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小さいうちは可愛そう?保育園での生活のが子どもに与える影響とは

2014/04/12


成長に大事な時期なのに母親が仕事をしていていいのか。一日の大半を家族でない人間と一緒に過ごしていて問題はないのか。0歳なのに保育園に預けるなんて可愛そう。こんな声を聞くと、ちょっと待ってよ、と思いませんか。保育園に行く子は可愛そうなのか? 本当にそんなことがあるのだろうか。

考えてみると、保育園生活を経験してその後成長して大人になり、社会に出て働いている方がいったいどれだけいるでしょう。その人達みんなに何かの問題があるのでしょうか。そんなはずは無いですよね。なにかの問題を抱えているとしても、保育園が原因ということはないでしょう。少なくとも保育園だけが原因ということではないでしょう。保育園に子どもを預けるのが可愛そうという考え方は、どこから来ているのでしょうか。

幼稚園や小学校でも同じなんですが、保育園の一番いいところは同年代の子どもと集団生活を経験できることです。たくさんの人と一緒に過ごす。その中には、一緒に遊ぶ楽しさや、ケンカをする哀しさなど、こころの畑をたがやす要素が詰まっています。

自分だけの意思が通らないということを学ぶ。相手のために譲ることを学ぶ。こういうことをすると叱られる、ペナルティがある。そういうことがあるんだと学ぶ。人間関係の勉強が出来ます。コミュニケーション能力が花開き出す最初の拠点になるわけですね。なのでむしろ早くから保育園に行っている子の方が、成長してから人との距離の取り方が旨いと考えることも出来るでしょう。

ただ性格的に合わないという子も居るにはいるのですね。一人で遊ぶほうが好きだという子。情緒の発達が早くて自分の意思がはっきりしている子。そういう子どもの場合は、みんなで同じことをするという状況が苦痛になることもあるかもしれません。そういう態度を「問題だ」というふうに取られてしまうかもしれません。なんだかちょっと気の毒です。しかしいずれにしても、それが保育園そのものの問題点として考えるべきではありません。一つの側面としてある問題、ということですね。

子どもを保育園に預けるのは可愛そうだ。この考え方は、言い換えるなら「子育ては母親がするものだ」ということになるようです。母親がやるべきことをやってないじゃないか、という見方がまだまだ根強いのです。子育てに、「こうするべき」などどいうものはありません。「こうなるはず」というものもありません。母親が子育ての中心だったのは、そのほうが効率がいいという過去が長かったからであって、生き方や働き方がどんどん変って行く現代ですから、子育ての目線ももっと違ってくるといいのではないかと思ってしまいます。

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