、指しゃぶりは赤ちゃんがママのお腹の中にいるときからしています。お乳を飲むためのトレーニングなどと諸説あるようですが、とにかく胎児のときからしている指しゃぶりを急にやめることはまずできないでしょう。

その他の爪噛みや髪の毛をむしる行為も安心感を求めていたり、不安やもどかしい気持ちを言葉で表現できないがゆえに起きる行動なので、一朝一夕で治すというわけにはいかないものです。

強制しないほうが治るのが早い

昔は指しゃぶりをやめされるために「指にからしを塗るよ!!」と言うなどとして癖を治した、という話がありますが、これでは脅しになってしまい、今度は親が見てないところでやり続けるので根本的な解決にはなりません。

脅したり、叱ったりして強制的に治そうとしないほうが、実は癖をなくすための近道なのです。まずは子供がどんなときに癖が出てくるのかを観察してパターンを見つけましょう。

叱った後によくする、眠そうなときにする、など何かしらのパターンがあるはずです。そして、その多くの癖は強制しなくとも自然と治ることが多いです。

指しゃぶり・爪噛みの治し方

指しゃぶりは自然と治ることのほうが多い

指しゃぶりを治すには手先を使った遊びをいっぱいさせることで徐々に解消されていき、いつの間にか治っています。

手先を使う遊びの例としては、おりがみや絵具を使ったお絵かき、はさみを使った工作などです。スキンシップなども効果的です。

指しゃぶりをあまり頻繁にしているとかみ合わせや歯並びが心配になりますし、衛生的にも心配になり、つい注意してしまいますが、ポイントはどうしてしてはいけないのか理由もきちんと伝えることです。

「手にはバイキンがいっぱいついているからやめようね。」や「歯が悪くなるからやめようね。」と理由を何回も話していくうちに子供もわかってきます。

指しゃぶりをしている手をバッ!!と無理矢理阻止するようなことは指しゃぶりへの執着を強めてしまうので、理由を話す、興味関心を別な遊びやものに向けるように工夫しましょう。

爪噛みは不安の表れ

爪を噛みちぎってしまう行為は不安の表れでもあります。こんなに一生懸命子育てしているのに不安にさせているなんて…とショックを受ける親御さんもいると思いますが、不安材料は色々あります。

保育園や幼稚園で嫌な事があった、引っ越して新しい環境になった、など周囲の環境変化に子供がついていけず、不安やストレスを感じているものの、それを言葉に表すことができずに爪を噛むという行為で気持ちを紛らわせようとしているのです。

スキンシップをとったり、「寂しかったね」「悔しいね」などマイナスの感情を代弁して、子供の感情に寄り添って共感していくことでストレスがなくなり、結果爪噛みもいつの間にかしなくなったというふうになります。

つまり、爪噛みそのものの行為をやめさせようと必死になるより、不安やストレスを取り除くように心がけるほうがずっと早く爪噛みが治ります。

稀に本当に爪が伸びていて邪魔で自分で噛みちぎっていることもあります。子供の爪は大人が思っている以上に早く伸びるのでお風呂に入った時などマメにチェックしておきましょう。

その他の癖について

指しゃぶりや爪噛みの他にも髪の毛をむしる、頭を壁にゴンゴンぶつける、お気に入りのタオルやぬいぐるみを四六時中離さない、何でも口に入れたり臭いを嗅いでしまったりするなど、子供によって癖は多種多様にあります。

これらの行為は大人からしたら困った癖ですが、どれも不安やストレスを子供のなりに解消・解決しようとしている行動です。

身体を傷つけるような行為の場合

髪や頭以外にも鼻血が出るまで鼻をほじくってしまう、指を噛んでしまう、など身体を傷つけるような癖はハラハラしますよね。そんなときは代わりになるものやこちらの気持ちを伝えましょう。

プチプチやパズルなど反復してできる遊びを見つける、外で身体を動かすなどします。また、頭ごなしに「やめなさい!」と言うより、「頭をゴンゴンするのは○○ちゃんがケガをしないか心配だわ」や「その行動は危ないからやめようね」と気持ちや理由を伝えましょう。

お気に入りのものを手放さない場合

お気に入りのものを手放さない、という癖にも必ず理由があります。

私の娘はあるタオルケットが3歳まで手放せなくて、外出するときにも持って行ったり洗濯するのも大変なほどでした。しかし、よくよく観察してみると肌触りがいいうえに自分の臭いがついていると落ち着くらしいということにたどり着きました。

しかし、衛生面が心配だったので、パパと遊びに行っている隙にコッソリ天日干しにしたり気休めでもファブリーズ(無香料)をしたりと工夫をしました。

あきらめて様子を見ていたら徐々に洗濯して臭いが変わっても大丈夫になり、別なタオルケットでも寝れるようになり、ついには側にタオルケットがなくても眠れるようになりました。

衛生面に気を付ければお気に入りのものが手放せないという癖は他の癖に比べてさほど気にするほどのことでもなかったのかなと思いました。

何でもとりあえず口に入れる、臭いをかぐ場合

自分のおもちゃならともかく他人のおもちゃまでもとにかく何でも口に入れてしまう、初対面の人の手を嗅いでしまうなど、親も他人も戸惑ってしまうような癖をもつ子もいます。

多くは興味でしてしまう行動なので、そのうちなくなる癖ですが、恥ずかしいからやめてほしいと思うのが親心ですよね。

まず事前に約束をしましょう。「お友達のおもちゃを口に入れない」、「手の臭いを嗅いでいいのはママやパパの手だけ」と決めて、子供と約束します。

そして、外出先などで癖が出そうになったら、子供を止めて目をしっかり見て「出かける前に約束したよね?どうしたらいいのかな?」とどうすることがいいことなのかを子供自身にも考えさせて口に入れないように意識させましょう。

1回言い聞かせただけではなかなか治らないので、根気強く約束を確認したり、話しかけたりすることが重要になってきますが、いつか必ず終わります。

どの癖に関しても根底にあるのは「ちょっと安心したいだけ」ということ。強制的に治そうとして、癖をしようとする前に即刻阻止したり、禁止にしたりすると親に隠れてするようになって結局解決にはなりません。

「今はまだある程度必要な時期」と諦めて、不安やストレスをなくすために家族でたくさん遊び、スキンシップを取ることでいつの間にか癖はなくなっているので、気長に待ちましょう。

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