- 小さな子どものケンカ、わが子ばかり信じず、両方の言い分を聞こう | MARCH(マーチ)

小さな子どものケンカ、わが子ばかり信じず、両方の言い分を聞こう

2014/05/05

「子どものケンカに親が出る」・・・あまりいいこととして使われる言葉ではありませんが、小さな子どものケンカには、やはり親や先生などの大人の手助けが必要な場合があります。

小さな子どもは常に「自分が正しい」

小さな子どもは、自分という1つの視点でしか物事を見ることができません。常に自分中心の視点なので「悪いのは相手、自分は正しい」のです。例えば、お互いが走っていて正面衝突したとします。どちらかが避ければ済んだ話ですが、お互いに「自分が走っていたところに相手が走ってきて邪魔をした」と主張する、といった具合です。

また自分がしたことは棚に上げて、されて嫌だったことだけを言いつけに来ます。例えば、自分が通せんぼをして通してあげなかったから、相手の子が押しのけたため転んでしまった時に、「○○ちゃんが押した」と言ってくる、といった具合です。

自分でやり返す子は誤解されやすい

子ども同士がケンカをした際、誤解されやすい子がいます。それは自分でやり返す子です。一般的にやんちゃの子に多いですね。いやだと言えない子、自分でやり返すことのできないタイプの子どもは、何かあると大人に解決の手を求めてきます。ですから相手を泣かせたりすることは少なくなります。被害者的立場でものを言ってくることが多くなります。

一方、自分でやり返す子は大人に助けの手をあまり求めませんから、いやな時は「いや」とはっきり言い、腹が立てば手を出してしまうこともあります。やりすぎて相手を泣かせてしまうこともしばしば。手を出してしまうと加害者的立場となり、何はともあれ叱られます。

実際にこんなことがありました。双方の親が見てないところで子ども同士のもめごとがあり、1人の子がお母さんに「△くんに蹴られた」と言いに来ました。そのお母さんは、前にもその子に押された、叩かれた、と言っていたのを知っていたので、とうとう怒って「どうしてそんなことするの?前にも痛いことしたよね?うちの○くんが何したっていうの?」と△くんを叱りつけました。

△くんのお母さんが蹴ったかどうかを△くんに聞いたら「蹴ってない。当たっただけ」と言いました。足が当たって痛い思いをさせたことは事実なので、△くんのお母さんは○くんとお母さんに謝りました。でも△くんは絶対謝りませんでした。

事実関係はこうでした。△くんが廊下で寝転がっていたら、○くんがダメと言って無理に起こそうとしたので「いやだ」とバタつかせた足が当たっただけのことでした。実はその日、○くんは△くんがやることを全部ダメダメ言ってまわっていたようで、△くんも我慢できなかったようなのです。

双方の言い分をきちんと聞こう!

果たして△くんは、あんなに叱られる必要があったのでしょうか。○くんは完全なる被害者でしょうか?それまでの経緯と、双方の話を聞かないと判断できませんよね。最初に述べたように、小さな子どもは自分有利の視点でしか話しませんし、語彙も十分ではないので、正確な話は掴みにくいと思います。

けれど双方の言い分を聞くことで、見えてくるものがあります。自分の子どもの言い分は信じてあげて『事実』としてきちんと受け止めます。けれどもそれが100%『真実』だとは思わず、相手の子の言い分も聞いてあげて、仲を取り持ってあげましょう。

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