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初乳と成乳は何が違う?赤ちゃんの成長に合わせて変化する母乳

2014/04/04

母乳には出産してすぐに出る初乳と、産後一週間以降の成乳と呼ばれる二種類あるのはご存知でしょうか。母乳は赤ちゃんの成長に合わせて、その時々に必要な栄養素を含んでおり、まだ何の抵抗力も備わっていない赤ちゃんの体を守る役割があるのです。

母乳にはどんな役割があり、どんな力があるのか。赤ちゃんを母乳で育てたいという人の為に、是非知っておいてもらいたい事を紹介していきます。

初乳と成乳の違いとその役割

初乳というのは、出産してから一週間程度まで出る母乳の事で、これには赤ちゃんの成長に必要な栄養素だけでなく、まだ抵抗力がなく病気から身を守る術のない赤ちゃんを守る免疫成分がたくさん含まれています。

主な成分はタンパク質や脂肪分ですが、それ以外にも細菌やウイルスといった病原菌から赤ちゃんの体を守る為に免疫抗体やラクトフェリンと呼ばれる成分が含まれています。

免疫抗体と呼ばれる成分は、主として消化器官から病原菌が体の中に侵入してこないよう、侵入口となる消化管の粘膜を保護し、ラクトフェリンは腸で細菌が生育されるのを抑制し、かつ細胞を活性化させる役割があります。

このように初乳には、赤ちゃんが母体の外に出て成長していく為に、弱い体を守る為に必要不可欠なものなのです。そして、初乳を通して免疫力を貰い、赤ちゃんは病原菌に負けずに成長していく体を作る事が出来、その後すくすくと育っていく事が出来るのです。

いずれ粉ミルクで育てると考えている人でも、初乳が出ている場合は必ず赤ちゃんに飲ませてあげましょう。

一方、出産後の一週間以降に出る母乳は成乳とよばれ、初乳と比べると免疫力は少なくなってきますが、代わりに体の成長に必要な様々なビタミンやミネラル、カルシウムの吸収力を高め脳の中枢神経系の発達に必要な乳糖、さらに鉄や亜鉛といった体の活動を円滑に進める為に必要な栄養素が含まれるなど、赤ちゃんから子どもへと成長していくのに必要なものへと変わっていくのです。

母乳は消化吸収力が良い為、粉ミルクと比べるとどうしても腹もちがせず、一時間や二時間程度ですぐにお腹がすいて泣きだす事が多く、夜中に授乳しなければならない事も多くなってしまいます。

その為、どうしても働きに出ている人は母乳で育てる事が難しく、全般的に粉ミルクに頼ってしまいがちです。しかし、赤ちゃんが飲むのであれば母乳と粉ミルクを併用するなど、母乳を与える機会も増やしてみましょう。

粉ミルクの方が、栄養バランスが良いという意見もありますが、母乳は自分の赤ちゃんの為に作られたものですので、赤ちゃんに必要な力は確実に含まれています。初乳を与えるのはもちろんの事、成乳も出来る限り飲ませてあげましょう。

母乳を出やすくするのは出産前のケアがポイント

臨月に入った段階で乳頭などおっぱいのケアをしているかどうかは、初乳の出やすさに大きく影響しますのでとても大切です。

本やインターネットなどでも調べる事が出来ますが、母乳を出やすくするためのケアは病院や自治体などでもおっぱいケアの教室や相談会が随時開催されていますので、そういった機会を積極的に利用するようにしましょう。

おっぱいのケアには大きく分けて二つのポイントがあり、一つは赤ちゃんが母乳を飲みやすいように乳頭をケアする事、そして母乳を出やすくする為の乳輪部をケアするという事です。

また、こうしたおっぱいケアは授乳時の乳頭亀裂といったリスクを下げる役割もありますので、臨月である妊娠37週目に突入したら是非ケアを始めていきましょう。

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