妊娠したから夫に絶対禁煙させたい!パパへの上手なアプローチ法

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2017/02/09

タバコは吸っている本人だけでなく、煙にも害があることは皆さんご存知だと思います。

妊娠しても夫がタバコをやめてくれない方は、お腹の赤ちゃんに影響が及ばないかと気が気ではないですよね。

「私は妊娠しているから食事制限もしていて、これから出産で痛い思いにも耐えなきゃいけないのに、なんであなたは禁煙しないのよ!」

体重管理や食事制限、出産への不安も手伝って、タバコを我慢しない夫をみると「自分ばっかりずるい!」「父親の自覚が足りない!」とイライラが募る毎日…。

お気持ちはよくわかるのですが、ここで一方的に話を進めてしまうと夫が禁煙しないどころか夫婦の間に溝ができ、離婚の危機にまで発展してしまいます。

身体も心もしんどい時期ですが、お腹の赤ちゃんの為にも怒りはひとまず置いておいて、どうしたらよいのか対処法を考えていきましょう。

受動喫煙の害…妊婦の身体と赤ちゃんに悪影響あり!

喫煙者が吸い口から吸い込む煙のことを主流煙といいますが、周囲の人間が吸い込む受動喫煙には吸い口と反対側から上る煙の「副流煙」と、喫煙者が吐き出した煙を吸い込む「呼出煙」の2種類があります。

タバコの成分の内、主流煙に対して副流煙にはニコチンが約4倍・タールが約2倍含まれていたとの測定結果もあり、喫煙に関しては「俺の身体なんだから好きにさせてくれ」では済まされない事態になっています。

まず大事なのは夫の禁煙に対する動機付けです。

夫にタバコは自分の健康だけでなく、家族の健康をも脅かしているという危険性を認識してもらわなければなりません。

赤ちゃんをお腹に宿している妻の心配や不安感を、タバコを吸う夫が理解することができれば、少なからず状況は改善します。

一番いいのは禁煙外来や講演会、勉強会でタバコの知識を得ることです。

喫煙者の肺の写真は言葉で説明するより相当インパクトがありますし、がんを患ってしまった喫煙者本人の体験談など、的確にわかりやすく頭に入ってきます。

「親父もヘビースモーカーだったけど、俺だってこうして五体満足で生まれてきたんだから、そんなに心配することないよ。大丈夫、大丈夫。」

さすがに講演会に行ってもこんなことを言う夫は少ないと思いますので、赤ちゃんへの危険性を前面に押し出して、夫に禁煙を促す環境を整えていきましょう。

ただ、いきなり禁煙外来や講演会と言うと身構えてしまう夫もいるかと思いますので、夫を説得するのに必要な「タバコの害の基礎知識」を簡単におさらいさせていただきます。

なぜタバコを吸ってはいけないのか…タバコの三大毒

たばこの煙には約4000種類の化学物質、約200種類の有害物質、60種類以上の発がん物質が含まれています。

代表的なものはニコチン・一酸化炭素・タールでタバコの三大毒とされています。

  • ニコチン…即効性の非常に強い神経毒性と依存性を持つ。子どもが誤飲するとニコチンが原因で、たった一本でも死んでしまう可能性がある。
  • 一酸化炭素…血中のヘモグロビンの働きを阻害。血中酸素濃度が不足する。
  • タール…ヤニの正体。発がん性物質を多量に含み、1日1箱吸う人ならば、1年で約コップ1杯分のタールを体内に取り込んでいると言われている。
他にもアリの殺虫剤として使われるヒ素、イタイイタイ病で有名なカドミウムなど、数え上げればキリがないほどの有害物質が含まれています。

これらの有害物質により、「喫煙により引き起こされた」とされる健康被害は多岐にわたります。

  • がん…膀胱・子宮頸部・食道・咽頭・白血病・肺・口腔・胃
  • 循環器疾患…腹部大動脈瘤・動脈硬化・脳血管疾患・冠状動脈疾患
  • 呼吸器疾患…慢性閉塞性肺疾患・肺炎・その他呼吸器症状
  • 生殖器における疾患…生殖機能低下(精子の変形・減少など)・胎児死亡・妊娠の合併症
  • その他…白内障・大腿頚部骨折・低骨密度・消化性潰瘍・歯周病

