祖父母に子供を預ける時役立つ!辛いと感じさせない準備と対策

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2015/11/07

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パパママにとって、祖父母は身近で育児をサポートしてくれる心強い存在です。育児の経験者ということもあり、安心して子どもを預けられると感じているパパママも多いのではないでしょうか。

でも、その一方で、孫を預けられることを負担に感じたり、不安に思ったりしている祖父母もいます。実際に預かってみて、「自分の育児時代とは違う!」と感じることも多いようです。

特に同居ではなく、離れて暮らしている祖父母に子どもを預ける際は、お互い慣れない部分も多いので気をつかった方が良いポイントも出てきます。安全に、快適に子どもを預かってもらえるためのコツをピックアップしてみました。

祖父母が子どもを預かる時に「辛い・危険」と感じるポイント

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祖父母に子どもを預かってもらう時、「孫を預かるのはつらい」と感じたり、危ない!とハラハラしたりするポイントはどこにあるのでしょうか。

祖父母世代は、思うように体が動かない!追いつけない危険

祖父母世代は、だいたい50代以上の世代が多いですよね。50代から60代というと、メタボはもちろん、ロコモティブシンドロームも気になり始める年齢です。

高脂血症や高血圧などの内臓に関するメタボリックシンドロームに対して、ロコモティブシンドロームは運動機能に関するリスクです。骨粗しょう症や関節炎など、運動機能に関する疾患も年齢とともにリスクが高くなります。

運動機能も低下しやすくなり、若いころのようには思うように走ったり、素早く動いたりできなくなってきます。また、白内障や緑内障など、視力が低下するリスクも高くなります。もちろん脳も機敏に対応できなくなってくることも多いですよね。

私たちパパママ世代は、現役バリバリ状態で祖父母世代が仕事をこなしていたり、育児に尽力していた姿を見て育っています。

祖父母世代はいつまでも若く、万能なように思い込んでしまいがちですが、老いは確実に迫ってきます。

私たちを育てていたころの身体能力や頭のキレは、祖父母世代から年々失われていっていると認識しましょう。パパママ世代と同じようには、孫を追いかけたりとっさの判断ができなくなっている可能性があることを忘れないようにしたいですね。

特に足が達者になり、言葉かけがあまり通用しない2、3歳くらいの活発な子どもを預ける際は、注意が必要です。外出時など、手をつないで歩いていても、パッと手を振り払って駆け出してしまうことも多いですよね。

  • パパママと一緒に出かける時も手を振り払ってしまうことが多い
  • 健診などで多動を指摘された
  • イヤイヤ期がひどく、言って聞かせることが難しい

こういった特性がある子は、祖父母に預ける場合、外出はできるだけ控えた方が安心かもしれません。

どうしても外出する必要がある場合は、祖父母に手を振り払って駆け出す危険があることや、言って聞かせても立ち止まれないことなどをしっかり伝えておきましょう。

長時間預ける前に、祖父母と一緒に外出を経験しておくと安心ですね。近所を散歩するほか、買い物に行ったりすると「カートには乗りたがらないんだな」「お店の中で走ってしまうんだな」といった点に祖父母自身が気づきやすくなります。

特に気を付けたいのは、自動車移動の際の乗り降りです。ママは子どもから手を離さずにチャイルドシートの脱着をしたり、荷物を移動したりできますが、祖父母世代はどうしても一瞬のすきができやすくなります。

荷物に気を取られている間に子どもが駐車場へ駆け出してしまうと、とても危険です。荷物は二の次にして、まずは子どもを確実に乗り降りさせてほしいことを、祖父母に自覚してもらいましょう。

自分の子供と全然違う…どう扱っていいのかわからないという悩み

私の友人に、三人姉妹がいます。その家のお祖母ちゃんは当然女の子しか育てたことがないのですが、娘に男の子が生まれました。お祖母ちゃんは、男の子の孫の活発さに驚き、預けられると疲労困憊してしまうそうです。

男の子だから活発、女の子だから大人しいと決まっているわけではありません。でも、やはり家の中での遊びが好きなおっとりタイプの女の子と、外遊びが大好きなやんちゃタイプの男の子では、大きなギャップがあります。

女の子の一人っ子を育てているママは、我が家のやんちゃボーイズが遊んでいる姿を見て「目が追い付かない。めまぐるし過ぎて、見ているだけで疲れる」とため息をついていました。

逆に元気な男の子ばかりをおおらかに育ててきたお祖父ちゃんお祖母ちゃんにとって、神経質で繊細な女の子はまさに未知の存在です。ご機嫌をそこねる原因がわからず、気分転換するポイントもわからないと、気疲れしてしまいますよね。

