子どもの語彙を増やす方法!今後の学力は国語力が大切な鍵

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2017/02/08

赤ちゃんが声を出す姿って、本当に可愛いですよね。少し「あーあー」と言ってくれただけでも最初は大満足で、嬉しいもの。

それがしばらくすると「這えば立て立てば歩めの親心」とはよく言ったもので、上手く話せているか、語彙力は足りているかといった不安に変わってきます。

大きくなっても全く会話ができない人は絶対にいません。だから心配しなくても大丈夫だとわかっていても、何かにつけて親は心配してしまいます。

本を読み聞かせ、普段からの言葉がけをママがいくら頑張っていても、なかなか子供の会話力が伸びないときもあり、子育ては思うようにいかないことの連続です。

乳幼児のうちの会話力にむやみに焦ったり悩んだりする必要はありませんが、効果がすぐに目に見えなくても土壌を耕しておくことはとても大切です。

本稿では、子供の語彙力を増やすために今からできることを色々まとめてみました。

赤ちゃんのおしゃべりはいつ始まる?早ければ生後1~2か月

大人からすれば赤ちゃんが何か声を出しただけで「おしゃべりした!何が伝えたいのかな」と思いがちですが、新生児期の赤ちゃんの発声に意味はありません。

「あーあー」などの母音の唸り声のようなものは早い赤ちゃんだと生後1~2か月くらいから出し始めますが、これは声帯などの発達の過程ででるものです。

「え、あの声には意味ないの?」とがっかりしないでください!

これもおしゃべりの前章として、とても大切なことなのです。赤ちゃんのおしゃべりはどんな段階を踏んでステップアップするのでしょうか。

赤ちゃんの言語のステップアップ過程

  1. 生後2か月頃  クーイングが始まる
  2. 生後4か月頃  母音中心に「あー」「うー」などの喃語が始まる
  3. 生後5か月頃  子音も含めた「ばー」「ぶー」などの喃語が始まる
  4. 生後6か月頃 「ばぶばぶばぶ」など音をつなげた喃語が始まる
  5. 生後8か月頃  喃語の音が明確になり「ばぶ、ばぶ」と音を区切れる
  6. 生後10か月頃  喃語が減り始め、正確な発声が始まる
  7. 1歳頃 自分の名前を認識し反応を示したり欲しいモノを「あ」と指さしたりする

赤ちゃんの言語獲得はこのような発達過程で進んでいきます。これはあくまで目安。個人差があるので、数か月違ったところで心配する必要はありません。

クーイングをしない・遅いだけでなく、周りに興味を示さない・特定の物事に執着するなど自閉症や他の兆候が見られた場合には専門家に相談しましょう。

クーイングとは?喃語(なんご)との違い

早い赤ちゃんだと生後1か月くらいから舌を使わず、母音で一音を伸ばした「あー」「うー」といった声が出始めます。

この声を特に「クーイング」と呼び、喃語とは区別しています。鳩が「クー」と鳴くのに似ていることからついた名称だとか。おしゃべりの原点ですね。

喃語は聞いたことがあっても、「クーイング」は初耳の方が多いかもしれません。

クーイングは声帯や横隔膜などが発達していくなかで、息の延長上で声めいたものがでるものなので、赤ちゃんの意思は関係ありません。

誕生直後は、泣きと叫喚音だけだった乳児は、生後二~三ヵ月経ると、叫喚音だけでなく、喉の奥でクーとなるような音であるクーイングが聞かれます。これは、発声と構音を結びつける呼吸システムコントロール学習だといわれます。

しかし、クーイングを繰り返していくと、赤ちゃんは唇や舌を動かすと音が変わってくることに気が付きます。

喃語は赤ちゃん自身が出そうと意識して発声しており、「あー」が唇を合わせると「まー」、破裂させると「ぱー」になると理解している点がクーイングと異なります。

そうして色んな音を発したり、周りの人の声かけをきいていくうちに言葉に意味があることが紐ついていき、意味のある言葉を話そうとするようになるのです。

クーイングや喃語にはどう対応すればいいの?オウム返しで十分!

