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毎日の育児が楽しくない…理想の母親像に苦しまないための子育て法

2016/10/31

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みなさんは育児を楽しんでいますか。そう訊ねられると、思わず答えに詰まってしまったり、むっとした嫌な気分に襲われるママも少なくないのではないでしょうか。

実は私自身もそうでした。「育児は楽しまなくちゃダメよ」と私に言ったのは、専業主婦でかつ頼れる実家の近くで一人っ子を育てている、優雅な生活をしている友人でした。

3人の男の子をほぼ頼る人もなく仕事をしながら育て、さらに主人や主人の親族の入院の世話などをこなしていた当時の私は、内心少し嫌な気持ちになりました。

それまで「育児がつらい」と明確に思っていたわけではありませんでした。でも「境遇の違う人間に楽しむことを強要されるもんじゃないでしょ?」と、イラっとしたのです。

育児は、世間が言うように本当に楽しいものなのでしょうか。そしてママたちは実際に育児を楽しめているのでしょうか。

育児とは、本来は子供と一緒にママも成長していけることが理想ですよね。楽しく毎日が過ごせれば、もっと素晴らしいでしょう。

でも赤ちゃんや幼児と過ごす毎日は多忙なものです。忙しさに追われてつい忘れてしまいがちな「私らしい育児の大切さ」をもう一度考え直してみませんか。

そして今「理想の母親像」に苦しめられているママが増えているともいわれています。ママたちの現状を探ってみましょう。

育児のイメージと現実のギャップに苦しめられるママたち

子供を育てるのはとても大変なことです。でも一方で、育児は素敵な尊い経験という意見もあります。

どちらも正しく間違いではありませんが、なぜ食い違ってしまうのでしょうか。

世間の「楽しい育児」イメージに振り回されていませんか

みなさんは妊活中や妊娠中、育児に対してどんなイメージを持っていましたか。

可愛い赤ちゃんと最愛の夫に囲まれ、とても幸せで楽しい日々がやってくると思っていた人も多いのではないでしょうか。

一般的に、メディアで紹介されている育児のイメージは明るく楽しいものです。赤ちゃんはマニュアル通りすくすく育ち、ぐずらず寝てぐんぐん飲んでくれることになっています。

日々赤ちゃんの成長に喜びを感じ、育児と人生を楽しみましょうという論調のものが多いですよね。

これから赤ちゃんを産み、育てるママにとって、明るいイメージをはぐくむのは大切な事です。

でも、あまりにも「楽しさ」だけが先行していると、実際に育児に直面した時にイメージとのギャップにショックを受けることも少なくありません。

赤ちゃんに触れる機会のない現代人は、赤ちゃんに慣れていない

現代人は、基本的に自分が赤ちゃんを産むまで、赤ちゃんに触れることが極端に少ない生活をしている人が多数派です。

  • きょうだいが少ない・1人っ子も多い
  • 近所や親族との密接な付き合いが少なくなっている
  • 周囲で赤ちゃん育児を目の当たりにして育つことがあまりない

こういった環境に置かれています。学校でも育児に関する教育はほとんど行われないので、多くのパパママが自分の出産で初めて赤ちゃんに触れるという状況です。

実際の赤ちゃんを知らないのに、明るく楽しいイメージばかりを植え付けられてしまうと、イメージとの違いは大きくなる一方でしょう。

少なくとも私は育児雑誌などを読んでいたにも関わらず、産んでからこういった問題に直面しました。

  • 昼夜逆転があり、産後3ヶ月近くゆっくり眠れる日が無かった
  • マタニティブルーが非常にひどく、産後うつに発展した
  • コーヒーや紅茶を飲めないストレスが大きい
  • ちょっとした脂肪分を食べると乳腺炎になる
  • 乳首の裂傷がひどくても授乳はやめられない
  • パパママや両家の親族が、育児やお祝いなどをめぐってぶつかる
  • 産後の肥立ちが悪く、具合がどんなに悪くても寝込めない