また、代表的なタバコ1箱20本入で440円(2016年4月時点)ですので、1日1箱ですと1年で16万600円になりますから、これから子供にかかる費用を考えますと、家計にも響いてきます。

喫煙による妊娠・出産への影響

妊娠していなくても、ヘビースモーカーの夫を持つ妻は心疾患や肺がんのリスクが1.2~1.3倍に上昇しますが、特に妊娠・出産期にはさまざまな悪影響を与えます。

以下は妊娠・出産の関する喫煙による影響ですが、先に述べたように副流煙の方が多く含まれる有害物質もありますので、一緒に暮らしている以上、受動喫煙の影響は避けられないと思われます。

部屋の広さや喫煙者との距離・換気の状況によって吸い込む煙の量は違うと思われますが、どのような危険があるのか参考にしてみて下さい。

  • 妊娠する能力の低下
  • 早期破水
  • 前置胎盤
  • 胎盤異常
  • 早産や妊娠期間の短縮
  • 胎児の成長が制限

このほかにも喫煙と関連がある可能性があることとして、子宮外妊娠・自然流産・口蓋裂が指摘されています。

受動喫煙による子どもへの影響(乳幼児・児童に起こりうる疾患)

そもそも、タバコの代表成分であるニコチンには血管収縮作用があり、一酸化炭素によるヘモグロビンの酸素運搬能力の低下も手伝って、胎児に充分に酸素や栄養を運べなくなります。

子宮と胎盤の血流が減少すれば当然胎児は低酸素状態になり、発育に障害が出てきます。

また、ニコチンには先に述べたように神経毒性もありますので、胎児の脳の発達への懸念もあります。

厚生労働省のe‐ヘルスネットというサイトでは、受動喫煙の子どもの影響について以下のリスクがあると注意喚起しています。

  • 呼吸器症状(咳・痰や気管支炎)
  • 肺の発達の遅れ
  • 乳児突然死症候群(SIDS)
  • 急性呼吸器感染症
  • 耳疾患(中耳炎など)
  • より頻回でより重症度の高い喘息発作

喫煙者自身に癌・循環器疾患・呼吸器疾患などの健康被害が引き起こされるのはもちろんのこと、その影響は周囲の人間にまで及びます。

受動喫煙により非喫煙妊婦であっても低出生体重児の出産の発生率が上昇するという研究報告がある。
また、国際機関や米英をはじめとする諸外国における公的な総括報告においては、受動喫煙の煙中には、ニコチンや一酸化炭素など様々な有害化学物質が含まれており、乳幼児突然死症候群、子どもの呼吸器感染症や喘息発作の誘発など呼吸器疾患の原因となり、特に親の喫煙によって、子どもの咳・たんなどの呼吸器症状や呼吸機能の発達に悪影響が及ぶなど、様々な報告がなされている。

我が子が病気で苦しい思いをするかもしれないと思えば、少しづつ夫のタバコに対する意識も変わってくるはずです。

様々なデータや体験談を用いて、夫の禁煙意欲を高めていきましょう。

赤ちゃんが危険に晒される!「三次喫煙」の害とは

受動喫煙(二次喫煙)の害については最近よく知られるようになりましたが、三次喫煙という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?

「三次喫煙」とは、ダナ・ファーバー癌研究所によって作り出された新語で、受動喫煙が終わった後も表面上にまだ残る有害物質を吸入することを指します。

これはもう感覚でわかると思いますが、タバコは吸っている間だけではなく、その煙、果ては吸い終わった後の空間にまで影響を与え続けるということです。

例えば、タバコを吸った車や部屋の内部に残留したニコチンは、大気中の亜硝酸と反応してニトロソアミン(発がん性物質)となります。

長期間喫煙されていた車内を拭いた繊維質は一般家庭の4~12倍の濃度の亜硝酸レベルで、拭かなくても喫煙後三日間放置した繊維質も同じような結果となりました。

研究者によると、どんなに確実に換気をして喫煙しても、その空間では三次喫煙による有害物質の堆積を排除できませんでした。

研究ではポロニウム210を含む11の発がん性物質が見つかったそうですが、まだまだ研究段階なので危害の実際の大きさは明言されていません。

つまり、換気扇の下で吸おうが窓を開けてタバコを吸おうが、三次喫煙のリスクは完全には排除できないのです。

壁についたタバコのヤニや、ソファーに染みついた臭いはどんなに拭いてもなかなか落ちませんが、赤ちゃんといえば床を這う・手当たり次第いろいろなものに触る・なめる…想像するだけでも怖いです。