赤ちゃんがクーイングや喃語らしき声を出すようになったら、オウム返しで構わないので反応を返してあげましょう。

「あー」「あー」「あっ、あっ」「あっ、あっ、あっ!上手だね~」と言ったように赤ちゃんにママのお口が良く見える位置からオウム返しにお返事してあげます。

「お話が上手だね!」と褒めるのも、もちろん良いでしょう。

自分が声を出すと周りが喜んでくれる、自分も楽しい…となれば、赤ちゃんもドンドン話してくれるはずです。

幼児語は大人が使ってもいい?言語発達を阻害

「まんま」「おいちい」「わんわん」…話し始めた赤ちゃんの舌足らずな言い回しはとても可愛らしく、ほほえましいものです。

でもパパやママまで一緒になって「このまんま、おいちいね~」と幼児語を話していませんか?

そもそも幼児語というのは赤ちゃんが自発的に話すものではなく、周りの大人が赤ちゃんも話しやすいように省略したり変化させて教え込んでいる言葉です。

車を「ぶーぶー」、犬を「ワンワン」などと擬音化したり、片付けることを「ないない」と略すと赤ちゃんでも覚えやすく、会話めいたものが進む側面はあります。

しかし子供が幼児語を話す姿が可愛いことから、敢えて幼児語を乱用する大人もよくいます。これは子供の言語能力を育てる妨げになると言われています。

子供の会話は周りの大人がいつもお手本です。大人発信で幼児語ばかり話していると、正しい日本語が覚えられません。

子供が「ワンワン」と言うのを「ワンワンじゃないよ!犬だよ」などと細かく注意する必要はありませんが、子供に会話力がついてきたら大人も幼児語は控える配慮が必要です。

一説には幼児語を強く否定する考え方もあります。モノを覚えるのに「ぶーぶー」が本当は「車」だと覚えなおすのが二度手間だとみなすからです。

脳科学おばあちゃんとして知られる久保田カヨ子さんは脳科学育児7か条の中で「幼児語を使わない」ことを提唱されています。

これは親の考え方次第だと思いますが、私は幼児語も日本語文化の一端と堅苦しく考えずに、子供が言葉を話し始めたときは少しだけ使っていました。

要は乱用しすぎない、使用の時期に配慮するということが大切なのではないでしょうか。

子供とふれあいながら引き出すコミュニケーション能力

身近な家族とのコミュニケーションこそが、子供の言語能力を引き出す最強のツールです!

真面目なママほど、自分がやったことや努力したことに結果が付いてこないと焦ったり、悩んだりすることがありますが、まずは楽しむことが大切です。

普段の会話の中で少し意識すれば出来る、比較的取り入れやすい語彙力を鍛えるコツをみていきましょう。

いつでもどこでも学びタイム!ゆっくり繰り返し聞かせる

赤ちゃんにとっては周りの世界全てがお勉強の対象です。

お部屋の中の物で、赤ちゃんがジッと見ているものがあったら「時計」「時計」、「カーテン」「カーテン」などと指さしながら、ゆっくりと、繰り返し聞かせてあげます。

散歩をしているときも時々は立ち止まって、赤ちゃんと同じ目線を合わせながら、「お花」「ちょうちょ」と赤ちゃんが見ているものを教えてあげてください。

まずは赤ちゃん自身が好奇心をもって眺めているものを、同じ目線に立って声に出してゆっくりと聞かせてあげることで覚えさせてあげます。

話しているママの顔がよく見えるように、正面に立って発音したり、同じ目線まで
下がったりしながらお話しましょう。はっきりと繰り返すのが大切です!

単語から二語文、二語文から三語文へ!ベビーサインと一緒に

赤ちゃんは1歳半くらいになったら30語くらい単語を覚えだします。単語量が増えてきたら少しずつ二語文で話しかけてあげるといいでしょう。

ベビーサインも組み合わせて、おいしいものを食べたら頬をトントンと手のひらでさわりながら「おいしいね!」と言います。
  • 「バナナ、おいしいね!」
  • 「ミルク、すごくおいしいね!」
おっぱいやミルクのタイミングになったら、片手で牛の乳しぼりをするようにギュッギュとにぎりしめて見せて「飲もう!」と言います。
  • 「おっぱい、飲もうね!」
  • 「ミルク、いっぱい飲もうね!」

同じシチュエーションで、同じ語りかけをされることで、言葉の意味が理解しやすくなり、赤ちゃんにもインプットされやすくなるはずです。

会話が成立し始めたら!子供の語彙対策

クーミングから始まったコミュニケーションも2歳を過ぎた頃には会話らしいものが親子で楽しめるようになってきます。

普通に親子の会話をすれば、自然と語彙力は身につくものではないのか、と思われるかもしれませんが、意外と小学校の低学年くらいでも語彙力には差が出てくるものなのです。

同じ1年生でも語彙力に6年生(12才)並みから幼稚園児(2~3才)並みまで、実に9才の開きがあったとの調査結果もあります。

最近では小さい頃から英会話教室に通うお子さんも少なくありませんが、まず日本語の語彙力が十分でないのに、英語を積み重ねても十分に理解できるでしょうか?

