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甘く見ないで!妊婦さんの「身体の冷え」による影響を知ろう

2015/03/23

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「妊娠前から元々冷え性だから・・・」とあまり深刻に考えず、軽くとらえてしまいがちな妊娠中の冷えですが、実は妊娠中は普段よりも冷えに十分に注意する必要があります。妊娠中の身体の冷えは、母体にも、赤ちゃんにもたくさんの危険が潜んでいるのです。

妊娠中の冷えが招く影響やその対策を理解し、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても温かくて快適な妊娠生活を送りましょう。

妊婦さんの冷えはこうして起こる

妊娠中は、普段よりも身体が冷えやすくなります。その原因を知りましょう。

自律神経の乱れ

妊娠中は、つわりや環境の変化によりストレスが溜まりやすく、それが原因で自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れてしまうと血管が縮んでしまうため、身体が冷えやすくなります。

血行不良

妊娠中は流産や早産を恐れて、運動不足になりやすくなります。その結果、身体の血行が悪くなり、身体の冷えにつながります。また、妊娠後期になるとおなかが大きくなるため、骨盤に負担がかかり、血液が全身に巡りにくくなり、結果として身体が冷えやすくなります。

筋肉量の減少

前述の通り、妊娠中は運動不足になりやすいため、筋肉量が減少します。筋肉量が減少すると、筋肉が動くことによって起こる血の巡りも減少し、身体が冷えやすくなります。

女性ホルモンの乱れ

妊娠をすると、女性ホルモンのバランスが大きく乱れます。女性ホルモンのバランスが乱れると、身体の体温調節の機能を司る自律神経が乱れます。その結果、体温調節の機能が働きにくくなり、身体が冷えやすくなります。

お母さんへの影響

妊娠中に身体を冷やすことによって、妊婦さんには下記のような影響があります。

血流が悪くなる

妊婦さんが身体を冷やしてしまうと、全身の血の巡りが悪くなり、身体に毒が溜まりやすくなってしまいます。身体に毒が溜まると、つわりを悪化させてしまう傾向があります。また、身体の冷えによって血流が悪くなると、おなかが張りやすくなります。

さらに、全身の血流が悪くなることによって、胃腸の機能が低下し、便秘にもつながります。

難産

身体の冷えは難産につながります。身体が冷えると痛みに敏感になり、陣痛が余計に辛くなってしまいます。そして、陣痛が弱くなってしまいます。陣痛は強いほうが、子宮口が広がり、安産につながります。

陣痛が弱くなることにより辛い陣痛が長時間続いてしまい、さらに子宮口も広がりにくくなり、難産へとつながってしまうのです。

母乳の質の悪化

身体が冷えることにより母乳も冷えてしまい、質の悪い母乳となってしまいます。赤ちゃんには温かくて質の良い母乳を飲ませてあげたいですよね。

赤ちゃんへの影響

妊娠中に身体を冷やすことによって、赤ちゃんには下記のような影響があります。

逆子

お母さんの身体が冷えていると、子宮が冷たくなってしまいます。すると、赤ちゃんは温かい場所を探しておなかの中で動き回るようになり、逆子の原因となってしまいます。

早産

身体の冷えにより血行が悪くなることによって、おなかの赤ちゃんに十分な栄養が届かなくなります。赤ちゃんへの栄養は血液にのせて届けているのです。すると、赤ちゃんの成長が遅れてしまい、早産につながる可能性があります。

妊娠中のトラブルの多くに、妊婦さんの身体の冷えが関係していることがわかります。では、妊婦さんが身体の冷えを改善するためにできることにはどんなことがあるのでしょうか。

冷え対策をしよう

日常生活において少し注意をすることによって、冷えを改善することができます。

運動をする

運動をすることは血行を促進するため、冷えを改善できます。ストレス発散や出産の際の体力づくりにもつながりますので、担当医師と相談し、無理のないように運動を行いましょう。

食事に気をつける

身体を内側から温めるための食事を心がけましょう。根菜類は身体を温める作用があるため、積極的に摂取しましょう。身体を冷やしてしまう冷たい飲み物や糖分などは、なるべく避けるようにしてください。

身体を冷やさない服装をする

特におなかや足の冷えに注意をしましょう。腹巻や靴下を履くなど、温かい格好をするように心がけてください。その際、身体を締め付けてしまうと血流が悪くなって逆効果ですので、締め付けの少ないものを選ぶようにしましょう。

ゆっくり入浴する

身体を芯から温めるには、入浴をすることがとても有効です。ぬるめのお湯にゆっくりつかるようにしましょう。リラックス効果もあり、おすすめです。

妊娠中の身体の冷えは、出産してからも、「赤ちゃんが湿疹が出やすい体質になってしまう」「赤ちゃんがよく泣く」などと助産師さんたちの間で言われているそうです。

妊娠中に身体が冷えて良いことはありませんね。日頃より冷えに対して意識をもち、身体の冷えを上手に取り除いていきましょう!

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