- マヨネーズやポン酢嫌い…子供が調味料が苦手な理由と克服法 | MARCH(マーチ)

マヨネーズやポン酢嫌い…子供が調味料が苦手な理由と克服法

2016/02/01

マヨネーズ嫌いな子供
料理のバリエーションを増やしたり、食べやすくしてくれたりする調味料。一見便利に思えるのですが、実はマヨネーズやポン酢などの調味料が嫌いや苦手という子も実はいます。

「マヨネーズがあれば誤魔化されて野菜も食べるよ」というママ友の話を聞く一方、「うちではそんなことありえない!」という声も聞きます。

調味料嫌いが多いと料理がワンパターンになってマンネリ化しやすい、小学校に上がった時に給食で苦労するなどのデメリットもあるため、できることなら克服させたい!と願っている親御さんも多いと思います。

そこで、おうちでできる克服方法やそもそもどうして調味料が嫌いになるのかなどをお話していきましょう。

子供の舌は大人よりもとても敏感!少し入っているだけでわかることも

調味料嫌いな子に多い傾向として、例えば、ちょっとでもマヨネーズが入っている、かかっているというだけでも絶対に食べないという傾向があります。

「こんなちょっとしかかかっていないのになんで!?」と思いますが、子供の舌は大人よりも敏感なため少量だけでも味がわかるとのこと。特に酸っぱい味や苦い味は人間の本能として受け入れにくい味なのです。

人間が舌で感じる味には、甘味・酸味・塩味・苦味に加え、「うま味」があります。1908年に東京帝国大学(現東京大学)の池田菊苗博士が、昆布だしの成分がグルタミン酸であることを発見し、「うま味」(うまみ、旨味、旨みではない)と命名しました。
5つの基本味はそれぞれ栄養・生理学的意味を持ちます。甘味はエネルギー源、酸味は熱していない果物や腐敗した食物のシグナルです。塩味は渡したり体内の電解質(ミネラル)バランスを保つために重要なナトリウム摂取のシグナル、苦味は毒による危険を示すシグナルです。このように基本味は、摂取しても良いものかどうかを判断するためのゲートキーパーの役割をしています。

人の味覚の発達は離乳期の頃から始まり、3歳までに決まり、10歳頃までにほぼ確定するようです。それまでに、どれだけ色々な物を食べるかによって将来の味の好みや好き嫌いに関わります。

しかし、3歳や8歳を過ぎたからと手遅れというわけではなく、少しずつでも食べ慣れることによってこの2つの味覚を徐々に克服することができます。

人間は12歳までに食べてきたものを一生食べ続ける
人間の味覚は8歳から12歳(小学校3年から6年くらい)の間に一番育つのだそうです。舌にある、味を受容する味蕾(みらい)という細胞が最も発達する時期、人間としても一番多感な時期であり、この時期に受けた味覚の刺激でその子の味覚が決定付けられてしまいます。しかも味覚の刺激が脳の発達も促すそうです。したがって、小学校6年生までに、その人の味覚が決定されてしまいます。その後の大人になっての味覚はその小学生のころの記憶が味を感じさせるのだそうです。
砂糖や油脂、出汁などは後を引く味だそうで、歯止めが利きにくいので注意が必要です。
濃い味や砂糖や脂、出汁の味は「大人の味」として取っておきましょう!!

マヨネーズやポン酢はお酢が含まれていますよね。ケチャップも商品によってはトマトの酸味が強いものもあります。

子供たちはそのわずかな酸っぱさを嗅ぎ分けて「調味料が嫌い」というふうに繋がっている可能性があるということです。

つまり、子供の舌は大人に比べてとても敏感でグルメである、ということです。

調味料嫌いだからといって、気にし過ぎなくても大丈夫です

調味料嫌いの子の多くは素材を素材の持ち味のみのままで食べるという傾向がある子が多いようです。茹でただけのブロッコリーや塩コショウしただけのお肉や魚、などとてもシンプルな食べ方しかしないので親としては不安になります。

しかし、考え方によっては素材の味がしっかりわかる子に育っているということです。最近は外食や加工品など濃い味が多く、味覚が鈍くなりやすい食生活になっています。

ベテランの保健師さんによると、素材の味がわかっている子のほうが好き嫌いが少ないので、将来的には色々なものが食べられるようになりやすいとのことでした。

酸っぱい味や苦い味は食べ慣れることで徐々に克服できます。子供の頃は苦手だったものが大人になってから「むしろこの苦味がいい!」みたいに思えることってありませんか?個人差はあるものの、それは、私たち大人も成長してきた過程で酸っぱい味と苦味に慣れてきたためです。

