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遺伝より環境や経験が子供に影響!3歳児までにお薦めの教育

2016/03/12

愛情を注いで教育をする親と受け止める子
胎教、0歳から大切なのかもしれない子供の能力を伸ばす教育について。

それは遺伝ではなく、環境や経験が強く影響することが科学的にもわかってきているようです。

「子供の足が早いのは父親の遺伝かも」「芸術センスは母親かも」など、誰に似たのかなと、子供の才能を遺伝に結びつけて盛り上がることはよくあります。

逆に両親とも運動が苦手な場合、子供への期待も薄くあまり積極的にはスポーツさせないかもしれません。

でもそんな遺伝は関係なく、なんでもドンドン経験させる環境が才能開花の秘訣だそうです。0歳からの能力を引き出す育て方についてお伝えします。

幼稚園からでは遅い!0歳からいろんな経験をさせる

「生まれてすぐからなんて意味もわからないのに、いろいろさせても覚えてないんじゃ…」と思いますよね。

でも、最新の大脳生理学は、「人間の脳細胞の発達は3歳までに70~80パーセントを終える」という報告を出しています。

脳細胞の大まかな基本は3歳までにできる

約140億個もある脳細胞も、生まれた時はほぼ真っ白な状態です。0~3歳までに基本の脳細胞が発達し、3歳以降はさらに細かな部分が発達するということです。

無限の可能性を進化させるこの3歳までを、ボーッと過ごしていてはもったいないと思いませんか?別に「天才を育てよう!」という大げさなものではありません。

3歳までの環境や経験は、子どもの人柄、性格にも影響しますので、幼稚園からでいいやと家庭での教育をおろそかにしていると、遅れを取ることになります。

せっかく大きく開花するはずだった子どもの「得意」を「人並」に終わらせてしまうかもしれません。

興味を持ったものはなんでも覚える

0~3歳時に触れるものは、興味があればなんでも覚えるようです。中には興味をあまり示さないものもあると思います。

その子の能力は未知数と考え、知育玩具や絵本、スポーツや音楽体験、なんでも与えてみるといいですね。

私も、もっといろいろなことをさせてみれば良かったなぁ…と少し悔しい気持ちがあります。今更ながらですが。

でも思い起こせば年子の子どもたちに、あらゆるディズニービデオを見せていたんです。私自身も初めてじっくり見てハマッてしまっていました。

上の娘はものすごく集中して、お尻ふりふり踊りながらかぶりついて見ていました。同じものを何度でも見るといった具合でした。

ディズニーは絵も音楽もとても素敵ですよね。その後娘は成長し、大変な集中力を発揮し、絵を書くことが大好きでいくつも賞をいただきました。

時間を忘れて没頭することで学校の先生に注意されるほどでした。それは大人になっても続いています。

同じようにビデオを見せていた下の息子は、全く興味を示しませんでした。不思議なもので同じ環境でも興味を示す対象が全く違いました。

刺激の何もない部屋だと赤ちゃんの知能の発達に遅れが出てしまうかも

赤ちゃんにとって見る聞く触るといった刺激が、知能の発達にとても良いこともわかっています。

話しかける、音楽を聴かせる、おもちゃを触らせる、動くものを見せるなどが脳にいいようです。

アメリカのブルーナー教授(心理学者)による研究の結果、静かな何もない部屋に寝かせられていると、知能の発達が遅れるということもわかっているようです。

こちらの本の中で語られています。

新版 幼稚園では遅すぎるー真の幼児教育とは何かー 著:井深大

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どんな研究かというと、片方の赤ちゃんグループには全く何もない、刺激のない部屋で過ごさせます。

もう片方のグループにはガラス越しに、人の行き来する行動が見え、壁や布団には花模様が描かれ、音楽も流れているという部屋です。

このような違いのある環境で数ヶ月育てたあと、知能の発達程度の差を測ってみると、3ヶ月のもの差が生じていたということです。

3歳までに与えたい環境と経験について

では、具体的に3歳までにどんな環境・経験を与えればいいのでしょうか。脳を育てるために注意するべき点を上げてみましょう。

  • 放ったらかしにしない
  • 部屋を整頓しすぎない
  • いい音楽を聴かせる
  • トランプの神経衰弱をさせる
  • 鉛筆やクレヨンを早い時期に持たせる
  • 男女の性別なく経験させる
  • 体をよく動かす

