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栄養や将来が心配…子供の偏食とはどう向き合えばいい?

2015/03/22

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子供の好き嫌いに手を焼いているというママさんは意外に多いもの。一つや二つ嫌いものがある程度なら「まぁ他のもので栄養を取ればいいか」とママさんも受け流せますがこれが頑固な偏食となると「大丈夫かな?」と不安になってしまいますよね。

栄養面や、この後給食が始まった時などに苦労することになったら…と心配は尽きませんがそんな子供の偏食にはどう付き合っていけばいのでしょうか?

子供の偏食とどう向き合う?

子供の偏食については特に栄養不足と「食べられないこと」がいつまで続くかわからないことが心配な親御さんが多いと思います。さて、子供の偏食にどう向き合えばいいのでしょうか?

そもそも子供は食べられないものの方が多い!

「あれも嫌い」「これも食べれない」と食べられないものが多いと「私の食育が悪かったのかしら」と落ち込んでしまうママさんもいらっしゃると思いますが、そもそも子供は食べられないものの方が多いものなのです。

というのも子供の消化器官はまだまだ未熟で、大人に比べれば食の経験が少ないことから食べて大丈夫だと分かっているものが少なく、また子供は大人よりも感覚が鋭いので苦手な味や食感が大人よりも多いものなのです。

ですから子供の場合は偏食というよりも「まだ食べられるものが少ない」と捉え、「なんでこの子はこんなに食べられるものが少ないんだろう」と考えるよりも「これから食べられるものを増やしていこう」と考えたほうがいいですね。

プロ曰く「無理矢理食べさせるのは禁物!」

偏食については多くの親御さんが悩まされているようで子育てサイトや育児雑誌などでも取り上げられているのをよく目にします。

そういった記事を見てみると保育士さんや小児科の先生方はそれほど偏食を気にしていないようで、偏食についてアドバイスを求められても「きちんと大きくなっていれば大丈夫」とコメントしていることが多いですね。

そして、そういった言わば「子供のプロ」曰く、「なんでも好きな子に育てる必要はない」のだそう。大人にも「好きじゃないけど食べられないことはない」というものもあると思います。子供も「好きなもの」を増やすのではなく「食べられるものを増やす」というスタンスが大切。

ですから無理をして嫌いなものを食べさせるのは禁物。無理に食べさせると「無理矢理食べさせられた」という嫌な思い出とリンクしていつまでも好きになれなくなってしまいます。

子供の偏食は深刻に悩まず「食べられないものが多いのが当たり前。食べられるようになったらひとつ大きくなった証拠」という心構えで臨んだほうがよさそうです。

とはいえ鉄分不足で目の下にクマが張ってしまったり、尿検査で異常が出てしまうほどの偏食はすぐさま改善しないとお子さんの将来に影響してしまうようなことになっては大変ですからまずは焦らず、でも体のためにも意識して偏食を直していくのが大切ですね。

子供は食べ物の「ここが苦手」

ということで子供は大人よりも敏感なので食べられないものが多いのですが、そんな子供が苦手とするものにはどんな共通点があるのでしょうか?

子供が苦手な食材のランキングを見ると幼児期ではピーマン、玉ねぎなどの苦みやクセの強いもの、キュウリやトマトのような青臭いものが苦手な子が多いようですね。

またナス、しいたけ、お肉の脂身のような独特な食感やヒラヒラしている葉物野菜が苦手な子も多いようです。大きすぎて食べにくい肉や、噛んで飲み込むまでに時間がかかるものも苦手な子が多いです。

ここを踏まえると好き嫌いの克服には「クセのある味」「食感」「食べやすさ」がキーポイントになってくるようですね。

好きな食材にはこんな共通点が!

さて、それでは子供の好きなものにはどんなものがあるのでしょうか?

調べてみると野菜ではジャガイモ、枝豆、とうもろこし、トマトは好きな子が多いようです。味が強すぎず、食感がはっきりしているものは人気があるようですね。また一口で食べれるなど手軽さも子供には魅力のよう。

トマトは苦手な野菜にも上がっていますが色々な品種・サイズがあるので「大きいトマトはダメでもプチトマトなら平気」という子や「真ん中の種の部分が苦手だから取れば食べれる」という子など、同じトマトでも食べられるものと食べられないものがあるという事は多いようです。

納豆は苦手でもきな粉は好き、お肉は好きだけど脂身はどうしても食べられない、というように同じ食材でも品種や調理方法で食べられるようになる、ということはよくあること。

食感や食べる時の手軽さは調理方法で多少は変えることができるのでお子さん好みの食べ物を知ることで偏食克服の糸口も見つかるかもしれません。

偏食を治そう!

さて、食べ物の苦手ポイントが調理方法である程度緩和できると分かったところで「これは嫌い!」と思い込んでいるものにはなかなかお箸が伸びないものです。そんな時には具体的にどうしたらいいのでしょうか?

偏食を治す前に、ちょっとチェック!

さて、偏食を治す前にまずはお子さんがどうしてその食べ物が苦手かはご存知ですか?「苦いからイヤ」「噛むとぎゅむぎゅむするのが嫌い」といった理由なら好き嫌いの範疇ですが、「食べると喉が痒くなる」「食べた後お腹が痛くなるからイヤだ」ということだと要注意!

