子供が風邪をひきやすい…風邪をひきにくくする免疫力を高める生活スタイル

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2017/04/11

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よく風邪をひいてしまう子もいれば、あまり風邪をひかない子もいますよね。

その違いは、主に病気の元になる細菌やウイルスと戦うための免疫細胞が活発に働いてくれるかどうかで異なります。

風邪をひいて体に症状が出るのは、病気に蝕まれているのではなく免疫細胞を活性化させているから。実は、あまり薬に頼らずに風邪と戦う事も重要なのです。

保育園や幼稚園などの集団生活が始まると、子供が病気に感染する機会が増えます。次から次へとうつされる風邪を予防できずに、不安に思っているママも多いかと思います。

しかし、風邪を引かないと免疫力が高まらず抗体もできません。

普段の生活で、子供のために使っていた除菌グッズや、寒さをしのぐための厚着も免疫力アップの妨げになっているかもしれません。

では、どのような環境作りが子供の免疫アップに繋がるのでしょうか。免疫力を高めるおすすめの生活スタイルについてご紹介します。

免疫アップのチャンス!風邪をひいたら抗体をつくろう

子供が熱を出したりすると不安でたまりませんよね。

しかし、咳や鼻水・発熱といった症状こそ免疫力を高める行為なのです。風邪をひいたら薬で進行を抑えるよりも病原体と戦う事が大切な場合もあります。

風邪の症状は免疫力を高めている証拠

体の中に侵入した病原体に対して、免疫細胞が攻撃をし抗体が作られると自ずと免疫力を高める事になります。

風邪にならないように抗菌・除菌を徹底したりすぐに風邪薬を飲ませたりせずに体調が悪化していなければ、頑張って病原体と戦った方が免疫アップに繋がります。

発熱するのは免疫細胞が活発化しているから

風邪の病原体が体内に侵入すると体は熱を発します。病原体は低温の方が繁殖しやすい性質を持っているので、その活動を抑えるために熱産生を促すのです。

体温が高いと免疫細胞の働きが活発になり病原体と戦いやすくなります。

そして免疫細胞が抗体を作る事で、またひとつ免疫力を高める事ができるのです。

鼻水は免疫細胞が戦った証!どんどん出そう

鼻水には病原体から体を守る役割があり、鼻から外部へ追い出す働きがあります。鼻水が出る症状は体の免疫細胞が働いている証拠なのです。

黄色っぽい鼻水には、病原体と戦った免疫細胞の死骸と死滅した病原体が混じっています。つまり体の中で病原体と激しい戦いをしている真っ最中なのです。

免疫細胞のためにも鼻水は止めたりせずに、どんどん出してあげたほうが良いのです。鼻水は病原体を追い出していて、鼻づまりは病原体が入ってこないようにブロックしている働きなのです。

しかし、鼻が詰まって息苦しそうにしており睡眠が上手く取れないような状態であれば、耳鼻科に相談しましょう。しっかり睡眠を取って疲労が回復しないと、体の中の免疫細胞の働きが低下してしまいます。

抗生物質や解熱剤が免疫を低下させるかも…

抗生物質は「細菌」を攻撃する薬です。そのために、免疫細胞を活発化させる働きのある善玉菌も死滅させる事ができてしまいます。

有害な細菌を抑制・排除するので特有の病気には効果を発揮しますが、体に必要な細菌までも死滅させてしまうのでそれが原因で体の不調が起きる事もあります。

また、一般的な風邪はほとんどがウイルスによるものなので抗生物質は効きません。処方してもらう病院の先生や薬剤師と相談の上、服用を決めましょう。

そしてウイルスを撃退する薬はほとんど存在しません。そのために自分の力で病気をやっつける事ができるよう免疫力をアップする事が重要なのです。

解熱剤は発熱を抑える薬ですが、熱が下がるとウイルスの増殖が再度活発化されたり、せっかくの活性化していた免疫細胞が大人しくなってしまいます。

抗体が作りにくくなるだけではなく、病気が長引く事にもなりかねません。

子供の呼吸が落ち着いていて体力的にも大丈夫なのであれば、熱をたくさん出して病気と戦ったほうがいい時もあります。水分補給には気を付けて経過観察を欠かさないでください。

