乾燥肌は身体を潤す食べ物で対策!親子で内側から乾燥ケアする方法

コメント0
2017/03/13

乾燥と聞いて、冷たい風の吹き付ける冬を連想する方も多いかと思います。確かに冬の乾燥は親子ともに気になるもの。

しかし、実は身体の乾燥は冬だけじゃなく、年中起こり得るものなんです!

また乾燥することで、その時に受けたダメージを次の季節にまで引きずってしまうことも。

この記事では季節ごとに気をつけたい乾燥についてや、日頃からケアするために取り入れたい食事による対策をご紹介します。

なぜ肌は乾燥してしまうの?健康肌と乾燥肌のメカニズム

そもそも肌はなぜ乾燥してカサカサしたり、痒くなったりするのでしょう?

プルプルに潤った赤ちゃんの肌と、小じわやくすみが気になる大人の乾いた肌には、一体どんな差があるのか、まずはそれらの皮膚の状態を詳しく見ていきたいと思います。

プルプルの赤ちゃんの肌、すなわち十分に水分を保持した状態の肌は肌表面である角質層が下の図のように綺麗な形の細胞でに整い、またそれらの間も細胞間脂質という十分な潤いで満たされています。

またこれらの細胞は常に新しいものが作り出され、肌表面までたどり着いた古くなった細胞は自然と剥がれ落ちていきます。

それによって、紫外線や空気中のほこりなど、外部からの刺激や内側の水分を守っているのです。

しかし逆に言うと、角質層は常に紫外線やほこりなどと戦っている状態。加齢や過度な紫外線の影響、そして空気の乾燥が続くと角質層はベストなバランスを維持できなくなってしまいます。

そして下の図のように、細胞が乱れ、細胞間の潤いも歯抜け状態になってしまうのです。

これが乾燥した肌の状態なのです。

表面を見てみるとよくわかるように、キメが粗くなり隙間だらけですよね。こんな状態では肌の水分は更にどんどん蒸発してしまいます。

また、外部刺激から肌をまもるバリアの機能も十分に果たせないため、敏感肌にもなってしまうのです。

つまり、一度乱れを起こしてしまった角質層は、放っておくと更なる乾燥を招き、肌トラブルの起こりやすい弱い肌になってしまうということ。

もう一度、ベストなバランスで機能する肌を取り戻すためのケアが必要ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

乾燥するのは冬だけじゃない!年間通して気をつけたい乾燥

ケアについても気になるところではありますが、まずは注意すべき乾燥とはどういうものかについてみておきたいと思います。

先にも述べたように、乾燥は年間を通して気をつけていたいもの。皆様は季節ごとに現れる感想が原因となる症状をどのくらい思いつくでしょうか。

すぐにぱっと思い浮かばなくても、聞けばきっと、「そういえばそうだな。」と今までに自覚されたこと、または周りにそんな症状をお持ちの方もも多いかと思います。

まずは改めて日本の四季における乾燥、そしてそこから受けるダメージについて見ていきましょう。

【春の乾燥】冬の過ごし方も影響!?気を抜きやすい季節こそ要注意

寒い冬から徐々に暖かくなり、彩り取りどりの春の花が咲き始めると気分もワクワクしてきますね。

ところが逆に、体調が優れず気分が落ち込んでしまうということも。せっかくのお出かけ日和なのに家から出たくないと思ってしまうのはもったいないですよね。

そんな経験をせれたことのある方は、もしかしたら冬の間に無理をしてしまっていたのではありませんか?

冬は本来、動物たちが冬眠など、冬ごもりをするように春に向けてじっと体力を温存しておく季節。

しかし私たちの冬は、クリスマスや年末年始のイベントが盛りだくさん。つい食べ過ぎたり、生活のペースが乱れたりすることが多くあります。

そんな状況では当然、身体は疲れてしまいます。その疲れが、春に持ち越されてしまい、身体の免疫力を下げてしまっているのです。

さらに春には乾燥しやすい条件が揃っています。

  • 湿度は冬に引き続き、低いまま
  • 降り注ぐ紫外線量が増える

冬の乾いた空気はそのままに、肌に大きなダメージを与える紫外線の量は増えていく…

紫外線によってダメージを受けた肌は、自ら湿度を保つことが難しい状態になりますので、乾燥はどんどん悪化する一方です。

しかし春の怖いところは多くの人が冬ほど乾燥対策を重視せず、さらに夏ほど紫外線への対策も行き届いていないという点。

実は春は冬よりも乾燥しやすく、夏よりも紫外線量が多い日だってあるんです!

