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意見が合わない!夫婦で子育て観が違うときはどうしたらいいの?

2015/07/17

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夫婦にとって、価値観が似ていることがとても大事だと言うことは、結婚生活を送る中で度々実感することでしょう。

結婚式の用意に始まり、新居探しに家事の役割分担においても、価値観がある程度似ていなければ実は何も決められないという事態に陥ってしまいます。

そして子供が生まれてからは、子育てについての価値観。それぞれが自分の育ってきた家庭環境を元に、いろんな思いを抱いていいるものです。今まで気にならなかったような小さなことでも、ことごとく衝突する場合も…。

夫婦で子育てについての意見が合わなかった時は一体どうしたらいいのでしょうか?

子供への思いには自分の「願望」が含まれているから夫婦で違う場合も

私たちは自分が親になった時、「子供にはこうしてやりたい、ああしてやりたい。」といろんな思いが湧いてきます。そしてそれらの思いは、ほとんどの場合自分の子供時代の経験に基づいているものです。

  • 我が子にも同じものを与えてやりたい
  • 我が子には同じ思いはさせたくない

その思いには、おもちゃやおやつ、テレビやゲームの与え方などの日々の小さなものから、習い事やお受験などの教育方針、「父親とはこうあるべき」「母親とはこうあるべき」といった願望や理想の形が含まれていると言えます。

そのため、夫婦で意見が合わなかったからと言って、なかなか譲れるものではありません。

意見は違っていてもいい!むしろ違っているからいいと考えてみて

夫婦と言っても、元はと言えば赤の他人。生育環境も性格も違う二人が夫婦となり親となるのですから、スムーズに行くことばかりのはずがありません。

だからと言って、ただの夫婦げんかでは済まされないのが子育ての辛いところ。では、どうしたらいいのか?その一つが、「意見は違ってもいい」いえ、むしろ「違っているからいい」と考えることです。

「他の視点」から見れるということはとても貴重です!

皆さんは、愚痴は誰に言いますか?相談ごとは?愚痴が言えて、そして相談もできる相手というのは、いそうでなかなかいないとても貴重な存在です。

普段の私たちの日常生活を思い返してみても、「聞いてー。」と愚痴を聞いてもらいたい相手と、本当に困ったときに相談する相手というのは案外違う人の場合も多いでしょう。

それは、愚痴を聞いてもらいたい相手には自分と同じ視点で「共感と同意」をしてもらうことで満足するのに対して、相談相手にはそれ以上に、自分とは違う視点からの「助言や指摘」が欲しいから。

「こうしようと思うんだけど…」と思いながら決断を迷っている時に、「そうだよね、それがいいんじゃない。」と言ってくれるだけでは、自分の選択のどこかに落とし穴が潜んでいるかもしれないという不安をぬぐいきることはできません。

自分と違う視点から考え、違う道筋をたどった上で「うん。それがいいと思うよ。」と言って背中を押してもらえたら、自信を持って進める。そんな経験はありませんか?

だから、一番近くにいて一緒に決断していかなければいけないパートナーの意見が違うということは、考えようによってはとてもラッキーなこと。

同じものを見て、同じように感じるのではなく、「えっ?あなたにはそんな風に見えるの?」という驚きを持って、相手の話を聞いてみるのもいいかもしれません。

子育てには「これが正解!」と自信を持って言えるものはないので、それぞれが試行錯誤しながら自分たちの子育て法を見つけて行かなくてはならないのが常…。

とすると、一見回り道をしたように思える道が、結果的に見るといい方向へつながっていたということもあり得るのです。だから、少しでも多くの視点から見れた方がお得!違う方向から見てみることで見えてくる景色もきっとあるはずですよ。

意見が違う人との付き合い方を、子供にも学ばせてあげられる!

世の中には自分とは違う考えや意見を持っている人は沢山います。だからと言って、「意見が違うからダメ」「違う考えの人とはやっていけない」わけではありませんよね。

意見が違う人とも、お互いの気持ちや意見を尊重しながらもいい関係を作っていけるのだ、ということを両親の姿を通して学んでいくこともできるのではないでしょうか?