ただし、子供の様子が異常だったりあまりにも辛そうであれば、医師の指示を受けた方がいい場合もあります。風邪ではない病気が隠れている事もあるからです。

たくさん食べて免疫UP!発酵食品が効果的

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免疫細胞を元気にするには、栄養バランスの良い食事が大切です。お菓子ばかりだったり、好きな物だけを食べていると免疫アップに繋がりにくくなってしまいます。

野菜やたんぱく質、乳製品や発酵食品をバランス良く摂取する事で、病気に強い体が作られます。

腸内環境を整える発酵食品がおすすめ

免疫細胞の60%~70%は腸内で活動して、腸に生息している「善玉菌」は免疫細胞を活性化させる働きがあります。

善玉菌を増やしてくれるのは、納豆や糠漬け、味噌や醤油などの発酵食品が効果的です。また、食物繊維が含まれる根菜類や、乳製品も効果を発揮します。

冷たい物は避けて温かい食事にしよう
冷たい食事は体を冷やし腸内の免疫細胞の働きを鈍くさせます。食事は夏場でも温かいメニューを中心に、飲み物も冷たくし過ぎない方が良いでしょう
和食は免疫アップに優れた食事
カロリーや栄養バランスも良く、発酵食品が多い『和食』は免疫細胞を高めるのにとても効果的です。心もホッと暖まる温かいメニューも多いので頻繁に取り入れたいですね。

免疫アップに特に効果的な栄養素は主に3つ

免疫アップに効果的な栄養素は、主にビタミンA・ビタミンC・タンパク質です。

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • たんぱく質
ビタミンA

ビタミンAは、咽喉や鼻腔など気管支の粘膜を強化し免疫細胞を活発化させる働きがあります。

【ビタミンAが多く含まれる食材】
レバー ウナギ 緑黄色野菜 卵 チーズ 牛乳 海苔 など
ビタミンC

病原体の増殖を阻止する働きのあるインターフェロンという物質の分泌を促進させる働きがあります。またコラーゲンを生成を促す働きがあり、皮膚や粘膜を強くし免疫力を向上させます。

【ビタミンCが多く含まれる食材】
野菜・果物・芋類 など
たんぱく質
免疫細胞を作る為の重要な物質です。抗体は免疫ブログリンというたんぱく質なので、免疫力アップには欠かせないものです。

【タンパク質が多く含まれる食材】
肉類・魚類・豆類・卵 など

たくさん遊ぼう!体を温めれば免疫アップに

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子供は運動して熱を生み出し、血行を良くする事で体中に栄養を巡らせます。血行が良くなったり、体温が上がる事で免疫細胞も元気になります。

こちらの記事により詳細な遊び方について載っていますので、参考にしてみくださいね。

▼免疫力が高くなる遊び方についてはコチラも参考にしてみて!

適度に薄着をさせよう!

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寒い時には自分で熱を発生させて体を温め、熱い時には汗をかいて体温を下げます。

しかし、エアコンが効きすぎていたり厚着をさせていると、自分で体温をコントロールする力が衰えていきます。

すると、自律神経の動きが低下し、血行が悪くなったり低体温になって免疫力低下にも繋がってしまいます。

免疫力を高めるためには、暑さや寒さをしっかり感じる事も大切なのです。

ただ、闇雲に薄着をさせるのは良くありません。とても寒がっている時や体調が思わしくない時は、体をしっかり温めてあげてください。

外遊びで病原体に出会う事も大切

泥んこ遊びや川遊びは積極的に取り入れましょう。子供は外に存在する様々な菌に触れる事で免疫力を強めていきます。

子供が口に手を入れたり物を舐めるのは、適度に病原体を体に入れる事で免疫力を高めている行為です。

自然の中に含まれる少量の病原体にちょっとずつ接触する事で、発熱などの症状を出さずに抗体を作る事ができます。

汚いから触らせなかったり、除菌シートをこまめに使ったりせずに、少し寛容な態度で接し子供を自由に外で遊ばせるのも免疫アップに繋がるかもしれません。

帰ってからのうがいは、温かいお茶がいい!