  • 春になっても子供の肌の乾燥が治らない
  • ママの化粧ノリが悪くなった
  • パパの髭剃りあとのツッパリ感がひどくなった

春にこの様なことが気になった時は、冬の過ごし方を見直し、また春に行う乾燥対策を強化していきましょう。

【夏の乾燥】紫外線はもちろん、冷房による温度変化も

夏の乾燥といえばやはり、紫外線によるものがほとんどでしょう。水着になる海やプールはもちろん、公園での少しの間の水遊びだけでも日焼け後がくっきり…なんてことも。

薄着で太陽の下を歩く夏に日焼けは付き物。しかし、赤みや痛みを伴うような度を越した日焼けは火傷と同じです。

そのような日焼けをしてしまった肌は、バリア機能が低下し、服の摩擦などあらゆるダメージに弱いカサカサの乾燥砂漠のような状態になっているかと思います。

  • 日焼け止めをあまり塗り直さない
  • ベタつくので夏の間、保湿ケアはしない
  • 化粧水だけで保湿している

日焼け止めを嫌がるお子さんもいらっしゃるでしょうし、バタバタのママは保湿ケアにかける時間もなかなか取れないもの。上記のようなことに心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

しかし夏は汗もたくさんかくので、日焼け止めはこまめに塗り直さないと紫外線を防ぐことができません。

またカサカサの砂漠状態の肌に化粧水を塗っても、肌に留めておくことができないため保湿になっていないことも。

さらに室内では冷房が効いていて、その空気もまた肌の水分を奪ってしまいます。暖房で乾燥するのは体感としてもわかりやすいのですが、冷房はわかりにくいのに着実に肌を乾燥させています。

確かに蒸し暑い日本の夏、室内を除湿するだけでも過ごしやすくなります。

しかし、紫外線でバリア機能を失った肌には空気中の潤いをもなくしてしまうことになり、その症状はますます進行してしまいますね。

夏でもしっかりとクリームなどを使った保湿を心がけ、紫外線対策もこまめにおこなうようにしましょう。

【秋の乾燥】カラカラの風に注意!夏に弱った肌をいたわって

さて秋になり、湿度も下がってきます。日差しも和らぎ、過ごしやすくなると同時にまたもや乾燥対策に気が緩みがちな季節です。

しかし秋は、中医学において「燥邪」に気をつけるべき季節なのです。燥邪とは、乾燥が人の身体に及ぼす悪影響を言います。

どのような状況が悪影響となるのかというと、春同様、前の季節の過ごし方、つまり夏の過ごし方がどうだったかが大切になります。

紫外線対策はもちろん、夏バテをして十分な栄養が取れなかった場合も、秋になってその影響が出てくるのです。

夏に蓄積したダメージが秋の乾いた空気によって、肌の乾燥、喉の不調、身体のだるさとして現れますので、注意しましょう。

また対策としても中医学の医食同源の考えを取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • しょうがや大根など辛味のある食材
  • 梨やぶどうといった季節の食材

これらは燥邪に効くとされるものですが、どれもスーパーで手に入るものなので、ぜひ日々の献立に役立ててみてくださいね。

その過ごしやすさから食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋などとありますが、暴飲暴食や睡眠不足とならないよう注意が必要です。

夏に疲れた身体を労わり、冬への準備となるように、しっかりと肌に潤いを蓄えましょう。

【冬の乾燥】子供にもつらいもの…血流の低下と暖房の影響

いよいよ冷たい風が吹く季節。年齢問わず多くの人を悩ませる冬の乾燥についてです。いつもはプルプルのトラブル知らずの子供の肌ですら、冬になるとカサカサと白い粉を吹くこともあります。

冬の乾燥肌には2つの要因があります。

  • 気温が下がり、体温が下がるのを感じた身体が血管を萎縮させてそれを防ぐ。それにより健康な肌を作るための血流が行き届かなくなる。
  • 暖房によって空気中の水分が奪われて乾燥する

上記の2点が悪循環となって、深刻な乾燥肌を招いている場合もありますね。

  • 皮膚の表面に白い粉が吹いている
  • むず痒くて掻きむしってしまい、皮膚を傷をつけてしまう
  • 就寝時に体温が上がる時に痒くなって眠れない
  • 唇を舐めては乾くを繰り返し、ただれてヒリヒリする

