子供が鼻をほじる癖を治したい!気になる原因と鼻への影響

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2017/02/06

子供達がついやってしまう困ったクセの代表といえば、何と言っても鼻をほじることでしょう。子供達に人気のアニメの中でも、鼻をほじるシーンはよく出てきます。

汚いから・他の人が不快に感じるから止めなさいと注意するけれど、ママの反応を面白がって余計にやってみせるなどして、なかなか治すことができません。

実際に鼻をほじることで体にはどんな影響があるのでしょうか。そしてこの気になるクセはどうやって治したら良いのでしょうか。

鼻をほじるようになったきっかけと体への影響

子供だけではなく、大人でも鼻をほじる癖がある人がいます。そもそも、どうして鼻をほじってしまうのでしょうか?

理由としては鼻の中に違和感があること・ストレスなどの心理的なことが挙げられますが、やはり鼻の中の違和感である「鼻くそが気になる」ということが多いようです。

鼻くそは、鼻の中で鼻水やホコリ・ハウスダスト・花粉・ばい菌・血液等が混ざり合い、乾燥して固まったもので、鼻水が出やすい環境にいる人ほど多い傾向があります。

風邪を引く・アレルギーを持っているなどで鼻水が多い場合ほど鼻くそができやすくなり、その鼻くそが気になるために、鼻をほじってしまうのです。

人前で鼻をほじることはとても恥ずかしい行為ですが、鼻をほじることで体には以下のような悪影響があります。

  • 鼻血が出る
  • 炎症・感染症を起こす
  • とびひ・食中毒を起こす
  • 癖になる

体を傷つけてしまうものから習慣になってしまうことまで、様々考えられます。そしてそのどれもが、悪影響と言えるものばかりです。

鼻血の一番の原因!鼻をほじると傷をつける

鼻血の原因の中で最も多いのは「鼻をほじって傷をつけてしまうこと」です。子どもは鼻の粘膜が弱く、ちょっとした刺激でも鼻血が出やすいのです。

出血は「キーゼルバッハ部位」という部分を傷つけることが多いようです。ここは毛細血管が多く通っている部分のため、傷を付けるとすぐに血が出ます。

キーゼルバッハ部位とは、右と左の鼻の穴の間の壁の前下部分を指します。鼻の穴に指を入れたときに一番初めにぶつかる、中央の硬い部分がそうです。

キーゼルバッハ部位は、指を入れたときに指先や爪が当たりやすいため、最も傷を付けやすい部分なのです。

一度鼻血が出ると血管の修復に数日かかります。頻繁に鼻ほじりをすると、傷が治る前にキーゼルバッハ部位に新しい傷を作ってしまうため、鼻血が出やすくなるのです。

また、キーゼルバッハ部位のことを鼻中隔とも言いますが、この鼻中隔をあまりにも傷つけすぎると「鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう)」が起こることもあります。