こういった育児のつらい側面に関しては、出産するまであまり意識していませんでした。

赤ちゃんが小さいうちは特に、ママは産後の回復しきっていない体で、毎日命がけで育児に励んでいます。

世間のイメージと実際育児にたずさわるママの意識のギャップ

赤ちゃんとのお出かけ、というと、育児を経験した現在の私は「大変だ。」「面倒だ。」というイメージが先行します。

荷物も増えますし、授乳やおむつ替えの場所も確保しなければなりません。

同行者がいる場合は、赤ちゃんが万一体調をくずした際、行けなくなる旨を伝えておく必要もあります。

雨でも降ればお出かけはさらに大変です。我が家はマイカー派でしたが、都会に住んでいるベビーカー派のママはもっともっと大変でしょう。

実際に経験したからこそ、赤ちゃんとお出かけという言葉には「大変だな、無理をしないでね」という気持ちになります。

しかし、メディアで見る「赤ちゃんとのお出かけ」は、楽しいイメージばかりですよね。

赤ちゃんとこんなことが楽しめます、あんなこともできて楽しめます…と言われます。

私は逆に「そんなこともしなければ、赤ちゃんは幸せではないのか。私は良い母親ではないのか。」と暗い気持ちになっていました。

ある程度子供が大きくなっても、ママはちょっとしたことに振り回されます。

  • ちょっとした体調不良・異変にもすぐに気づいてあげなければならない
  • 仕事や用事があっても、子供の対応を優先しなければならない
  • 顔色一つ、食欲ひとつ、発熱ひとつを毎日気遣わなければならない
母親になったその日から、ママはこうした役割を365日24時間休まずに背負っていかなければならないのです。

でも、出産前のママをはじめ、育児中のママの周囲にいる人々がすべて、それを理解しているとは限りませんよね。

病気や障害など、氾濫する情報に振り回されることもある

逆に病気や障害に関するあやふやな情報に振り回され、育児が怖くなってしまうこともあります。

  • ママが○○を食べるとアレルギーになる
  • ママが○○を食べないと自閉症になる
  • 予防接種は○○という障害のもとになる

本当に医学的に証明された情報なら、きちんとした発表が行われ、かかりつけ医からも話があるはずです。

そうではない情報なら、まだあやふやということ。必ずしも正しいとは限りません。むしろ間違っていることもあるのです。

不安な気持ちになっていたり迷っているときに、鵜呑みにしているママから「そんなことも知らないの?」「赤ちゃん可哀想」などと言われると、一気に不安が募りますよね。

頑張らなくちゃという気持ちと孤独感のはざまで苦しむママ

「理想の母親」「理想の育児」という形のないものに振り回され、頑張り続けるママは少なくありません。

一方で何を信じればいいのかわからず、相談する人もなく孤独に苦しむママもたくさんいるのです。

ネットの落とし穴…SNSで傷つき、傷つけられることもある

育児が楽しめず、苦しんでいるママの中には、そんなつらい心境をインターネットで告白したり、どうしたらよいのかを質問してみる人も多いようです。

でも、こんな意見が寄せられ、余計に傷ついてしまうこともあるようです。

  • 望んで産んだ赤ちゃんを可愛いと思えないなんて母親失格
  • 母親なのに赤ちゃんを可愛いと思えないあなたはおかしい
  • 専業主婦なら家事しかすることはないのに、大変なわけがない
  • 育児なんて授乳とおむつ替えくらいの手間なのに、大変と思うのはおかしい