今後、様々なことを学んでいく子供達。その学習過程の土台・基礎になるのが日本語の語彙力です。ぜひ子供の会話に積極的に耳を傾け、土台作りを早めに始めてください!

続いて、そんな土台作りに役立つ、日常生活でも簡単にとりいれられそうな「語彙を増やす取り組み」をご紹介していきます。

ドライブ中など空き時間のお供に!しりとりゲーム

しりとりゲームは鉄板です!ドライブ中やお風呂の中、ちょっとした待ち時間などに一緒に楽しむといいですね。

まずはしりとりのルールをしっかり教えないといけません。大体3歳から4歳くらいにかけてからだとルールもスムーズに理解できるようです。

絵を見て確認しながらのほうがわかりやすいので、初めてしりとりをする前にしりとりをテーマにした絵本を読んであげるとよいでしょう。

しりとりのだいすきなおうさま(鈴木出版) 中村翔子 著
http://www.suzuki-syuppan.co.jp/script/detail.php?id=1040020621

目につくところに貼るだけ!ポスターを有効活用

リビングやお風呂など毎日使う場所に日本地図のポスターを貼ってみましょう。「まだ地図なんて早すぎる」と思われるかもしれませんが、貼っておけば子供は興味を示します。

  • 「おじいちゃんたちが住んでいるのはここ、東京だよ」
  • 「パパは今出張でここ、大阪に行っているよ」
小さい頃からでも地名を意識させると、お出かけしたときに「ここ、どこ?」「なんていう駅?」などと興味を持つようになってくれます。

我が家では息子に「福岡県はどこだ?」と指さしゲームをさせていました。兄弟で競って遊んでいるうちに、意外にすぐ47都道府県を覚えてしまいました。

地図以外でも動物・乗り物・国旗など、お子さんの興味のあるもののポスターを貼っておくと、興味のあることなら普通の子供でも意外にあっさりと一気に覚えます。

アンパンマンが好きなら、アンパンマンのキャラクターたちのポスターでもいいですね。覚えることが頭の土壌を耕すことになります。

壁に貼ることが出来ない場合は透明なテーブルカバーを活用して、はさみ込むのもおススメですよ。

絵本の読み聞かせを習慣に!

なんといってもお勧めしたいのは、読み聞かせです。色々な絵本を読んであげることで、子供は多くのことを学んでいきます。

一定の時間を決めて、同じ本でも構わないので何冊か子供の好きな本を読んであげましょう。自分では体験したことのない世界も絵本の中でなら自由自在です!

2~3才くらいまでは絵本の挿絵を指さしてコメントをしたり、わからなさそうな単語を解説してあげたりしながら子供の興味を惹きつけて読む工夫を。
4才近くなったら、ストーリーがかなりしっかり理解できるようになってくるので、集中力を切らさないために一気に読んでください。

わからなさそうなところは最後に振り返って解説してあげます。理解が難しそうな内容のものは何度も繰り返し読んであげましょう。

我が家では落語絵本を愛用していました。古典の世界は言葉遣いも独特ですが、ある意味で歴史の勉強にもなります。

えほん寄席 監/NHKエデュケーションズ 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/21609

この「えほん寄席シリーズ」はCD付きでも発売されており、息子はそれを繰り返し聞いて落語の言い回しに親しみ、一席語れるほど暗記してしまいました。

他にも虫の好きな男の子なら虫が主役の絵本、スイーツの好きな女の子なら食べ物の出てくるお話など、本人の興味のある題材を選ぶと一層喜んでくれることでしょう。

英単語を覚えるような覚え方をする必要はなくて、やはり会話や本の中から吸収できるような環境づくりを整えてあげるのがベストです。

比喩表現を大切に!「夢のように楽しい!」

親子の会話に出来れば取り入れてもらいたいのが比喩表現です。大人でも苦手な人は多いかもしれませんが、これが出来ると語彙・表現力は格段にアップします。

「おいしいね」と言うより「ほっぺが落ちそうにおいしい!」と表現した方が、「楽しい」と言うより「夢のように楽しい」と表現した方が豊かに聞こえますよね。

大袈裟にする必要はもちろんないのですが、日常生活から「~みたいに」「~のように」といった例える表現を親が使っていれば、子供もそれに馴染みます。

小学生の読書感想文には「楽しかった」「面白かった」「良かった」で終わる文章しか出てこないことがよくありますが、これだけだと表現は浅くなってしまいます。

一緒に散歩していて美しい花を見たら「ひまわりの花はお日様が笑っているみたいね」…なんてちょっと恥ずかしいですが、ぜひ親子で比喩表現をマスターしてくださいね!

