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子供の語彙を増やすには?普段の生活に取り入れたい学びタイム

2015/08/31

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あなたのお子さんやお子さんの周りに子供なのに「どこでその言葉を覚えたの!?」と大人がびっくりするような語彙力で会話する子がいませんか?

それに、子供には語彙力を増やして、将来社会に出た時にきちんと自分の言葉ではっきり発言できる力をつけてほしいと思っている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

けど、語彙力ってどうやったらつくの?幼児教育や習い事がいいのかな?と実際にどうしたらいいのか案外わからないですよね。

子供の語彙力を増やすそのポイントは赤ちゃんの頃から聞かせる「音」にあったのです。語彙力と音が子供の語彙力を増やすためにどう関係しているんでしょうか。

赤ちゃんから幼児期までの言葉の発達はこんな感じ

言葉の発達は体の発達同様、個人差があるので次に紹介するのはあくまでも目安です。

  • 生後1~3か月 「あー」や「うー」と言う
  • 6か月頃から 「ぱ」「だ」「ま」を発声する
  • 1歳前後 喃語(「まんま」や「だぁだぁ」など)を話す
  • 2歳「ママ、ねんね」など2語以上で話せるようになる
  • 3歳 はっきりと「ねこ、かわいい」や「○○は嫌」など感情が言葉に出る

幼稚園や保育園の集団に入ることによって、言葉がどんどん増えていき、年長さんになると周囲の状況に合わせて会話していくようになります。

言葉を覚える仕組みについて知ろう

私たちが何気なく使っている言葉。一体どうやって覚えて、使えるようになったのか知っていますか?

子供は、言葉を覚える前にまず「音」を覚えます

さて、さっきから筆者が「音、音」と言っていますが、どういうことかというと、子供は言葉を覚える前にまず音を覚えます。その音を頼りに言葉を覚えていくのです。そして、言葉を記憶していき、使うことが語彙力に繋がります。

語彙力を増やすためには、ひらがな・カタカナをとにかく一生懸命教えればいいと思っている方もいらっしゃると思いますが、その基礎にあるのが音なのです。

突然ですが、ここで問題です。

あいうえおなどの清音、ばびぶべぼなどの濁音など日本語にはいくつの音があるでしょうか?

答えは、学者先生によって違いはありますが、110~125音です。方言によってはもっと増えるという人もいます。ちなみに英語は1800音以上あるとか。

「音」は3歳までに覚えます!それが語彙力に繋がります

約120前後ある音は何歳までに覚えるのかというと3歳までです。赤ちゃん期から日常的に聞かせてきた環境に左右されます。

子供の元々の性格にもよりますが、大人でも子供でもはっきりしゃべる子とモゴモゴとしかしゃべれない子がいますが、その違いは赤ちゃん期から聞かせてきた音が影響しています。

最も影響を受けるのがやはりママやパパです。またはおじいちゃんおばあちゃんなど一緒に住んでいる人の影響も大きいです。

ハキハキしゃべるママさんの子供ってハキハキしゃべっていませんか?おじいちゃんっ子の場合、どこか訛っていますよね。

周りの大人が子供にはっきりしゃべり掛けることによって、音が鮮明に聞き分けることができている→大人や周りの言葉がすっと耳に入る→使えるようになる、という循環を生みます。

語彙力と音は切っても切り離せない関係にあるということを何となくお分かりいただけたでしょうか。

テレビやDVDの音じゃダメなの?

ということは、「標準語で話しているテレビやDVDの音じゃダメなの?」ということになりますよね。

もちろんテレビやDVDも大きな影響がありますが、やはり映像やステレオを介してより、大人が話している会話を聞くほうが耳に残りやすいようです。

むしろ、テレビ番組やDVDの影響を受けているのは大人のほうで、その大人を見て子どもたちがマネをしていくという感じです。

3歳を過ぎてからでも遅くない!今からできること3つ

「うちはもう3歳を過ぎているから手遅れなの!?」というとそんなことはありません。親が日常的にできることを3つにまとめました。

1.口を動かすことを意識して話かける

ハキハキしゃべる人とモゴモゴしゃべる人の大きな違いは、口をきちんと動かして話しているかどうかです。

一語一語はっきりしゃべることで子供も言葉が聞き取りやすくなります。「少し大げさかな?」と思うぐらい口の動きを意識して話すのが子供にはちょうどいいですよ。

2.子供の「何?なぜ?」にしっかり答えてあげて下さい

「パパ、これ何?」と聞かれた時「どうせ説明したってわからないだろうな…」と思って、子供の質問に対して適当にあしらった経験はありませんか?