厳しい意見にさらされ、余計に追い詰められてしまうママも少なくないようです。

インターネットはさまざまな立場の人が自由に閲覧しています。同じように小さな赤ちゃんを抱えて悩んでいる人ばかりではありません。

赤ちゃんを育てたことのない人が、自分の描いている「理想の母親像」から意見を言っていることもあります。

また、年配の女性が「私の時代はもっとつらかったけれど、文句なんて言えなかった。」といった立場から、厳しい意見を言っていることもあります。

同じような育児の孤独に苦しむママたちに共感して欲しかったのに、逆に責められると非常につらいものですよね。

またいかにも理想的な育児をとらえたインスタグラムなどを見て、つらい気持ちになるママも少なくありません。

閉鎖的なSNSなどの場合、上手に活用しないとネガティブな感情ばかりが蓄積してしまい、不満のループから抜け出せなくなることもあります。

ネットは大変便利で、外に出られないママにとってはとても頼れる存在ですが、付き合い方にはコツがあるのです。

メディアがすべて信用できるとは限らない…情報は選んで信じよう

以前、新聞でこういった記事を読んだことがあります。

「赤ちゃんが昼寝をしているので静かにしてほしい」という母親がいる。こうした神経質な育て方をしているから、最近の子どもは弱いのだ。

だいたいこのような内容でした。書いていたのは、中高年の男性コラムニストだったと記憶しています。

当時昼夜逆転真っ盛りだった長男を育てていた私は、大変腹が立った覚えがあります。

昼夜逆転を起こしている赤ちゃんや、夜泣きが激しい赤ちゃんを育てているママは、一晩中眠れないということも多いですよね。

赤ちゃんがお昼寝をしている時間は、ママにとっても貴重な休憩時間です。特に産褥期はママにとっても休む時期です。

もしも赤ちゃんが昼寝を上手にできずにぐずれば、ママはまったく休めず徹夜をすることになってしまいます。

さらに夕方から夜にかけて変則的に昼寝をしてしまうと、昼夜逆転や夜泣きが悪化することもあります。生活リズムを整えるため、昼寝は非常に大切な時間なのです。

このコラムニストはきっと、こうした赤ちゃん育児をしているママの過酷な現状を熟知しているわけではないでしょう。

新聞やネットのコラムに書かれていることは、すべてが信用できる内容とは限りません。そういった一部の人の認識に踊らされると、余計にママがつらい気持ちになってしまいます。

本当に育児を楽しめる境遇の人と、つらい自分を比べてしまう

冒頭で紹介したように、私の友人にいつも「育児をちゃんと楽しんでる?」という人がいます。私はいつも楽しめているとは言えません。

時間的・金銭的に余裕が無くなれば、心の余裕もなくなるものです。そういう時は日々がつらく、育児だけでなく生活すべてが苦しく感じることも多々あります。

友人は金銭的にかなり余裕があり、専業主婦として自分の趣味を楽しみながら一人っ子を育てています。

なんでもすぐに手に入る大都会に住み、近場には自分の実家もあります。しかも夫の実家は遠く、面倒ごとはほとんど起こりません。

しかし、当然ながらすべてのママがこのように恵まれた環境下で子供を育てられるわけではありません。

自分に余裕が無いと、本当に育児を楽しんでいる人の言葉に傷ついたり、腹が立つこともあるでしょう。互いの立場の違いを比べて嫉妬したりすることもありますよね。

そんな友人に嫉妬したこともある私は、子供が成長した今では余裕ができ、育児って面白いなと感じられるようになっています。

しかし、今度は逆に「現状がつらいママ」に厳しい目で見られることもあります。

  • 理想論ばかり言っている
  • 口だけで、本当はちゃんと育てていなかったんじゃないか
  • みんながみんな、あなたみたいにできるわけじゃない

そういった言葉がつらいなと思うこともあります。でも、それは仕方がないことかもしれません。

育児の大変さ…夜泣きのつらさや食の細さの不安などは、家庭によって、子供の状況によって、またママの体調や心理状況によって違うものです。

他人と比べても仕方がありません。本人がつらいなら「つらい時期」ですし、本人が楽しいなら「楽な時期」なのです。

理想の母親像や社会の育児イメージと実際のギャップを知ろう

これまでにご紹介した「つらい気持ちを抱えるママ」を苦しめているもののひとつが、「理想の母親像」ではないでしょうか。

それはママ本人が作り上げているものというケースもありますし、世間一般が作った偶像というケースもあります。

理想の母親像ってなんだろう…ママにはママの人生がある!

多くの人にとって、母親とはとても大きな存在です。命がけで子供を産み、人生のすべてをかけて育てるというイメージがある人も多いのではないでしょうか。

たしかにお産は命がけの大事業です。また育児は女性の人生にとって非常に大きな影響を与えます。

しかし、全てのママがこうした理想の母親になれるわけではありません。育児にはとても大変な局面がたくさんあります。

さらに昔の母親像のような「自己犠牲」は決して正しいことと言い切れるわけではないと、多くの人が考えるようにもなっています。

ママには母親としてではない、自分自身の人生もあります。個性重視で育てられてきた現代のママが、育児にすべてを注ぐ従来の母親像とのギャップに悩み、戸惑うのは当然と言えるのではないでしょうか。

世間一般の「理想の母親像」…メディアに出てくる素敵なお母さん

さらに、メディアではいろいろな「素敵なお母さん」が紹介されています。

  • いつもキレイなお母さん
  • いつも笑顔のお母さん
  • 太陽みたいなお母さん
  • 仕事をバリバリ完璧にこなすキャリアウーマンなお母さん
  • 食事もおやつも全部手作り!料理上手なお母さんん
  • モデルルームみたいにハウスキープするお母さん
  • 子供にも旦那さんにも余裕をもって接するお母さん

