育児に対する不安を解消!妊娠中にしておくべき心の準備

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2017/06/26

妊娠中に出産後の育児に対して不安な気持ちを抱くママはとても多いものです。

ただでさえつわりによる不調や、体形やホルモンバランスの変化などで戸惑っている妊娠中。さらにこの後どんな生活が待っているのか?と心配になってしまうのです。

初めて育児を経験するママや、身近に赤ちゃんがいない生活が長い方は、新生児との過ごし方をイメージしづらいことが多いです。大きくなるおなかを見ながら不安ばかりが募ったりします。

自分の育児を経験していないと、赤ちゃんがどんな風に毎日の時間を過ごしているのか、どんな特性や特長があるのかなどをなかなか想像できません。

しかしそれを事前に勉強したり、知ることによって育児に対する心構えができ、漠然とした不安を解消するのに役立ちます。

妊娠中に勉強しておくべき赤ちゃんや育児の特徴について紹介します。

赤ちゃんはもちろん、ママにもとても大切な睡眠

「産まれたばかりの赤ちゃんは一日の大半を眠って過ごします…」という趣旨の言葉を育児書などで見たことがある方も多いと思います。それだけ聞くと、眠っている間はママの自由になるから楽なのでは?と思う方もいるかもしれません。

たいていの場合、新生児が長時間まとまった睡眠をとることはあまりありません。一日中細切れに少しずつ睡眠をとり、起きると泣き始めるということの繰り返しが続きます。

数時間ごと、赤ちゃんによっては1時間おきには起きて泣き始める…という状態を1日24時間、毎日繰り返す生活になります。

睡眠リズムが整っていない赤ちゃんにとって昼夜の区別はありませんから、当然夜中でも早朝でもそのサイクルが続きます。

もちろん赤ちゃんによって個人差はあり、起きても機嫌よくあまり泣かない子や、早い時期から夜はまとまった時間寝てくれる子など、いろいろな特徴はあります。

でも基本的に、新生児のお世話をしているママはその細切れ睡眠の生活で睡眠不足に陥り、そのため心身ともにとても疲れます。

育児中に睡眠を少しでも多く確保するコツ2つ

睡眠不足の状態では、辛いばかりでなかなか育児を楽しむ余裕がもてません。健康的に子育てに集中できるように、赤ちゃんとの生活の中でママもできるだけ睡眠をとれるコツを紹介します。

  • 出産後1カ月ほどはママもすぐに横になれるスペースを確保
  • 家事は無理をしないでほどほどに

ひとつずつ見ていきましょう。

1.睡眠出産後1カ月ほどはママもすぐに『横になれるスペース』を確保

「床上げ(とこあげ)」という言葉を聞いたことのある方も多いと思います。

出産後、ママが産後の疲れや悪露、会陰切開などの傷を癒して回復するまでの期間を産褥期(さんじょくき)と呼びますが、体力を取り戻し日常生活に戻ることを「床上げ」と言います。

昔から床上げの時期は産後1カ月くらいと言われています。その間はママの布団を敷いたままにして、なるべく無理をしないようにすぐ横になることが出来るようにするのです。

産後の状況はひとそれぞれです。里帰り出産でしばらくは実家にお世話になる方もいるでしょう。逆に自宅に母親や家族がサポートをしに来てくれる方、退院して自宅に戻ったらすぐに以前の日常生活に戻らなければならない人などもいるでしょう。

どのような場合でも、産後少なくとも1カ月は、赤ちゃんのお布団やベビーベッドの隣にママ用のお布団も敷いたままにしておきましょう。

赤ちゃんが眠るタイミングでママもすぐに体を休めたり、お昼寝することができるようにしておくことをおすすめします。

また慣れてきたら、横になったまま赤ちゃんに授乳をする添い乳を試してみるのも良いでしょう。特に夜中の授乳は、その度に覚醒するのはママにとって心身共に疲れます。横になったままおっぱいをあげることができれば、その負担を軽くすることができます。

赤ちゃんのリズムをみながらママも上手に睡眠をとり、なるべく体を癒してあげるようにしましょう。

2.『家事』無理をしないでほどほどに

家事をきちんとこなす方や、キレイ好きのママにとって産後負担になりやすいのが家事全般です。赤ちゃんのお世話で忙しく、体も疲れて思うようには動けない中、家事を完璧にこなすのはとても難しいことです。

育児に時間をとられて思うように家事をこなせなかったとしても、そのことで落ち込んだりイライラしたりする必要はありません。「そういう時期だから仕方がない」と割り切る気持ちを持つようにしましょう。

