不妊様にならないで!友達の妊娠出産報告が祝福できない時の対処法

コメント0
2017/05/07

女性と男性の身体的な一番大きな違い、それは女性は妊娠し出産することが出来るということでしょう。

だからこそ妊娠できないことは「女性」として何か欠落したように感じて余計にツラくなったり、感情的になってしまったりしやすいのかもしれません。

今では女性の一生の過ごし方も多様化して、日本でも「産むことを選択する自由」に注目が集まり始めています。子供を産める体でも産まないという選択肢を持つ生き方です。

そうは言っても、自分も結婚すれば普通に妊娠して出産するものだと思っていた人にとっては選択の自由ではなく、希望が叶わぬツラさが募る日々となります。

あなたは今、どんな気持ちで妊活をしていますか?

もしかしたら親友の妊娠出産ですら、素直に喜べないような心理状況に陥っているあなたに、本稿がちょっぴりでも心が軽くなる処方箋となりますように。

まさか私が不妊様に?自分がこんな人間だと思わなかった

ネット用語で使われている「不妊様」という言葉をご存知ですか?

これは不妊治療をしている女性全般を指す言葉ではありません。不妊を理由に周りに気を遣わせている女性のみを揶揄して「様」をつけたネット用語です。

では、どんな人が「不妊様」と呼ばれるのでしょうか?

友達の妊娠・出産・育児の話題を極端に嫌がる
友達や同僚など周りの人が妊娠や出産、育児などを話題にしたり、子連れで会ったりすることを極端に嫌う。「悩む私の前でなぜそんな話をするのか」と周りに愚痴をこぼして気を遣わせ、察してほしいと口に出して怒る。
自分の不妊治療が最優先で夫や周りの気持ちや状況を顧みない
不妊治療に没頭するあまり、周りに極端に気を配れなくなってしまう。仕事は休ませてもらって当たり前、夫の自分への気遣いが足りないと責め立てるなど、悲劇のヒロインぶっていると周りに思われるような行動をついついしてしまう。

いずれも人として理解できない心理ではありません。不妊治療は経験した人しか本当の辛さはわからない部分もあり、他人にその感情を共有してもらうことは困難です。

同じ不妊治療を行っている人でも正面からの応援を好む人もいるし、一切話題にしないでほしいと願う人もいるので、周りも対応に右往左往してしまいます。

「私…不妊様に近い言動をしてしまっているかも」と思い当たる方でも、もともとは前向きな性格だったりして、こんな負の感情に支配されるとは思ってもみなかったでしょう。

こんな嫉妬や怒りに支配される私は本当の私じゃないはずなのに、と悩み、辛く感じる心。それをどうしてもコントロールしきれない未熟さ。

不妊治療に頑張っている人なら、誰でも心の中にこの「不妊様」のような感情は少なからず抱えています。

そんな中でも、負のスパイラルにはまってしまう人と、はまらない人がいます。その違いは何なのでしょうか。続いて考えていきましょう。

自覚することがまず大切!自分の感情を文章にして整理

自分が余りに妊活の結果に振り回されて毎日を過ごしているなと感じたら無理せずに、誰か親しい人にだけ、その気持ちを伝えてみることも大切です。

口に出していうのが嫌であれば、何かに書いても構いません。何が自分は嫌なのか。ご主人にはどうしてもらいたいのか。自分はどうしたいのか。

文章にすることで考えがまとまり、少し自分を冷静に客観視できたり、前向き思考を取り戻せたりもします。
  • 「妊活が上手くいかなくて、イライラしちゃう自分に落ち込んでしまう」
  • 「仲良しの友達の妊娠なのに喜んであげられない自分が格好悪くて悲しい」