鼻中隔穿孔とは、鼻中隔に穴が空いてしまった症状です。多くはそのまま経過を観察しますが、重症の場合は人工粘膜などで穴をふさぐ手術をすることもあります。

鼻から感染するケースは意外と多い

子供が鼻から感染する病気というと、風邪やインフルエンザといった流行性の病気や、中耳炎・蓄膿症等がよく知られています。

特に中耳炎は鼻から始まる感染症として有名です。子供の場合、耳管と呼ばれる鼻と通じている器官がまだ短く未発達なため、細菌などが侵入しやすいからです。

鼻から感染する病気はこれだけではありません。鼻の内部に傷を作ることは鼻血を出してしまうだけでなく、細菌やウイルスに感染させてしまう可能性があるのです。

手・指・爪には数多くの細菌やウイルスが付着しており、どんなに一生懸命石けんで手を洗ったり消毒したとしても、無菌にはなりません。

鼻の穴に指を入れることは、手についた細菌・バイ菌を直接鼻の傷口にくっつけているようなものです。

また、鼻水にも細菌やウイルスがたくさん含まれているため、一度炎症を起こしてしまうとなかなか治りにくいのです。

特に子供の場合、鼻の入口付近に痛みや痒みが出る「鼻前庭炎」になりやすく、抗生物質と軟膏による治療が必要になります。

この鼻前庭炎を引き起こす原因となる黄色ブドウ球菌は、鼻の中に常時存在する菌です。そしてこの菌は、とびひや食中毒の原因となることも知られています。

鼻前庭炎を起こしている場所を触った手で体中をさわることで、皮膚がとびひになる可能性があるのです。

とびひは、水ぶくれや痒みなどが伴うとてもつらい病気です。他の子供にうつす可能性があるため、症状がひどい場合は保育園や幼稚園を休まなければなりません。

また、家族の中でもタオルを別にしたり、湯船に入ることを禁止しなければならないので、子供が悲しい思いをしてしまうことがあります。

鼻をほじることで炎症をおこすのは、鼻の中だけではありません。様々な影響がでる可能性があるということを忘れないでください。

リスクしかない!鼻をほじる癖

クセというのは無意識にやってしまう仕草です。大人であっても、平気で人前で鼻をほじっている困ったクセを持った人たちは多くいます。

電車の中で、堂々と鼻をほじっているおじさんに出会ったことがあります。その車両には遠足帰りの園児たちも10名程度乗っており、チラチラとおじさんを見ていました。

不意に電車が急ブレーキをかけ、その拍子に指が奥まで入ってしまったおじさんの鼻からは、大量の鮮血が流れました。

ワイシャツを真っ赤にしているおじさんの姿を、引きつった表情で眺めている子・鼻血だと騒ぐ子、慌てて子供達をなだめる先生、車内は少々騒がしくなりました。

あの子供達には「鼻ほじり=大量の鼻血」という強烈な記憶と、恥ずかしい姿を他人に見られる情けなさが焼き付いたと思います。

鼻をほじる「見た目」のマイナス面は大きいのですが、それ以外にも「健康を害しやすい」というハンデを常に持っていることにもなります。

鼻ほじりの癖で常に鼻の粘膜が弱い状態になっているため、鼻血が出やすく・細菌やウイルス感染により風邪をひきやすく・その他の病気にもかかりやすいのです。

困ったクセは色々ありますが、その中でもリスクばかりが際立つ「鼻をほじるクセ」は最も良くないクセの一つだと言えます。

鼻をほじると鼻の穴が広がるって本当?

鼻をほじると鼻の穴が広がる、という噂があります。実際に鼻をほじっているこどもにそう言って注意するママも多いと思いますが、果たして本当でしょうか。

実際には、長時間に渡って大きなもので広げ続けない限りは広がることはないようです。

小鼻の皮膚は非常に厚くて硬いため、相当な外力を加え続けない限り、まず伸びることはありません。

しかし、加齢で肌がたるむことにより、鼻の穴が大きく見えるようになってしまうことがあるようです。

もともと顔の皮は一枚で繋がっているため、加齢による肌のたるみで各パーツにも影響が出ます。当然鼻にも影響が出ますが、最もわかりやすいのが鼻の穴の大きさです。

皮膚は引っ張ると伸びます。何も刺激を与えていない皮膚よりも、引っ張る・広げるなどの刺激を受けた皮膚のほうが伸びやすく、もとに戻りにくいのです。

鼻の穴にも同じことが言えます。指を入れて皮膚への刺激を繰り返すことで、年を重ねたときに肌がたるんで穴が大きく見えやすくなるのです。

子供の将来のため、エイジングケアの観点から見ても、鼻をほじる仕草は止めたほうがよさそうです。

そのクセを止めさせたい!効果的な対策と予防法

鼻をほじるクセは、自分では他の人に気づかれていないと思っていたとしても、案外他人から気づかれているものです。

大人の場合は一度癖になってしまうと、治すまでにかなりの時間と根気が必要です。まだ柔軟に対応できる子供のうちに、何とか有効な対策を立てておきたいところです。

まずは、何がきっかけで鼻をほじるようになったのかを思い出してみて下さい。きっと何か気になることが思いつくはずです。

  • 風邪をひいてしまって鼻がつまり、鼻の通りを良くしようと指を入れた
  • 何かの拍子に鼻血を出してしまい、中の傷が気になって触ってみた
  • 悔しい思いや嫌な思いをすることがあり、それを紛らわすため
  • よく見るアニメや漫画の登場人物のしぐさをまねてみた

明確に原因が思い出された場合、それを治してあげることによって鼻ほじりをやめさせることできるかもしれません。

子供が鼻ほじりをしている姿を見ても頭ごなしに叱りつけず、どうして止めてほしいのかをゆっくり説明することから初めてみましょう。

鼻をかんでスッキリさせよう

子どもが鼻ほじりをするのは、鼻に鼻くそがたまることで鼻が痒かったり痛かったり、違和感があるために、自分の指で何とか解決しようとしているからです。

鼻水が乾燥することで鼻くそになります。それを解消するためには、キチンと鼻をかむ事を教えて習慣にするのが最も効果的です。

子供が鼻をほじろうとしたら、「鼻をかむならティッシュをあげるね」と手渡してあげて下さい。

まだ自分で鼻をかむことが上手にできない場合や、ママ自身が気になる場合は、毎日時間を決めて鼻を掃除してあげるのも良い方法です。

乾燥していると掃除しにくいので、綿棒を湿らせるとラクに掃除できます。鼻の粘膜が適度に湿っているお風呂上がりに掃除するのがオススメです。

一般的なものより一回り小さいベビー綿棒や先の丸いピンセットを使うと、短時間で掃除できるので嫌がられずに済みます。

先輩ママの中には、鼻の掃除に耳かきを使っているというママがいました。サイズが適度で扱いがラクなのだそうです。もちろん、鼻掃除専用のものを用意していました。

面倒に思える掃除も、毎日の習慣にしてしまえば気になるほどのことではありません。鼻がスッキリするので、子供達も比較的おとなしく掃除をさせてくれることが多いです。

鼻の病気の可能性も!まずは病院で治療を

頻繁に鼻をほじるということは、鼻に何らかの病気があることも考えられます。その場合は、鼻の病気を治すことがクセを治すための最大の治療法です。

鼻の病気で真っ先に思いつくのは風邪ですが、そのほかにも花粉症・アレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎(ちくのう症)などが考えられます。