私って無理…ひとつも合ってない…そう感じるママは少なくないのではないでしょうか。私も全然合っていません。

それぞれの人が持つさまざまな理想の母親像と比較され続ければ、ママは疲れ切ってしまいますよね。

育児の現実…つらさ・孤独も強く、自由な時間もほとんどない

育児は、そんなに楽なものではありません。仕事も家事も夫との関係も、理想通りにはいきません。さらに思ったように育津とは限らないのが子供です。

特に新生児育児はつらい時期です。産後の疲れや体調不良も残っている時期ですし、母乳に関するホルモンの中にはつらい気持ちを高めるものもあると言われています。

マタニティブルーが起きやすい時期でもありますね。

さらに赤ちゃんの育児は待ったなしです。昼夜逆転していればママは不眠不休で家事と育児に奔走しなければなりません。

しかし赤ちゃんは泣くことでしか感情を表現できないため、いくらお世話をしても報われないと感じてしまうママも少なくありません。

赤ちゃんや幼児の兄弟を連れての外出はとても大変なので、自然とママも家の中にこもりがちになります。

おしゃべりはおろか笑うこともない赤ちゃんとふたりっきり、人と話すこともない生活は、大変孤独なのです。

こんな生活の中では、心から「赤ちゃんが可愛い」「育児って楽しい」と思えない瞬間があってもそれはある意味、仕方がないことです。

感じているつらさや孤独は人それぞれですが、ママの多くが一度は育児がつらい…赤ちゃんが可愛いと思えない…という瞬間を経験したことがあるのではないでしょうか。

こんな生活の中で、いつも笑顔でキレイにお化粧し、ボディラインをモデル級に整え家を素敵にコーデしているママの方が圧倒的少数でしょう。理想は理想にすぎないのです。

理想の母親像を捨てよう!子供が好きでいてくれるならOK

「理想の母親像」は、もはや必要ありません。まずは子供に「好きなママ」について聞いてみましょう。そして、自分なりの育児スタイルを見つけてみましょう。

子供たちがママに望んでいること…今のママが一番!かも

みなさんは、子供に「ママについてどう思うか」をたずねてみたことがありますか?赤ちゃんに聞くことは難しいですが、幼児になったら聞いてみましょう。

自分で聞けないときは、パパに協力してもらってもいいですね。

  • ママのこと、好き?嫌い?
  • ママのどんなところが好き?
  • ママと一緒にいると、うれしい?
ちなみに、我が家でも聞いてみました。叱ることも多いので、ちょっぴり不安でした。