落ち込んだり苦しんだりしている気持ちを吐き出し、認め、整理することで、また周りの環境や気遣いが新たに見えてくることもあります。

地道に頑張っているつもりでも、つい独りよがりになり、周りには「悲劇のヒロインになっている」と思われてしまうようなこともあるかもしれません。

揺れているのだもの、仕方ありません。頭の中では色々なことを考えても、口に出して周りを傷つけなければ100歩譲ってOKにしておきましょう。

悪い方向に考える自分をまずは肯定して、何とか改善してみようと自覚すること。そこから再び、妊活への取り組みがラクになりだすことでしょう。

赤ちゃんを授かるために身体の健康を心がけて妊活をしているのに、心が不健康な状態では本末転倒ですから、ネガティブ思考とは出来るだけ早めのお別れを。

不妊様にならないための気持ちの切り替え方 

今の自分の心理状況は普通ではないと肯定できたら、では具体的にどうすれば負の感情を切り替え、心の痛みを軽減することができるのでしょうか。

これはいくら他人にアドバイスをもらっても、結局は自分の感性に従ってしまうことではあるのですが、少し見方や考え方を転換させるとラクになることもあります。

妊活では「努力は必ず報われる」わけではない

女性は男性に比べ、どちらかというと真面目にコツコツと人生を積み上げます。受験や就職、結婚と常に頑張って乗り越え、結果を残してきたと自負する方もいるでしょう。

「努力は必ず報われる」と信じて人生を歩んできて、妊活だって本気で頑張れば何とかならないわけがない、とどこかで思っていたりもして…。

ところが妊活はそうはいきません。「努力は必ず報われる」が通用しないのです。

食生活に気を配り、生活スタイルを改め、お金も使って懸命に取り組んでいるのに!これまで努力で何でも勝ち取ってきた女性には人生で初めて経験する厳しい挫折です。

しかし、人生を長く歩んでいけば「努力は希望したような形で報われるとは限らない」ということが次第にわかってくるでしょう。

妊娠出産ももちろんですが、そのあとに続く育児も思う通りにはなりません。努力して育てても自分の望むような子供に育ってくれるとは限りません。

年をとれば、健康に気をつけていても病気を患うこともあります。闘病に努力しても、なかなか完治しない場合だってあります。

「努力は必ず報われる」と信じて頑張れる心は何より大切です。しかし、すぐに結果がついてくるわけではありません。

頑張り屋さんのあなた!もしかしたら望む結果ではないかもしれませんが、今の努力はきっとボディブローとなって今後の人生にジワジワと報いてくれるはずです。

イライラの矛先は自分に向ける

例えば通勤電車の中でマタニティマークをつけている女性を見かけると何だか不愉快な気分になる。泣いている赤ちゃんを疎ましく感じる。

不妊治療が長くなってくると、知り合いでもない他人のそんなことすら嫌に思えてくることがあります。

これが友達となるとなぜ私に赤ちゃんの写真を送ってくるのだろう、年賀状に子供の写真を載せて自慢なの、とイライラしてみたり…。

そんな時は「もし自分が同じ状況になった時はこうしよう」とイライラ思考の矛先を自分に転換してみてください。

他人の行動が自分の気に入らない時は、その人はその人。私は「私が妊娠できたらこうする」「周りにちゃんと配慮する」と自分に課題を向けるのです。

「マタニティマークなんてつけない」「新生児の赤ちゃんは連れ歩かない」「年賀状に子供の写真は載せない」等々…。

そう思っていても、実際に自分がそうなったら心境が変わったり、同じことをやらざるを得ないような時が訪れる可能性だってあるのです。

自分が経験してみて初めて、以前は有り得ないと思っていた他人の言動を受け入れ、理解することが出来る瞬間がくるのかもしれません。

不妊に悩むのは自分だけではない!

不妊治療をしているとき、身体的・心理的に一番ストレスや負担を抱えるのはもちろん妻である女性です。

しかし不妊にも色々なケースがあり、2人目不妊で上の子が「兄弟が欲しい」と訴えていたり、夫が原因の男性不妊の場合もあります。

赤ちゃんを迎える準備はママの体調やお部屋を整えたりすることだけではありません。やはり家族の温かい信頼感・絆が何よりの安心材料となるのです。

私ばかりが色々抱えて大変とストレスを溜めるのではなく、妊活を支え、取り巻いてくれるすべての人に感謝を忘れないことが心とカラダの安定につながるのだと思います。

赤ちゃんが欲しい、と思っているのはママ本人だけではありません。温度差があると感じることはあっても、そこに家族全員の思いは必ずあることを忘れずに!

