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私教育は欠かせない?英語教育に力を入れている韓国の現状とは?

2014/09/23

国を挙げて英語教育の奨励を行ってきた韓国。様々な取り組みの成果が見られているようです。在日韓国人主婦から伺ったお話と、韓国における英語教育の今を紹介します。

日本と韓国における英語力の差

ベネッセ教育研究開発センターが2006年7月~2007年1月にかけて、日本と韓国の高校生を対象とした調査を実施。「リーディング・ヒアリング・ライティング」の分野におけるコミュニケーション能力を測りました。

スコアの平均をとってみると、「リーディング・リスニング」分野において、韓国の高校生がスコアを上回りました。320点満点中のテストにおいて、リーディングは52.3点、リスニングでは23.9点もの差がひらきました。特にリーディングの点数が高く、56.1%もの生徒が成績上位層にランクインしています。

英語力の差が表れているのは、子供だけではありません。2012年度のTOEIC研究レポートによると、1995年のTOEICテスト平均スコアは、日本が541点、韓国は457点と100点近く日本が上回っていました。でも2011年には、日本が574点と1995年よりも平均スコアが高いにも関わらず、韓国は633点と大きく上回りました。

韓国における小学校の英語教育

1993年、韓国は経済危機を打破するために、グローバル化を目指し始めました。そして1997年には、小学校3年生から英語教育を導入。必修科目としました。さらに、2012年には、小学校と中学校の英語教育において「スピーキング・ライティング」を強化するためのカリキュラム編成がおこなわれました。

また、先ほどのベネッセ教育研究開発センターによると、韓国の子供達は国内で英語に触れる機会が日本よりも多い事が分かっています。国を挙げたこうした取り組みが、現在の英語力へと繋がっているようです。

親の負担

韓国教育科学技術部の調査によると、2000年に入ってから英語の私教育費は上がり続け、2010年には月平均8万ウォンとなっています。また、「スポーツ・芸術・論述・第二外国語・社会・科学・国語・英語」の中で、1番割合を占めていた私教育費は英語でした。

小学校に英語が必修科目として導入されたけれども、それだけに頼るのではなく、学校の外でも英語教育に力を入れていたことが、韓国の英語力向上に役立ったという見解もあるようです。韓国人の友人に、韓国での英語教育について伺ってみました。

彼女も、お子さんを英語塾などに通わせているそうです。また、彼女が英語を話せることもあり、家庭内でも英語でコミュニケーションをとるのだとか。韓国では、早い時期から子供を英語に親しませるため、小学校入学前から英語教育を始める方も多いそうです。そのため、親にとって幼稚園選びも重要な事。

私の友人も、しっかりとした英語プログラムが組まれている幼稚園を探し、そこへ通わせていたそうです。友人は、「こうして小さい頃から外でも家でも英語に触れていた方が、発音も綺麗になるし、大人になってから学ぶよりも簡単に英語を習得できる」と話していました。

英語で〇〇を習う

「英語を習う」塾もさることながら、「英語で習う」塾も沢山あるようです。英語でピアノを習う、英語で美術を習うなど、実際に英語を使用しながら他の事を覚えるそうです。「それは子供にとって負担になるのでは?」と感じる方も多いかと思います。

でも、友人によると「実際に英語を使わなくてはいけない状況を作りだすことは、とても大切。それに、体を動かしながらの方が、覚えやすいこともある」と話していました。英語教育では日本よりも先をいっていると言われている韓国。韓国では子供がしっかりと英語を身に付けられるように、教育機関だけでなく、私教育にも力を入れているようです。

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