桃の節句は女の子の成長を祝う節句!お雛祭りの祝い方や雛人形などの準備品

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2015/05/10

女の子の初節句で雛人形に思いを込める「桃の節句」女の子のお子さんがいる場合は、雛祭りをまず意識されるのではないでしょうか?

お雛祭りにお祝いするのは分かるけれど、どうやって祝えばいいの?食事は?服装は?など疑問に思われている親御さんもいますよね。

ここでは、桃の節句の由来とお雛祭りにどう祝えばいいのか?について紹介します。

「桃の節句」が行われるようになった背景

節句とは、一年の節目となる日のことをさします。元は中国で行われていた節句の行事が日本に来、形を変えつつ現代の節句のような祝い方をするようになりました。

日にちは中国史のものがそのまま使われ、奇数が重なる日を節句としているようです。

3月3日に雛人形を飾って女の子のお祝いをする「桃の節句」

女の子が生まれて初めて迎える3月3日、男の子が生まれて初めて迎える5月5日を、それぞれ「初節句」と呼ぶのです。

中国が節句としていた奇数重なる日で、季節の変わり目でもあった3月3日には、「上巳(じょうみ)の祓い」という厄払いの儀式が行われていました。

この上巳の祓いが日本に伝わった際、植物や紙で作った人形を自分の身代わりとし川に流すことで、厄を払うという風習となりました。この風習を「流し雛」と言いました。

この流し雛の風習自体は、とりわけ女の子ともお祝いとも深い結びつきのないものでした。

しかし、そこに、平安時代頃から女の子たちが好んで行っていたおままごと遊びが繋がり(人形繋がりですね)、女の子に災難が降りかからぬよう祈願する風習へ。

そして、厄除けだけでなく無事に成長したことを喜び、さらには女の子の将来の良縁を祈る意味も込め、華やかに人形を飾ってお祝いをする今の「雛祭り」の形となったのですね。

よって、「桃の節句」には雛人形を飾ることから「雛祭り」とも呼ばれるようになったのです。「雛祭り」の方が一般的には浸透しているイメージがありますね。

ちなみにこの節句を「桃の節句」と呼ぶ所以ですが、旧暦の3月3日頃は、桃の花が咲く頃だったためです。

女の子の節句らしい、伝統も感じるきれいな名前ですね。

また、日本でも昔から桃の枝には魔除けのパワーがあると信じられていました。そして、桃の葉は皮膚疾患(あせもやただれ等)の治療のためにも用いられていました。

このような伝統があり、日本では「桃の節句」には厄払いや健康祈願を行うようになったのです。

「桃の節句」には女の子の成長・良縁・厄払いを願う意味がある!

「桃の節句」は「雛祭り」と呼ばれ、女の子のお祝いを行う日です。「桃の節句」では、以下のような願いを込めて、お祝いを行います。

  • 女の子が健やかにやさしい女性に成長することを祈願する
  • 女の子が良縁に恵まれるよう祈願する
  • 女の子に厄が降りかからぬよう、また厄を払えるよう祈願する

このような願いを込めて、人の形を象徴している雛人形を飾り、お祝いをします。

昔から女の子は人形を用いたおままごと遊びを好み、それが女の子のお祝い事を彩る雛人形となり、雛人形は「桃の節句」を象徴するものとなっています。

「桃の節句」は3月3日に行う!この日近辺に生まれた赤ちゃんは次年でもOK

「桃の節句」は上の通り、3月3日です。

「お七夜」「お宮参り」「お食い初め」等、他のお祝い行事は、「赤ちゃんが生まれて〇日目頃」といった、どの赤ちゃんもが同じ月齢の頃に経験をするお祝いですよね。

それに対し、「初節句」は日にちが決まっているタイプのものですね。

生まれてすぐ「初節句」を迎える赤ちゃんから、1歳間近になって迎える赤ちゃんまで、赤ちゃんの誕生日によってさまざまですね。

(3月3日当日や、2月末~等その少し前に生まれた赤ちゃんの初節句は、まだ退院していなかったり小さすぎる等の理由から、1年後の節句を「初節句」と考える場合もあります。各家庭の考え方によりますね。)

「桃の節句」の祝い方を紹介!

「桃の節句」当日は、女の子を囲んでお祝い膳を食べながらお祝いを行うのが一般的です。

しかし、「桃の節句」の象徴とも言える雛人形は、2月初旬~遅くとも「桃の節句」の1週間ほど前には出しておくようにしましょう。

雛人形の飾り方は、今は雛人形の種類も大きさや段数も非常に多様化しているため、飾る場所や向きに特に慎重になる必要はないようです。

「(こちらから見て)お内裏様を左、お雛様を右」といった一般的なルールに従い飾ると良いでしょう。

結婚式の新郎新婦の並び方と同じという捉え方で良いですが、古来の伝統を受け継いだ京都の一部等では、お内裏様とお雛様の位置が逆という場合があるようです。

その地域の年配の方や人形店の方等に、その地に相応しい飾り方を事前に聞いておきましょう。

また、お祝い膳の他に、「桃の節句」当日には雛飾り(雛人形を飾る壇等)にも、さまざまな願いを込めて、菱餅や雛あられ等の食品を飾ります。

「桃の節句」の祝い方には特別な順序はなく、「初節句」を迎える女の子を囲んで、集まった親族で楽しく食卓を囲んだり記念撮影をされると良いでしょう。

女の子の月齢が高く、離乳食を食べられる場合は、お祝い膳の一部を取り分けて食べやすくし、一緒にお祝いの食を楽しむのも良いですね。

「桃の節句」の際に準備をしておきたいもの

「桃の節句」に準備をしたいものの代表とも言える雛人形は、一度用意をしたら女の子がお嫁に行くまで毎年大切に飾るものとなります。

その選び方や注意点等を中心に、「桃の節句」の際に準備をしておきたいもの全般についてお伝えします。

雛人形
雛人形は、母方の実家から1月頃までに贈ることが一般的となっています。

しかし近年は、老舗の人形店だけでなくベビー用品店やインターネットショッピングサイト等でもさまざまな大きさや種類や価格帯のものが並んでいます。パパ・ママが自宅のサイズ感や予算に応じて選ぶ場合も増えています。