決して家事をサボっている訳ではないので、自分を責める必要はないのです。なるべくストレスを溜めないことが大切です。

産後に重要なのは家事を完璧にこなすことではありません。赤ちゃんもママも穏やかに子育てに集中し、お互いの生活のリズムを作っていくことです。その中で徐々に家事をこなすタイミングやリズムもつかめてくるようになるでしょう。

家事に集中できる余裕が生まれるまでは、ママは時間と体力に余裕がある時に家事をこなすくらいで十分です。疲れたり、無理と感じる時はできる限り寝て、体を休めることに集中しましょう。

またパパの協力も大事です。週末に溜めておいた洗濯を手伝ってもらったり、買い物をしてきてもらうなど、二人で話し合って家事をこなす工夫をしてみましょう。

ママがまとまった睡眠をどうしてもとりたい場合には、「夜中の授乳をミルクに切り替えてパパにお願いする」という方法をとることもできます。夫婦で上手にママの負担を軽くするのがポイントです。

スムーズな授乳を成功させるには妊娠中からの努力が大切

赤ちゃんを産んだらおっぱいが自然に湧いてきて、乳首をくわえさせればすぐに授乳できる…となんとなくイメージしている方が多いもの。けれども実際にはそう簡単にいかないのが授乳です。

出産後授乳をスムーズに行うためには、妊娠中からのおっぱいのケアがとても大切。特に初産のママの乳首はまだ赤ちゃんに吸われたことがないため、固く短く、吸いにくい形をしていることが多いのです。

また日に何度も強い力で吸われるので、多くの母乳育児のママは乳首が傷つき、その痛みでつらい思いをすることがあります。そうなると幸せなはずの授乳タイムが台無しです。

順調に授乳生活を迎えられるよう、妊娠中におっぱいのケアをしておきましょう。

スムーズな母乳育児を迎えるためのコツ

出産後スムーズに母乳をあげることができるようにするポイントは主に2つあります。

  • 乳首を赤ちゃんが吸いやすい状態にしておく
  • 母乳の分泌を促すケアをしておく

ひとつずつ見ていきましょう。

1.乳首を赤ちゃんが吸いやすい状態にしておく

前の項でも少し触れましたが、初めて出産するママの乳首はまだ赤ちゃんが吸いやすい形をしていません。固くて短いことが多く、少しの負担で傷つきます。人によっては陥没している場合もあります。

小さい口の赤ちゃんが上手におっぱいを咥えるためには、乳首が柔らかくて引っ張った時に2センチくらいの長さがあることが理想です。

なるべく理想の形に近づくように、お風呂に入って体を温めたら乳首をつまんで伸ばすマッサージをすると効果的です。慣れるまでは少しつまむだけで痛みを感じることもあります。

毎日続けることによって乳首は少しずつ柔らかくなり、痛みも減ってきます。そうなれば、出産後赤ちゃんが乳首を咥えた時の負担が軽くなった証拠です。裂傷の予防にもつながります。

陥没している乳首の方は、赤ちゃん用品を扱うお店などで手に入る「乳頭吸引器」を使ってケアしておきましょう。乳頭にかぶせて乳首を吸い出すための器具です。続けて使用していれば陥没が改善し、柔らかく吸いやすい乳首になっていきます。
2.母乳の分泌を促すケアをしておく

赤ちゃんを産んだら勝手に母乳が溢れるように湧いてくる、という方は稀です。たいていは出産後に母乳があまり出ず、足りないかな?と悩みをもつ場合が多いのです。

お風呂に入って血行が良くなったら、片方ずつおっぱいをマッサージします。両手を使って下から全体を持ち上げるようにし、その後中央に寄せていきます。また様々な方向へマッサージするのも良いでしょう。

そうすることによりおっぱいの血行が促進され、乳腺や乳管が開いて母乳の分泌を促す効果が期待できます。

出産後スムーズに授乳を行えると、育児の負担感がとても減ります。妊娠中になるべく上手におっぱいのケアをして、赤ちゃんとママのために備えましょう。

泣くのが仕事!?とにかくよく泣く赤ちゃん

赤ちゃんにはその時期にしかない特徴があります。時にはそれが、育児をするママにとって負担になることもあるのです。

「赤ちゃんは泣くのが仕事」と言われることがありますが、個人差はあれ、やはり赤ちゃんはよく泣きます。そしてママにとっては辛いことに、自分の産んだ赤ちゃんの泣き声を聞くとソワソワと落ち着かない気持ちになったりすることがあるのです。

本能的なものが原因とも言われていますが、ママは赤ちゃんが泣くと疲れていても忙しくても「何とかしてあげたい」と動かざるを得ない生き物なのです。

そしてオムツを変え、おっぱいもあげて、汗をかいていたから服も取り替えてあげて…と思いつくことを全部してあげたのになぜか泣き止まない!どうしたらいいの!?と混乱することも多々あります。