可愛い我が子の為、ここはひとつ、夫には禁煙に積極的になってほしいものです。

タバコは薬物中毒並みの依存性物質…本人の意志だけでは難しい

理論派の男性はデータや写真を見て自分から禁煙を申し出てくれる方も多いのですが、ここまで説明しても二の足を踏むのなら、もう自分ではやめられないのかもしれません。

ひょっとしたら、あなたの夫はタバコ中毒になっているのではないでしょうか。

ニコチン依存症になってしまっていたら説得だけでは難しい

WHО(世界保健機関)は「ニコチンはヘロインやコカインと同程度に高い依存性がある」と発表していますし、厚生労働省でもニコチン依存症は慢性疾患であるとHPで述べています。

「再発しやすいが繰り返し治療することにより完治しうる」ことも書かれています!

身体を壊して苦しい思いをするまでやめられなかったり、入院するほど苦しんでも尚吸ってしまう人がいるのは、このタバコの麻薬並みの中毒性にあります。

病気だと捉えるならば、本人が気合を入れても妻に叱られても治るものではなく、適切な治療が必要だと思えるはずです。

今まで禁煙は「本人にやる気が足りないからできない」と思っていた方は、この認識のズレを正して、まず「禁煙は本当に難しいことだけど、それでも夫に頑張ってもらう」という意識を念頭に置いてみて下さい。

それだけでも言い方が変わりますので、関係の悪化を防げますし、前向きな対策を一緒に考えていけると思います。

日本でも2006年から喫煙を習慣ではなく依存症としての「疾患」と捉え、2013年には14800を超える医療機関で禁煙治療の保険診療が実施されるようになりました。

夫にもニコチン依存症の自覚が出てくれば、今まで躊躇していた病院での治療にも関心を持ってくれるかもしれません。

タバコの害を改めて認識すると怖くて居ても立ってもいられず、ついつい「今すぐ禁煙!」と夫を責めたくなってしまいますが、ちょっと一呼吸おいて下さい。

そのまま気持ちをぶつけてしまうのは『逆効果』になってしまうかもしれません。

「心理的リアクタンス」の起きない言い方を考えて夫の禁煙を応援

人間にはもともと自分の意志で行動を決定したい欲求がありますが、その自由が脅かされると反発して逆の行動をとってしまう「心理的リアクタンス」という心理現象があります。

例えば、今ちょうど鏡が汚れているから拭こうかなと思っていた時に、夫から、「鏡が汚れてるじゃん。早く拭いとけよ。」なんて言われたら、急にやる気が失せませんか?

自分でやろうと決定していた時にはなんでもないことでも、他者から強制されたり押し付けられたりすると心理的に抵抗したい気持ちが生じます。

「赤ちゃんに何かあったらどうするのよ!今すぐタバコやめなさいよ!」

これだと「宿題やりなさい!」と言われた子どもが途端に言い訳を始めるように、夫の中に芽生え始めていた禁煙の芽が萎れてしまうのです。

禁煙は正しい行為だからやりなさいという言い方をしてしまうと「出来て当たり前、出来ないのはあなたのせい」だということになり、夫は責められている気分で反発心が生まれてしまいます。

一刻も早く禁煙してほしいのは当たり前の感情ですが、ここで思い出してほしいのは「タバコの害からあなたと赤ちゃんを守る」という一番大切な目的です。

そこで重要になってくるのは、夫が自ら禁煙しようと思える言葉がけです。

「外発的動機付け」ではなく「内発的動機付け」で禁煙を目指す

人間の「なにかをしよう」というモチベーションは内発的動機付けと外発的動機付けに分かれています。

ごく簡単に説明しますと、内発的動機付けとはその行為自体が楽しい、利益にならなくても自らが心の満足を得る為にする行動です。(趣味など)