誰が用意をするのか、どんなものを用意したいと思っているかを、事前によく話しあっておきましょう。

また、ママの雛人形が自宅にある場合も多いと思いますが、基本的には雛人形は女の子一人につき一セットを用意するものとなっており、その雛人形はママのものであり赤ちゃんのものではありません。

小ぶりなものでも、赤ちゃん専用のものを用意・プレゼントしてあげるようにしましょう。この先次女・三女と女の子が増えていった場合にも、伝統的な考え方としては女の子の数だけ雛人形を用意するものなのです。

理由としては、その子どもの成長や多幸を祈るための人形であるため、一人ひとりに用意することとなっているようです。
お祝い膳の献立
「桃の節句」のお祝いでは、女の子を囲んで以下のものをいただきます。意味と合わせて覚えておきましょう。

蛤のお吸い物 蛤の殻は対になっていて、対のもの以外他のものとは形が合わないことから、その子にぴったりの男性(良縁)に恵まれるようにという願いが込められています。
ちらしずし 女の子らしく華やかな彩りのちらしずしには、具材ごとに願いや意味が込められており、以下の具材等を入れます。

・レンコン…見通しがきくように
・エビ…腰が曲がったエビは長生きの象徴
・豆…マメに働けるように
・菜の花…春らしく、お祝いに相応しい食材

なお、ちらしずしの具として紹介した菜の花ですが、ちらしずしの具としてではなく「菜の花のおひたし」として一品にするという考え方もあります。

地域の伝統や、他に検討している献立との兼ね合いを考えながら、春らしくお祝いに相応しい菜の花をどのように調理するかを考えると良いでしょう。

他には、集まる人数やそれぞれの好みに応じて、好きな料理を用意しお祝いを盛り上げましょう。

また、次に説明する雛飾りに飾る食品も、後にお祝いの気持ちを込めながらいただきます。

雛飾りに飾る食品
「桃の節句」には、雛飾りの壇にも以下の食品を飾り、お祝いムードを高めましょう。

飾る食品とその意味を紹介します。

白酒 日本古来からのお神酒(おみき)を供える習慣からです。
雛あられ 神様へのお供え、旅のお供のお菓子です。彩りも華やかで、雛飾りをより美しく見せるためのお菓子とも言われます。また、雛あられには体に良いでんぷんが多く含まれることから、女の子の幸せと健康を祈る食品として飾られます。
菱餅 上から赤(ピンク)・白・緑の三色のお餅を重ね、菱形に切ったものです。菱形は心臓の形を表し、菱餅を飾ることで健康への願いを込めます。また、この三色にも意味が込められ、“雪が解けた大地に桃の花が咲いている”イメージを表現しているとも言われています。各色の持つ意味は以下の通りです。

・赤(ピンク)…解毒作用のあるクチナシの実の色で、魔除けを意味します。
・白…清浄・純潔を意味します。女の子の幸せを祈り、将来の子孫繁栄への願いも込められています。
・緑…ヨモギの香りで、厄払いを意味します。

他にも、地域によっては、飴細工やヨモギ餅等さまざまな食品を飾る場合もあるようです。

いずれの食品も、春をイメージし縁起も良いとされる食品であり、女の子をお祝いする気持ちを込めて飾られます。
服装
「桃の節句」には、赤ちゃんも大人も、特に服装に決まりはありません。

しかし、「初節句」で雛飾りやお祝い膳の前で記念撮影をする際等、赤ちゃんにオシャレをさせてあげたい場合には、以下のいずれかを用意される方が多いようです。

  • ベビードレス(退院時や「お宮参り」の際のものがまだ着られる場合)
  • 明るい色の着物柄をモチーフとしたカバーオール等ベビー服

あらたまった服装を望む場合はこのいずれかを、そこまでこだわらない場合は、普段着のなかからパパやママがお気に入りの一着を選び着せてあげると良いでしょう。

決まりも多いが気持ちが大切な「初節句」!お祝い方法は良く話し合って!

お祝いの仕方から内祝いまで、伝統的な行事であるだけに何かと決まりも多い赤ちゃんの「初節句」ですが、それだけみんなの思いが赤ちゃんに向いていることが嬉しい行事ですね!

「桃の節句」では、節句の人形の用意という高価な買い物や、お祝いに際して両家の予定を合わせる等、しっかりとお祝い方法について話し合いをしておくことが必要です。

また、写真館で記念撮影をする場合やデリバリーを頼む場合にはそちらの予約や、内祝いの下調べ等事前にしておいた方が良いこともたくさんあります。

赤ちゃんの大切な行事なだけに、事前の話し合いや準備も万端に、みんなで楽しく赤ちゃんのお祝いの席を囲んであげてくださいね!
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