何れも共通するのが「鼻水が出る」という症状です。鼻水の症状が長期化していたり、鼻水が黄色くなった場合は、鼻水くらいと軽く考えず病院へ連れて行って下さい。

風邪だと思い込んでいたものが実はアレルギーによるものだったりすると、治療のやり方や薬が変わってきます。自己診断は病気を重症化させてしまうことがあります。

原因である病気が治れば、鼻の違和感がなくなるためほじることもしなくなります。鼻水の原因を取り除き、鼻の状態を健康に保つよう心がけましょう。

鼻をほじる原因から気をそらしてあげよう

何らかの心理的原因で鼻をほじるようになったケースもあるようです。まずは鼻をほじっているときの様子を観察してみましょう。以下のような特徴が見つかると思います。

  • イライラしているとき
  • ママにかまってほしいとき
  • リラックスしているとき
  • 時間を持て余しているとき

イライラしているときに鼻をほじる傾向がある場合は、そのストレスを取り除いて落ち着かせてあげます。

鼻をほじっている所を見かけるたびに「またやってる!」とくすぐって、イライラを笑いに変えてしまうことも有効なようです。

鼻をほじることでママの気を惹きたい、ママに注目してもらいたい、という心理状態から、鼻をほじってしまう子もいるかもしれません。

鼻に指が行きそうになったら手を繋いだり抱っこしてあげるなど、安心感を与えて甘えさせてあげて下さい。

何もすることがなく暇そうにしているときに鼻をほじるようなら、絵本や遊びなどに誘って気を紛らわせてあげましょう。

子供の様子を見ながら、気になることは取り除いてあげて下さい。鼻に意識が行かないようになり、いつの間にか鼻をほじるクセが治っているかもしれません。

鼻をほじることのデメリットを教える

子供は鼻水や鼻くそが汚いものであることはまだキチンと理解できていません。また、鼻をほじる行為が恥ずかしいものであることもわかっていません。
  • 鼻を傷つけてしまうと鼻血が出る
  • 鼻をほじっている姿を誰かに見られたらバカにされる
  • 指を入れることはバイキンを入れるのと同じ

上記のような、鼻をほじることのデメリットを繰り返し教えてください。教えるときには例を出してあげるとわかりやすいです。

芸人さんが鼻をほじっているコントを見せる
鼻をほじっているシーンで観客が笑っているところを見せ、「鼻をほじると笑われる」という現実を教える
鼻血の画像を見せる
できるだけ大げさに血が出ている鼻血の画像を見せ、鼻を傷つけると鼻血がでることを教える
バイキンやウイルスの画像を見せる
バイキンだらけの手の画像などを見せ、バイキンが鼻から体の中に入って悪さをするという事を教える

言葉で説明するだけでは、子供達はすぐに忘れてしまいます。多少ショッキングな映像を見せてあげるほうが、より効果があるようです。

地道に注意し続ける

子どもの鼻ほじりをやめさせるためには、やはり親がその都度注意し続けていく必要があります。

しかし反抗期を迎えた子供達は、ママの言うことにことごとく口答えします。中には注意するほど面白がって、わざとやるような子もいるほどです。

そのような時は、ママ以外の人に注意してもらうと聞き入れてくれる事があります。まずはパパから注意してもらうようにしてみましょう。

それでも効果がなければ、よく一緒に遊ぶお友達のママ・久しぶりに会うばあばとじいじ・大好きな幼稚園の先生などにも協力してもらうのもオススメです。

パパ・ママ以外の人に注意されることで、本人に「鼻をほじることは恥ずかしいことなんだ」と認識させます。

また「鼻をほじっちゃだめ」と言えば言うほどほじりたい気持ちにさせてしまいます。表現の仕方や使う言葉を変えて注意してみるのも効果が期待できます。

「鼻に傷も何もないから触る必要はないよ」とか、「あまり鼻ばかり触っていると赤くなっちゃうよ」など、鼻の穴という言葉を使わないのがポイントです。

また男の子には「カッコイイ」、女の子には「可愛い」という言葉をたくさん使って注意すると、聞き入れてくれる場合があります。

「格好良いヒーローはほじほじしないよ」「可愛いお姫様は鼻に指は入れないよ」と、戦隊ものの主人公やディズニープリンセスを例に出すとわかりやすいようです。

クセを治すには親のサポートが不可欠

本気でクセを治したいと思ったら、子供本人が頑張るのはもちろんですが、日常生活の中で親が徹底的にサポートしてあげる必要があります。

子供の性格はそれぞれ違います。その子にとって効果がる方法を早く見つけ、適切なサポートをしてあげて下さい。

習慣を変えるためにはある程度の時間が必要です。あせらずゆっくり・子供のペースに合わせ、できるだけ褒めながら・持ち上げながら進めましょう。

大切な子供達が恥をかかないよう、家族みんなで力を合わせて取り組んで下さいね!

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