一方、外発的動機付けとは義務・賞罰・強制などに基づく行動です。

「給料の為」「上司に怒られるのが嫌だから」会社に行くなど、その行為自体が目的ではなく、別に理由があってする行動のことです。

内発的動機づけの方が質が高く持続することが、様々な研究により明らかになっています。

つまり、「妻に小言を言われるのが嫌で禁煙した」では一時的なものに終わり、挫折する可能性が高いのです。

では、どんなアプローチが効果的なのでしょうか。

夫がタバコをやめられない原因(ストレス)は何かを考えてみる

ストレスが溜まるからタバコがやめられないのならば、そのストレスを軽減するのが禁煙への近道です。

「仕事のストレス」と言ってしまえば一言で終わってしまいますが、細かく分析すればどこかに改善点があるかもしれません。

実は父親になるプレッシャーを必要以上に気負っている可能性もあります。

仕事への口出しを嫌う夫も多いかと思いますが、睡眠の質を上げたり、食事を疲労回復メニューにしたり、少し夫を気遣ってみて下さい。

「おっ?」と思って会話が始まれば、それをきっかけに話を切り出してみて下さい。

「私も妊娠中で辛いけど頑張るから、一緒に頑張ってくれる?」

コツはあなただけを責めていないというメッセージの発信の仕方です。

親の介護や合わない上司など、こちらの努力では変えられない部分もありますが、夫のストレスの捉え方や対処の仕方が変われば希望の光は見えてきます。

家庭での自己肯定感を高めて、夫のやる気を引き出す

自己肯定感とは読んで字のごとく、自己を肯定する感覚・感情のことですが、これは小さな成功体験を積んだり、人に認められる(褒められる)ことによって高めることができます。

日本人は仕事においても家庭においても自己肯定感が低いことでストレスを感じてしまう人が多くいますので、家では「俺はやればできる」「俺は家族に必要とされている」と自信を持てるような声かけを心掛けて下さい。

例えば、禁煙を始めることができたらこんな感じの声かけをしてみて下さい。

「今日一日吸わないでいてくれたのね。赤ちゃんの為に頑張ってくれてありがとう。」

セリフや言い方は夫の性格に合わせて変えていただきたいのですが、責められるより褒められた方が、誰だってもっと頑張ろうという意欲が湧いてきます。

成功体験を自覚してもらい、今の夫の努力に対して感謝や賛辞を伝えることで夫の自己肯定感を高めて下さい。

禁煙後3日以内に離脱症状(禁断症状)のピークが訪れ、イライラして落ち着かなくなったり、吸いたい衝動が押さえきれない、眠れないなど様々な症状が現れます。

外へ連れ出して一緒に体を動かしたり、何か作業をしてとにかくタバコのことを考える時間を減らす、口寂しかったらお茶やガムを差し出して乗り切るなど、手助けをしてあげて下さい。

2、3週間は辛いそうなので、タバコに関連するものは目につかないところに隠して、喫煙者が多そうな場所には行かないよう心掛け、できるだけ夫が誘惑に負けないよう工夫をして下さい。

吸わなくなって節約できたお金を貯めておいて、数日我慢出来たらお祝いしたり、ご褒美を設定するのも効果的です。

夫も実はわかっている…正論で夫を責めないよう注意しよう

  • 「お隣の旦那さんは子どもの為に禁煙したんですって」
  • 「赤ちゃんができたら妊娠するのは常識よね」

これは夫が嫌がるアプローチの例です。

人間にとって世間一般の常識を言われたり、「普通」を押し付けられるのは辛いことなのです。

「隣の奥さんは○○なのに、なんでお前はできないの?」
先の禁煙の話題を自分に置き換えて言われると、思ったより嫌な言い方だなと感じると思います。

夫も赤ちゃんの為に喫煙は良くないことだとわかっていますし、口には出さなくても禁煙したいと内心思っている人もいます。

中毒になっているだけで、「タバコがやめられない=愛情が薄い・親になる覚悟が足りない」わけではないことは理解してあげて下さい。

「タバコの方が私の身体や赤ちゃんより大事なんだ…」
こういう言い方をしてしまうと、結局外発的動機付けになってしまうので、隠れて吸ったり、ストレスが増えて逆効果になりやすいです。

政府の受動喫煙防止対策により、いろいろな場面で喫煙者は肩身の狭い思いをしていますので、正論で責めるよりもプラスの感情を引き出す動機付けを心掛けて下さい。

周りに協力者がいれば、他者の成功体験を共有するのも一つの方法

妻からいろいろ言うよりも、夫が懇意にしている方や信頼している友人が励まし合って一緒に禁煙をしてくれたり、禁煙成功者がアドバイスをしてくれると素直に受け入れやすいです。

