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誤飲した時に即吐かせるのは待って!正しい対処法で子供を守ろう

2015/06/26

加工後 shutterstock_284828216“赤ちゃんや小さい子供の誤飲のニュースはよく聞きます。「うちは大丈夫!」と思っていても、よその場所に行ったときに誤飲をすることもありえます。

誤飲時は病院に行くまでの応急処置が肝心。「大丈夫」という思い込みが、万が一のときに正しく対処できないという事態を引き起こしてしまうかもしれません。

また、「誤飲=すぐに吐かせる」という考えも実は間違い。誤飲してしまったときに吐かせていい物と悪い物があります。正しい対処法を知って万が一の時に備えておきましょう!

子供が誤飲したかも!という合図を見逃さないように

子供の誤飲の大半が親や周りの大人が見ていないときに起こりやすいので、実際の誤飲の瞬間を見ていなかったということがあります。そんな時子供にこんな症状が出たら誤飲を疑ってみましょう。

  • 急に泣き出した、いつもと泣き方が違う
  • ミルクを飲んだ直後でもないのに、急に吐き出した
  • 急に顔色が悪くなった、お腹を痛がる
  • 急に呼吸が苦しそうになった

他にも痙攣や動かなくなったなどの症状もあります。

急に泣くというのは、特に赤ちゃんはよくあることなので、見分けることが難しいかもしれませんが、「いつもと泣き方が違う」と感じたら、何かのみ込んでいないか痕跡を探してみましょう。

すぐ吐かせた方がいい物とはかせ方

まずはすぐ吐かせていい物とその吐かせ方についてご紹介します。

【すぐ吐かせた方がいい物】

  • タバコ…何も飲ませないで吐かせる
  • 防虫剤…ただし、殺虫能力が弱いもののみ
  • 異物が喉に引っかかって呼吸ができていないとき(尖っているものはNG)
  • お酒や医薬品…牛乳又は水を飲ませてから
  • 香水・整髪用などの化粧品、シャンプー・リンスなど

どうやって吐かせればいいの?

タバコの誤飲の話は皆さん聞いたことがあると思います。タバコそのものを飲み込んでしまうケースももちろんありますが、灰皿代わりに使った空き缶などに残っている液体を飲んでしまうケースが多いようです。

子供がタバコを誤飲してしまうとニコチン中毒になり、大変危険なので子供の手の届かない高いところに置きましょう。

医薬品は薬が体内に吸収されてしまうのを少しでも防ぐために牛乳又は水を飲ませてから吐かせ、誤飲してしまった薬も一緒に持って病院で診てもらいましょう。

香水・整髪料などの化粧品、シャンプー・リンス、消臭剤・芳香剤などは大量に飲み込んでしまったら吐かせる必要がありますが、少量であれば、牛乳又は水を飲ませて無理矢理吐かせる必要はありません。心配なときは病院で診てもらう方がいいですね。

牛乳又は水を飲ませる時は、大量に飲ませるのは子供の身体に負担がかかるので、コップ1,2杯程度で十分です。

子供によって吐かせ方を変える

子供に「吐いてー!!」と言っても自分で吐くことはなかなかできませんので、大人が吐かせてあげる必要があります。

子供の口の奥のほうを指やスプーンを突っ込んで押すと吐き出しやすくなりますが、それでもダメな場合は次のように、子供の年齢や体格によって吐かせ方を変えましょう。

  • 乳児
  • お腹や胸のあたりを圧迫しながら身体を逆さまにして、背中を叩く。(ただし揺さぶられっこ症候群に要注意)

  • 幼児
  • 軽い子は逆さにして吐かせる。または膝の上に子供をうつぶせに乗せ、お腹を圧迫しつつ、背中を叩く。

  • ちょっと大きめの子
  • 子供の後ろから両腕を子供の脇の下にとおし、子供の胸やお腹のあたりで両手を組み、グッと押し上げるようにする。

吐かせないで即病院にいく必要があるもの!

吐かせないで病院に即行った方がいいものは次のようなものです。

  • 灯油・ガソリン・ベンジン
  • マニキュア・除光液・シンナー
  • 農薬、肥料
  • ボタン電池
  • ガラス、針などの尖ったもの
  • 漂白剤など強酸又は強アルカリ(牛乳又は卵白を飲ませておく)

これらは絶対に吐かせないで即病院に行きましょう。漂白剤やトイレ用洗剤など強酸又は強アルカリは胃の粘膜を少しでも保護するためにコップ1,2杯程度飲ませておきましょう。

最近増えている誤飲は、ボタン電池とパック状の洗剤による事故です。特にボタン電池は、飲んだ痕跡が見えないので発見が遅れやすく、命にかかわる重大なことなので、しっかりしまっておきましょう。

慌てないで家で様子を見てもよいパターン

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慌てずに家で様子をみてもいい場合もあります。しかし、誤飲した異物で呼吸ができなくなった場合は、窒息のおそれがあるので吐かせる必要があります。

●少量の誤飲ではほととんど無害なもの(1g・1ml未満)
食用油、酒、冷蔵庫脱臭剤・保冷剤・マッチの先端・ろうそく・インク・クレヨン・絵の具・えんぴつ・消しゴム・墨汁・粘土・のり・石けん・おしろい・口紅・クリーム・化粧水・香水・ベビーオイル・乳液・ベビーパウダー・はみがき粉・シャンプー・へアートニック・シリカゲル・線香・香取マット・花火・靴墨・体温計の水銀

これらの物は飲み込んだとしても、ごく少量であれば家で様子を見ましょう。

気をつけてあげて!誤飲が増えるのは1歳前後から

日本中毒センターの年間データによると、誤飲が多い年代は1~5歳。ハイハイやつかまり立ち、立っち、歩くなど行動範囲がグンと広がることで誤飲の事故件数も増えます。

思ったより手が届いてしまいます!油断禁物です

まだ1歳で小さいと思っていても意外と高い所、遠い所に手が届きます。 背伸びをしたり手を伸ばしたりした場合、120cmほどの高さにあるものに手が届くことも。

また、テーブルの真ん中に置いているつもりでも手を伸ばすと、40cmほど先の物まで取れるみたいです。

テーブルクロスやイスなどを巧みに使い、テーブルの上のものを取ってしまうので、油断しないようにしましょう。

家の中の安全対策はしっかりと!今一度見直してみて

子供の誤飲防止のためには家の中の安全対策をしっかり行なうことが重要になってきます。

危ない物は高い所に置く、扉、引き出しにストッパーを付けることはもちろんですが、次のようなことにも気を付けて下さい。

  • 大人や上の子のバッグを床やソファーに置きっぱなしにしない
  • 上の子の小さいおもちゃは出しっぱなしにしない
  • 金魚の水槽、植木鉢、花瓶などは高いところへ
  • 買ってきた物はなるべくすぐしまう
    • 家の安全対策はばっちりでも、思わぬところで誤飲事故が起こるので、普段の行動を見直して気を付けましょう。

      誤飲物に合わせた対処がもっとも肝心!

      いかがでしたか?参考にしていただけましたでしょうか。

      誤飲時に吐かせていい物、ダメな物があるうえに、さらに牛乳または水を飲ませた方がいい場合とダメな場合もあるなど結構ややこしいです。知っておかなければいざというときに対処できないですよね。

      誤飲時は慌てずにまずは何を飲み込んだのか口の中を見たり、痕跡を探したりして、誤飲物に合った正しい対処法で子供を守りましょう。”
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