自宅に帰ったらしっかりうがい手洗いをしましょう。うがいする時は温かいお茶がおすすめ。

抗菌・殺菌作用がある他に、お茶に含まれているカテキンの主成分エピガロカテキンは免疫細胞を活性化させる働きがあると言われています。

たくさん寝て免疫をUPしよう!パジャマの着かたもポイント

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免疫細胞である白血球の生成を促進させるには、夜10時以降には快適な睡眠をしている事が大切です。免疫細胞は特に寝ている間に強化されます。

また、十分な睡眠を取り自律神経がリラックスしていると、疲労の回復だけでなく免疫力アップにも繋がります。

質の高い睡眠をするには、早寝早起きの習慣づけは基本です。寝る前には、テレビやスマホなど刺激の強い光は避け、電気を暗めにして早めに布団に横になりましょう。

絵本の読み聞かせをするなどしてリラックスさせると良いです。手足が冷えていると眠りにつきにくいので、就寝の1時間前くらいにお風呂にゆっくり浸かり体を温めておくのも効果的です。

パジャマを工夫して質の高い睡眠をしよう

寒いからと言って厚地のパジャマを着させるのもあまり良くありません。

寝ている時に暑苦しくなると快適な睡眠を邪魔する事になったり、汗をかいた状態でそのままにしておくと逆に体が冷えてしまいます。

パジャマは比較的薄いものにして暖かい布団をかけてあげる方が快適に寝る事ができます。また子供が布団を蹴ってしまうようであれば、スリーパーを着せるのが良いでしょう。

スリーパーは適度に体を保温してくれて、暑くなれば熱を溜め込まないようになっています。布団を蹴飛ばしてしまってもスリーパーを着ているので体が極端に冷えてしまうのも防いでくれます。

免疫力を高めるには体温UPが重要。生活習慣を改善しよう

最近では、子供でも冷えや肩こりといった体の不調を訴える子が増えています。ゲームやテレビ、エアコンの使いすぎ、運動不足が原因ではないかと言われています。

体が冷えて、平熱が低くなってしまうと免疫力の低下に繋がります。体温を高めるためには、生活習慣を改善する事が大切です。

体温上昇が免疫アップになる体のしくみ

体の温度が上昇し血行が良くなると、栄養や酸素が体中に行き渡り不要な老廃物も運び出せます。体の調子を整えると自律神経の動きも活発になります。

自律神経が整うと、常に体の循環が良いので平熱が高い状態を維持できます。

平熱が高くなると、免疫細胞が活発に働き免疫力が向上します。

体温が低いのは不規則な生活が原因である事も

体温を調整する力が足りないのは自律神経の働きが上手く機能していない事があげられます。

生活習慣の乱れや運動不足が生じると自律神経が乱れがちになります。

  • 外であまり遊ばない
  • 睡眠不足や夜更かし
  • 朝食を食べない
  • エアコンの使いすぎ
  • テレビ、ゲームのやりすぎ など

規則正しい生活をするための3つのポイント

規則正しい生活をし自律神経を整える事は、疲労感の減退・ストレスの軽減にも効果的です。

1日3食、早寝早起き、運動をたっぷりして、快便を心がけましょう。規則正しい生活のために重要なポイントを3つにまとめました。
朝食を食べよう
体温を生み出すには食事が大事です。

特に朝食は体を温めるためにとても重要な生活習慣です。菓子パンなどではなく、温かい汁物とごはん、体の血や筋肉を作るたんぱく質を多く摂りましょう。

朝7時頃には起きて、夜9時頃に寝ましょう
寝る時間が遅かったり朝は寝坊が多くなったりすると体温調整が出来なくなり、朝になっても体温が低いままで夜は逆に体温が高くなり寝つきにくくなります。