それは好き嫌いではなくアレルギーが原因かもしれません。アレルギーは「少しずつ食べさせて治す」という克服方法もありますが素人判断で行うのは危険です。まずはその症状についてアレルギーかどうかお医者さんに相談しましょう。

「アレルギーは親ならすぐ気付くのでは?」と思いがちですがちょっとした違和感程度の症状だと本人も気付かないのでママさんに訴えることもあまりしません。

万が一重度の症状が出てしまうといけませんから偏食の一言で片付ける前に嫌いな食べ物の理由はきちんと聞いてあげましょう。

まずは一口から

克服方法で有効かつ簡単なのが「とにかく一口食べる」というもの。グリンピースを4分の1でもフードプロセッサーにかけた人参をほんの箸の先を舐めた程度でもいいのでまずは一口食べることを目標にしましょう。

そして食べたらたくさん褒めてあげて、徐々に一口を二口に、二口をまるまる一つに、というように量を増やしていきます。ちょっとずつ無理のない量から増やしていくことで本人にも親御さんにもあまりストレスがかからない方法といえるでしょう。

最初はママさんの方が「これで栄養が摂れているとは到底思えない…」と挫折してしまいそうですが長い目で見て頑張ってください。

本人に「食べれた」という実感を

よく「人参が嫌いだから細かくしてハンバーグに混ぜちゃった」「たまねぎはペーストにしてスープに入れてる」ということを聞きますが、この方法は食べさせることには成功しても克服したとは言えません。

偏食を克服するためには本人が「これを食べた」という実感が必要です。ですからどんなに細かくしてもいいですからピーマンなら肉詰めにするとか、人参ならソテーにするといった感じで「これは人参ですよ」「これはピーマンですよ」というのが分かるようにしましょう。

どうしても細かくして混ぜ込んで出すのであれば食べる前に「今日は人参餃子だからね。中に人参が入ってるからね」とはっきりお子さんに伝えた方がいいですね。そして食べることができたら「食べれたね!」と食べられたことを本人にはっきり分からせてあげましょう。

食事を一緒に作ってみる

自分で作ると特別なものに見えるもので、嫌いな食材もお子さんと一緒に料理を作ることで克服できることがあります。

これにはお子さん自身の「嫌い」のハードルを下げるのと同時に、「焼いて食べたい」「茹でて欲しい」というお子さんの調理方法の好みも判るのでおススメです。

お料理でなくてもピーマンやキュウリをお家で育てて、収穫したものをそのまま食べる、というのもオススメです。特にトマトやキュウリなどはそのまま洗って塩をつけてかぶりつくと、かえってサラダなどにするより食べてくれることもありますよ!

一緒に食卓を囲み親が美味しそうに食べる

何よりも効果的なのは一緒に美味しく食べることです。「それは当たり前のことなんじゃないの?」と思われる親御さんも多いと思いますが、これが意外とできていないもの。

思い返してみるとご飯を食べている時というのは赤ちゃんなら食べさせるのに夢中、自分で食べられるようになってからも「ちゃんと座って食べなさい」「こぼさず食べなさい」というように小言が多くなって親御さん自身が美味しくご飯を食べていない、ということはありませんか?

子供の身近なお手本は親御さんですから、大好きなパパやママが美味しそうにご飯を食べていればお子さんも「これは美味しいものなんだ」という事がわかります。すぐには食べられなくても「大人になったら食べられるようになるのかな?」と前向きに捉えてくれますよ。

ですからご飯を食べるときはお子さんと一緒に「美味しいね」と言いながら食べるようにしてみましょう。

苦手な食物の栄養を説く

食事は健康な体を維持するために必要な栄養を摂る行為です。サラサラの髪の毛も速く走るための足を作るのも食事が基本となります。

ですからお子さんに「これを食べることでこんな効果が得られますよ」ということを教えてあげると、渋々ながらも食べてくれるようになるかもしれません。

「ビタミンがー、鉄分がー」と言ってもピンとこないかもしれないので「牛乳を飲むと背が伸びるよ!」「お肉を食べると体が強くなるんだよ!」というように、子供に分かりやすい効果を教えてあげるといいですね。

とはいえ我が家のように「ほうれん草は血にいいから食べなさい」と言ったところ「どういいの?」と具体的な情報を欲するケースもありますから、子供が嫌いなものについてはある程度の知識を蓄えておくといいでしょう。

給食が始まっちゃった時のケアは?

頑固な偏食のまま幼稚園・保育園で給食が始まってしまうとママさんとしては「食べられるものがあるかな?」「泣きわめいてないといいけど」と悶々としてしまうと思いますが、心配そっちのけでお友達と一緒だと案外食べちゃう、という子は多いもの。

ですからまずは心配せずに様子をみましょう。園の先生にはとりあえず食べられないものは伝えておいて、お迎えの時などに給食の時の様子を聞いて、苦手なものを食べられていたら褒めてあげてくださいね。

どうしても食べられない、一口も食べない、ということで栄養面が心配ならば先生と話し合って一緒に給食の時間は同伴する、食べられるものも持ち込むなどの対応をしましょう。

偏食の克服は頑固であればあるほど難しいもの。お子さん自身はそれほど重く受け止めていなくても親御さんとしては心配なものです。

偏食に付き合うのは疲れてしまいますが、お子さんにもママさん負担にならないように進めていけるといいですね。

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