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産後の体調管理も気を抜かないで!授乳中に薬の服用は可能なのか

2015/03/12

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生後2~3ヶ月目は、多くのママが自宅に帰って1人で赤ちゃんのお世話が始まる時期ですね。赤ちゃんのお世話にくわえて、食事の準備から掃除、洗濯。毎日不規則な生活と緊張が続きますね。ママが体調を崩すことも出てくる時期です。

授乳中に体調を崩すと、薬も飲めずに辛い思いをしなくてはならないことも。私自身、その時期に胃を悪くしましたが、授乳中ということで、多くのクリニックに診察を断られたりするなど辛く嫌な思いをしました。

私自身の経験から考えたことをまとめました。

産後の体調管理は大切

産褥期が過ぎて痛みもほとんどなくなってきて、自宅に戻りいよいよ自分の家族との生活がスタート!ママもワクワクドキドキですね。

でも実際は、赤ちゃんのお世話に食事の用意、掃除や洗濯にあたふたの毎日。あれほど楽しみにしていた赤ちゃんとの生活も初めてのことの連続でママの疲れもなかなかとれません。

くわえて、1日10回近い授乳タイム。昼も夜もない状態が続きます。夜の授乳中にそのまま寝てしまい、夜中に目覚めてそれから夜ご飯ということも珍しくなくなります。

まだまだ触ると壊れてしまいそうなくらい小さな赤ちゃんを触ることも神経をつかいますから、気疲れも続きますね。

ママは産褥期の4週間が過ぎたからと安心してはいけません。毎日少しずつたまった疲れや不規則な生活で体調を崩しかねないのです。

そして体調を崩しても“授乳中”のママはそのあとのケアがなかなか難しいものになってしまいます。

何科に行けばよいのか

私の場合、不規則な生活と暴食(母乳をあげることでお腹がすいてしまい、少し多めに食べてしまいがち)を1ヶ月ほど続けたため、胃の具合が悪くなりました。

体調が悪いとせっかくの楽しい育児も辛いものになってしまいます。かといって、授乳中は市販の薬は飲むのも怖いので、どこか病院に行きたいと思いました。

というのも、私の場合は大学病院の産科でお世話になっていたため、1ヶ月検診の際に「これからは近くの産科でお世話になってね」と言われていたのです。

ですので、自宅近くの産科に、授乳中だが胃の調子がよくないので診ていただきたいのだが、という旨の電話をすると「胃の具合が悪いと産科で聞かれても困るのでどこかの内科に聞いてください」と冷たく言われました。

責任はとれない、ということ

次に近くの内科に連絡してみました。すると今度は「授乳中ですと検査をしても薬を出せませんので授乳をやめてから来るか、しばらくご自身の食事管理で治してください。詳しくは産科で聞いてみたらいかがですか」と、ここでもまた冷たく言われました。

正直とても気分が悪かったです。しかし、この経験から、妊娠前からなんでも話や相談のできる、かかりつけ医の先生をつくっておくことが大切だと強く思いました。

授乳中の患者には意外と冷たい

今回、胃の状態を診て欲しくて、自宅近くの4~5件の内科に連絡をして感じたことは、「授乳中のママにはあまり優しくない」病院が多いということです。

連絡をした病院のなかで、「授乳中でも診てみますよ」「処方できる薬もありますよ」と返答をくれたのは1件でした。その先生には2日間、ミルクに切り替えれば、いつでも検査もできますとも言われました。

授乳中と伝えると対応が冷たくなるのは、おそらく薬を処方して、何かあっても責任がとれない。ということなのでしょう。

でも身体のどこかに痛みなどを感じた時には、軽くしたい、良くしたいと思うのが普通の感情です。

ですから「そちらさえよければ薬出しますよ。」とか「あとはあなた次第です」という突き放した言い方をされてしまうと、授乳中の者には意外と冷たいのだな、と感じずにはいられませんでした。

一番は出産後も気を抜くことなく、体調管理をしっかりして元気に乗り切ることです。ママが元気が出ないと、赤ちゃんもパパも大変ですよ。

授乳中の薬の服用をどう考えるか

授乳中に飲んでも“全く平気”という薬はないのかもしれません。それはママが口にしたものが全く母乳に成分が出ないということはないからです。

でも産科で処方される薬は、妊娠中も産後の授乳中も安心して飲めます。実際私も産後の痛みがとれず痛み止めと便秘薬を処方してもらっていました。

その時、私が「こんなに毎日のんで赤ちゃんに影響はないですか」と心配してきたところ「痛みがひどくて赤ちゃんのお世話がままならないなら、薬を使って痛みを和らげ楽しくお世話しましょうという考えです」と産科の先生はおっしゃっていました。

もちろん産科の先生が処方してくれる薬は、痛み止めのなかでも安心して飲める薬(強さや成分が)ではありますが、一番は先生を信頼するということに繋がっていると思います。

産後の体力が心配な時は麻酔分娩

ママも年齢が高めで、出産後の体力の回復が心配である。とか、出産後、身内にお世話になれる人がいないので最初から自分1人で赤ちゃんのお世話をしなくてはならないので、体力を少しでも早く回復したい。

そういう時は麻酔分娩の無痛分娩(病院によっては和痛分娩)を選ぶという方法もあります。

ただ私も出産前に助産師さんに言われましたが、麻酔分娩を選んでも正直それほど劇的に“楽(ラク)”ではないということです。

ママによって自然分娩でも産後体力が比較的すぐもどる人もいれば、麻酔分娩でも痛みが続くママがいます。

ですので、体力温存という点で麻酔分娩にしたからと期待はあまりできないかもしれませんが、自然分娩で何十時間も辛い思いをし続けるのであれば、計画的に麻酔を使った方が、ママの体力はひどく失われることはないと思います。

初めての出産の場合はただでさえ不安がありますよね。分娩方法もお世話になる病院でどういう方法があるのか、どういう考えの病院なのか、ママもよく先生や看護師さんたちに話を聞いて考えておく必要がありそうです。

小児科もある内科に相談する

赤ちゃんが生まれたら、予防接種からはじまり何かと小児科にお世話になる機会が出てきます。

初めての小児科。ママも赤ちゃんにとってどこの病院の先生がよいか一生懸命探すことでしょう。

もしいくつか迷っているようだったら、小児科と内科、両方診察している医院がよいと思います。

そういう医院であると、“授乳中”ということに関しても理解があり、ママが体調が悪い時にその時のママに一番やさしい薬の処方の仕方を考えてくれることでしょう。

もしも体調が悪くなった時に、診てもらえる場所がある。それだけでもママは安心できますよね。

授乳する1~2年を、ママは体調を崩すことなく元気に乗り切ることが望ましいです。でも現実はなかなかそうはいかなかったりします。

ママはそういう時に備え、気軽に相談にのってもらえる、お医者さんを早めに見つけるとよいでしょう。

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