生活リズムが一度崩れると悪循環にはまってしまい、体調がますます悪化していく原因にもなります。

体温調節を正すには早寝早起きをしましょう。朝日を浴びると同時に目を覚まし、夜はテレビやゲームで刺激を与えないようにして早めに寝室に入りましょう。

運動にお風呂。積極的に体を温めよう
運動は体を動かし熱を生み出します。お風呂は体をしっかりと温め、疲労回復と共にリラックスする事で自律神経も整います。

お風呂を面倒くさがってシャワーだけで済ましたりせずに、ゆっくりお湯に使って体の芯まで温めましょう。

免疫って何?体の免疫について知ろう

「免疫力を高めたい!」と言ってきましたが、免疫ってそもそも何でしょうか?『免疫』について知るところも大切です。

免疫とは病気に対抗する細胞の働きの事

免疫とは、体の中に侵入してきた細菌やウイルスと戦って退治する事で体を正常に保つ働きの事を言います。

一度経験した「はしか」などの伝染病にかかると、ほとんどの人は二度とその病気にはかからなくなります。これを「免疫ができた」と表現します。

免疫システムの主役は白血球という免疫細胞です。

体の中に病原体が侵入してくるとその白血球が抗体を作り出し病原体を攻撃する事で、体に症状が出る前に死滅させたり、もしくは症状が出ても戦う事で体から排除してくれます。

免疫細胞が病原体と戦うと抗体ができる

免疫細胞は病原体が体に侵入すると「抗体」という物質を作る事で、その病原体を攻撃できるようになり体を守ってくれます。

抗体は、免疫ブログリンというたんぱく質でできています。一度体の中で作られると次に同じ病原体が入ってきても感染しにくかったり軽症で済んだりします。

免疫力が高い子供は、免疫細胞が元気で抗体が多い

病気にかかりにくかったり発症してもすぐ治る子供は、免疫細胞が元気で病原体に対する抵抗力が高いためです。

免疫システムが活性化していて抗体を上手に作る事ができます。また、病原体に対応できる抗体を多く持っている事も理由のひとつです。

免疫力を引き出し体の強い子に育てよう

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免疫力を高めるためのおすすめの生活スタイルを紹介しました。免疫細胞を元気にさせるのは、規則正しい生活が基本です。今の生活習慣を見直すところから始めてみてもいいかもしれませんね。

体の強い子に育てるために、母親の愛情をたっぷり注ぐことも免疫アップに繋がります。リラックスすると自律神経が整うためです。

規則正しい生活習慣とお母さんの愛情で、元気いっぱいの子供に育てましょう。

みんなのコメント
  • Tommy02さん

    えーと、記事が科学的にみて間違っています。ビタミンCが、風邪予防に効くというのは俗説です。ビタミンCには、そんな効果はない、というペーパーはたくさんあがっています。

    • ニックネームさん

      ビタミンCが白血球の一つの好中球を活性化して強くするという論文も沢山でてますよー
      それと、血中のビタミンC濃度が高い人は白血球の活性が高いという論文も出てます
      実際免疫機能の大部分を担う白血球が活動的だと予防にも治癒にも左右してくるわけですからビタミンCは効果的と言えると思います
      勿論バランスが大事ですが

  • aayaさん

    就寝時の暖めすぎ・厚着はSIDSの原因にもなるのでそちらも記載された方がよろしいのでは?

  • 無記名さんさん

    風邪予防にはビタミンDじゃないんですか?!

  • 無記名さんさん

    東洋医学研究家です。
    記事は間違ってはいません。
    ただ、現代において、まだまだ身体について見解されていない事も沢山あるのも確かです。
    色んな考え方があるのも確か。
    何を信じるかよりも何が自分の身体に一番適しているのかを見つけ予防する事が一番大切なのでは?

  • 5歳児母さん

    通りで風邪ひかないわけですね…
    ここに書いてあることしかやってくれない子です。

    良いことだけど付き合わされる私は結構大変ですね。はぁそろそろ引き出しの中半袖に変えないと…

    普段絶対上着きてくれないのにさらに脱いで雪の中、半袖で走り回った日には心配でした。サッカー後に17時まで延長保育→公園ルートなのに夕方から寝られるのもお風呂に夕飯にかなりバタバタです(TT)誰か誉めてくれなきゃやってけないです!←

  • めぐさん

    うちの子も病気しません。周りにいつも元気だねと言われます
    確かによく食べよく遊びよく寝ます
    裸で寝たがります
    好き嫌いはありますが…

  • ダメママさん

    仕事してると長く休むの気まずいし、すぐ熱下がって欲しくてすぐ病院連れて行き薬飲ませちゃう。長引いて休んで病院連れて行ってないなんてわかったらキレられそう。
    でも、強くなるにはしっかり戦わせないとなんでしょ。職場に伝えてほしいよ

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