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【子供の成長】比べるのはよその子じゃなく「過去の我が子」に

2015/06/24

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子供が成長するにしたがって気になるのが、自分の子が周りの子と比べてどう成長しているかということだと思います。

とりわけ、保育園・幼稚園などで初めて同年代の子の集団の中に入ると、よくないとわかっていてもよその子より「できない」ことが目につきやすいもの。

そこで一喜一憂する自分にもウンザリするけど、やっぱりよその子と比べちゃう…ということに悩んでいる方へ、我が子の「できない」部分ではなく、「できるようになった」部分がよく見えるようになる心構えをご紹介します。

比べる相手は…

人間全く誰かと比較なしに生きていくことはほぼ不可能だと思います。誰かと比べてしまっても普通のことです。

しかし、問題なのは比べる相手です。どうしても目に見えるものを比較対象にしてしまいますが、子供の場合、比べる相手はよその子ではなく「過去の我が子」にすると少し気が楽になります。

どういうことかと言いますと、例えば去年までは「スプーンで食べるときもボロボロにこぼしていたのに、今ではお箸が上手に使えているなぁ」ということです。

比べる相手が変わると自分の子供のいいところが段々見えてきて、確実に成長していることを実感できます。他にも例を挙げてみましょう。

  • 朝1人で起きて朝食まで食べられるようになった
  • 「ママー、これやってー」が減った
  • 苦手だった野菜にチャレンジするようになった
  • お友達が探し物をしているときに「一緒に探してあげる!」と言えるようになった

親が思っている以上に子供は成長しているものです。いいところが見えてくると、子育てにまたやる気が出てママもパパもご機嫌、子供もご機嫌という「いい連鎖」が生まれます。

比べていいこともある

shutterstock_255798208しかし、よその子とわが子を比較することによっていいこともあります。

苦手分野がわかる

子供でも年相応に「できていたほうがいいこと」があります。集団に入るとよその子を基準にして自分の子の苦手分野が見えてきます。

  • 走るのは速いけど球技は何か苦手みたい
  • おもちゃの貸し借りのときに何て言ったらいいのかわかっていないようだ
  • お友達の輪に入りたくてもなかなかできないみたい
  • はさみの使い方が何かイマイチ…

物理的・学習的なこと以外にも言葉掛けやお友達とのコミュニケーションの取り方など誰でも苦手分野があります。

そこを発見し、苦手克服対策をするためにも他の子との比較は決して悪いことではないのです。

ただし、苦手なことを全てなくそうとすると親も子も疲れてしまいます。まずは、「生活するのに支障が出るほど苦手なもの」から克服させてみるといいでしょう。

生活に支障が出るほど苦手だと、何もできないで立ち往生してしまい生活しにくくなります。“完璧にできること”が苦手克服ではなく、”生活のしにくさをなくすこと”が苦手克服だと考えると肩の力が少し抜けると思います。

むやみに争ってはいけない

子供でも集まれば競争が生まれます。相手に勝ちたいと思って競争心やライバル意識を持って切磋琢磨することは子どもが成長する上で必要なことです。

しかし、そこに親の競争心や焦燥感から「○○ちゃんはできるのになぜあなたはできないの!?」と子供を問い詰めたり、急かすのは良くないですよね。

「子曰く、君子は争う所なし」(『論語』)
「本当に賢い人はむやみに争ったりしない」という意味です。

ただ周りから遅れを取っているからという理由だけで、意味もなく強制的に苦手なことをやらせてしまうと、よくない競争心が子供の中に残ってしまいます。

「人より常に優っていないと親が不機嫌になる」、「できない自分は悪い子なんだ」、と子供なりに親の態度や言葉の奥から、親の本心を悟ってしまいます。

意味もなく争った経験が積み重なってしまうと、相手を陥れてまで勝とうとしたり、最初から何もしないで諦めたほうが楽という考え方も生まれかねません。

よその子と自分の子を比べて焦ってしまう気持ちもわかりますが、親は、子供の成長を信じてちょっとアドバイスする以外はじっと見守る努力をしてみましょう。

隣の芝生は青い

自分の子供とよその子を比べているときは、大体親の目には“隣の芝生は青い現象”のフィルターがかかっています。

「皆上手に描けているのにうちの子は何を描いたのかさっぱりわからない…」や「あの子活発でいいなぁ」などと思ったことはありませんか?

でも相手の親御さんも、「絵しか描かないからひらがなが全然書けなくて、周りの子はいいなぁ」または「活発すぎてエスカレートすると暴力的になることもあって困っている」と実は悩みを抱えているかも。

そして、相手の親御さんが我が子に対して、「○○ちゃんはもうカタカナも書けていいなぁ」や「○○君はいつもニコニコ穏やかでいいなぁ」という感じになるのです。

つまり、いいところがあまりないと思っていた我が子でもよそ様から見ると”羨ましい”存在なのです。

皆、よその子と自分の子の成長を比べては「あの子いいなぁー」と心の中で羨ましく思っているのです。

我が子の「昔と今」を比べて成長を感じてみよう

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いいかがでしたか?少しでも肩の荷が下りたような心地になっていただけましたか?子供の成長を心配するのはそれだけ子供のことをよく観察し、子供のことを考えている証拠です。

しかし、親も子も苦しいままだと子育てが楽しくなくなってしまいます。肩の力を少し抜いて、小さい頃の我が子と今の我が子とどこが変わったのかを振り返って成長を感じてみて下さいね。

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