ただし、こちらがあまりコントロールしてしまうと先の心理的リアクタンスが起こってしまうので、夫が自分からコンタクトを取るように仕向けられれば一番いいです。

また、少しでも夫の気持ちが禁煙に傾いてきたら、どんな時に吸っているかをチェックして、生活習慣を見直すのも効果的です。

食事の後に一服が習慣になっているなら、食後はすぐに食卓から移動するよう促したり、歯磨きやガムなどでタバコを口に運ばない代替案を示したり、喫煙につながる行動を記録して改善します。

無意識に何気なく吸ってしまう人も多いので、書き出してみると夫の喫煙に対する傾向がわかり、対策が立てやすくなります。

禁煙がうまくいかない…副流煙を減らす「次世代たばこ」などの次善策を!

禁煙にとらわれ過ぎてうまくいかないのならば、夫の健康はひとまず置いておいて、母体と赤ちゃんを守ることを優先させてください。

赤ちゃんには本当に煙を吸わせたくありませんが、喫煙者だとわかっていて結婚したのですから、どうしてもダメならいきなり禁煙ではなく、諦めてこちらも少し妥協しましょう。

せっかくタバコをやめてくれても、夫のイライラがあなたにとっても耐え難いものだったり、浪費やお酒にストレスのはけ口を求めて悩みが増えてしまうようなら、禁煙できてもその後の生活に支障が出てしまいます。

夫にどうしても禁煙に対する拒否反応があるのならば、いきなりゴールを目指すのではなく、まずは受動喫煙の害を減らす喫煙方法に切り替えてもらって下さい。

うまくいったら、次はできるだけ健康や家計の為にタバコを減らしてもらい、最終的にあなたが許せる範囲での決着に落ち着かせるという形に目標を変更しましょう。

お腹に赤ちゃんがいて目に見えないとなかなか父親ホルモンが出なくても、赤ちゃんを抱っこした瞬間急に自覚が出てくる夫もいます。

ただでさえ妊娠中は気持ちが不安定になっています。うまく行かないとイライラしたり、くよくよと思い悩むのはお腹の赤ちゃんにも悪影響です。

次世代タバコを検討してみる

最近ヒートスティック型タバコ「iQOS(アイコス)」や電子タバコなど、副流煙の害の軽減を謳った新たなタバコがいろいろと登場しています。

まだ歴史が浅いので様々な意見が出ているものの、2015年英国公衆衛生庁では電子タバコが従来のタバコ(使い捨て紙巻きたばこ)よりも95%害が少ないと報告しています。

まだ長期的な研究結果が出ていませんし、喫煙家にとってはサッと吸えないということと、煙ではなく蒸気を吸い込むものですから慣れるまで時間がかかるという欠点もあるようです。

ですが、燃やさないので臭いの元でもあるタールの有害物質を大幅に軽減できるだけでも一緒に暮らす家族にとってはメリットは大きいです。

無害であるとは言い切れませんが、まずはこちらに移行してそれからそれも辞めていくという流れを検討してみてもいいかもしれませんね。

ただし、世界保健機関(WHO)では一部粗悪な製品に関して毒性のある物質が含まれている可能性があると注意を呼び掛ける声明を出していますし、国民生活センターでも注意を促していますので、購入の際は販売元や製品情報をよく確認してください。

一番考えなくてはいけないのは『母体と赤ちゃんへの影響』です。

禁煙がどうしてもうまくいかないのであれば、できないことに時間を費やすより、すぐにでも軽減できる方法を取り入れるべきです。

技術の進歩により様々な商品が開発されていますので、検討してみて下さい。

喫煙専用のスペースを作る

「我が家には空気清浄機があるから大丈夫だよ。」と言って家の中でもタバコを吸っている人の話をたまに聞きますが、それは勘違いです。

ほとんどの家庭用空気清浄機の説明書をよく読むと「タバコの煙や臭いは取れても有害物質は除去できません」と記載されています。

タバコの有害物質は花粉などと違い一酸化炭素などの「気体」が主なので、残念ながら普通のフィルターでだけでは取り除くことはできません。

ただ、会社の喫煙所のように強制排気するタイプもありますし、これだけいろいろな技術が製品になっているのですから、タバコの有害物質を除去できる製品が今にも開発されるかもしれません。