でも「大好き。優しいところやご飯づくり頑張ってくれるところが好き」だそうで、泣いてしまいました。

子供は無条件にママを愛してくれています。こちらが怒ってばかりと思っていても、普段の暮らしの中からちゃんと笑顔をキャッチしてくれています。

無理をしなくても、自分以外の「理想の母親」にならなくても、子供がちゃんとママの笑顔をキャッチして、好きでいてくれるならいいのではないでしょうか。

また、言葉をしゃべれない赤ちゃんもよく観察してみましょう。ママの顔をじっと見つめて、笑顔になってくれませんか。

赤ちゃんは学習能力に優れていて、自分が笑顔になればママが笑顔になることをちゃんとわかっているのです。

つまり、赤ちゃんはママの笑顔を見るのが大好き!ということ。いつも通りのママのままで、赤ちゃんは充分幸せなんですよ。

いつも笑顔でなくても構いません。でも、子供が本当につらいとき、苦しいとき、無条件に抱き留めてあげる場所をいつも懐にあけておいてあげたいですね。

いつでもママは自分の味方、いつでもちゃんと聞く耳を持ってくれると思うだけで、子供にとってママは「太陽」なのではないでしょうか。

子供に愛情を感じられない…疲れすぎの自分を自覚しましょう

「理想の母親像」に振り回されて疲れがたまりすぎていると、子供への愛情を見失ってしまうこともあります。

私はマタニティブルーが大変重く、重度の産後うつになったため、生後1年ほどは育児を全く楽しいと思えずに過ごしました。

長男はとても大切に感じていましたが、しみじみと「可愛い、愛おしい。」と感じる余裕がなく、そんな自分は愛情のないダメな母親だと思っていました。

産後間もなくのママはマタニティブルーになっていることもありますし、授乳中はホルモンバランスの関係で心が揺れ動くことも少なくありません。

そういった不安定な状態では、しみじみと愛情を感じることが難しいケースもあります。愛情が無いわけではなく、まだ実感できないだけなのかもしれません。

我が子が可愛いと思えない精神状態でも、授乳やおむつ替え・離乳食作りなどのルーチンワークをきちんとこなしているのであれば、それは十分に愛情あふれる触れ合いです。

ママがイメージしていた温かでほのぼのとした愛情ではなくても、母としての義務を果たしていることは、赤ちゃんを大切に思っている証しではないでしょうか。

おしゃべりができるようになり、子供の身辺自立がどんどん進んでくるにつれて、育児の負担も減ってきます。

こうして心の負担も軽くなってくれば、今まで気付けなかった自分の母としての愛を実感できる日が来るかもしれません。

自分の母親像に振り回されたとき…母親との関係を見つめなおす

子供にとって母親の存在はとても大きなものです。娘が子を産み自らが母となっても、それはなかなか変わらなかったりします。

私の母は、私を生んだ瞬間からとても愛おしい、可愛いと感じたそうです。それを聞き、私は「母性スイッチが入らない私はダメ親だ」と思ってしまいました。

母が普段から堂々とした人で、私自身とても尊敬していたため、余計に「落差」を感じて落ち込んでしまったのです。

しかし、冷静になって考えてみると、そんな母もいつでも理想的な母親だったわけではありません。

仕事でストレスが溜まれば、理不尽に当たることだってありました。家事も育児もすべて完璧!というわけではなく、ズボラなところもある普通の人でした。

そのことに気付いたとき、私はちょっと変わったような気がします。そして、それよりまでもはるかに母を好きになりました。

完璧な母親である必要はない!1日ずつ母親として成長しましょう

お母さんは、完璧である必要なんてありません。

  • 家事や料理が苦手
  • ついつい叱ってしまう
  • 気が付くと機嫌が悪くなっている
「こんな私、ダメなママだわ…」と落ち込んでしまいませんか。それでもいいのです。
家事や料理が苦手
苦手な家事や料理に一生懸命取り組んでいる姿は、子供も絶対に見ています。

「苦手でも頑張れる」という励ましにつながります。
ついつい叱ってしまう
ついつい厳しく叱ってしまうのは、子供のことが心配だから、しっかりした大人に育ってほしいからですよね。

どうしても後悔したときは「ぎゅっ」と抱きしめてあげましょう。

頑張りや得意なことをほめてあげて、「あなたが素敵な子だって、ちゃんと見ているよ」とアピールしてあげましょう。

気が付くと機嫌が悪くなっている
どうしてもイライラやストレスで機嫌が悪くなってしまった時は、後悔したとき、気持ちが落ち着いたときに素直に子供に謝ってみましょう。

「ごめんね、ママイライラしてた」と正直に言葉に出すことで、子供もママも救われることがあるものですよ。

どうしても育児がつらい日があってもいい!乗り切り方を覚えよう

子育てには、どうしてもつらい日、我慢できない日があっても仕方がありません。そんなときの乗り切り方をご紹介します。

パパにつらさを伝えよう!孤独にならないために夫婦で共有して

どうしても育児がつらく、赤ちゃんのことを可愛いと思えない時は、一人で抱え込まないことが大切です。

まずは一番身近にいるパパに、つらさや孤独をきちんと伝えてみましょう。外の社会に働きに行っている父親は、ママのつらさや孤独に全く気付いていないことも多いのです。
  • 夜あまり眠れず、昼も休む時間がないため体力的につらい
  • 産後の疲れや授乳による貧血・乳腺炎といった体調不良でつらい
  • 自分はマタニティブルーが重いような気がする
  • パパ以外の人と話す機会がほとんどない
  • コンビニにも気軽に寄れず、孤独
  • 社会から取り残されているような気がする
  • みんなが言う「理想のお母さん」からかけ離れていて悲しい