他人と衝突することを嫌って自分の意見も言わなかったり、自分と似たような価値観の人とばかり付き合って、違う価値観の人は排除するなどということにならないように子供に教えてあげられたらいいなと思います。

子供が戸惑ってしまわないために!夫婦でこれだけはすべきこと

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さて、意見はいくら違っていてもいいのですが、気をつけなければいけないのが子供の前での言動です。子供を間にはさんで、「パパの言うことを聞きなさい」「ママの言うことを聞きなさい」と反対方向から子供を引っ張るわけにはいきません。

それでは子供は戸惑い、混乱してしまいます。ではどうすればいいのか?

二人の目指す目的地は同じ?方向性を決めておこう

子供には幸せになって欲しいと思う気持ちは同じ、それなのになぜか意見が合わない。それはもしかしたら、お互いが目指している目的地がズレているのかも?!

価値観や意見の違う夫婦であっても、一緒にいるからには目指している目的地がある程度近い場所でなくては不可能。子育てにおいても同様です。

「目指している目的地はどこか」せめてその方向性だけでも夫婦で意見をすり合わせておくことが大切です。

その目的地がお互いに納得できている場所でなければ、その道順や方法について何度話し合ったとしてもうまく行くはずがありませんよね。

逆に、目指す方向が同じであるならば、細かい道順や方法の違いについては少し目をつぶることも必要ではないでしょうか?特に、日常生活の細かいことについては主に役割を担っている片方にある程度任せてしまうのもひとつの方法。

日頃から多くの時間を子育てに費やしていて、直接苦労をしているのがママならば、土日だけ子供に関わっているパパに「私はこういう方針でやっているから協力して!」とお願いする権利ぐらいあってもいいですよね。

子育て観が違うと困ることの一つに「お受験」があります

また、上記のように、夫婦で意見が合わないことがそれほど大きな影響を及ぼさない程度ならいいのですが、お受験などの一大イベントに関しては夫婦の子育て観の違いが大きな弊害になるので一大事です。

「小学校から私立へ行かせたい」という考えに至るには様々な根拠があって、「よりよい学習環境を求めて」「子供の将来を考えて」「パパやママの希望」等、家庭によりその理由も様々。

でも、いくらパパが望んでいてもママは納得できてない場合や、ママが一人で熱心になっているだけでパパは協力的ではない場合は、子供のお受験をめぐって夫婦間のいさかいが絶えなくなるケースも…。

そして「一体誰のためのお受験なのか?」が分からなくなってしまうことにもなります。

「お受験対策」家族の団結力が何より大切です

ここで忘れてはならないのは、小学校のお受験はそれ以降の他の受験以上に、「家族の団結力」が必要であることです。

以前、有名小学校のお受験のために通ってくる子の多い幼児教室の講師をしていたことがあるのですが、小学校のお受験では子供の個性と同じくらい親を見ます。

親子面接に象徴されているように、小学校側では主に次のような事が重要視されます。

  • 本校の教育方針に賛同しているかどうか
  • 家庭ではどんな教育をしているか
  • 本校のブランドを守ることに必要な知性や品性を身に着けているかどうか

家庭内の多大な協力なくして合格はあり得ません。

「夫婦間で教育についてきちんと話し合う機会が十分に得られているかどうか」、「子供に対して信念のある教育がされているかどうか」が試されるのです。

そのため、夫婦間でお受験に対する考え方などが合わない場合は、子供にとっては不幸以外の何物でもありません。親子二人三脚で歩んでいかなければならない状況にありながら、夫婦が違う方向を向いているのではいい結果には決してならないからです。

子育て観は夫婦で違ってもいい。でもお受験においては、夫婦間で意見を統一する必要があります。

そのことはぜひ覚えておいてくださいね。

自分自分になってない?「子供のための」子育て観を考えよう

子供のことを思えば思うほど、こだわりが出てくる子育て観。夫婦で意見が合わず喧嘩ばかりになってしまうこともあるかもしれません。

でも、口では「子供のため子供のため」と言いながら、子供の個性や子供自身の気持ちなどを考えず、自分の思いを押し付けてしまっている場合もあります。

夫婦で子育て観が合わなかった時は、一度パパもママも自分の思いから離れてみて「本当に子供のためなのかどうか?」を考えてみましょう。

「この子のためにはどうしてやるのが一番いいのか?」という最もシンプルな問いに立ち戻って考えてみて!自然と答えが出てくるかもしれませんよ。

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