完全な分煙は難しいとはいうものの、禁煙できるまで通い婚にしたり、夫しか入れないタバコ専用部屋を作ってしまうのも受動喫煙の害を減らすという意味では一つの手です。

全ては除去できなくても、PM2.5対策のとられた空気清浄機(直径が2.5ミクロン以下の粒子状物質がPM2.5なので、タバコの煙も含まれる)のある部屋だけでタバコを吸うようにしてもらい、受動喫煙の害をできるだけ少なくしましょう。

シャワーや着替えで三次喫煙の被害をできるだけ抑える

呼気には喫煙終了後40呼気(200秒)は煙粒子が含まれるそうなので、4分ほどは吸い終わってもタバコ部屋にいてもらい、洋服は三次喫煙の害の心配があるので着替えてから赤ちゃんに触るなど、細心の注意を払ってもらいましょう。

タバコ専用部屋で吸って、シャワーを浴びてから赤ちゃんに触るなど、話し合ってルール作りをして禁煙がうまくいくまでは試行錯誤で乗り切って下さい。

さすがに面倒なので、「赤ちゃんをもっと抱っこしてあげたいから、頑張って禁煙しようかな。」という具合に、いい動機づけになってくれるとよいですね。

ただ、これを「タバコを吸うあなたが悪いのだから…」と強要すると夫からの反発は必至です。

あくまでも呼気にも有害物質が含まれるといったデータを示して、できるだけタバコをやめるまでの代替案は、夫自ら考えてもらって下さい。自分から申し出たものと強制されたものでは意識が違ってきます。

他にも、リビング・車など赤ちゃんが触るところでは絶対に吸わない、ベランダで吸っていて訴えられた例もありますし、近隣住民にも迷惑を掛けないなど、煙を意識した対策を立てて下さい。

その際禁煙できないことを責めるよりも、一緒に子育てをしたいからタバコの煙を何とかしてほしい気持ちを言葉に出した方が、夫のやる気も俄然変わってきます。

「私はタバコのせいで一緒に居られないのは嫌。子どもとも一緒にいてほしい。だから、禁煙頑張って。」常に意識してプラスの感情を引き出す言い方を用いましょう。

夫婦に溝を作らない為に、責めずに促す言い方を事前に考えておこう

禁煙は、どうしても相手を責めてマイナスの感情を生みやすく、夫婦がお互いに辛い思いをしやすい問題です。

ただでさえ妊娠で精神状態が不安定な時期に、夫婦間に溝ができてしまうのはできる限り避けたいです。

夫の自己肯定感を高めることによってうまく禁煙してくれれば理想的ですが、依存性もありますし、長年の習慣をすぐに変えるというのはなかなか難しいことです。

せめて次善策でもいいので、お互いの落としどころを見つけて少しでもタバコの害と母体のストレスを軽減してください。

実際に生まれた赤ちゃんを抱っこしたら、途端に父性に目覚める男性もいますので、最初の段階で禁煙に対して意固地にさせないよう注意しましょう。

情報だけは発信しておいて、きっかけがあったら背中を押せるよう土台作りをしておいてください。

「夫が禁煙できず、夫婦間がギスギスしただけだった」という結果になるくらいなら、できるだけ自分と子どもをタバコの害から守り、機会を待つ方が利点が大きいです。

譲歩できるところは最大限してもらい、こちらも病気・中毒のようなものだと理解し、相手の人格を責めるような発言をしないように気をつけましょう。

妊娠中の自分の身体の管理だけでも大変なのに、夫の禁煙の為にいろいろと気を遣うのは本当に大変だと思います。

ですが、先のタバコの害の部分で説明させていただいた通り、タバコは母体にも胎児にも本当に危険なものです。

夫を禁煙させるのは今後の家族のあり方を考える上でも大事な要素ですから、うまくいった時の家族の姿を想像して、赤ちゃんの為にも頑張りましょう。
みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    ”子宮外妊娠がしずらい”

    日本語からやり直したほうがいいです。

  • 無記名さんさん


    “日本語を学び直した方がいいです”

  • 和三盆さん

    別居するくらいなら喫煙者と結婚しなければいいのでは?

    • 無記名さんさん

      妊娠しても禁煙できないような男いらないとおもいますw

  • 無記名さんさん

    別けて←こんな言葉ありますか?

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