せっかく預かったのに、何が気に入らないのか1日なにも食べてくれず、ずっと泣き続けていた…そんな経験があるお祖父ちゃん・お祖母ちゃんも少なくないのではないでしょうか。これもまた、自分が経験してきた育児との大きなギャップです。

育児経験があるといっても、子どもの性別や性格が違えば、扱い方のコツも大きく違ってきます。経験があまり役に立たないケースもあることを、祖父母も、パパママ世代もしっかり意識しておきたいですね。

昔と今の育児の常識の違いに、ギャップを感じてとまどってしまう

育児の常識は、年々変化し続けています。その先にある教育現場も、数年前まで続いていたゆとり教育が終わり、めまぐるしく変化しています。育児にも大きな影響を与える医療の常識も、やはり変化し続けています。

たった数年前の常識が、今は非常識になっていることも少なくありません。また現代社会は情報が氾濫しているため、「常識」と言われている情報さえ曖昧になっています。

祖父母世代が育児現役時代に常識だったことは、今大きくくつがえっていることもたくさんあります。「うつぶせ寝」を例に挙げてみましょう。

現在のパパママ世代のなかにはうつぶせ寝で育てられたという人もいますよね。うつぶせ寝は、20年以上前に流行した育児方法です。赤ちゃんはお腹側を解放されると不安がり、逆に胸やお腹に何かが当たっていると安心します。

そこで、うつぶせ寝にした方がよく寝てくれると当時は話題になり流行ったのですが、呼吸を妨げるなど死亡事故の原因となることもあり、危険視されるようになりました。

また、法律も変化しています。現在では、赤ちゃんや小さな子どもを自家用車に乗せる場合、チャイルドシートを使用することが法律で定められています。しかし、祖父母世代にはこうした法律はありませんでしたよね。

こうした育児の常識の違いも、祖父母世代がとまどうポイントです。またお姑さんとお嫁さんでは育った環境も異なるので、常識も違ってきます。

さらに、自分の育児期には仕事に専念していて子どもにあまり手をかけたり、時間をかけられなかったお祖父ちゃんが、孫の育児期には定年退職後でじっくり向き合えるという場合もあります。

こういった場合、お祖父ちゃんの「育児の常識」は、一気に「お祖父ちゃんが育てられた時代の常識」までさかのぼってしまうこともあります。今ではギョッとするようなしつけのメソッドを押し付けられて、困ってしまうパパママもいるかもしれません。

危険から子供を守り、気持ちよく預かってもらうための準備と対策

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準備をしないまま、子どもの性格や特性、育児の新常識をよく理解していない祖父母に預けてしまうと、思わぬ事故につながる危険もあります。お互いが快適に預けられるための準備や対策を考えてみましょう。

1.子どもの特性・祖父母のキャパシティを理解してもらおう!

まずは、子どもの性格や特性を理解してもらうことが大切です。いきなり預けるのではなく、パパママも一緒に出かけてみたり、パパママがいるときにお風呂に入れてもらうなどして、触れ合う時間を増やしてきましょう。

買い物や散歩に行くだけでも、多動が激しい子や手つなぎが苦手な子の危険を理解してもらえます。一瞬の油断が大きな事故につながる危険も多いので、「一瞬でも目や手を離さないで」としっかり伝えましょう。

  • 近所に国道や線路、踏切、水場といった危険な箇所がある
  • 子どもに「電車」や「救急車」など、好きで抜け出しても見たがるものがある
  • 車移動など、危険リスクをともなう外出をする必要がある

こういった「危険ポイント」を事前に家族で確認しておくことも大切です。

さらに、一緒に出かけることで、祖父母も今の自分の体力的なスペックや、精神的なキャパシティを再確認することができます。「外出は無理だな」「半日が限界だな」など、無理せずに預かれる限界を、祖父母自身に決めてもらいましょう。

預ける予定になっていたのに、祖父母が前日腰を痛めたり、足をくじいたといった不調が起きた場合は、無理をしない方が無難です。不調を隠して無理をしないよう、こちらもフラットに不調を伝えてもらえる空気づくりをしておきたいですね。

2.必要なものをそろえておこう!使い方・過ごし方も連絡し合って

子どもを預ける際は、パパママ側が預けている間に必要になるものをすべてそろえておきましょう。おむつや授乳・離乳食など、いつ、どんなタイミングで、どれだけ与えるかなどもきちんと伝えておきます。

初めて預かってもらうときは、準備してきたものを一覧表にしておくと祖父母もとまどわずに済みます。

  • 調乳グッズ…留守中に必要な量プラス1回分
  • ベビーフードと食器…普段赤ちゃんが好きでよく食べるものを選ぶ
  • おむつ・おしりふき…必要量よりも少し多めに。処理用のビニールも
  • 着替え…下着・服に加え、寒い時に羽織れるものを1枚余分に
  • お気に入りのおもちゃ・絵本・おやつなど
  • 食事の用意や幼児食リスト…良く食べてくれるメニューをピックアップ

