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その効果に期待大!妊娠しやすい体を作ってくれる漢方とは?

2015/01/27

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赤ちゃんが欲しいのに、なかなかできない…まずは、自分の体を整えることから始めませんか。

赤ちゃんが十月十日を過ごす大切な場所ですもの、よりよい環境を与えたいというのが親心でしょう。漢方にはそれを助けてくれる効果があるようです。どういったものなのでしょうか。

なぜ、「漢方」がおすすめなの?

「できることなら、より自然な形で妊娠したい」そんな願いを持っている人に、漢方がおすすめなのです。

漢方というのは、長い歴史の中で、私たちより前に生きていた人々が、試行錯誤してあみだした「自然の薬草の力を借りて、体がもともと持っている力を引き出す方法」 です。

一方西洋医学では、化学合成によって薬が作られ、すでに出ている症状に対して、それを緩和させるために用いられます。

西洋医学における不妊治療では、次のようなアプローチが試みられています。

  • ホルモン治療
  • タイミング療法
  • 高度生殖医療
  • 人工授精
  • 代理出産
  • 排卵誘発法

一刻も早い妊娠を願い、最先端の不妊治療に臨む人も多いでしょう。しかしながら、多くの場合、医療行為が多様に用いられるこの方法は、体力的にも精神的にも労力のいる作業になるといいます。

そうであれば、妊娠中やその後の育児のためにも、それまでの不調を改善しながら、自然に赤ちゃんが宿ってくれるような元気な体を作っていくことが必須条件といえそうです。

選ぶなら、漢方薬局へ!

「漢方」と名の付くものは、ドラッグストアにも市販のものが置かれていますよね。しかし、漢方薬局で処方されるものと比べると、生薬の効果が全然違うそうです。

漢方もお薬ですから、副作用が出る可能性がゼロではありません。自分の症状や生活習慣を考えた上で、自分に合ったものを選ぶ必要があります。

そのためには、専門家に相談することです。漢方専門の薬局を見つけアドバイスをもらいましょう。

処方される漢方薬はどんなもの?

それでは、具体的にどのような漢方薬が用いられるのでしょうか。代表的なものを以下にご紹介します。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

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※クラシエHPよりスクリーンショット

血分を補い、体内の水をさばく効果があります。

貧血気味で体力に自信のない方に適しているようです。こういった方は、次のような症状に悩まされているのではないでしょうか。

  • 冷え性
  • 貧血
  • 月経痛
  • めまい
  • 生理不順
  • 低血圧

これらの症状は、 血行を良くすること で改善へ向かいます。

当帰芍薬散は、肝臓がたくわえている血液を補って調節します。それにより、全身をめぐる血液の量が増えるのです。十分な血液が流れることで、胃腸の機能が正常にはたらき、水の流れが改善されて「むくみ」がとれてきます。

すると、痛み止めの効果があったり、生理不順が緩和されたりします。また、むくみがなくなるということは体内の余計な水分が取り除かれるということなので、冷えにくくなるのです。

婦人系の腹痛や、切迫流産などの症状にも用いられています。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

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胃腸の働きを向上させ、体力の回復を助けます。

次のような症状のときに用います。

  • 体が疲れている
  • 食欲がない
  • 風邪をひくとなかなか治らない
  • 病中、病後などで体力が低下している

含まれている生薬には、それぞれの働きがあります。

  • 人参、黄耆(おうぎ)…滋養強壮
  • 蒼朮(そうじゅつ)…水分の循環をよくする
  • 柴胡(さいこ)…炎症をひく
  • 当帰(とうき)…血行を良くする
  • 升麻(しょうま)…のどの痛みや痔を緩和する
  • 陳皮、生姜(しょうよう)…胃腸の働きをよくする

以上が整うと、人は元気な状態になります。 「補中」 とは、「中」つまり「体の中の胃腸」を補うということ。 「益気」 とは、内臓を固定させたり、汗や出血を防ぐ作用があるとされる「気」が増えること。薬の名前にその効用が入っているのですね。

参茸補血丸(さんじょうほけつがん)

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滋養強壮のお薬です。漢方では、補腎薬と呼ばれ、身体の働きや機能を補ってくれるという意味を持ちます。

どんな機能を補うのかというと、 熱エネルギーを作って、全身へと送り出す働き を助けてくれるのです。つまり、参茸補血丸を飲むと、内側からポカポカあたたまってくるというわけです。

含まれている生薬は、体力増強に効き目がある鹿茸(ろくじょう)、血の不足を補う当帰、気の不足を補う人参、杜仲(とちゅう)、巴戟天(はげきてん)などです。

これらを粉末にして、はちみつで練りこんであるのです。そうすることで、有効成分が体の中にゆっくりと吸収されていくのだそうです。

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

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漢方でいうところの“血虚” という状態を改善するための漢方薬です。

血虚とは、次のような状態です。

  • 血液の量が不足する
  • 血色が悪くなる
  • 爪の色が薄く割れやすくなる
  • 皮膚や髪がツヤを失ってカサカサになる
  • 指先や足の裏がひび割れる

女性の不調の原因は、血虚が大きく関わっているとされます。改善が期待される症状は多く、頭痛、肩こり、貧血、腰痛、腹痛、めまい、のぼせ、生理不順、生理痛、冷え性などがあげられます。

そして、婦宝当帰膠の主成分である“当帰”という生薬は、 「女性の宝」 といわれるほど女性の身体にとって欠かせないものであるといいます。

当帰は、ビタミンA類、B21、葉酸などを含み、血液を補い、体を温め、気の流れをよくするといわれているからです。婦宝当帰膠は約70%がこの当帰でできているのです。

また、黄耆(おうぎ)、茯苓(ぶくりょう)、甘草(かんぞう)など、いちょうの働きを活発にする生薬も含まれています。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

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血液循環をよくし体を温める一方で、“のぼせ”などの上半身の熱は冷ますという漢方薬です。ホルモンバランスを整える効果も期待できるといいます。

手足の冷えや生理痛、頭痛、肩こり、不眠、神経症のほか、生理不順や更年期障害にも用いられます。こういった症状がみられるのは女性に多いですよね。

その中でも体が疲れやすく、イライラしたり、不安を覚えたりという状況に悩んでいる人に対してむいているようです。

含まれている生薬は、柴胡(さいこ)、芍薬(しゃくやく)、蒼朮(そうじゅつ)、当帰(とうき)、茯苓(ぶくりょう)、山梔子(さんしし)、牡丹皮(ぼたんぴ)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)、薄荷(はっか)です。

これらには、次のような効果があるとされています。

  • 血流をよくし、体を温める
  • 上半身の熱を冷ます
  • 痛みを和らげる
  • 無駄な水分を取り除く
  • 滋養作用がある

ひとつだけでなく、効果が互いに作用しあうことで、体調の改善をしていきます。

赤ちゃんがやってきてくれるためにできること

不妊に効果があるとされる漢方薬には、 “血液循環をよくする” “体を温める”といった共通点がみられますね。

つまり、血のめぐりがよく、ホカホカの身体が赤ちゃんにとっては、心地の良い環境だということです。いくら漢方薬の力を借りても、体を冷やすような恰好や、生活習慣を続けていてはその環境は維持できません。

不妊自体は病気ではなく、誰にでも起こりうるといえます。まずは体の環境を整えて、自分の体を大切にしましょう。

いつからだって始められることです。あなたが赤ちゃんを意識したその日からもう準備は始まっていますよ。

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