擬音語・擬態語で会話にリズム感!日本人独特の表現方法

「雨がザーザー降る」「傷がズキズキ痛む」のように、日本語では擬音語・擬態語は多用され、しかもその感覚は日本人同士ではほぼ正確に共有されています。
  • 「雨がシトシト降っている」
  • 「雨がザーザー降っている」

例えば、同じ雨が降っているという表現でも「シトシト」を使えば小雨、「ザーザー」を使えば大雨が降っているというイメージだとちゃんと区別されています。

擬音語や擬態語は微妙なニュアンスが伝えられるという意味でも日本語の中で非常に大切な役割を果たす表現なので、子供との会話にも積極的に取り入れたいですね。

今日の出来事を振り返ってお話タイム

これは記憶力を高めるためにも有効なのですが、一日の出来事を振り返って整理しながら話すのは、語彙を増やす上でもとてもよいトレーニング方法です。

親御さんの中には「うちの子は保育園でのことは何も話してくれないから様子がわからない」と言う方も結構います。しかし子供から自発的に報告、というのは難しいでしょう。

その日の面白かったことや楽しかったことを帰ったら報告してね、と朝からお約束しておきます。「今日の出来事をママにお話してね!楽しみにしてるから」と。

子供も帰宅したら楽しかったことをママに報告する、という前提で1日を過ごすので、話すネタを探さなくちゃ、という意識をもって過ごすようになります。

我が家では幼稚園の帰り道に「今日はどんなことをしたか」と尋ね、お話してもらっています。聞き終わったら、少しオーバーに喜んで次の日もね、と念を押します。

時系列を追って話をしたりするうえで、この「振り返りトーク」は意外と力になります。夕飯時でも、就寝前でも、都合のいいタイミングでお話してみてください!

お父さん・お母さんと交換日記

子供が字を書けるようになったら、ぜひ試してみてほしいのが親子交換日記です。

私の父は猛烈な仕事人間だったので、平日はまず姿を見ない、週末はいつも疲れて寝ているかゴルフで不在という状態でした…。今振り返ると、かなり寂しいですね(笑)