こうした今抱えているつらさを伝えてみましょう。

パパは育児に関して授乳とおむつ替え、あとは赤ちゃんと遊ぶだけくらいのイメージしか持っていないことも少なくありません。

体力的にも精神的にも追い詰められていることを、できるだけ具体的に伝えましょう。

保健師の家庭訪問・乳児健診で専門家に相談してみよう

新生児がいる家庭には、保健師さんの家庭訪問があります。育児に対してつらさが強い場合は、保健師さんに相談してみましょう。

また乳児健診に行ったとき、保健師さんとの面談を受けます。こちらも相談する良いチャンスです。

育児につまずいているポイントを見極めて良いアドバイスを受けられることもあります。保健師さん自身が、働く先輩ママさんというケースも多いですよね。

同じような悩みを抱えているママサークルを紹介してくれたりと、いろいろな方法を知っているかもしれません。

私も保健師さんの家庭訪問で育児を認めてもらえて、とても救われた記憶があります。

誰かに頑張りを認めてもらうことは、とても大切なことなのです。

赤ちゃんを連れて通える産婦人科や心療内科を見つける

マタニティブルーや産後うつが悪化してしまっていると感じた場合は、産婦人科や心療内科に通ってみましょう。

  • 授乳中…産婦人科
  • 卒乳後…心療内科

おっぱいに薬の成分が出てしまうことが気になる場合は、このように病院を選ぶと安心ですね。

私の体験談を紹介

産後うつが大変重くなった私は、自分でも限界を感じました。行政の相談窓口に相談したところたらい回しに遭い、児相に子供を取り上げられそうになりました。

その当時はパパも全く理解が無かったので、自分で心療内科を探しました。電話帳で調べて片っ端から心療内科に電話をかけ、赤ちゃんと一緒に通えるところを見つけました。

私が見つけた病院は託児やベビールームはありませんが、先生や看護師さんが大らかに受け止めてくださり、母子で通うことができました。

大変な2年間でしたが、私の状態はとても良くなりました。周囲の人との関係性も変わり、自分の性格も見つめなおし、人生が変わった2年間でした。

悩み事や限界を感じた場合は無理をせず、専門の医療機関で受診することも大切です。

他人からつらい言葉・きつい言葉を投げかけられたとき

育児で心も体も疲れ果てている時に弱音を吐くと、こうした厳しい意見を突きつけられることもあります。

  • せっかく赤ちゃんを授かったのに自分勝手なことを言うな
  • 育児に専念できる身の上で文句を言うとはワガママだ
  • もっと大変な境遇の女性もいるのに、あなたは頑張りが足りない
  • あなたがしているのは苦労とはいえない。ただの愚痴だ

こんなことを言われると、とてもショックですよね。私も実際いわれたことがありますが、クヨクヨしやすい性格もあって、とてもつらい気持ちになりました。

でも、赤ちゃん育児に対するイメージと実際の育児のギャップに苦しんでいるママは少なくありません。

育児をつらいと感じることは珍しいことではなく、そう感じてしまった自分を責める必要はありませんよ。

専業主婦や育児休暇中で育児に専念できるからこそ、育児の孤独から抜け出せないママもたくさんいます。

視野が狭まり、終わりのない暗いトンネルをさまよっているような気分になることもあります。

もしもっと大変な境遇にある女性がいたとしても、今あなたが感じている大変さはあなただけのものです。つらさや大変さは他者と重さを比べるべきものではありません。

理想の母親像は捨てて、自分なりに一日ずつ母親になりましょう

誰もが初めての育児には戸惑うものです。赤ちゃんが1日ずつ成長していくように、ママも1日ずつだんだん母親として成長していきます。

新人ママ時代に甘えていると言われるかもしれません。

でも、理想の母親像と比べられている、自分で比べているのであれば、その必要は全くありません!

苦労が足りないと言われても、赤ちゃんと一緒に笑えるようになるころには「私も頑張ったなあ。」と胸を張れるようになっているかもしれません。

育児は楽しいばかりではありません。でも長い育児の間には、家族それぞれの成長と喜びがたくさん訪れます。

今楽しめなくても、赤ちゃんを可愛いと思えなくても、数日後、数ヶ月後には成長とともに楽しさや可愛さをきっと実感できる日が来ます。

理想の母親像が無いように、育児にも「絶対のマニュアル」なんてないのです。焦らずに、1日ずつ赤ちゃんとの生活を築いていきましょう。
みんなのコメント
  • こはずさん

    「あなたならいいお母さんになりそう!」とまわりから言われることが多く、実際は不機嫌、叱ってばかりの自分に自己嫌悪ばかりの私です。

    でも、この記事を読んで、とても救われる思いをしました。

    子供が自分のことをどう思っているかなんて、聞いたことがありませんでした。実際、聞いてみるのは怖い部分があります。でも、理想の母親像に振り回されないために、こどもが望む母親像を聞いてみようと思いました。

あなたの一言もどうぞ