うちの子は抱っこしてスクワットするとなぜか泣き止む、という特徴を見つけてしまったら、連日赤ちゃんを腕に抱えてスクワットの日々…ということもあります。ちなみにうちの上の子はそうでした。

小さな物音ですぐに起きて泣いてしまうし、一度泣くとなかなか終わらない、それが赤ちゃんの特徴です。

時にはその泣き声に疲れてしまうこともあるでしょう。でもそれは育児でみんなが経験することだと割り切って、乗り切る気持ちを持ちましょう。

予想以上に頻繁にやってくるオムツ替え

赤ちゃんのオムツをどのくらいの頻度で交換するか、出産前にチェックしているママはどのくらいいるでしょうか。出産後に助産師さんからオムツ交換のタイミングを教わり、「そんなに頻繁に替えるの?」と驚いた方もいるはずです。

新生児の時期は、赤ちゃんが起きて泣く度にオムツを確認・交換するのが基本です。泣くタイミングによって変わりますが、だいたい1日で10回くらいはオムツ交換をすると思っておいた方が良いでしょう。

新生児は少量ずつ頻繁にうんちやおしっこをします。そしてまだ皮膚が薄く弱いため、それを放っておいてしまうとすぐに肌荒れを起こしてしまいます。

頻繁なオムツ替えは毎日続けていると「またか…」という気分になりがちです。しかしオムツ交換は赤ちゃんの成長と共にどんどん頻度も減り、楽になっていくもの。

赤ちゃんとのコミュニケーション・スキンシップと考えて、可愛い赤ちゃんのお世話を楽しむことができるといいですね。

育児をすると日々やってくる初めての経験

育児をして初めて経験することはたくさんあります。その中で、いざという時に予備知識があると役に立つものを紹介します。

  • ママ友づくり
  • 離乳食
  • 病気や予防接種

ひとつずつ見ていきましょう。

ママ友づくりは焦らずに!

小さい子どもをもつママ同士のお付き合いを「ママ友」と言います。ママ友と聞くと、なんとなく「大変そう」というイメージを持っている方もいるかもしれません。

そもそもママ友って必要なの?と思っている方のためにママ友がいるメリットを挙げてみます。

ママ友のメリット
  • 地域や子どもに関するさまざまな情報を交換することができる
  • 子ども同士が仲良くなったり、一緒に遊ぶ機会を増やせる
  • いざという時に助け合うことができる

育児において、地域や子どもに関係する情報はとても大切です。幼稚園や保育園、小児科などの情報や評判はひとりで調べるには限界があります。地域で行われるイベントやお得な情報なども、「知っていれば参加したのに…」ということがあったりします。

ママ友がいれば自分が知りたいことを尋ねることもできます。育児の上でママ友から得られた情報が役に立つことは多いものです。

またママ友の子どもたち同士も自然と仲良くなったり、遊ぶ機会が増えたりします。幼い子どもにとって、同年代の子どもたちと交流するのはとても良い学びの機会になります。

ママ友と良い関係を築いていれば、いざ困った時や助けて欲しい時にお互い連絡をすることができます。「何かあったら連絡する相手がいる」という状態は、育児をする上で精神的に助けられます。

ママ友のデメリット
  • 気遣いに疲れるなど、人間関係が面倒なことがある
  • お金や時間を浪費する

ママ友でなくとも、人間関係にトラブルやストレスはつきもの。

いくら仲良くなっても最低限の礼儀や気遣いは必要です。ただしその価値観が人によってさまざまなのも事実。そんなすれ違いにストレスを感じて疲れてしまうこともあります。

また友達付き合いには時間もお金もかかります。自分のことをやりたいと思っていた時にお誘いが来てしまったり、金欠の時に限ってランチに出かけることになったり…。

いろいろなメリット・デメリットが考えられるママ友づくりですが、一番大切なのは「無理をしないこと」です。

どんな人間関係でも無理をすれば破たんへの一途をたどります。孤独な育児に耐えられるママもいれば、誰か仲間と話したい!という性格のママもいます。

敢えてママ友を作りたいという方は、積極的に公園や児童館、地域の子育ての講座などに参加してみましょう。ママたちとの出会いの場が多いほど、いろいろな人と話すチャンスを持てます。自然とママ友を作りやすくなりますよ。

ママ友を作る必要がないと思う方は、何も無理をすることはありません。たとえママ同士で話す機会があったとしても、その場だけの軽い会話のみで済ます方もたくさんいます。

子どもが保育園や幼稚園に入ると必然的に多くのママと話す機会が増えます。その中から「価値観の合うママ友」が自然にできることもよくあります。

ママ友づくりは無理をせず、くれぐれもそれに気を取られすぎて育児がおろそかになることのないように気をつけましょう。

意外と難しい?離乳食の作り方

赤ちゃんは生後5~6カ月くらいになると離乳食をスタートします。この5カ月頃というのは、ママにとってはどのような時期でしょうか?