酸っぱい味、苦い味は何も調味料でなくても野菜やフルーツを食べていくことでこの2つの味に慣れていくため、深刻に思う必要はあまりありません。

むしろ、マヨネーズなどの調味料が手放せないという子のほうが後々大変になってくるそうです。

おうちでできる克服方法3つを紹介します

素材の味がわかる子だから大丈夫と言われても、園や学校での給食などどうしても食べなければいけない場面があるので、できれば調味料嫌いを克服させたいですよね。

少量ずつ混ぜたり、旨味や甘味をプラスして徐々に慣らしていきましょう

明らかにブロッコリーやサラダにマヨネーズやドレッシングがかかっているともうそれだけも拒否されてしまいます。

最初は少量から試してみて、人が好むとされる旨味や甘味をちょい足しして調味料の気配を薄くしていきましょう。

例えば、ポテトサラダの場合、甘味として薄くスライスしたりんごを入れてみる、またはコーンやハム(塩味)の比率を多めにすると酸っぱさが和らぎますし、コンソメ顆粒などで味付けをしてもマヨネーズが主張して来なくて食べやすくなります。

マヨネーズの場合、ヨーグルト(プレーン味)を混ぜると食べやすくなります。ケチャップが大丈夫の子の場合、マヨネーズとケチャップを1:1で混ぜてオーロラソースにしてあげると食べやすくなるみたいです。

煮物の場合も、隠し味程度にポン酢をちょい足しする程度から始めます。むしろ肉じゃがやかぼちゃの煮物に隠し味でポン酢を入れるとコクが出るのでオススメです。

旨味としてオススメなのがチーズです。粉チーズだと混ぜやすいので、ドレッシングに粉チーズを混ぜるとお酢の酸っぱさが和らいで食べやすくなりますよ。

食べないかもしれなきけど根気よく食卓に並べ続けることが大切

子供が食べないのに食事を作るのはとても億劫なことですが、根気よく食卓に並べ続け、大人がおいしそうに食べることが肝心です。

やはり地道に続けていくことが苦手を克服する近道ということです。一発で克服できる方法はなかなかないと思いますので、気長に頑張っていきましょう。

昔、大人が苦そうだけど、おいしそうに食べているのを見て「そんなにおいしいのなら…」と試しに食べてみたけどやっぱりウエっとなってダメだった、という経験を子供の頃にしたことはありませんか?

そんな些細な体験を繰り返しているうちにいつの間にか身体が慣れてくるものです。そのためにも食べないかもとわかっていてもやはり根気よく料理を出し続けて欲しい所です。

諦めも肝心!園や学校にも相談してみましょう

園や学校で給食が出てくる場合、特にマヨネーズを使ったおかずはかなりの頻度で必ずと言っていいほど出てくるので、苦手な子にとっては給食自体が嫌いになってしまうかもしれません。

昔は「絶対に残してはいけません!」という方針でしたが、最近では「頑張って食べてみようか」という方針になっています。

しかし調味料嫌いな子からすれば「これがかかってなかったら食べられるのに…」ともどかしい思いをしていることもあります。

園や担任の先生に食材の好き嫌いはないけど、調味料によっては食べられない場合もあることを事前に伝えておいたり、相談してみたりしましょう。

調味料の量が減るわけではありませんが、先生も事情がわかっていると「マヨネーズかかっているけど、おいしいよ」と言葉掛けを変えてくれるので、子供も食べて見ようと前向きにさせてくれます。

成長するにつれて慣れるもの。子供の育つ力を信じてあげましょう

調味料嫌いは食べ物の好き嫌いに比べたら少数派だと思います。筆者も周りでも数名いるかいないかという感じです。

そのため周りになかなか共感してもらえず、むしろ「私の作るご飯がまずいの?」と自信を失くしかけている方もいらっしゃると思います。

しかし、性格に個人差があるように味覚にも個人差があって当たり前。むしろ、素材の味がわかっている子で、これから色々な物が食べられるように可能性のほうが大きいですよね。

何とかしたいと躍起になりそうな所ですが、嫌いな物は無理矢理食べさるよりも、まずは「自分から食べて見ようと思わせる」ということが調味料の苦手克服に繋がっていきます。

「今はまだ慣れていないだけ。そのうち慣れる」と心構え、子供の成長する力を信じてあげましょう。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