不妊治療中にはどう付き合えばいい?友達付き合いの方法

自分より後に結婚した友人がドンドン妊娠出産して、なんだか取り残されたみたいな気分になるとき、もうその友人関係自体を絶ちたいと思うこともあるでしょう。

不妊治療中は気持ちがナーバスになり、以前なら腹の立たなかったようなことでも苛立ったり、許せなかったりもします。

そんなネガティブな時はすぐに答えを出してラクになろうとするのではなく、冷静に長いスパンで自分のことを考えてみませんか。

友達と自分の比較が止められない時

友達がいい高校に進学した、一流企業に入社した、など自分と差が出たなぁと感じることは皆さんにもこれまでにあったかもしれません。

ただ、それを羨ましいなと思ったとしても一瞬のことで、四六時中頭から離れないということはほとんどなかったかと思います。

しかし妊娠となったとたん、学力や体力と違って割り切りにくいのです。同じ女性なのにと悔しさや嫉妬がとまりません。この「同じ女性」という考えが曲者です。

確かに同じ女性なのですが、やはり人生は十人十色で違っていて当たり前。

「適齢期」という言葉がありますが、人にはそれぞれ仕事に適した時期・結婚に適した時期・妊娠に適した時期があるのではないでしょうか。

友達とは違う「自分」にとって最高のタイミングである母親になる適齢期を神様が見計らってくれているのだと信じて、それまでの時間を楽しむと心に決めてみませんか?

それと忘れずにいたいのは、隣りの芝生は青く見えるということ。自分にとっては羨ましくて堪らない友達の人生であっても、内情は本人にしかわかりません。

よく有名人でおしどり夫婦と謳われていたご夫婦が離婚するほど関係が劣悪だったなどということもあります。他人の家庭の表面と裏側は違うこともあるのです。

別に友達の裏の不幸や粗さがしを勧めているわけではなく、人には人の見えない事情があり、自分は自分の人生を懸命に生きると割り切らなくてはいけません。

これは今後、自分が育児を始めることになったらもっと大切な考え方となってきます。我が子は我が子、他人の子と比べることが出来ないことと結局は同じなのです。

友達との付き合いをやめたくなってしまった時

妊活が長引いてしまったり、年齢を重ねていったりすることで、そうは言っても気持ちを前向きに維持できなくなってくることもあります。あって当たり前です。

独身時代に先に結婚した友人が育児や夫の話ばかりすると辟易したことがある方は少なくないでしょう。主婦になるとどうしても話題の中心は旦那様や子供のことになります。

長年仲良くしてきた相手であっても、お互いの環境が変われば関心事も変わり、時間を共有することが困難に感じられる時期がくるかもしれません。

しかし、そこでツライからとはっきり自分の気持ちだけを相手にぶつけたり、縁まで切ってしまうのは余りに残念だと思いませんか?

今は憂鬱なママや妊友とのトークでも、いずれは自分も同じ環境になる日が来るかもしれません。年月が過ぎて考え方に余裕がでてくるかもしれません。

妊活中は自分の気持ちにばかり向き合ってしまい、周りと疎遠に陥ってしまう女性は少なくありません。でも何もそんなに孤独になることはないのです!