この時期は赤ちゃんが産まれてバタバタ始まったお世話が、少しずつ慣れてくる時でもあります。

おっぱいのトラブルもようやく落ち着いて育児のリズムがつかめてきた…というところで「離乳食開始」と言われると、「また何か新しく始めるの?やっとこの生活に慣れてきたのに?」と感じるママが多いのです。

そしていざ離乳食を作ろうとして、必要な調理器具がないことに気づくママもいます。

離乳食はそれまで乳しか口にしたことのない赤ちゃんが固形物を食べられるように段階的に進めていく食事です。

一番初めは「10倍粥」といって、ほとんど水分のサラサラしたおかゆを作ります。その後赤ちゃんの様子に合わせて少しずつ食材を増やしたり、歯応えのあるものに移行していきます。

そんな離乳食の調理には、普段あまり使わない特別な道具や調理器具が必要です。以下のようなものがあります。

  • ミルクパンサイズの小さいお鍋
  • すり鉢とすりこぎ
  • 裏ごし器

離乳食はほんの少量からはじまります。普通のお鍋では大きすぎて作りにくいので、小さいお鍋があるととても便利です。

また頻繁に食材をすりつぶしたり裏ごししたりするので、そのための調理器具は準備しておきましょう。すり鉢や裏ごし器の代わりにブレンダーを使って手早く食材を滑らかにする方法もあります。

いざ作り始める時に慌てることがないよう、離乳食の心の準備もしておきましょう。

スケジュール管理が大変な予防接種と赤ちゃんの病気

生後二カ月くらいから赤ちゃんの予防接種が始まります。

多くのママは、その数の多さに驚きます。赤ちゃんは生後二か月から一歳半くらいまでの間、頻繁に予防接種に行かなければなりません。

予防接種はその種類によって次の接種ができる時期が異なります。同時接種もできるものと、そうでないものがあります。また確実に免疫をつけるために、的確な間を設けながら複数回摂取するワクチンがほとんどです。

さらに「定期接種」と「任意接種」があります。定期接種は国や自治体が乳幼児に接種をすすめている無料のワクチン、任意接種は保護者が接種するかどうかを判断し、接種費用を自己負担して受けるワクチンです。

これらすべてを合わせると大変なのはそのスケジュール管理です。何をどのタイミングで打つのか、多くのママは試行錯誤し、小児科医や保健師さんに相談したりします。

ワクチンには摂取するのに良い時期もあるので、ちょっと忙しいから数カ月待って…ということはなかなかできません。「怒涛の予防接種ラッシュ」という言い方をするママもいるくらいです。

また赤ちゃんは風邪をひいたりお腹を壊したりするなど、体調を崩すこともよくあります。軽い風邪でも重症化することもあり注意が必要です。赤ちゃんがかかりやすい病気はいくつかあるので例を挙げてみます。

  • RSウイルスなどの風邪
  • 突発性発疹
  • 百日咳
  • ロタウイスル下痢症

赤ちゃんはまだ体が未熟なので吐きやすく、熱でぐったりしたり泣き続けたり、親にとって心配な症状がたくさん出てきます。言葉が話せないのでママが痛みなどに気づきにくいこともあります。

予防接種も病気も、気になることや心配なことがあればすぐにかかりつけ医に相談するよう心がけましょう。自治体や保健センターなどでは電話で相談できる窓口があるところもたくさんあります。

いざという時のために相談先の電話番号をメモしておき、いつでも連絡できるようにしておくと安心ですね。

妊娠中、心穏やかに過ごすためにできること

妊娠中、育児に対する不安を感じると辛い気分になりますね。ある程度は仕方のないことですが、できれば楽しく穏やかな気持ちで妊娠期を過ごせるようにしたいものです。

時折「自分は子ども嫌いなのに出産して大丈夫だろうか?」と心配する妊婦さんもいると聞きます。しかし自分の赤ちゃんの可愛さは産んでみなければ分かりません。そして、たとえ小さい子が苦手な方でも、自分の子だけは別!ということは十分にあり得ます。

産まれてくる赤ちゃんは小さくて柔らかくて、ママにとってかけがえのない可愛らしい存在です。一緒に過ごしているだけでたくさんのママが幸せを感じています。そんなことを思い出してみて下さい。

それでも不安を感じたら、自分なりの気分転換法を見つけて試してみましょう。体調が良ければ少しお散歩をしてみたり、赤ちゃんと遊ぶおもちゃを探しにショッピングに出かけてみるのも楽しいでしょう。

もうすぐ出会える赤ちゃんのとの対面を楽しみに、妊娠期を乗り切りましょう!

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