そんな父に1日の出来事を書いて読んでもらうのが子供心に楽しみでした。親にとっては成長の記録にもなるので、一石二鳥です。

返事は長い文書を書く必要はありません。ひらがなだけでなく漢字も使って、上にルビをふります。大人の文章を読むと漢字に興味を持ったり、語彙が増えます。

学習用のドリルをやらせるのもいいとは思うのですが、日常生活の中で「文章を書く」習慣をつけることは語彙力を飛躍的に伸ばします。

小学生になったら、書写に取り組むのもよいでしょう。美しい文章や詩、物語を書写することで語彙や表現力を吸収することができ、家庭学習のよい習慣になります。

難しいテキストだとハードルが高くても、日記や書写なら気軽ですし、長く続けることができるのではないでしょうか。

子供の語彙を増やすための親の心得 

ここまで子供の語彙力は放置していては伸び悩む可能性が高いこと、そうならないために遊びの中でも積極的に語彙をふやす心がけをしていけるように提案してきました。

では、これらのことを実践すると同時に、子供の会話の最も身近なお手本である家族として、私たちが配慮すべき点は何でしょうか。親の心得をみていきましょう。

インプットとアウトプットには時差がある!焦りは厳禁

大人からの一方的なイメージでは子供に何かを教えると界面活性剤のように何でもグングン吸収するものだと思いがちですが、もちろん個人差はあります。

何かを経験したり、学んだり(インプット)しても、それを基礎として効果を発揮(アウトプット)するには時差があって当然です。

2歳になってもなかなか話さなかった子供が、3歳になったら急に文章で話し出した、などということもよく聞く話です。

「張り切って習い事や読み聞かせで色々インプットしているのに、何もアウトプットがない!遅い!」と大人はすぐに心配しますが、インプットは決して無駄にはなりません。

毎日の積み重ねを大切に会話を楽しむことが第一です。この子は出来ないと烙印を押してしまう事ほど残念なことはありませんので、余裕を忘れないでくださいね。

ただし、少し単語は話すけど、活舌が悪くてなかなか上手に発声できていないような場合は、中耳炎などで聴力が低下している場合があったりするので、注意が必要です。

子供の会話に助け舟を出しすぎない!親に大事なのは忍耐力

語彙力不足の子供の話は、大人には理解しにくい場合があります。特に子供の会話に慣れていないパパやおじいちゃんの中には聞き取りが苦手な人も多いようです。

ママは一緒にいる時間が長いので、比較的子供の話は理解できているでしょうが、やはり訳がわからないと先に助け舟を出してすぐに内容を理解しようとしてしまいます。

子「今日、幼稚園で泣いた」
母「けんかしたの?」
子「うん」
母「Aくんと?」
子「うん」
母「ブロックの取り合い?」
子「うん、とられた」

こんな会話をしていませんか?わかるからこそ、先に先に答えを想定して導いてしまうような会話を母親はしがちです。

会話の組み立て方は大人や年長者から学んでいきます。先読みして、あれこれ答えを出してしまうと、子供の会話力は伸びません。

子供の話が混乱した場合は「いつ?」「だれと?」「どうして?」などじっくり忍耐強く要点を聞き出してあげ、一度整理して大人が文章にしてあげてください。

子「今日、幼稚園で泣いた」
母「だいじょうぶ?どうして泣いたの?」
子「Aくんがブロック取った」
母「Aくんにブロック取られたのかぁ、いつ?」
子「お弁当のあとに教室で遊んでいたとき」
母「お弁当のあとに教室でA君にブロック取られて泣いちゃったんだ」
子「うん」

長文で一気に説明することは幼い子供には無理です。反復しつつ、お手本をしっかり聞かせてあげることで、自分の話はこういえば上手く伝わったのだなと分かります。

訳がわかりにくいからといい加減に終わらせずに、普段からわかりやすい会話を聞かせてあげると、子供本人も少し注意して話すようになってきます。

このとき「ちゃんと誰が、いつ、と順番に話しなさい!」などと会話がうまく出来ないことを責めたりしないであげてくださいね。

会話は楽しむためのもの。上手く話せない、わかってもらえないとイライラされる、では子供も外であったことを話す気が失せてしまいます。

子供が少しお喋り上手になってくると、一人前の口をきいたりするときもあるため、大人は勘違いしがちですが「まだまだ子供」なので出来なくて当たり前なのです!

「国語力」が子供の学力を左右する大切な鍵!

最近聞かれるようになってきた「国語力」という言葉、みなさんはどのようなイメージをもっておられますか?

明確な定義はありませんが、要は国語に関する能力全般、つまり語彙力・読解力・表現力・論理的思考能力などを「つなぐ」能力のことです。

なぜ国語力が注目されるようになってきたのでしょうか。

PISA型読解力!今後は受験にも増える記述式

2000年に、PISA(国際学習到達度テスト)という世界中の15歳の子供達の学習習熟到達度を比較する調査が始まりました。

国レベルでの学習到達度を比較することで、指導法の改善などを目指す目的で、日本の学生も調査に参加したところ、読解力に非常に遅れがあることが判明しました。

日本の国語指導には「記述」をさせることが少なく、PISAの典型的な読解力ベースの問題には対応しきれなかったことが重要視され、その後の指導要領もみなおされてきました。

その甲斐あって、今は日本人の読解力も世界の高水準に達しており、私たち親が受けた国語教育とは多少様相を変えてきています。

PISA型読解力を求める教育が、今後は学校や塾の受験対策に重要な役割を果たすようになってくるでしょう。

語彙力は国語力の大切な土台!

語彙力が1万語の人が1万5千語の人に国語力で負けているとは単純には言えない側面はあります。

語彙力の不足を補って余りある表現力があれば、トータルで見て国語力が高いとも言えるからですが、やはり語彙の絶対量の違いは明らかな不利となります。

どんな学問でも土台が大切です。基礎が脆いと上に物を積み重ねていくことができないからです。そういう意味でも全ての土台の「語彙力」は非常に重要なのです。

ぜひ、言葉が遅い云々だけにとらわれるのではなく、子供達の将来のことも見据えて、今から出来ることを始めていきたいですね!

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