子どもが飽きずに楽しめるおもちゃや絵本、DVDなどを用意していくことも大切です。家の中で大人しく遊んですごすことができれば、やはりパパママも安心ですし、祖父母にも負担がかかりにくいですよね。

子どもを預かってもらう時間内に、祖父母がどう過ごす予定なのかもあらかじめ訊いておきましょう。その際、祖父母の体力的に無理だなと思ったら、「それはまだ難しいから、こうした方が楽だよ」などアドバイスをしましょう。

さらに、何か起きた時にすぐ対応できるよう、パパママの連絡先をきちんと伝えておくことも大切です。ちょっとした不安でも連絡をくれるようにしておくと、子どもが発熱したときや、怪我をしたときも慌てずに済みます。

祖父母の家で預かってもらうのではなく、こちらの家へ祖父母に来てもらう場合は、より注意が必要です。土地勘がないだけに危険が高まることも多いので、無理をしないように予定を組みましょう。

3.どうしても理解して欲しい常識・危険性は、根気強く伝えよう

子どもを危険から守るために、どうしても理解してほしいこともあります。

  • チャイルドシートの利用
  • うつぶせ寝や子どもの目の前での喫煙の危険
  • アレルギーのこと

車移動が必要な場合は、祖父母の使う車にパパママが責任を持ってチャイルドシートを装着し、使い方もしっかり説明しましょう。パパママと一緒に、祖父母に一度子どもを乗せてもらうと良いでしょう。

うつぶせ寝が良いと信じているお祖母ちゃんや、喫煙習慣があるお祖父ちゃんの場合は、突然死につながる恐れがあることを丁寧に説明しましょう。

また、アレルギーがある場合は、アレルギーが病気であり、決して好き嫌いなどのワガママではないことをきちんと伝えましょう。年配の方の中には、まだアレルギーは偏食の一種だと勘違いしている人もいるようです。

アレルギー科の病院などでは、アレルギーの危険に関するパンフレットなども配布しています。こういったものを一緒に読んでもらい、安易に食べさせることは命の危険にもつながることを、しっかり理解してもらいましょう。

逆に、多少は目をつぶったほうがお互い気持ちよく過ごせることもあります。普段はあまりアニメを見せたくない、と思っていても、子どもの扱いに慣れていない祖父母に預ける場合、アニメのDVDは非常に役立ちますよね。

おやつも、ママに食育のこだわりがある場合はこちらで用意したものを食べさせてもらいましょう。それでも孫が可愛くて、こっそり市販のお菓子を与えられてしまうこともあるかもしれません。

食物アレルギーがある場合は別ですが、そうでなければ「お祖父ちゃん・お祖母ちゃんのお家でだけ、特別に食べられるもの」として大目に見ることも、祖父母が気持ちよく預かってくれるコツです。

頻繁に預けるようなら、夕食が食べられなくなる・肥満や虫歯のリスクが格段に高まるなどの理由を説明し、おやつ食育にも協力してもらえるようにしていくと良いですね。

お互いが楽しく過ごせるために!祖父母に預けやすい環境を整える

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祖父母に子どもを預けるときは、祖父母の体力のおとろえをしっかり理解して、無理のない日程・予定を組むことが大切です。赤ちゃんややんちゃ盛りの子を預ける際、数人の子を同時に預けるときは、より負担が大きくなることをしっかり把握しておきましょう。

事前の準備も大切です。お互いをよく理解していないと、危険のリスクも高まりますし、子どもも楽しく過ごすことができません。子どもがぐずったりワガママを言えば、祖父母もどっと疲れてしまいますよね。

祖父母にかかる負担が大きくなると、それだけ注意力も散漫になりがちです。特にきょうだいを預ける場合、どちらかの子に手がかかると、別の子から目が離れることも多いので、祖父母への負担を考えて預けるプランを立てましょう。

「どうしても守ってほしいガイドライン」と「大目に見るべきライン」を見極めることも、祖父母・パパママ双方が気持ちよく預け、預かるコツです。

最初のうちは祖父母も子どもの扱いに慣れず、いっぱいいっぱいという場合も多いでしょう。そんな時期は、本当に危険なポイントやどうしても守ってほしい事に焦点を当てて、しっかり伝えるようにします。

祖父母と子どもが互いに慣れてきて、パパママも祖父母がつらいと感じる点がわかるようになってきたら、少しずつ育児のこだわりへの理解を得るとこじれにくいでしょう。

何よりも大切なのは、預かってくれる祖父母への感謝の気持ちです。「孫なのだから当たり前」と思わず、感謝の気持ちをきちんと言葉やちょっとした贈り物で伝えたいですね。

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