大人だけでなく、皮膚の薄い子供にとっても冬の乾燥は辛いもの。何とかしてあげたいと、色々なクリームや入浴剤を試されたママも多いかと思います。

冬の乾燥には部屋の湿度を保ちつつ、皮膚のバリアの役割をしている角質層への潤いを与え、それを逃がさないようにすることが大切です。

クリームなどを選ぶときは以下の2つの成分が含まれるものがおすすめです。

  • セラミド:角質層の細胞間脂質の成分。角質層に行き渡り、潤いを保つ。
  • ワセリン:皮膚表面を覆い、内部の水分の蒸発を防ぐ皮脂の代わりをしてくれる。

これらは赤ちゃんでも使えるので、家族みんなでケアをしていきましょう。

もちろん、根本的に乾燥肌を解決するには血流をよくすることも必要です。

寒いからと家に閉じこもっていないで、親子で外に出てボールを蹴ったり凧揚げを楽しんだり、適度な運動を楽しみながらしっかりと身体を動かしましょう。

毎日の食事が乾燥対策に!身体の中からケアできる食材

以上のようなことから、年間を通して保湿のための化粧水やクリーム、日焼け止めを使って継続的に意識したい乾燥を対策としたスキンケア。

しかし毎日バタバタとすぎていく子供との日々。ついおろそかになってしまったり、面倒になってしまう日だってありますよね。

そこでそのような外的なケアと合わせて、今一度、見直してみたいのが日々の食事です。食事は誰しもが毎日、必ず摂ります。

そんな食事を摂れば身体のバリア機能を高め、乾燥に負けることなく潤うかを意識してみるだけで、肌はベストなコンディションを保てるようになりますよ。

【油分】肌に潤いを与えてくれる!積極的に摂りたい油

最近のオイルブームで、オメガ3系や9系、亜麻仁油やアボカドオイルといった言葉を見たり聞いたりされたことがある方も多いかもしれません。

摂取するオイルを見直すことで、美容液いらずの潤った肌が手に入り、便秘解消など身体の調子も整うのです!

しかし「それらは美意識の高いモデルさんたちが使うもの」とった先入観から、聞き流しているママもいらっしゃるのでは?

もしそう思っていたらぜひこれを期に見直してみましょう!実は成長期の子供たちが口にする油こそ、気をつけたいことがたくさんあります。

飽和脂肪酸
お肉や乳製品に含まれる脂。取りすぎると悪玉コレステロールの増加や肥満につながるため、取りすぎに注意しなければなりません。

ここは、野菜をしっかりと取り入れたバランスの良い献立を意識することでコントロールしていきましょう。

不飽和脂肪酸
体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。

そしてそんな不飽和脂肪酸の中でもオメガ3系・6系・9系に分類され、3系と6系は必須脂肪酸と呼ばれます。

それぞれに特徴と摂取に関する注意点もあるので詳しく見ていきましょう。

オメガ3系オイル:亜麻仁油・えごま油・青魚の油・ナッツの油分
抗酸化作用が働き、肌を紫外線ダメージ、老化などから防いでくれる。全身の代謝を上げ、肌のターンオーバーを正常に保つ。
オメガ6系オイル:紅花油・サラダ油・ごま油・コーン油
オメガ3と比べ、悪者扱いされることの多い油ですが、体内で合成できない「必須脂肪酸」であり、身体の機能を保つのに必要な油です。
オメガ9系オイル:オリーブオイル・アボカドオイル・菜種油
可熱に強く、抗酸化作用が高く、美肌効果が期待できる。体内でも合成できるので、たくさん取る必要はない。

油と言ってもたくさんの種類があるので、いきなり覚えようと思っても難しいかもしれませんね。

しかし基本的には必須脂肪酸であるオメガ3と6の摂取量について気をつけていきたいところです。

大人も子供も、現代人はオメガ6系の油を取りすぎ傾向にあり、逆にオメガ3については不足しているとのこと。

外食などをすると、どうしてもオメガ6が多くなるのが影響しているようですが、オメガ3が不足すると皮膚病のリスクが上がり、さらにオメガ6の過剰摂取でアトピーが悪化することもあるそうです。