それは子供の語彙力アップのチャンスを逃しています。確かにその場で説明しても子供には理解できないことかもしれませんが、理解できていないだけであって、覚えてはいます。

そして、ふっとしたきっかけのときに思い出して理解して子供なりに「あぁ!あの言葉の意味はこれか!」と繋がることがあります。むしろ、大人でもそういう経験をしたことはありませんか?

「まだ子供だからわからないだろう」という先入観は是非捨てていただいて、子供の「なぜ?何?」に答えていくことも語彙力アップに確実に繋がっていきます。

3.子供にしゃべらせるようにする

子供の語彙力を増やしたいのなら子供にしゃべらせるように仕向けましょう。今日幼稚園や保育園であった出来事など何でもいいので、子供がアレコレ話しているのを聞いてあげます。

そのときのポイントは、きちんと相槌をしたり、リアクションしたりしてあげることです。

家事などをしながらでもいいので、「へぇー!!」、「本当―!?」、「それから?」、「どうしてそう思ったの?」の短いリアクションで十分。

親がリアクションしてくれることが嬉しくて子供はもっと話そうとします。話そうと頑張ると自然と語彙力が増えてきます。

色々な言葉を親の前で使うことで、親の反応によって使って言葉と使わないほうがいい言葉、もっとわかりやすい言い回しなどの経験を積んで覚えていきます。

子供の語彙力を増やしたいと思ったら、まずは子供に言葉を使わせる。つまり、とにかく子供にしゃべらせることが肝心なのです。

カルタやしりとり、絵本など身近な物を活用しましょう

今までは”言葉“や”会話”中心の語彙力アップについて書いてきましたが、今度は身近なものを使って語彙力をアップさせる方法をご紹介します。

カルタやしりとりなどの遊びで語彙力を楽しくアップ!

カルタやしりとりなどの遊びも語彙力を増やすのに役立ってくれます。カルタも今では様々な種類がありますよね。

まずは定番のひらがな・カタカナのカルタがおすすめ。もうこれらに飽きてきたようなら四字熟語やことわざかるたなどに挑戦するといいでしょう。

しりとりもただ普通にしりとりをしていくのではなく、食べ物や動物などにテーマを絞ってやるといつもと違って楽しくなります。

絵本は語彙力アップの最大のアイテム

絵本の読み聞かせは手軽にできる語彙力アップに持ってこいのアイテムです。

ある研究によると、たくさんの絵本を読み聞かせた子供たちよりも、数冊の本を何回も繰り返し読み聞かせした子供たちのグループのほうが小学校に上がった時に国語の読解力が高かったという結果が出ました。

日替わりで毎日違う絵本を読むのもいいと思いますが、お気に入りの絵本を暗記しちゃうぐらい読み込むといいでしょう。

親も語彙力アップのために日々勉強しましょう

先日、大学時代の恩師にあってこんな話を聞きました。

ある雪の日にバスが遅れて、講義に遅刻した学生がいました。講義の終わりに先生が呼び止めて、その学生さんとした会話がこちら。

先生「どうして遅刻したの?」
学生「バスが遅れて」
先生「どうしてバスが遅れたの?」
学生「雪のせいで」
先生「遅れて入ってきたら授業の終わりに一言言って下さいね」
学生「…はい」

「何だか3歳児と会話しているようだった」とがっかりされていました。確かに雪のせいとは言え、遅刻したことはまず学生から謝るべきですよね。「語彙力があるかないかってこういうことかも…」と思った話でした。

筆者自身も「子育て中のパパさんママさん達にちょっとでも役立ってほしい」という思いからこういう記事を書いていますがもっと語彙力があってうまく書けたらなぁ…と思う日々です。

子供の言うことがたまに理解不能になる瞬間も多々あると思いますが、親も子供と一緒に学んでドンドン会話して一緒に学んでいこうとする姿勢が子供の語彙力アップにつながるのではないかと思います。

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