様々な環境に触れさせることは大切ですが、家庭の生活状況や経済力などによってすぐトライできることと、難しいことがあると思います。

あまり難しく考えないで、できそうなことからやってみるといいですね。

子どもが興味を持っているかどうかを見届ける必要もありますね。

放ったらかしにしない

この放ったらかしにしないというレベルは、ネグレクト(育児放棄)をしないということに近いですね。

育児放棄とは、食事も規則的に与えられず、あまりコミュニケーションをとることもなく、おむつや下着の取替も怠るというものです。

過干渉や甘やかし過ぎも良くもありませんが、手をかけ声をかけ大切に育てられる子とは随分差が出ます。

子どもの知能だけでなく性格にも悪影響で、常に愛情に飢えているため不安定で攻撃的な性格になる傾向があるようです。

部屋を整頓しすぎない

赤ちゃんがハイハイしたりする時期、危ないからと何もかも片付けてしまっては、子どもから体験を奪う事になるので考えものです。

ザラザラした手触りや、ツルツルした感触、硬いものや冷たいものなど、手で触る、口に入れた感触などで赤ちゃんは学んでいきます。

誤飲など飲み込む危険のあるものや、触って怪我をしてしまうという物などはもちろん置いておいてはいけません。

が、そういった危険を伴わないものであれば、床に全く何も無いより、少しは片付いていない感じのほうがいいようです。

赤ちゃんが遊びながら学ぶ、興味を示す、ちょっと冒険できるくらいのものが転がっていることが、いい刺激になるようです。

いい音楽を聴かせる

モーツァルトやバッハといったクラシックもいいですよね。実際に、ピアノに触らせてみるとか、バイオリンをさせてみるのもいいそうです。

世界で活躍している音楽家の多くは、親が音楽家であることが多いですよね。スポーツ選手にしてもそうです。

親のしていることを幼い時から見ていたり聞いていたりと、生活そのものであるため自然と教えられていることになります。

まさしく環境が才能を大きく伸ばしているということでしょう。いくら親が有名な音楽家だったとしても、全く音楽に縁のない違う場所で育てられたらどうでしょう。

音楽とは全く縁のない祖父母や親族にあずけられたりでは、その子の音楽の才能が開花することは難しいでしょう。

トランプの神経衰弱をさせる

トランプの神経衰弱が記憶力を伸ばすという面で脳にいいようなんです。

神経衰弱とは、トランプを裏返して2枚ペアになるようめくる遊びですが、記憶力を身に付けることがのちのち必要なのは、皆さんお分かりだと思います。

子どもは大人がしがちな、「単純にカードの位置を丸暗記する」というよりは、「カードの並び全体をひとつの模様としてイメージできる」ようなんです。

この能力は、幼い子ならではの優れた才能の一つです。大人はなかなかこうはいきません。私たちには知る由もない幼児独特の知能発達を助ける遊びなのです。

きっといろんな遊びや体験の中に、私たち大人にはわからない子どもの脳を成長させる要素が隠れているんでしょうね。

鉛筆やクレヨンを早い時期に持たせる

小さいうちから鉛筆やクレヨンでお絵描きさせることが、子どもの想像力のためにもいいようです。

手指の訓練にもなりますし、ぐちゃぐちゃに好きに描きなぐっている行為が表現力を育てるんです。

できれば大きい紙に描かせたいですね。小さな紙では机にはみ出たからと、親がイライラ怒ってしまいそうです。

大きなスペースに伸び伸び自由に書かせたいものです。大人がやってもきっと気持ちいいですよ。

男女の性別なく経験させる

赤ちゃんの頃から幼児期は特に男女の区別なくいろんな経験をさせるといいですね。

女の子だからとお人形遊びなど女の子らしいものしか経験がないのはもったいないです。

3歳頃までは、肉体的にも精神的にも男の子、女の子といった区別はほとんどありません。正直見た目もあまり大きな差はないように思います。

女の子でも、ボール蹴りや乗り物のおもちゃなど男の子が経験するようなこともさせましょう。これからの時代、職業などに男女の差はなくなってきます。

体をよく動かす

まだ小さいからと車などに乗せたり、抱っこばかりしていませんか。小さいからこそどんどん歩かせるほうがいいのです。

歩くことは全身運動で大人も健康のためによく歩きましょうなんていいますが、子どもにも同じことです。

ましてこれから発達成長していこうという段階なんですから、体を動かすことがいいのは一目瞭然です。

歩くと血流が良くなりますし、筋肉を動かすことは脳にもいい刺激です。柔軟な体はいろんなスポーツへの入り口です。

運動能力が発達することは、子どもにとって仲間との遊びの時にも有利に働き自信が持てます。

押し付けるのではなく、興味を引き出すことが狙い

親の熱心な教育は子どもにとってプラスですが、押しつけにならないよう気をつけましょう。

親の夢を子どもに押し付けることになっては子どもがかわいそうです。

親が果たせなかった夢を子どもに託し、そのことばかりに集中しての早期教育は子どものためになりません。

あくまでもその子の才能につながる興味を見つけてあげることが親の役目です。

遺伝は関係ないんだと知ることで、ホッとしたり残念だったり…でも、親が得意なことは教えてあげられるのも事実です。

親の得意分野からの早期教育でもいいですよね。そしてさらに、文系、理系、体育系といろんなことを経験できる環境を与えてみましょう。

子どもの教育は愛情をたっぷり注いで!将来を描きながらが大切

ここにご紹介したおすすめ教育はほんのわずかな例です。何より大切なのは子どもへの「無償の愛」です。愛情なしに子どもの教育はできません。

マスコミ情報が氾濫する世の中です。理想の親像は一つではなく、親の数だけあるはずです。

流行タイプ、固執タイプ、適当タイプな親にならないよう、しっかり子どもの将来像を描きながら子育てすることが大切です。

残念なことに子育てはやり直しがききません。私も「もう少しここがこう出来ていたらなぁ」と自分の子育てを振り返ることがあります。でも、もう手遅れです…(笑)。

限られた時間の中で精一杯親の務めを果たしていけたら、子どもにも十分その愛情が伝わるはずです。それぞれの家庭環境で出来ることから始めてみましょう。

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