必ず自分の気持ちが切り替わって、また違う考え方が出来る日は来ます。だから焦らずに、どうしてもツライ時は一時的に距離を置くだけにしてみてください。

  • 会ったり連絡を取り合う頻度を意識して下げる
  • 習い事をする・仕事に没頭するなど環境を忙しくする

くれぐれも一時の感情で友情を損なわないでください。自分の生活を忙しく、充実したものにしていれば、あまりグジグジ考える暇はありません。

妊活中は仕事をセーブしたり止めたりして生活する方もおられますが、そういう場合は習い事や趣味を充実させて、一人の時間を長くもたないように変えてみましょう。

ただ、もうそういうことすら考えるのも嫌だ、解放されたいという場合はもちろん止められません…。いつも人生の選択をするのは自分自身でしかないのですから。

ショックを和らげるには?妊娠報告を受ける前準備

妊活を通じて仲良くなったり、長年の友人同士で励ましあう「妊友(妊活を共有しあっている友人)がいる場合、内心「どちらが先に?」という感情はあって当たり前です。

どちらが先に妊娠しても、お互いの頑張ってきた過程をしっているだけに、どう報告しあったらいいのかは頭が痛い問題です。

「この子の妊娠が自分より早かったらショックだな」と思う相手がいたら、あらかじめ自分の受けたい報告スタイルを話しておくといいのではないでしょうか。

  • 「妊娠したら、すぐにメールで連絡してちょうだいね!」
  • 「妊娠報告してくれるときは直接会って報告してほしい!」
  • 「あなたが先に妊娠しても安定期に入るまで言わないでいいからね」

こういう相談が事前にないと、相手は考えに考えて「良かれ」と思った方法で報告してくれるのですが、それが自分にとってはショックな場合もあります。

例えば友人が先に妊娠し、あなたの気持ちを思って安定期まで黙っていたら、違うルートから知ることになり「どうしてすぐに言ってくれなかったの」というような局面も。

人はそれぞれ受け止め方が違います。妊娠をすぐに知らせないことを水臭いという人もいれば、思いやりと受け止める人もいます。

「自分だったらどうかな?」と考えて希望を伝えあっておけば、それが現実になってもショックは軽減できるかもしれません。

自分が「すぐに教えてね!」と頼んでおけば、すぐ言ってもらえたら喜びやすいですし、心の前準備があると違ってくるのではないかと思います。

実際に自分の希望通りにしてもらっても、気持ちが混乱する場合もあるかもしれませんが、少なくともあり得ないと怒ることはなくなるのではないでしょうか。

私は友人にはすぐに知らせてね、お祝いさせてねと言っていました。気持ちの前準備があったので、コントロールしやすかったなと自分では思っています。

妊娠出産はゴールではない!人生を考える時は俯瞰図で

仮りに周りの友達が自分より先にドンドン妊娠出産していったとしても、そこがゴールではありません。

もちろん何もかも順調に進んでいる友達も多いでしょうが、中には待望の赤ちゃんが病弱だったり、育児でとても苦労したりするようなことも結果的に有り得ます。

今、自分に起こっている現実も、全ては通過点です。思う通りにならなかったときに、どう自分の人生を軌道修正していくかで幸せ度は変化していきます。

私の友人には里親になった人もいます。すごく覚悟のいる決断だったと思いますが、施設に預けられていた姉弟の2人のお世話をしています。

海外に移住した夫婦もいれば、愛犬たちに囲まれて2人の時間を楽しんでいる夫婦もいます。

彼女達も子どもに恵まれなかったことは残念でしょうが、長い不妊治療期間を経て、自分たちの人生を再構築しています。

自分で目標をつかみ取ることも大切ですが、人生の中で与えられた環境を受け入れて、たおやかに生きていくことも時にはあって、幸せにつながっているはずです。

「こういう考え方もアリかもしれないな」と思えたら、あなたはきっと昨日よりは少しラクに物事を考えられるのではないでしょうか。

自分やその周りの狭い小さな世界だけにとらわれるのではなく、人生を考えるときは大きく俯瞰で見ることが重要となります。

人の意見や気持ちを少しでも受け入れる余地が残っていれば、あなたはきっと近いうちに友達のために妊娠出産を喜ぶ気持ちになれるはずです。

それはすぐにではないけれど、望む形とは違うかもしれないけれど。がんばり、もがいているあなたを心から応援しています!

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