バランスの良い油の摂取のポイントは、オメガ3と6が「1:4」になるように摂ること。

感覚としては、家ではオメガ6を控えつつ、オメガ3の油を積極的に摂るようにするといいかと思います。

ぜひ、健康な皮膚と身体のために、毎日口にする油に気をつけてみてくださいね。

【ビタミン】肌を保護してくれるビタミンと健康な肌を作るビタミン

ビタミンもまた、正常な肌を保つために不可欠な栄養素です。ビタミンにもA・B・C・Eとあり、それぞれに役割があります。

ビタミンA:レバー・うなぎ・青魚・緑黄色野菜など
皮膚の潤いを保つために必要な栄養素。好き嫌いの多いお子さんや、過度なダイエットをしているママはビタミンAが不足していないか要チェック。
ビタミンB:豚肉・卵・大豆など
乾燥による炎症を抑える。取りやすい食材に含まれているので、現代人は十分摂取できていると思われるが、激しい運動などでたくさん消費されるので、そのような時は疲労回復のために摂ると良い。
ビタミンC:ブロッコリー・レモン・各種果物など
肌でコラーゲンが生成されるときに必要な栄養素。水に溶けやすいため、野菜などは温野菜や、スープにして飲むのがおすすめ。

日焼けした時などは肌回復の為に意識的に摂るようにしましょう。

ビタミンE:胡麻・ナッツ類・アボカドなど
血行を良くしてくれる働きがある。血流がよくなることで肌に栄養が行き渡り、ターンオーバーも活性化。

タンパク質と一緒に体内に吸収されるため、食べるときはたんぱく質といっしょに摂るのがおすすめ。

苦手な食材や、レパートリーになくつい疎遠になっている食材もあるかもしれませんが、基本的にはどの食材も身近なものばかりですよね。

要はお肉とご飯だけ…ということがないよう、色とりどりの野菜たっぷりに、バランスよく献立を立てることが大切です。

そうすることで、飽和脂肪酸の摂り過ぎを防いで肥満予防にもなりますよ。

またこれらは外食やインスタント食品では不足しがちです。

外食した次の日は特に、どのレシピがたくさんの野菜を摂れるかなどの意識を持つように心がけましょう。

【セラミド】健やかに潤った肌の素!?保湿化粧品にも含まれる成分

皮膚の角質層に存在し、細胞と細胞の間を埋め、肌の潤いを保っている成分がセラミドです。

しかし年齢とともに減っていき、その影響で肌のキメが粗くなり乾燥しやすくなってしまいます。

保湿系の化粧水やベビーオイルにも含まれていることがあるので、なんとなく保湿に良いらしいと認識されているママも多いかもしれませんね。

実はセラミドも、毎日の食事で増やすことができるんです!

セラミドを多く含む食べ物:こんにゃく・米ぬか・大豆・胡麻、ごぼう、わかめなどの黒色の食材
特にこんにゃくにはたくさんのセラミドが含まれているが、消化の際に分解され、排出されてしまうことも。

単発的に食べて即効性を期待するよりも、日常の食事に摂り入れながらバランスよく摂るよう意識することがおすすめ。

セラミドの生成を助ける食べ物:玉ねぎ。じゃがいもなどの白色の食材・色の濃い緑黄色野菜
さらに、セラミドの保湿効果をより皮膚へと行き届かせるため、その手助けをしてくれる効果のある栄養素も一緒に摂ると効率アップ。

白い食材は血流をスムーズにしてくれるため、肌へ栄養が行き届きやすくなり、緑黄色野菜はセラミドの働きを阻害する活性酸素を減らす働きがあります。

ポイントは、やはりここでもバランスです。

「この食材が身体に良い」と聞くと、つい集中的にその食べ物を摂る日が続いたりしがちですが、数日もすると飽きてしまった…なんて失敗も多いもの。

「へ~この食材にはそんな役割があったんだ!」と頭の隅においておき、献立を考えるとき、また迷った時に活かすようにして、継続することを心がけてみてくださいね。

こんにゃくや根菜類を一緒に摂れる筑前煮など、とても肌に良さそうですし、子供たちの大好きなカレーにした日は海藻サラダを添えても、無理なくバランスが取れますよ。

ポイントは偏らないこと!バランスの整った食で丈夫な肌を作りましょう

実は年間通して気をつけなければならない乾燥。

元々肌がカサカサしやすく、乾燥肌を自覚している方はもちろん、冬になったら気になる…という方も、冬以外の日々の食事や過ごし方を見直してみることで変わってくるかもしれません。

皮膚の痒みや喉のイガイガなどの自覚症状が起こる前に、それらを日常的に予防する習慣をつけることが大切です。


季節ごとの生活リズムや、食生活などの生活習慣そのものを整えることで、家族みんなで乾燥や外部刺激に負けない健康な肌を作りましょう!

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