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「子供を叱って自己嫌悪に…」叱るにあたり気をつけたい口癖

2014/07/27

子供の為に叱ったけれども「言い過ぎたかしら?怒りすぎたかしら?」と不安になることってありますよね。お母さんの言葉は子供にとって、とても影響の大きいもの。子供を傷つけてしまうような言葉に注意しておけば、安心できるのではないでしょうか。

東京心理学研究所所長であり、数々の育児本を出版されている金盛浦子先生は、著書の中で気をつけなくてはいない言葉を紹介しています。金盛先生は心理カウンセラーでセラピストでもあるそうです。そうしたバックグラウンドを持つ方の視点から、注意したい言葉とはどんなものなのでしょうか。

「あなたのためを思って…」

親なら誰しも子供の事を思っています。子供が将来困らないように育ててあげたいという気持ちは当然だと思います。この言葉は親の気持ちそのものです。でも、ここで目を向けてほしいのは言われる側の気持ちです。多くの大人が、子供の頃にこの言葉を言われた経験があるのではないでしょうか。

その時のことを思い出してみてください。「お母さん、お父さんは私の事を本当によく思ってくれているのね!」と感じましたか?後から納得することや、成長してから気づくことは沢山あります。でも言われた直後は、正直そんな気持ちにはなれないのではないでしょうか。

とりわけ、ご両親が期待する姿と自分の求める姿にギャップがある場合は尚更だと思います。例えば、子供が部活でサッカーをやりたいと言っているのに「サッカーなんて服が汚れるし、将来なんの役にもたたないわ。そんな暇があるなら塾へ通いなさい。あなたのためを思って言うのよ」と返したとします。

子供の将来を思う気持ちは一緒です。けれども、子供が求めている事にも共感してあげましょう。自身の一方的な願望の投影は避けた方が、お母さんにとっても、子供にとっても良い結果になるのではないでしょうか。

「勝手にしなさい!」

「もうこれ以上面倒はみません。好きにしなさい!」という意味が含まれているこの言葉。子供に何度注意をしても全く聞いていないと、この言葉が口から出てきます。仏の顔も3度まで。いつまでもニコニコしてはいられません。

でも、お母さんが本当にこの言葉通りに行動してしまうと、子供は見捨てられたような気持になります。子供が全く聞いていなくても、口答えをしたとしても、やっぱりお母さんとつながっていたいのです。しかし「勝手にしなさい」と言ってしまうと、子供が行動を起こさない限り引くわけにはいかない状態になります。

それを避けるためには、黙って見守る「間」を作るといいそうです。「間」を使うことで、「そろそろやらないとマズイかな」と子供が察するように仕向けます。突き放される前にやってしまおうという焦りと、今なら許してもらえるという安心が子供を行動させるようです。

これは忍耐がいりそうです。でも「勝手にしなさい!」という言葉を口火に、いつまでも喧嘩が長引くのも困りもの。最初は大変かと思いますが、「間」を上手く使えるようになれば、お母さんも楽な気持ちになれるのではないでしょうか。

「ハッキリ言いなさい!」

「どうしたのかな?さあ話してごらん」という意味合いでこの言葉を口にする場合、全く問題はないそうです。注意したいのは心中穏やかではない時です。怒っている相手に対して、必死に弁明するとかえって叱られてしまうことってありますよね。

そういう時は、ただ「はい」とだけ返事をし、怒りが通り過ぎるのを待つしかありません。子供もそういった空気には敏感です。叱られている最中に、うつむき黙ってしまう子供にとって、この言葉はとても負担が大きいのだそうです。

弁明しようにも上手くできず、だからといって嘘なんてつきたくない。そういった思いが子供の中で渦巻いています。子供は沈黙という形でお母さんに答えているのです。そのことを理解して子供に接することが大切だそうです。大人も思いつめている時に、さらに追い打ちをかけられると、身が縮まるような思いをします。

叱っている際に「私の言ったことなんて何も届いてない!」と感じる事があるかと思います。しかし、黙っているからといって言葉が届いていないわけではないのです。沈黙という答えを受け取ってあげてください。

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