妊活中の冷え性防止に漢方!おすすめの漢方薬と取り入れ方や注意点

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2017/05/22

漢方薬を妊活中に摂りいれている女性

妊活をしている時体の冷えは大敵です。そんな中、生活習慣を改めることはもちろん、漢方薬を使って体質改善を行うことで冷え性を防止し、妊娠しやすい体になったという方もいます。

漢方薬を妊活中に取り入れる時は、どのような場所で手に入るのか、どのような形で生活の中に取り入れていけば良いのか気になる方も多いでしょう。

今回は、妊活中でも取り入れることが出来る漢方にはどんなものがあり、どのように取り入れるのが効果的なのか、使用する時の注意点とあわせてご紹介していきます。

漢方は「未病」の薬…処方のされ方と注意点

漢方薬の根本的な考え方として、「未病」というものがあります。病気になってから治すのが西洋医学の治療薬とすると、漢方はそれよりも前の段階がメインです。

つまり「未病」とは、病気に向かいつつある体の不調を治していくことで、決定的な病気を未然に防ぐという考え方です。

漢方薬の中にも急に起きた病気の症状を治す目的の物もありますが、一般的には少しずつ体質を改善していく目的の物が多いのはそのためです。

では、漢方は一体どのようにすると手に入るのでしょうか。そして購入、服用の際に注意することは何でしょうか。

  • 漢方を手に入れる方法
  • 漢方服用のメリットと注意点

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

漢方は基本オーダーメイド…初めは専門家のいる所で購入

漢方薬はひとりひとりの心身の状態に合わせて薬を選び、処方していくのが基本的な方法です。

例えば今回取り上げる冷えの治療の場合では、妊活中であることを踏まえた上でさらに冷え方や体質を見極めて、個々に合う薬を使い調合していきます。

この見極めや診断は、時間の経過や服用の過程で体の状態が変わっていった場合には、それに応じて薬の内容も変えていきます。

漢方薬を購入したい場合は、漢方医と呼ばれる漢方の専門家がいる薬局へ行ったり、漢方薬の取り扱いのある産婦人科や内科に相談するといった方法が一般的です。

医療機関では保険適用で漢方薬を処方出来ますが、一方薬局の場合は保険適用外となります。

最近では一般的な薬局やドラッグストアでも漢方薬を購入することが出来ますが、初めて漢方を利用する時にはなるべくなら専門家への相談を行ってから購入するようにしましょう。

何故なら、漢方薬は効き目が穏やかで副作用が起こりにくいとされているものの、体に合わなければ副作用は起こりますし、その対処法は専門医に相談した方が良いからです。

また、専門家なしに症状だけで原因を特定しようとして自己判断で薬を選んで服用すると、さらなる体調不良を生むリスクが高まってしまいます。

漢方薬にも不得意分野がある…服用にあたっての注意点

先にも述べましたが、漢方薬は劇的な症状改善には向いておらず、ゆるやかな体質の改善に適しています。

また、西洋医学の薬を服用中に漢方を同時進行で服用することが出来る場合もあったり、子供への処方も出来るなど比較的体が弱い人にも安心して使うことが出来るというメリットがあります。

その一方で、手術など外科的な治療が可能な病気、原因が特定されている細菌感染やウイルス感染の病気に対しては、局部的に治療を行う西洋医学の方が合っていると考えられています。

漢方と西洋医学にはそれぞれ得意分野が違うので、自分の冷え性が病的なレベルなのか体質といえるレベルなのかを考えた上で、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

また、漢方には副作用がないと考えがちですが、体質によっては合わないこともありますし、飲み合わせについても悪ければ悪影響が出てきます。

漢方が効きすぎてしまい、じんましん、熱、動悸、不眠、熱、食欲不振、むくみなどの症状を引き起こす可能性もありますので、念頭に置いておきましょう。

もし漢方を服用中に何か体調不良が起こったら相談できるところに見当を付けておくのもおすすめです。

タイプ別に漢方を選択!冷え性に効く漢方と取り入れ方

ここまで漢方薬についての注意点などを説明してきましたが、実際に冷え性に対して漢方薬でアプローチしていく場合、どのような漢方が効くのでしょうか。

また、どのような形で体の中に漢方を取り入れればよいのでしょうか。

実は、冷え性のタイプにはいくつかあり、そのタイプごとに処方される漢方も異なります。

今回は分かりやすく2つのタイプに冷え性を分けて、それぞれのタイプで処方される漢方の一例とその取り入れ方についてご紹介していきます。

  • 体質的な冷え性
  • 精神面からくる冷え性
  • 漢方薬の取り入れ方

それぞれひとつずつ詳しく見ていきましょう。

体を内側から改善していく必要がある体質的な冷え性

ひとつめは、本来体を内側から温めようとする熱や、栄養分となる血、体の組織を作る内臓の働きが弱まることで冷え性が起こっているタイプの冷え性です。

妊活中の場合は子宮などの女性器官の冷えにも関係があり、月経が遅れたり経穴の色が薄い、量が少ないなどの症状が出ることもあります。

また、平熱が36度を切っていたり、疲れやすかったりするという特徴もあります。

このタイプに合う代表的な漢方薬をいくつかご紹介します。どれも体にとって不足している力を補いながらじっくりと体を温めていくため、比較的長期にわたって漢方を使っていくと効果が出ると考えられています。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
貧血の場合にも処方されることがあります。血を補いながら水と血の巡りを良くして体を温め、代謝と血行を良くします。妊娠後には安胎薬、つまり安産の漢方として処方されることもあります。
温経湯(うんけいとう)
月経不順が起きていたり、下半身は冷えるのに顔はほてるとといった症状の場合に処方されます。体を滋養しながら血流を良くする働きがあります。
安中散(あんちゅうさん)
胃を温める作用のある漢方です。飲食によって体が冷えるのを予防します。
大建中湯(だいけんちゅうとう)
腸などお腹の中心を温める作用があるので、女性器を温めることにもつながります。
真武湯(しんぶとう)
平熱が低くて代謝が悪い場合、水分代謝を高めながら基礎体温の向上、体の代謝の向上を目指します。
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
栄養の元となる血液と体を温めるエネルギーとを補う滋養強壮の漢方です。

緊張やストレスが原因の事も…精神面からくる冷え性

もうひとつの冷え性が、不安や緊張感が強いために冷え性になってしまっているがタイプで、分かりやすいのが手足の先に冷えを感じる末端冷え性の症状です。

体内で熱を作る力はあるにもかかわらず、何らかの理由で体が固くなっているために体の隅々まで血やエネルギーを巡らせることが出来なくなり、冷え性として表面化していると考えられます。

妊活に関わる症状で言えば、月経周期が定まらずに不安定であったり、月経のおよそ1週間前から冷えが強くなるように感じる傾向があると言われています。

このようなタイプの冷え性の改善は精神面に寄り添う漢方や、心身のバランスを整える作用のある漢方が処方されます。

また、症状が限定的であれば比較的短期間で効き目を実感できることが多いです。

加味逍遙散(かみしょうようさん)
冷え性だけでなく日常的なイライラ感が強かったり、軽いのぼせを感じやすかったりする場合に処方されます。心が落ち着く作用があり、緊張からくる肩こりや血行不良も比較的短期間の服用の中で解消が見込まれます。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
体内の熱のアンバランスが見受けられ、下半身は冷えるのに上半身がのぼせるなどの症状が出ている場合に効果的です。生理不順が酷い時にも効果が期待されます。先に紹介した温経湯が処方されることもあります。
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
動悸息切れを伴う状態であったり、不眠の症状が出ていたり、元々体力があまりない上に精神的にも参っている場合に処方されることがあります。

お湯に溶かして飲むと効果的!空腹時に飲もう

漢方薬を取り入れる際に、治療で使われる多くの薬と同じく食後に服用しようとする方がいますが、それは大きな間違いです。

漢方薬は、空腹時にぬるま湯かお湯で飲むのが大原則です。最近では処方薬の漢方も市販薬の漢方も、生薬エキスをフリーズドライして作られるエキス顆粒剤が用いられることがほとんどです。

粉薬の要領でそのまま口に入れてお湯で流し込んで飲むこともできますが、冷えの治療であればお湯に溶いて飲んだほうがより体を冷やさずに漢方を体に入れることが出来ます。

冷え性改善に効果がある漢方を配合した漢方入りのお茶やドリンクの場合は、それぞれの商品の注意事項を守った上で飲むようにしましょう。

漢方を取り入れて妊活に弾みをつける冷え性対策

ここまで読むと、体の冷えというのは女性機能にも大きくかかわっていることなのだというのが分かったと思います。

体を温める方法はたくさんありますが、生薬によるゆるやかな効能で体質の改善を行えるのは、妊活する女性にとってもプラスとなる治療法ではないでしょうか。

症状を見極めたうえで正しい漢方をうまく取り入れながら、他の冷え性の改善も同時に行って妊活にも良い効果が生まれるように願っています。

▼妊活中の運動についてはコチラも参考にしてみて!

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